2019年3回東京5日目

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  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜が設定不能、日曜がマイナス0秒4からマイナス0秒6への変動だった。まずはさかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、マイナス2秒台が続いていたが、ここ2週は雨の影響で高速馬場ではなかった。
 土曜日はトピックスでも紹介されていたように、久しぶりの不良馬場だった。さらに雨が降り続いて時計が掛かって、時計でレースの価値を判断するレベルではなかった。従って、馬場差は設定不能。日曜日は晴れて、馬場は乾いて行ってマイナスの数値。高速馬場ではなかったが、土曜が設定不能だったのに、日曜日はマイナスゾーンに戻っているのですから、それだけ水はけが良いと言えるわけです。先々週と同じで、基本的には先行有利・イン有利のレースが多かった。馬場状態に関係なく、外を回った差し・追い込み馬、これはほぼ壊滅状態と言って良いぐらいで、特に日曜日は減量騎手の先行馬が粘っていた。
 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス1秒9からマイナス1秒4への変動だった。遡って8日間の馬場差を確認しておくと、この開催1週目までは水準レベルだったが、その後雨の影響を受け、3日目・4日目・6日目は脚抜きが良く、速い時計の出るコンディションだった。
 土曜の数値について補足する。終日雨が降り続いたが、朝の時点で既に水が浮いて、脚抜きの良いコンディションではなくなっていた。そこに雨が降り続いて水が引かない馬場で、これはもはや高速馬場ではなく、特殊な馬場。時計の出方では、終日同じとみなして良いと思う。一方、日曜は水が引いて、ダートの道悪らしい脚抜きの良い馬場になった。後半は乾いて水準方向に数値は動いたが、それでも時計の出やすいレベルだった。土曜日は差し・追い込み馬の台頭が多かったが、馬場が回復に向かった日曜日は、少しずつ前目でレースを運んだ馬に有利な馬場になった。逃げ馬は、日曜日は2頭が連対したが、土曜日の連対は皆無で、どの馬も苦戦を強いられた。


  タイム分析
 2019/06/15 (土)  芝=設定不可  Dコース
 2019/06/15 (土)  ダ=-0.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1400 ミャゴラーレ    牡2 未勝利 1:24.3 +0.8 -0.1 --- --- - D 6.33
2R D1600 アサクサマヤ    牝3 未勝利・牝 1:39.2 +0.1 --- +0.9 -0.8 E D 7.71
3R D1400 アイムソーグレイト    牡3 未勝利 1:26.3 +0.4 --- +1.1 -0.7 E E 7.70
5R D1400 ヴィンカマヨール    牡2 新馬 1:27.2 +0.4 --- +1.1 -0.7 E D 6.53
6R D2100 スタンサンセイ    牡3 未勝利 2:12.7 -0.8 --- +0.3 -1.1 C D 5.11
7R T1600 ショウナンアオゾラ    牡3 未勝利 1:37.3 +1.7 --- --- --- - D 8.80
8R D1400 コールドターキー    牡4 1勝クラス 1:24.1 -0.8 --- -0.1 -0.7 C C 6.53
9R T2400 オセアグレイト    牡3 稲城特別(1勝) 2:33.9 +7.0 -1.0 --- --- - C 6.00
10R T1400 カレングロリアーレ    牡3 相模湖特(2勝) 1:24.8 +3.1 -0.1 --- --- - D 9.44
11R T2000 ジナンボー    牡4 ジューン(3勝) 2:05.0 +5.6 --- --- --- - C 5.44
12R D1600 サニークラウド    牡3 1勝クラス 1:37.3 -0.7 --- +0.1 -0.8 C D 8.14

