2002年　3回小倉5日目・6日目

馬場のコメント
芝 前開催8日間ともマイナス1秒台の馬場差と速い時計の出やすいコンディションだったが、この開催に入ってそれほど速い時計の出るコンディションではなくなった。特に4日目はこの夏の小倉で初めてプラスの馬場差になった。そして先週の土曜日、5日目は週半ばの整備の影響もあったんでしょうが、少しだけマイナス方向に戻した格好。いずれにせよ水準前後で推移している。前開催とこの開催で時計の出方が異なるので比較の際は要注意。

土曜後半から日曜前半にかけては、ほとんどのジョッキーが外を回っていたが、日曜後半になると外目も荒れてきたのか内ラチ沿いでコースロスを少なくする戦法が成功していた様で日曜9Rからの4鞍はすべて逃げ馬が連対。今週も同じ様な傾向になる可能性があるので勝負したいレースがあるならそれ以前に行われた芝のレース。特に直前のレースで、上位馬のコース取りがどうだったかは要注意。土曜の前半はこういった特殊馬場ではないはず。
D 前回の放送でも時計が掛かってきたと言ったが、先週はさらにすこしだけ掛かって、馬場差土日ともにプラス0.4でした。前開催後半、水準よりやや速い時計の出るコンディションで安定していたが、様相が変わってきている。

先週のダートでは土日で計8鞍行われたが、1000mと1700mで時計の出方が異なった。距離によって時計の出方が異なるのは問題ではないが、先週の場合、1000mではまずまず速くて、1700mではやや時計がかかっていた。土曜2R、日曜2・7Rのタイム差はいずれもマイナス。一方1700mで行われた残り4鞍のタイム差はではいずれもプラス。出走メンバーのレベルにもよるのだろうが、少し気になる形で時計の出方が異なっていたので覚えておきたい。理由はよくわからないが、時としてこういうことがおこりうる。尚土日の馬場差+0.4は1700が対象。

8/25　芝=±0　D=+0.4(+0.2)
R 距離 優勝馬 条件 走破T T差 修正 短
1R T1200 良 ダイキチムスメ 未勝利・牝 1.09.8 -0.4 -0.4 　
2R D1000 良 グンノレガーロ 未勝利 1.00.4 -0.4 -0.8 -0.6
3R D1700 良 タガノハッピー 未勝利 1.50.6 +1.2 +0.8 　 低
4R T1200 良 ディアトウショウ 未勝利・牝 1.09.4 -0.3 -0.3 　
5R T1800 良 ラストブレイズ 未勝利 1.49.6 ±0 ±0 　
6R T1200 良 シーイズトウショウ 新馬 1.10.3 ±0 ±0 　
7R D1000 良 カレンアダージオ 500万下 0.59.2 -0.9 -1.3 -1.1
8R D1700 良 ケージーマーベラス 500万下 1.47.9 +0.2 -0.6 　
9R T1200 良 デュランダル 筑紫特別500 1.08.9 -0.3 -0.3 　
10R T1200 良 キスミーテンダー 別府特H1000 1.08.5 -0.2 -0.2 　
11R T1800 良 シーパッション 博多SH1600 1.47.5 +0.3 +0.3 　
12R T1800 良 ワンモアリウン 500万下 1.48.3 -0.3 -0.3 　
3R3歳未勝利 低レベルレース
馬場差を考慮しても基準より0秒8遅い勝ちタイム。前半ゆったり目だったので低レベルに入れるかどうか迷ったが、上がりもまとめたとは言い切れず、結局遅い時計と判断。
　
9R筑紫特別 1着 デュランダル 今回の山本さんの狙い馬(次走注目)
この頃になると外の方も荒れていて、内で逃げ切りを狙ったワンダージョリーの幸騎手の作戦も賢明だったが、デュランダルが予想以上の脚で差して来た。これら2頭のコース取りを比較すると、走った距離にはかなりの差があったはず。それだけにこの差し切りは評価できる。兄にサイキョウサンデーがおり短距離で活躍している血筋ですし、昇級しても注目。

かなりのコースロスがありながら難なく2勝目をマークしたデュランダル。短距離戦への適正がかなり高そうな血統で、昇級の壁は心配しなくても良さそう。
　
12R500万下 4着 ミルキータイクーン 前回の山本さんの危険馬(結果コメント)
関係者には申し訳ないが、読み通りだった。