2019年4回京都7日目

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  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒7からプラス1秒0への変動、日曜がプラス0秒8からプラス0秒5への変動だった。遡って7日間の馬場差を確認しておくと、開幕週こそマイナス1秒台だったが、2週目移行は雨の影響でプラスの数値で、特に3日目は設定不能だった。
 4回京都は2週目が3日間開催だったため、先週は土曜が開催6日目・日曜が7日目となる。雨の影響が残って、土曜朝の時点で重馬場発表。時計の掛かるコンディションだった。午後には稍重に変更されたが、10Rの直前に雨が降って、この10Rだけは9Rまでと比べて、さらに時計が掛かった。日曜日は乾いて、後半には2000m換算でプラス0秒5と、先週の中では最も水準に近づいたが、それでも土日を通じて時計の掛かるコンデションだった。連対馬の脚質を見ると、前へ行った馬が不振という程ではなかったが、中団・後方の馬が優勢だった。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス2秒0からマイナス2秒2への変動、日曜がマイナス1秒9からマイナス1秒2への変動だった。遡って7日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値だが時計の出方は開催日によって異なり、先週が最も速い時計の出るコンディションだった。
 ダートも雨の影響を受けて、特に土曜は終日マイナス2秒台で、かなり速い時計の出る馬場だった。1800m換算でマイナス2秒0で行われて、終盤は雨が降って、さらに時計が出やすくなった。日曜は乾いて終盤の方が水準に近づいたが、それでもマイナス1秒台で、速い時計の出る馬場だった。連対馬についてだが、芝とは反対で差し馬が全くダメだった訳ではないが、逃げ・先行馬が優勢で土曜の勝ち馬は全て逃げ・先行だった。


  タイム分析
 2019/10/20 (日)  芝=+0.8 → +0.5  Aコース
 2019/10/20 (日)  ダ=-1.9 → -1.2
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 エクスチェンジ    牝2 未勝利・牝 1:12.6 -0.4 --- +0.9 -1.3 E D 7.50
2R D1800 フラーレン    牝2 未勝利 1:52.5 -2.0 --- -0.2 -1.8 C C 6.10
3R T1600 アリストテレス    牡2 未勝利 1:35.7 +0.2 --- -0.4 +0.6 B C 4.29
4R T1400 タケルラスティ    牡2 新馬 1:23.3 +0.5 --- -0.1 +0.6 C C 7.61
5R T1800 レクセランス    牡2 新馬 1:50.9 +1.8 -0.7 +0.5 +0.6 D C 7.69
6R D1400 メイショウハナモリ    牡3 1勝クラス 1:24.5 ±0 --- +1.2 -1.2 E D 8.79
7R D1800 ダノンテイオー    牡3 1勝クラス 1:52.2 -0.4 --- +1.1 -1.5 E D 6.14
8R D1400 テイエムサウスダン    牡2 なでしこ(1勝) 1:23.6 -1.5 --- -0.4 -1.1 B C 6.80
9R T2000 アールスター    牡4 北野特別(2勝) 2:01.4 +1.6 -0.6 +0.5 +0.5 D C 6.00
10R T1200 アイラブテーラー    牝3 桂川SH(3勝) 1:09.1 +0.8 --- +0.5 +0.3 D D 7.83
11R T3000 ワールドプレミア    牡3 菊花賞(G1) 3:06.0 +0.7 -0.3 -0.4 +0.8 C D 5.71
12R D1200 ケプラー    牡3 大山崎特(2勝) 1:11.3 ±0 --- +0.8 -0.8 E D 9.06

京都1R 2歳未勝利・牝 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムだった。
