2019年4回中山2日目

開催一覧
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中山 阪神
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中山 阪神
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2019/12/08 (日)
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2019/12/01 (日)
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2019/11/30 (土)
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東京 京都
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東京 京都 福島
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2019/11/02 (土)
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東京
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京都
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新潟 小倉 札幌
2019/08/25 (日)
新潟 小倉 札幌
2019/08/24 (土)
新潟 小倉 札幌
2019/08/18 (日)
新潟 小倉 札幌
2019/08/17 (土)
新潟 小倉 札幌
2019/08/11 (日)
新潟 小倉 札幌
2019/08/10 (土)
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2019/08/03 (土)
新潟 小倉 札幌
2019/07/28 (日)
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2019/07/27 (土)
新潟 小倉 札幌
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2019/01/06 (日)
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2019/01/05 (土)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにマイナス2秒5だった。
 中山はべらぼうな高速決着で幕を開けた。土日通しての馬場差、マイナス2秒5は同じ開幕週の良馬場発表だった昨年の初日・2日目がマイナス1秒9。一昨年の初日・2日目がマイナス1秒5でしたから、いかに速いかがわかる。内側を中心に大幅に芝を張り替えた事、3コーナーの路盤を改修した事、ほぼ1週間雨が降らなかった事、乾燥していたという事で理由は多岐にわたるが、良馬場である限りマイナス2秒前後の高速馬場は続くことになるだろう。差しが届かない訳ではない。ただ、上がりの速いレースが多くて、後方一気の追い込みは連対が1例もなかった。先行馬優勢なのは当然で、差して来る馬も道中をいかにロス無く捌けるかにかかっている。日曜は一時的な雨が降ったり、午後は向正面が追い風の時間帯もあったが、最終レースまで台風の影響を受けていなかった。風速も特には強くなかった。よって馬場差は、土曜と変わりがない。なお、4回中山は例年通り野芝のみの開催。開催2週目の今週が3日間開催で、トータル9日間の開催となり今週までBコース、後半2週はCコースが使用される。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒5、日曜がマイナス0秒4。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒8だった。
 中間に雨が降らなかったことで、かなり乾燥した状態だが、時計の出方は1800m・1200m共に速くて、特に1200mは高速に近かった。前に行かないと勝負にならない傾向が強くて、11鞍で中団からの差し切りは1鞍だけだった。日曜の風は芝同様、馬場差への影響はなくて、含水率が少ない分1800m・1200m共に日曜の方が若干時計を要してはいた。


  タイム分析
 2019/09/08 (日)  芝=-2.5  Bコース
 2019/09/08 (日)  ダ=-0.4 / 1200m=-0.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 アポロセイラン    牡2 未勝利 1:13.4 +0.3 --- +1.1 -0.8 E D 8.71
2R T2000 ルトロヴァイユ    牝2 未勝利 2:03.3 +0.3 -1.0 +1.8 -2.5 SL D 9.89
3R D1800 イモータルスモーク    牡2 新馬 1:58.6 +2.0 --- +2.4 -0.4 E D 9.23
4R D1200 イチゴミルフィーユ    牝3 1勝クラス・牝 1:11.1 -0.8 --- ±0 -0.8 C D 10.13
5R T1600 シャインガーネット    牝2 新馬 1:35.6 -0.8 --- +1.2 -2.0 E C 8.08
6R D1800 アルマスティング    セ3 1勝クラス 1:53.4 -0.6 --- -0.2 -0.4 C D 9.09
