2002年 3回目新潟5日目・6日目

馬場のコメント
先週はBコースで行われた。見た目には荒れているが、水準よりやや早めの馬場差をキープしている。
D 土曜の夜やその前に少し雨が降っているが、その影響が残らない馬場差で安定している。

8/25 芝=-0.4(-0.2) D=+0.2(+0.1)
R 距離 優勝馬 条件 走破T T差 修正
1R D1200 デボラ 未勝利 1.13.7 +0.1 -0.1 ±0
2R T2000 キングルドルフ 未勝利 2.01.6 -0.5 -0.1  
3R T1400 タニオブラン 未勝利 1.22.4 -0.4 ±0 -0.2
4R D1800 ジェンツマグナム 未勝利 1.56.5 +0.5 +0.3  
5R T2890 カチケンザン 障害未勝利 3.08.7
6R T1000 シルキーラグーン 新馬 0.55.7 -1.2 -0.8 -1.0
7R D1800 ハネダレンジャー 500万下・父 1.54.7 +0.4 +0.2  
8R D1200 ハネダシェリー 500万下 1.12.7 ±0 -0.2 -0.1
9R T2000 トウカイトニー 新津特別500 2.00.5 +0.3 +0.7  
10R D1200 バンブーロドリゲス 妙高特別1000 1.12.0 ±0 -0.2 -0.1
11R T2000 トーワトレジャー 新潟記念HG3 1.58.0 -0.1 +0.3  
12R T1400 グリーンビルボード 白山特別500 1.21.8 -0.2 +0.2 ±0
6R2歳新馬 高レベルレース
同じ馬場差の土曜メインの1000万下驀進特別で勝ったキーランドスワンが55秒3ですから、同じ馬場差で55秒7は新馬戦としてはかなり速い時計。このレース、低レベルで扱ったアグレッツァの組が上位人気になっていたが、それらの馬がタイムを全く勝負にならないのは当然のレベルだった。
  1着 シルキーラグーン スタートしてすぐに寄られたが、すぐに挽回。スピードに乗ってからは快調に飛ばしし、追われてからの反応も確か。かなり能力を秘めているようですし、距離に対する融通も効きそう。
  2着 ストロングメモリー デビュー戦もそうだったが、周りを気にして物見するような仕草。まだ真っ直ぐ走れていない。その分1000mの競馬は合っていると思う。外からの発走で近くに他馬が居なかった事も幸いしたが、潜在スピードが十分な所は示した。今後はこの気性が鍵になってくる。
  3着 カズサフラワー 不利な内枠から食い下がっていた。今回発出走なだけに走る。
今回の番組推奨馬(次走注目)
最後は脱落したが、残り100mまで上位2頭に食い下がっていた内容、この時計、初戦の追い不足でこの内容ならスピード・能力共に評価できる。叩いた次走大幅上積み可能。あとはストロングメモリーとの比較は今回の内容と上積み枠順の差、気性的な事も考えてカズサフラワーの方が上とみて、3着を番組推奨馬に。

経験馬を相手に最後までしぶとく食い下がったカズサフラワー。直線レースで苦しい内枠からの粘りは高く評価できるもので、次走はさらに前進が期待できそう。
 
10R妙高特別 1着 バンブーロドリゲス 今回の能勢さんの危険馬(次走危険)
この馬の好走パターンはすんなり先行して多少来られてもしぶとく振り切るのがこの馬の勝ちパターン。このレースは組み合わせ的に十分可能だった。ゴール前シャドウランサーを振り切れたのは前半楽出来た分。土日行われたD1200m戦での前半ラップはワーストのもの。新馬よりも遅い。このクラスなので上がりはダントツに速いが、前半楽できた結果。勝って再度1000万クラスに残れる が、再びこれだけ遅いラップを刻めるレースはできないと思いますし、今回ほど同系馬が居ないということもないでしょうから危険馬に。

先行力を生かして快勝したバンブーロドリゲスですが、新馬や未勝利クラスよりも楽なラップで先行して、展開に恵まれての勝利。過大評価は禁物。勝って同条件でも危険な人気馬として考えた方がよさそう。
 
11R新潟記念 1着 トーワトレジャー 外回りでスローの上がりの競馬になると道中のポジション取りが重要視されてくるが、最も良いポジションを取れた。それに加え、クイーンS、札幌記念と2週連続で除外されているが、できが前走に比べてさらに上がっている。調整もうまくいったのでは。この馬の決め手は函館の馬場よりも新潟の様なパンパンの良馬場が合っている。51kでの勝利で過信はできないがさらに良化すれば、もう少し大きな所、強いメンバーでも戦える余地は残している。
  2着 アグネススペシャル 前回出遅れたのは周りがチャカ付いてタイミングが合わなかっただけなので、スタートに関しては問題ない。この馬も出来が非常に良かった。今回負けたのは内を通ったか外を通ったかで、突き放されはしたが、力は出し切った。
  3着 ダービーレグノ いつも通り、後方一手の競馬しかできないが、このような直線の長いコースは合っている。今後もこういった馬なので、展開が向いた時には浮上してくる力はある。
  4着 チョウカイリョウガ 力は出し切っている。相変わらず頭を上げたりして難しい面があるが、じわじわ伸びる。
  5着 エイシンワンシャン 力は出し切っている。前回時計の速い競馬で2着しているが、もともとジリっぽいところがあるので重賞になるとこんなものかもしれない。新潟コースは合っている。
  7着 アメリカンボス まだ状態が戻りきっていないということと、本質的に時計が速い競馬は向いていない。58.5kも重かったのかも。もう少し復調して時計の掛かるレースなら浮上の余地有り。
  11着 エアスマップ スタート自体がそれほど良くなくて、好位に取り憑くまで一度脚を使ったので、リズムを崩した。直線向いて手応えが^無かった。