2019年4回東京1日目

開催一覧
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2019/07/07 (日)
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中山 京都
2019/01/05 (土)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒0、日曜がマイナス1秒9だった。
 金曜の雨の影響が残って、良馬場とは言え乾いたコンディションではなかったが、まぁ速い時計の出る馬場だった。脚質面でも偏りはなかった。枠順やコース取りに関係なく、東京らしく多彩な脚質の馬が上位に来ていた。4回東京は2週目となる今週が3日間開催で、トータル9日間の開催で3週目まではAコースが使用される。
 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス1秒6からマイナス1秒0への変動、日曜がマイナス0秒6からマイナス0秒2への変動だった。
 雨の影響が残って、土曜の朝は重馬場でスタート。実際、脚抜きの良い馬場で速い時計の出るコンディションだった。後半は乾いて馬場差は水準方向へ動いたが、それでもマイナス1秒台で推移した。日曜は土曜よりも乾いて、さらに水準方向へ動いて、水準レベルに近づいて行った。ただ、馬場差の変動はあったものの、脚質の偏りは少なく、東京らしい脚質不問の地力勝負が多かった。それでも人気通りに決まった訳ではない点に注意が必要。そのせいか、どうもレベルの高いレースが少なくなってしまった。


  タイム分析
 2019/10/05 (土)  芝=-2.0  Aコース
 2019/10/05 (土)  ダ=-1.6 → -1.0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1400 オーロラテソーロ    牡2 未勝利 1:24.5 -1.8 --- -0.4 -1.4 B C 6.92
2R T1800 ペルラネーラ    牝2 未勝利 1:49.3 +0.2 -1.2 +0.8 -1.8 D D 6.55
3R T1400 チェーンオブラブ    牝2 未勝利 1:22.1 -1.2 -0.3 -0.1 -1.4 C C 8.21
4R D1600 タイアンキチジツ    牝2 新馬 1:39.2 -0.7 --- +0.7 -1.4 D D 9.25
5R T1600 ラッシュアップ    牡2 新馬 1:36.5 +0.2 --- +1.8 -1.6 E D 8.61
6R D1400 グランソヴァール    牡3 1勝クラス 1:24.0 -0.9 --- +0.2 -1.1 C D 8.43
7R D1600 ベルキューズ    牝3 1勝クラス・牝 1:36.5 -1.5 --- -0.2 -1.3 C D 5.75
8R T2400 バリングラ    セ5 本栖湖H(2勝) 2:28.8 +2.6 -1.5 +3.5 -2.4 SL C 7.80
9R T1400 スペキュラース    牝3 1勝クラス 1:20.4 -1.8 --- -0.4 -1.4 B C 7.94
10R D1600 バレッティ    セ5 秋嶺S(3勝) 1:35.3 -1.1 --- ±0 -1.1 C C 3.18
11R T1600 サリオス    牡2 サウジア(G3) 1:32.7 -2.2 -0.3 -0.9 -1.6 A C 4.33
12R D1400 コウエイアンカ    セ4 2勝クラス 1:23.3 -0.9 --- ±0 -0.9 C D 9.53

東京1R 2歳未勝利 タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムだった。
1着:オーロラテソーロ 
 ここまで4走は芝、今回初めてのダートとなったオーロラテソーロが圧勝した。オーロラテソーロの父はMalibu Moon。血統表を眺めて見ても非常にダート色の濃い配合で、初めてのダート戦で7馬身差の圧勝。逃げてなおかつ上がり600m最速をマークですから、昇級しても即通用だろう。
2着:ダブリナーズ 
 2着のダブリナーズも初めてのダート器用で、今回はチークピーシズを着用して来た。3着馬と追い比べから3馬身離して、しぶとい走りは印象的だった。ただ、自身のタイムランクはEになり平凡。
3着:ニシノホライゾン 
