2002年2回阪神5日目・6日目

馬場のコメント
先週からBコースに変わったことでマイナス方向に戻した格好。今週も開催日によほどまとまった雨が降らない限り速い時計の出やすい傾向は続くだろう。

日曜の方は中団・差しの馬の連対が目立つが、差し有利という馬場ではなかった。こういったメンバーやペースになった為。馬場によるものではない。
雨の影響を強く受けた一週目は脚抜きの良いコンディションだったが2週目・3週目と少しだけだが、時計の掛かる傾向が続いている。つまり一週目とその後の週の時計の出方が大きく異なるので、この後比較をする際には注意。

総じて中団の馬の連対が目立つが、芝と同様こちらも特に差し有利という馬場ではなかった。

9/22 芝=-1.3(-0.7) D=+0.3(+0.2)
R 距離 優勝馬 条件 走破T T差 修正
1R T2000 ベストアルバム 未勝利 2.02.6 -1.6 -0.3  
2R D1200 イブキファイファー 未勝利・牝 1.13.8 +0.2 -0.1 ±0
3R D1400 プレジールダムール 未勝利 1.26.5 ±0 -0.3 -0.2
4R D1200 テイエムガルチオー 新馬 1.15.5 +1.5 +1.2 +1.3
5R D3000 ワンサイドゲーム 障害未勝利 3.22.4
6R D1800 ブライアンボーイ 未勝利 1.55.7 +0.5 +0.2  
7R D1400 マイフェアレディ 500万下・牝 1.26.1 +0.7 +0.4 +0.5
8R T1600 メイショウタロー 500万下 1.34.6 -0.7 +0.6  
9R D1800 アイアンリアリティ 秋分特別1000 1.52.7 -0.2 -0.5  
10R T1600 デュランダル ムーンH1000 1.35.4 +0.8 +2.1   S
11R T2000 シンボリクリスエス 神戸新聞G2 1.59.1 -1.4 -0.1  
12R D1800 マリンパンサー 500万下 1.54.4 +0.6 +0.3  
1R2歳未勝利 1着 ベストアルバム 今回の山本さんの狙い馬(次走注目)
直線なかなか力強くしぶとく抜け出してきた。2ヶ月半ほど間隔が開いて、しかもレースでは出遅れたが直線抜け出してきた。うまく前が開いたことも勝因でしょうが、追い比べで競り勝った点は評価できる。ちなみにこの馬夏前の3回阪神でデビューして1200m・1600mでともに2着。どちらもメンバーが揃った一戦だった。今回2000mで1着と距離への融通性も示している。臨戦課程を考えればまだ上積み見込めますし、昇級しても楽しみ。末脚鋭かったベストダンシングの子供ということもあり次走楽しみ。

出遅れながらも力強い末脚で叩き合いを抜け出したベストアルバム。血統面の魅力も大きく昇級初戦でも注目。
 
4R2歳新馬 低レベルレース
プラス1秒5というタイム差は先週の阪神でワーストだった。レースの上がり3ハロン39秒0は短距離戦では掛かりすぎ。
  1着 テイエムガルチオー 若さを見せる走りでしたし、まだ上積み見込めると思うが2着以下は現時点では低い評価。
  2着 ジークカイザー 今回の山本さんの危険馬(次走危険)
離された2着で高くは評価できない。勝ち時計自体遅い上にこの馬離されていたので2着とはいえ評価できない。この馬自身良化はしているのだろうが、安定して上位争いにとはまだいえない。

初戦とは一変のレースぶりも内容は平凡のジークカイザー。今回の着順だけでは高い評価を与えることはできない。
 
7R500万下・牝 2着 ジョウノベネチア 前回の番組推奨馬(結果コメント)
2着確保だったが、前走と今回を比べると1200mの方が良さそう。
 
10Rムーンライトハンデ スローペースの影響で時計の遅かったレース
前半の1000mが1分1秒1でレースの上がり3ハロンが34秒3と後半まとめているので低レベルではない。
  1着 デュランダル 前回の山本さんの狙い馬(結果コメント)
出遅れて、スローペースの中直線外から差し切ったということで、内容を考えれば評価できるレースぶり。自信の推定上がりは33秒6ですが、初めてのマイル戦をこなしたのも収穫。
 
11R神戸新聞杯 1着 シンボリクリスエス 中団を追走して4コーナー。シンデレラボーイとタイガーカフェの間の狭いスペースを割って出てきた。前半ややゆったりめのペースの中、中団で折り合ってペースの上がった後半は決めて上位であるということを示す内容。前回の放送でこの馬が注目馬と言っていたが、ペースの緩急に対応して皐月賞馬に2馬身半差をつけた辺りは秋初戦、上々の内容で今後も楽しみ。
  2着 ノーリーズン 前半後方を追走し外を回っててよく追い上げてきた。勝ち馬には突き放されたが、この馬の場合、骨折して休養に入って休み明け初戦だったということを考えれば良い内容。
  3着 ナムラサンクス 夏の上がり馬の一頭。先着の2頭とは現時点で力量の差を感じたが、それでも使われている強みを生かして良く走っている。破った相手、4着以下を考えれば好走している。
  4着 メガスターダム 5位入線で4着に繰り上がり。直線入り口でレニングラードが寄ってきたためにメガスターダムはブレーキを掛けざるを得なかった。それでも再度詰め寄ってきていた。中距離向きなので菊花賞に出走してきた場合は距離がポイント。
  5着 レニングラード 4位入線で5着に降着。中距離向きなので菊花賞に出走してきた場合は距離がポイント。
  14着 ローエングリン それほどキツイペースでなかっただけに14着は負けすぎの感がある。ただ、休み明け2走目はこんなことはないはず。