京都3R 2歳未勝利 タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムだった。
1着:アリストテレス 
 単勝1.5倍のアリストテレスがその支持に応えて勝った。アリストテレスの父はエピファネイア。前半1000m59秒1のハイペースで、促しつつの追走で離されていたが、まぁ能力だけで差し切ったという感じ。エンジンの掛かりが遅くて1600mの馬ではない。まして、こんなペースも合わなかった。距離が伸びて良いタイプ。
2着:ロードベイリーフ 
 2着のロードベイリーフは切れるタイプではないが、先行してしぶといので、上がりが掛かる流れが向いた。ペース的には中身の濃い2着で、3着には5馬身差ですから次走も有力。
3着:ベストジーニスト 
 3着のベストジーニストは逃げて3着馬。デビュー2戦目でレースぶりは一変したが、ややワンペースの先行馬のイメージがあるので、時計・上がりが速くなった時に対応できるかどうか、そこがポイント。
京都6R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。
京都7R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムだった。
京都8R なでしこ賞 タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムだった。
1着:テイエムサウスダン 
 テイエムサウスダンがダート短距離で連勝。テイエムサウスダンは前走からチークピーシーズを着用している。逃げ馬に手を焼いたが、交わしてからは突き放して快勝。前走がタイムランクAで、今回がB。A級のダート短距離馬に育つことは間違いない。
2着:アルコレーヌ 番組注目馬
 2着のアルコレーヌは自分のリズムを守って、手応え良く追走。キャリア2戦目でしっかりと自分の力を出し切れた。次走も上位争いだろう。
3着:ラインガルーダ 
 3着のラインガルーダは逃げて3着。ラスト200mまでは勝ち馬とデットヒートを演じていた。1200m通過が1分10秒7。控えると力む危険性がありますから、次走も逃げればチャンス。
京都11R 菊花賞 GI
 先手を取ったのはカウディーリョだった。2周目4コーナーに入ったところ。緩やかなペースだった。菊花賞はいつもそうだが、道中の折り合いと瞬発力の有無がポイントになったと思うが、馬場を考慮してもさほど速い上がりを使った馬というのはいなかったと思う。1着・4着・5着の馬はまだ2勝クラスの馬でしたし、2着と3着馬は重賞未勝利馬だった。レースのタイムランクはCになるが、メンバーランクDが示す通り、やはりちょっと凡戦だった感は否めないと思う。
 こうして全着順を見てみるとサートゥルナーリアがいなければ、神戸新聞杯の2着・3着馬が3着・1着に入って、リオンリオンがいなければセントライト記念の2着馬が2着に入ったということで、言わばこの力関係の序列というのが、保たれたという点においては、まぁ整合性のある菊花賞だったと、そういうふうに思う。
1着:ワールドプレミア 
 ワールドプレミアが勝ってG1の舞台で重賞初制覇を果たした。内枠でしたから、4コーナー最内のコースロスのない立ち回りが出来た。まぁ折り合いに不安が無かったからこういう事ができたが、まぁ母系のドイツ血脈から見ると、少し時計の掛かる決着が良かったようにも思う。ワールドプレミアの鞍上、武豊騎手は50歳7ヶ月6日での制覇、菊花賞を最年長記録という事になった。なお、武豊騎手は菊花賞最年少記録も持っており、最年少・最年長同時の記録保持者という事になった。
武豊騎手 そうですね、今日チャンスあると思ってたので、勝ちたい気持ちが強かったです。そうですね、クラシックに乗る馬になって欲しいと思ってたんですけど、春のクラシック出れなかったんですが、こうやって最後の1冠勝つ事ができて、非常に嬉しいです。そうですね、恐らく馬券を買ってくださって方だと思うんですけど、久しぶりの菊花賞制覇嬉しいです。そうですね、あのスタート、良いスタートを切れたので、枠順も良かったのでなるべく内を走ろうとは思っていたんですけど、馬が上手に走ってくれて本当に最高の形になりました。すごくいいタイミングだと思いましたし、まだ馬も力が余っている感じしたので、後は一生懸命走ってくれと願うだけでした。そうですね、いい走りをしますし、やはりディープの血を引いてるなっていうのは感じます。そうですね。良い報告ができればと思ってたので、嬉しいです。馬が頑張ってくれたと思います。そうですね、ディープが今年亡くなって、ディープも後押ししてくれたと思います。そうですね、まだキャリア浅いですし、今日初めてこういう大きい舞台を走って、結果も出してくれたので、まだまだこれからの馬なのでこれからが楽しみですね。