 そして1番人気のニシノホライゾンは3着。追い比べで突き放されたレースぶりが物足りなくて、距離が少し長かったのかもしれないが、レース後の率直な感想を言えば、次走が危険馬という感じの馬だった。
4着:シゲルタイタン 
 それから4着のシゲルタイタンは、初めてのダートで適性を示したが、相変わらずスタートが悪い。この点が改善されないとまだ入着レベルかもしれない。
5着:ボマライン 
 あと5着のボマラインだが、強い逃げ馬を追いかけたとは言え、4着から7馬身差ですからこれはちょっと不甲斐なかったと思う。
東京2R 2歳未勝利 注目
1着:ペルラネーラ 
 勝ったペルラネーラだが、非常にのんびりした馬で、まだ全然スイッチが入っていないという感じですし、体つきも物足りないが、まぁ未勝利クラスは素質だけで突破してもらわないと困る。父はディープインパクトで、全兄がブレステイキング・ヘリファルテ、そして全姉にメッシーナと言って、みんな走っているが、この兄弟に共通しているのが体質の弱さ。しかし、何とかクラシックに乗せて欲しい馬。
2着:マスターワーク 
 2着のマスターワークは非常に馬体の良い馬で、今回返し馬のフットワークが非常に良かった。2番手から満を持して抜け出したが、勝ち馬の決め手が勝っていた。放牧を挟んで全てにおいて一変しましたし、次走も有力だろう。
3着:シェクロエ 
 3着のシェクロエは序盤は少し行きたがったが、好位の内ですぐに折り合った。ただ、追ってから瞬時に反応できなかった。早めに外へ持ち出していれば、加速の点で違っていたかもしれない。
東京4R 2歳新馬 
4着:ヌンカプト 解説推奨
 今回2番人気だった。新馬勝ちは有望と見ていたが、残念ながら4着と。出遅れたがリカバリはスムーズで、むしろ脚が溜まって良い勝ち方ができると、しめしめとレースを見ていた程だったが、それでいて伸びきれなかった。これは明らかに今回の1600mは距離が長かったという負け方で、次走は間違いなく縮めて来ると思う。新馬4着でタイムもそれほど速くないので、馬券的な妙味もありそうですから、次走自信を持って単勝を買う。
東京5R 2歳新馬 タイムE
 基準より1秒8遅い勝ちタイムだった。
東京8R 本栖湖特別 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
東京9R 3歳以上1勝クラス タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムだった。
1着:スペキュラース 
 スペキュラースが昨年11月以来の勝利を挙げた。スペキュラースは春に強敵相手に戦っていた馬で、1200mでは短くて、1600mでは長いというタイプで、恐らく芝の1400mがベストと思われる。ただ今回は、木幡巧也騎手の先行策、これが功を奏したような気がする。
2着:オルトルート 
 それから2着がオルトルート、11番人気の低評価だった訳だが、前走の範囲は熱中症だったという事で、素質的に走る余地はあったと思われる。手頃な位置で脚を溜めて、今後に繋がるレースはできた。
3着:ライレローズ 
 3着以下は上位人気馬が続いた。3番人気のライレローズが3着だった。ゲートが安定しないので、蓋を開けてみないと位置取りが決まらない馬だが、まぁ普通に出て、今回のようなレースができればの展開次第でチャンスはあるだろう。
4着:タイドオーバー 
 2番人気のタイドオーバーが4着だった。前5走で芝1400mで2着3回あるが、いずれも1枠だった。この馬外枠を引くとパフォーマンスが低下しますから、今回は7枠。枠順の差と言えない事もないだろう。
5着:キタイ 
 4番人気のキタイは5着だった。早めに抜け出して、気を抜いてしまった感じですから、次走は少し脚を溜めるんじゃないかと思う。
9着:ホーリーライン 
 そして1番人気のホーリーライン、9着だった。前走同じ舞台の未勝利戦をタイムランクBで勝った馬だが、まぁ休み明けが影響したと言うよりは、外からの追い上げに少し脚を使ってしまった事が敗因と見ている。次走狙える馬。
東京11R サウジアラビアRC タイムA
 このレースの勝ちタイムは2歳オープンの基準タイムより2秒2速く、1600m対象の馬場差がマイナス1秒6だったことを踏まえても、 -2.2-(-1.6)=-0.6 さらにペース補正が0秒3入っており、 -0.6-0.3=-0.9 で基準より0秒9速い勝ちタイムだった。メンバーランクはCだった。
1着:サリオス 勝ち馬注目