7R T1200 アゴベイ    牝3 1勝クラス 1:07.2 -2.0 --- -0.5 -1.5 B C 8.87
8R T1800 ブランクエンド    牡3 1勝クラス 1:47.1 -1.5 -0.7 +0.1 -2.3 C D 5.56
9R T2000 サトノエルドール    牡3 習志野特(2勝) 1:59.6 -1.2 -0.7 +0.6 -2.5 D D 8.56
10R D1200 レッドアネラ    牝4 外房S(3勝) 1:09.8 -0.9 --- -0.1 -0.8 C D 9.40
11R T1600 トロワゼトワル    牝4 オータムH(G3) 1:30.3 -2.8 --- -0.8 -2.0 B C 10.33
12R D1800 リフトトゥヘヴン    牡5 2勝クラス 1:53.4 +0.2 --- +0.6 -0.4 D D 7.93

中山1R 2歳未勝利 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムだった。
中山2R 2歳未勝利 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
中山3R 2歳新馬 タイムE
 基準より2秒4遅い勝ちタイムだった。
中山5R 2歳新馬 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。
中山7R 3歳以上1勝クラス タイムB
 基準より0秒5速い勝ちタイムだった。
1着:アゴベイ 勝ち馬注目
 アゴベイは距離短縮で初めての1200mだった。1着のアゴベイ、今回が1200mに短縮。半姉のハーロンベイはElusive Quality産駒のダート馬で、全4勝を1200mで挙げていた。父がハーツクライ、こちらは馬格も芝向きだが、血統からは1200mに適正があったのだろう。これも勝因と言えるのだが、いつもの差し・追い込みではなくて、前に追い上げて勝った事も収穫。新馬で負かしたネリッサという馬が、既に2勝クラスを勝っている。上でも通用すると思いますし、1400mに戻しても先行力が出た事で勝ち味の遅さが薄れるかもしれない。
2着:カステヘルミ 
 そしてカステヘルミが勝ち馬と同タイム、クビ差2着だった。2着のカステヘルミは1枠1番から正攻法の逃げだった。未勝利勝ちが中山1200mで2着に0秒7差の逃げ切りでしたから、条件が適していたという事です。前走で減少した馬体が戻ったのも大きかったと思う。クビ差で同タイムだが、次走となるとメンバーや枠順、同型の存在など注文がつく。
3着:タイドオーバー 番組注目馬
 3着のタイドオーバー、好走するときは1400mで内枠を活かした競馬が多かった。今回は初めての1200m。流石に追走に手間取ったが、ラストの伸びは強烈だった。もう一度1200mに出走なら、慣れが見込める。仮に1400mで内枠でなくても、自力強化の現在なら勝負になると思う。
4着:コールザチューン 
 4着コールザチューン、1200mに短縮して前走・今回と外枠を引いたのは痛かったと思う。ただ今回は、控えてもしぶとかった。次走が勝っている東京1400mで、内枠にでも入れば、大きく狙ってみるべきだと考える。
中山8R 3歳以上1勝クラス 
1着:ブランクエンド 通信簿
 1番人気1着だった。頭数が手頃、相手関係もかなり有利なレースだった。1頭、マイネルミュトスという馬がいたが、これが本調子を欠いていたのも助けられた。それでも強い競馬だった。中山も得意なので、次走最終週の茨城新聞杯辺りに使えるようなら、再度好勝負を期待できるんじゃないだろうか。
中山10R 外房S 注目
 勝ったレッドアネラについて。
1着:レッドアネラ 
 前走3ヶ月ぶりの2勝クラス、福島の郡山特別を逃げ切り勝ち。ハイペースを克服してタイムランクはCだった。そして昇級の今回は、2番手を進み自身の前半600mは33秒4。逃げたヤマニンレジスタにプレッシャーを与える事なく、折り合いがついて着差以上の強さだった。これで11戦4勝だが、これまでの3勝が全て逃げ切りだった事から、控えて抜け出す事ができたのは収穫だと思う。その要因となったのは、前走後に間隔を明けて放牧を挟んだこと。以前に詰めて使って6着と、1番人気を裏切ったことがある。リフレッシュ効果で気持ちに余裕が出た点は見逃せないと思う。今回のタイムランクはCなので、オープンに入るとまだ下がるが、間隔を明けて出走の際はマークしておいて損はないと思う。
中山11R 京成杯AH タイムB
 タイムランクがB・メンバーランクはCだった。基準より0秒8速い勝ちタイムで、メンバーランクはCだった。
1着:トロワゼトワル 
 トロワゼトワルが逃げ切って、重賞初制覇。1着のトロワゼトワル、7年前にレオアクティブがこのレースで記録した1分30秒7が更新されるのだろうか。超高速馬場の中、レース前はそんな話題に終始していた。で、結果は0秒4更新の1分30秒3。決め打ちのような超ハイペースの離し逃げ、トロワゼトワルの持ち潜在的な爆発的スピードを引き出した横山典弘騎手が見事と言う他ない。200mを過ぎてから、10秒台が3回続き、1000m通過が55秒4。1200mは1分6秒8で、2012年のスプリンターズSでロードカナロアが記録したレコードに0秒1差。この数字を並べられては敵わない。改めて思うのは、アーモンドアイのジャパンカップ同様に、驚愕の時計で勝つのはロードカナロア産駒という点。勿論、馬場がもたらした時計であって、馬場差を踏まえるとこれでもAランク一歩手前のBになるが、とにかく速くて強かったのは確かだと思う。心配なのは、この所差して味が出てきた所だけに、今回の乗り方で次走以降の騎乗方法が少し難しくなって来そう。そんな点。
2着:ディメンシオン 