 なお、ワールドプレミアの勝利によって、菊花賞は3年連続して春のクラシックに出走していない馬が制したという事になった。
2着:サトノルークス 
 そして勝ち馬と同タイムクビ差の2着がサトノルークスだった。サトノルークスも折り合いに不安がなくて、良い形で脚が溜まっていたが、上がり600m推定は勝ち馬より0秒1速いだけ。見た目は伸びているように見えるが、記録的には物足りなさが残った。
3着:ヴェロックス 
 その後の3着が1番人気のヴェロックスだった。2着サトノルークスから1馬身差。この馬に3000mは少し長かったという見方だったらできる。ただ、母系に同じスタミナ血脈を持ちながら、伸びを欠いたという辺り、1着と2着は平坦の京都向きのディープインパクト産駒であり、こちらはジャスタウェイ産駒で平坦では決め手の差があったという見方もできると思う。
川田将雅騎手 位置取り良く、リズム良く、良い内容でしっかり走ってくれたと思いますが、3000mが長かったと思わざるを得ない結果だったと思います。
4着:ディバインフォース 
 まず4着のディバインフォースだが、この馬は芝2400mと芝2600mで勝っていて、祖母の仔に今年の目黒記念を勝ったルックトゥワイスがいる。長距離適性はあるけれども、今回は末脚温存策がハマったと見ている。
5着:メロディーレーン 
 5着のメロディーレーンも芝2400mと芝2600mで勝っているので、長距離適性があるが、戦法的には4着馬と同じだろう。340キロだが、オルフェーヴル産駒の牝馬は小さくても走る馬が多い。
9着:ニシノデイジー 
 一方、2番人気のニシノデイジーは9着だった。ルメール騎手に乗り変わったが、まぁ折り合いに専念をする乗り方しかできなかった。我慢は効いていたが、弾けなかった。これは本質ではステイヤーではないからだと思う。
京都12R 大山崎特別 タイムE
 基準より0秒8遅い勝ちタイムだった。

  馬券Summary
藤田菜七子騎手効果
 今年の藤田菜七子騎手の目覚ましい活躍は枚挙にいとまがなく、特にこの後の快進撃は驚異的ですらある訳だが、実は先日その事について、彼女に聞いてみたが、フィジカル面においては、2年前から専属のトレーナーをつけて、その積み重ねがここへ来て実ったのかもしれないと言っていた。また、メンタル面においては4年目で、少しずつ回りが見えて来て、落ち着いて乗れるようになったと言っていた。実は彼女の活躍が及ぼす効果は大きい。
藤田菜七子騎手効果
 まず同じ根本厩舎所属の兄弟子の2人、丸山元気騎手と野中悠太郎騎手の自学と奮起を促してるっという事。丸山騎手は今年既に4つの重賞を勝っていて、昨年以上の成績を収めることは確実と思われる。野中騎手は昨年2勝だったが、今年はすでに22勝を挙げている。野中騎手は若手の有望株で、これは私のイチオシ。それだけではなく、藤田菜七子騎手効果というのは、同期つまり競馬学校騎手課程32期生にも波及している。坂井瑠星騎手は今年フィリーズレビューで重賞初制覇をなして、3週前の京都大賞典も勝っている。また菊沢一樹騎手は七夕賞で重賞初制覇、藤田騎手の地方交流重賞、東京盃を入れると同期3人が今年重賞初制覇を果たしたことになる。全盛期の武豊騎手に、同期の蛯名正義騎手がライバル意識を燃やして、関東の競馬界を牽引していた、そういう時代を思い起こす感じがあるが、同期のライバル意識というのは、モチベーションを高めますから、それを馬券を買う側にとっては、極めて重要なファクターになると考える。藤田菜々子騎手の同期には、荻野極騎手、それから木幡巧也騎手、それから森裕太朗騎手もいますから、目が離せない。彼女の活躍が競馬界を盛り上げるだけでなく、兄弟子と同期の騎手達の成長を促す素晴らしい効果があって、それを予想と馬券に活かさない手は無いんじゃないかなと、そういう風に思う。
解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)
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