 単勝1.5倍と断然の支持を受けたサリオスが勝って2戦2勝。サリオス、6キロ増だったが、新馬戦の時より体つきがグンと良くなっていた。ある程度のポジションを取って抜け出す正攻法のレースだったが、迫れば迫るほど相手に突き放されてしまったと、2着の藤岡佑介騎手がコメントしている通りこれは本当に強かったと思う。ちょっとこういう体型の馬で、こういう強い競馬をする馬というのは、ちょっと今まで例がないような、パッと出てこないぐらい新しいタイプと言うか、間違いなくクラシック候補ということは言える。
2着:クラヴァシュドール 
 そして2着が2番人気のクラヴァシュドール、3着は3番人気アブソルティスモで人気通りの決着だった。2着のクラヴァシュドールの上がり600m推定タイムは、勝ち馬と同じだった。自身もタイムランクBですから、本当に相手を褒めるしかない。新潟2歳Sのウーマンズハート、それから野路菊Sのマイラプソディ、そして今回の1・2着馬と、今年の2歳ハーツクライ産駒は非常に駒が揃っていて楽しみ。
3着:アブソルティスモ 
 そして2着が2番人気のクラヴァシュドール、3着は3番人気アブソルティスモで人気通りの決着だった。3着のアブソルティスモは着差で見れば完敗ですし、新馬2着時のサリオスとの差が乾杯ですね今日の張り押すとの差が大きく開いてしまった。今回のレースを見ると、半兄のレイデオロ・レイエンダのイメージはなくて、ダイワメジャー産駒らしい力の先行タイプという感じがする。中山の方が良いかもしれない。
4着:ジェラペッシュ 
 4着のジェラペッシュだが、一言で言って上位3頭が強すぎた。しかし、牝馬同士の自己条件なら十分に視野に入ったとも言える。
5着:エンジェルサークル 
 5着のエンジェルサークルは出遅れて、ちょっと追い上げに脚を使ってしまった。それでいて上がり600m33秒7の脚を繰り出せれな、これは及第点だろう。ただ、使い減りしている点はちょっと心配。
8着:ロードエクスプレス 
 8着のロードエクスプレス、ちょっと序盤から気負って走っていた。その分、流れに乗れませんでしたし、直線では圏外の位置取りだった。まぁ参考外として良いだろう。1勝クラスなら巻き返せる能力はあるはず。

  馬券Summary
GⅢのハンデ戦における 4歳馬の活躍
 この夏から秋に行われたG3のハンデ戦の特徴の1つとして、今年に入って3勝クラスを勝った4歳馬の活躍が挙げられる。9月の3つのレースを挙げてみる。
GⅢのハンデ戦における 4歳馬の活躍
 4回阪神ダート2000mのシリウスSを制したロードゴラッソだが、2月に3勝クラスを勝って、次走マーチSは6着。クラス編成が3歳基準になった6月以降、シリウスSは初めてのハンデ戦だった。この馬は昨年までなら6月時点で3勝クラスに降級していた馬。
また、京成杯AHを勝ったトロワゼトワル、新潟記念2着のジナンボーは6月に3勝クラスを勝って、トロワゼトワルは7月に勝って、昇級戦の重賞で1着・2着だった訳だが、どちらも昨年までならクラス再編成の時点では2勝クラスに降級していた訳です。何を言いたいかと言うと、昨年まで降級で遠回りしていた4歳の素質馬が、降級制度の廃止によってショートカットして重賞挑戦の道が開けたという事。条件上がりのために、ハンデに恵まれるG3での好走の可能性が非常に高くなったと思われる。新潟記念を例に取ると、菊花賞・春の天皇賞へ駒を進めたユーキャンスマイルは、その実績から57キロだったが、条件上がりのジナンボーは54キロだった。しかし、そもそもジナンボーは挫跖でクラシックを棒に振っただけで、この4歳馬2頭のポテンシャルの差というのは、本当にあったのかどうかという所。それなのに、3キロもハンデ差がついていた。京成杯AHを勝った、トロワゼトワルは条件上がりの牝馬で52キロだったが、クラシックの前哨戦でも人気になっていた素質馬。まあ秋になると、3歳馬の評価も目覚ましいですから、そういった点で比較が難しくなって来るが、昨年までならは6月に降級していた4歳の素質馬が、3勝クラスを勝ってすぐにG3のハンデ戦で狙えるという事は言えると思う。これはG3ではなく、G2だが、先週の京都大賞典で3着に入ったシルヴァンシャー、これなんかも同じ。ですからいきなりG2で好走するという馬もいるという事。
解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)
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