東京2R 3歳未勝利・牝 タイムE
 タイムランクはEだったが、12秒台が続いて全体に少しずつ遅くて、まぁその集積で遅くなった感じがする。
 基準より0秒9遅い勝ちタイムだった。
1着:アサクサマヤ 
 平均ペースでラスト400mが加速ラップになっていますから、勝ったアサクサマヤの大外一気の追い込みは目を引いた。もちろん、上がり600m推定は最速。アサクサマヤの父はアサクサキングス。半兄に2011年のエプソムカップ・毎日王冠を連勝したダークシャドウがいて、兄たちはタイプこそ違うが、みんな走っている。今回の競馬は前走まで横山典弘騎手が教えてきた事が、実を結んだという感じがする。
2着:サイファリス 
 2着のサイファリスは、直線は1番人気の馬を内に封じ込めてから抜け出す、ベテランらしい田辺騎手の好騎乗だった。ただ、減量騎手起用の勝ち馬の決め手が上回っていたということ。
3着:ワンダーマンボ 
 3着のワンダーマンボは4コーナーまでは理想的なレース運びだったが、最後まで広いスペースに持ち出すことができず、かなり厳しいレースを強いられてしまった。牝馬同士であれば、次走もかなり有力だろう。
東京3R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムだった。
東京5R 2歳新馬 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムだった。
11着:コスモリモーネ 解説推奨
 13番人気で11着だった。しかも勝ち馬から2秒8差になる。私の予想は△印で、ウッドチップコースの調教では動かないけれども、実践のダートでは走る可能性を感じていた。土曜の東京ダートは、逃げ馬はとことん苦戦を強いられていましたし、この新馬戦では、出遅れた4頭が上位を独占した。言い換えれば、前へ行ってバテた馬には注意が必要で、着順・着差よりもレースぶりを評価したい。2番手から4コーナー先頭で、見せ場は作ってくれましたし、母はレモンチャン。お母さん譲りのスピードと前向きさを見せてくれたと思う。父はヘニーヒューズ。今年の夏の短距離ダートで狙えるんじゃないかと思っている。
東京10R 相模湖特別 注目
 前へ行った入った3頭が通過順通りに着順に反映されたが、勝ったカレングロリアーレについて簡単に触れておく。
1着:カレングロリアーレ 
 カレングロリアーレはこのレース自体は単調だったが、全く危なげのない逃げ切り勝ちで、これは道悪への高い適性を示すと見て良いだろう。母の父がシェルゲームで、このキングカメハメハの勝った2004年の毎日杯の2着馬だが、産駒が非常に少なくて、JRAでは未勝利。そして母の父として、現3歳以上では、このカレングロリアーレとカレンアネーロしか、JRAの出走例がない。実に稀有な血統。
東京11R ジューンS 注目
1着:ジナンボー 
 勝ったジナンボー、周知の通り母が三冠牝馬アパパネ。出遅れて引っかかりましたから、ハナへ行ったのは正解。ハナへ行くことで、折り合いをつけるということはよくある戦法だが、逃げ馬が上がり600m最速タイですから、これは強かったと思う。ただ、今回逃げたことは決して今後に繋がるという感じではない。ですから、まぁこの押し切りは結構強いが、並ばれてからまたもうひと伸びできた辺りは、キチッと折り合えて走れた証拠だが、きちんと折り合って、終いに脚を使えるようなってもらわないと困るなと思っている。そのぐらい、この馬には期待している馬ですから、今日は勝ったけれども、もうちょっと別の勝ち方もして欲しいというところ。
2着:シンギュラリティ 
 そして2着が1番人気のシンギュラリティ。シンギュラリティは今回で11回目の2着。2歳新馬戦以外、全て掲示板確保の超堅実派。短所は、言うまでもなく詰めが甘い事だが、この手のタイプは、その短所が相手なりに走る長所とも言える訳で、相手が強い方がその持ち味が生きる。この馬、馬券で狙うならハンデ戦の重賞。
3着:サトノソルタス 番組注目馬
 3着のサトノソルタスは脚部不安でおよそ1年1ヶ月ぶりの出走で、昨年の共同通信杯2着馬。昨年までなら1000万下に降級していたが、3勝クラスでも実質オープン馬。不良馬場の新馬戦を勝っていて、道悪はこなすが、今回の3着はもう自力のなせる技。次走は勝ち負けだろう。
4着:スパイラルダイブ 
 4着のスパイラルダイブはレースの形は良かったが、それで伸びを欠いた様に、敗因は道悪と言って良いと思う。前走以前は3戦連続で上がり600m最速を記録していますから、本質は瞬発力勝負型。
5着:サトノグラン 
 5着のサトノグランは4着から3馬身差。明らかに前走よりもパフォーマンスが低下しましたから、こちらも道悪が敗因と言って良いだろう。

  馬券Summary
今の4歳馬は毎年、普通に強い
 一昨年のマイルチャンピオンシップで、ペルシアンナイトが優勝したが、3歳馬の優勝は2000年のアグネスデジタル以来で、負担重量56キロの3歳馬の優勝は史上初めてだった。そして昨年も3歳のステルヴィオが優勝した。そのステルヴィオだが、6月の2歳新馬戦を1分34秒8で勝って、この時点でもう朝日杯フューチュリティステークス並のレベル、その能力を示していたと思う。昨年は、6月の2歳新馬戦でグランアレグリアが1分33秒6で勝って、2着のダノンファンタジーは1分33秒9だった。やはりですねこの時点で、阪神ジュベナイルフィリーズ、いやもう桜花賞レベルの能力を示していたという訳です。何が言いたいかと言うと、育成と調教技術の進歩などから、もう2歳の6月は以前の2歳12月に匹敵する体力が身についていると考えるべきだということ。時計の針を半年進めて考えてみましょうということです。話をさっきのマイルチャンピオンシップに戻すと、今3歳秋の時点で3歳牡馬56キロで、4歳以上の牡馬は57キロと、もう互角に戦えるということです。この考え方は、マイルチャンピオンシップに限らないことを示している。表をご覧下さい。
今の4歳馬は毎年、普通に強い
この表だが、平地の4歳以上の重賞について、世代別の成績が表示されている。比較のために、2008年・2009年目そして最近2018年・2019年の成績をピックアップしている。4歳以上の重賞ですから、3歳馬が年上の馬とともに出走する下半期の重賞は含まれていない。
 この表を見ると、近年は4歳馬が強いことがわかる。昨年・今年の合算成績を見ても、勝率・連対率・3着内率の全てで父親の世代を上回っている。昨年秋以降に、今年の3歳馬は強いと、つまり今年の4歳馬は強い強いと言われて来たが、この表に見るように、もう今の時代は、世代レベルに関係なく、普通に4歳馬が強い。昔の4歳馬の成績と比較して見ると、尚更よく分かると思う。このことを予想と馬券に活かすためには、先ほど言ったように時計の針を半年進める訳ですから、3歳秋は4歳春。4歳春は4歳秋と置き換える。一般的に競走馬が最も充実すると、そして強いと言われているのは、4歳秋と言われていますから、4歳秋は4歳春と考えなければならない。ところで、先々週G3のエプソムカップ・マーメイドステークスともに、4歳馬同士の決着だったが、連対した4頭は全て昨年までなら古馬の1000万下から1600万下に降級していた馬。降級制度がなくなって、4歳馬がそのまま高額条件に止まる背景を考えると、3勝クラスからオープンでは、しばらくは4歳馬上位で予想を組み立てて良いのではないかと思う。そして、秋競馬になったら、今度は3歳馬上位に切り替える。そんな戦略が有効ではないかと考えている。時計の針を半年進めるということは、3歳の9月は実質的には、4歳3月と考える。そういうことです。
解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)
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