2002年 4回新潟1日目・2日目

馬場のコメント
先週からAコースに戻る形となり、先々週までと比べて若干速くなった。馬場差は大きな変動なく来ている。内の方が荒れているのは間違えないが、仮柵を外したことによって良い部分と悪い部分があるみたい。

BコースからAコースに変わってイン有利と思われていたが、インの部分でも良い部分と悪い部分があり、インでも伸びるレースと伸びないレースがあり傾向がはっきりしなかった。
D 先々週が水準より速くなったものの(-0秒2)、先週は+0秒2くらい。この辺りのタイムで安定している。

土曜日は稍重でスタートしたが、時間による馬場の変化は無かったと判断。

9/8 芝=-0.6(-0.3) D=+0.2(+0.1)
R 距離 優勝馬 条件 走破T T差 修正
1R T1400 ハニーガーデン 未勝利・牝 1.22.8 -0.6 ±0 -0.3
2R D1800 グローバルボーイ 未勝利 1.56.5 +0.5 +0.3  
3R D1200 ケンタッキースワン 未勝利 1.12.4 -1.2 -1.4 -1.3
4R T1600 タカルビー 新馬・牝 1.36.6 +0.4 +1.0  
5R T1800 マジックボーイ 新馬 1.50.9 +1.9 +2.5   S
6R T1000 モンマルトルシチー 未勝利 0.55.6 -0.9 -0.3 -0.6
7R D1800 オジジアンスズカ 500万下 1.54.7 +0.4 +0.2  
8R T1800 コスモプロフィール 500万下・牝 1.46.9 -0.1 +0.5  
9R T2000 ゴーステディ 日本海S 1.57.3 -1.5 -0.9  
10R D1800 アッパレアッパレ 鳥海山特1000 1.52.8 -0.5 -0.7  
11R T1600 ブレイクタイム オータムHG3 1.31.9 -0.9 -0.3  
12R T1400 トウショウハート 500万下 1.21.4 -0.6 ±0  
3R3歳未勝利 高レベルレース
  1着 ケンタッキースワン スムーズさを欠く消化不良のレースが続いていたが、今回は外枠からすんなりした逃げを見せて強かった。文句ない時計。最後まで余裕がありながらこの時計ですから昇級しても揉まれない形なら好走できる。
 
4R2歳新馬 低レベルレース
牝馬限定戦ということもあってやや小粒なメンバー構成。平均ペースでもう少し時計が出ていいはずだが、終い1ハロンが12秒7と要して全体の時計も平凡となった。
  2着 ラッシュトゥウイン ただし、同馬は出遅れからハナを奪うようなレースで、しかも同中終始外へ逃げるような仕草。直線に向いてもどんどん外に切れるような感じでふらふら走っていたのでいかにもキャリアのないデビュー戦の馬という感じだった。競馬を知らないでこのくらい走れれば、この手のタイプは一度使わればガラッと変わってくると思うので注意。
 
5R2歳新馬 スローペースの影響で時計の遅かったレース
道中13秒台のラップを4回も記録するスローペース。上がりはまとめている。新馬戦だったがマジックボーイ・ネーションワイド・セイコーハンターは高評価して良い。
 
9R日本海S 高レベルレース
  1着 ゴーステディ 一人旅に持ち込んで追い出しを我慢する余裕があった。この時計は速い。「逃げ」がベストの馬で、今後も同系との兼ね合いが鍵になるが、組み合わせ一つでG3くらいなら勝ち負けになる能力は十分。
 
10R鳥海山特別 高レベルレース
  1着 アッパレアッパレ 追い切り本数は少なかったが直前の馬体を見ると仕上がっていた。ホッカイゴッホを行かせて離れた2番手を追走。直線では後続を7馬身契った。ごちゃつくようなレース展開になると苦手だと思うが、脚力は準OPでに通用する。
 
11R京成杯オータムH 1着 ブレイクタイム 重賞は未勝利だったが、格が違った。G1の安田記念でも好走していたようにマイルくらいが一番伸び伸びと走れる。万能ながらその中でもマイルがベストだと思える。前半少し行きたがったが、すぐに落ち着いた。外目の3番手をこれぞ横綱相撲といった感じだった。これだけ余裕のある勝ちっぷりなら、1800mくらいまでなら守備範囲。今後どういった路線に進むかわからないがG1を目指せる一流馬。
  2着 ミデオンビット 今回は前回と違って逃げる形ではなかったが、自分のペースで揉まれず行ければしぶとい所を見せた。単騎逃げの方がより良いと思うが、2番手で競馬できて2着死守というのは今後に向けて大きな一戦だった。
  3着 トッププロテクター これだけ上がり速くまとめたレースを差し込んできたのだからこの馬の決め手というのも流石。マイルだと非常に切れる所を持っている。ハンデもブレイクタイムと並んで57kのトップハンデで、このレース内容は優秀だった。
  4着 ビックフリート ここ数戦スタート良かったが、一完歩ちょっと送れた。(以前もこういうことがあった)それでも2着争いに食い込んできた。もう一歩詰め切れないのは前回の関屋記念にしても格の差であろう。が、まだ1000万クラスに出られますしこの夏の上がり馬として考えておいて良いだろう。
  7着 トレジャー いくらかまだ体に余裕があったこともあるが、そもそも決め手比べの時計の速い決着はこの馬の得意とするところではないので、好位から伸びなかったのは当然か。安田記念で良いところを見せていたが、まだ速い決着には課題を残している。