 2着争いは接戦だったが、ディメンシオンがクビ差ジャンダルムを抑えた。2着のディメンシオンはヒドく入れ込んで、発汗もキツかった。関屋記念で0秒1差4着ですから、ハンデ戦なら動けて良いが、当日の気配からは少しビックリした。速い流れで逆に集中できた、そんな感じもしている。まぁこの馬でも1分30秒9ですから、それでもランク的にはCにはなる。
3着:ジャンダルム 
 3着ジャンダルム、スタートを互角に切れた事、それによって内の好位を取れた事が大きかったと思う。母がビリーヴ、速い時計への対応は血統の真価だと思う。
7着:クリノガウディー 
 2番人気で7着のクリノガウディー、1番人気で11着のグルーヴィット、3歳馬。共に前走の中京記念は渋い馬場の力の勝負。同じ1600mでも今回とは条件が違いすぎた。共にハンデが増加された事も大きくて、特にグルーヴィットの55キロは背負わされていたと思う。

  馬券Summary
新種牡馬キズナについて
 今年夏の最大の出来事は、10年間に渡って日本の競馬を牽引してきたディープインパクトとキングカメハメハがこの世を去ってしまった事。私も新潟競馬場で惜別の記帳をしてきたばかり。そんな中ディープインパクト産駒のダービー馬、キズナの初年度産駒が好調なのは喜ばしい限り。
新種牡馬キズナについて
 9/1の夏競馬終了の段階で、その産駒はJRAだけで13勝を挙げて、新種牡馬ランキングだけではなくて、総合の2歳リーディングでもトップに立っている。内訳は芝11勝、ダート2勝。芝は1800mがオープンのコスモス賞を含む4勝でトップ。1200mがビアンフェの函館2歳Sを含む3勝で続いて、1400m・1600mが2勝ずつ。短距離から中距離までまんべんなく勝っていて、芝の1400mと1600mでBランク勝ちが1鞍ずつある。ちなみに、昨年の新種牡馬ランキングで首位だったジャスタウェイは、昨年のこの時期は9勝だった。また、一昨年JRAだけで驚異の37勝をマークしたロードカナロアの同時期は8勝だった。それぞれの産駒をデビューさせるタイミングの差があるとは言っても、これらの種牡馬のその後を考えれば、キズナもクラシック級の産駒を期待して良さそう。
 ただし、心配な点もある。2歳早期からこれだけ勝てる事自体が早熟ではないかという点。ディープインパクト産駒は、ダービーやオークスの時期を頂点として成長していくが、3歳秋以降は成長力と言うよりも、高い能力を維持させる事で、活躍を継続させる事が多い。成長力という点では、同じサンデーサイレンス系でもステイゴールドとか、ハーツクライの方が上ではないだろうか。ディープインパクトの代表産駒の1頭、ジェンティルドンナはオークスで披露したパフォーマンスが圧倒的でしたから、これを維持するだけでG1をいくつも上乗せできた。丈夫ではあったが、大きな成長はなかったと見ている。一方、キズナ自身やディープブリランテ、今年のロジャーバローズなどディープインパクトのダービー馬が故障・早期引退が多い事や、マカヒキやワグネリアンの現状を見ると、3歳春に燃焼を尽くした感も強く、言い換えればこれは早熟の証明とも受け取れる。皐月賞、タイムランクAで勝ったアルアインは、古馬になって大阪杯を勝ったが、タイムランクはEだった。好調な時期に釘を呈するのはココだと思うが、キズナ産駒の成長曲線が前掛かり気味であるという事は覚えておいて損は無いと思う。
夏競馬の中で注目すべき馬
 2頭を取り上げておく。まず、直接見てきた新潟から。8/18の10R、3歳以上2勝クラス、芝2200mの阿賀野川特別を勝ったホウオウサーベル。昨年夏の新潟で新馬勝ち、その後東京スポーツ杯2歳S6着、フリージア賞7着など伸び悩んだ時期もあったが、馬体が完成しない内に無理をさせなかった事が大きくて、3回東京初日に芝2400mの1勝クラスを楽勝。そして阿賀野川特別では、勝負所の行きっぷりが他馬とまるで違って、早めに抜け出すと2着プランドラーを5馬身差に突き放した。タイムランクはCだったが、高レベルに匹敵するぐらいの感触はあった。オークス3着のビッシュの弟になるが、父がディープインパクトからハーツクライに変わって、馬格がある。3歳秋以降の成長力は確かな血統。阿賀野川特別の勝ち馬は、昨年のユーキャンスマイル、一昨年の勝ち馬ポポカテペトルが菊花賞に直行して3着に入った。ホウオウサーベルも直行が決定していて、ダービー上位組が手薄になりそうな今年の菊花賞なら、台風の目になりそう。
 2頭目は、函館・札幌のダートからリアンヴェリテを取り上げる。函館の大沼S、マリーンSを連勝して札幌のG3エルムSで5着。大沼Sは速めの平均ペースで逃げて2着に5馬身差、完全タイム差はマイナス0秒5のBランクと内容も上々だった。ここから中1週のマリーンSは、モズアトラクションにクビ差まで詰め寄られたが、乾いた馬場で前傾ラップを踏んで中身は優秀だった。そしてエルムSだが、内枠からドリームキラリが逃げた段階で、800m推定46秒5。後半49秒4の超ハイペースだった。自身は大外枠から、本来の逃げのパターンには持ち込めなかったが、4コーナー先頭から0秒5差の5着。負けてなお強しを印象づけた。これまでも逃げて速いタイムを記録して来たが、好位からの競馬ができたのは収穫だと考える。ゴールドアリュール産駒の快足型として、重賞勝ちは時間の問題に思えてきますし、この夏を境に一皮むけた、そんな印象もある。この後出走して来た際には、大きく狙ってみたい。以前に中山で惨敗した事があるが、これは心房細動が原因。京都1800mでも逃げ切った経験があり、小回り1700mにこだわる必要も無い。また、揉まれなければ1400m・1600mにも対応できるはず。
解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)
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