2019年3回中山8日目

開催一覧
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中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒1、日曜がマイナス1秒2だった。まずは遡って8日間の馬場差を確認しておくと、前半2週は雨の影響で時計の出方が安定しなかったが、後半2週はマイナス1秒台だった。
 中間に合計39ミリの雨が降ったが、土曜朝の含水率はゴール前が11.9%・4コーナー12.2%と標準的な良馬場の数値に乾いていた。先々週の高速馬場に近い状態から始まって、日曜はさらに乾きが進んで先々週と同じマイナス1秒2に戻っている。脚質的な偏りとか内・外の差もほとんどなかった。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒6。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス0秒3だった。遡って8日間の馬場差を確認しておく。まず1800mは雨の影響で時計の出方が、週によって異なったが、先週は雨や風の影響で、特に土曜は時計が出やすくなった。1200mは全てマイナスの数値で、基本的にはやや速めの時計が出るレベルで推移していた。
 中間の雨の影響で、土曜は稍重発表だった。10Rから良馬場に回復した。馬場差は1日を通した数値で、1800mは中山開催8週目にして、最も速いコンディションだった。風が強くて、直線の追い風の部分を2回走る事も影響している。1200mは向正面が向かい風で、前半のペースが上がりにくい反面、直線が追い風で、上がりが速くて相殺される。速い事は速いが、1800mほどではない。日曜は乾燥が進んで、朝の含水率はゴール前・4コーナーともに6%台だった。風は相変わらず強かったが、馬場差はそれぞれプラス方向へと向かっていた。時計の出方が先々週より速まった事から、前に行った組が強かったが、1800mの3歳未勝利戦など、能力の開きが大きかった鞍が多かった事も影響している。


  タイム分析
 2019/04/14 (日)  芝=-1.1  Bコース
 2019/04/14 (日)  ダ=-0.6 / 1200m=-0.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 キャンディスイート    牝3 未勝利・牝 1:56.2 +0.5 --- +1.1 -0.6 E C 7.13
2R D1200 ハニーディスタフ    牝3 未勝利 1:13.5 +0.6 --- +0.9 -0.3 E D 8.00
3R D1800 オオゾラ    牡3 未勝利 1:55.4 -0.3 --- +0.3 -0.6 C D 5.93
4R T2200 ブラッドストーン    牡3 未勝利 2:14.2 -1.6 -0.5 -0.8 -1.3 B D 7.64
5R D1800 カナシバリ    牝3 500万下 1:54.3 -0.4 --- +0.2 -0.6 C D 7.50
6R D1200 ポップシンガー    牝5 500万下 1:11.9 ±0 --- +0.3 -0.3 D C 7.75
7R D1800 マイネルツァイト    牡5 500万下 1:54.2 +0.2 -0.4 +0.4 -0.6 D D 6.45
8R T1200 ハーグリーブス    牡4 袖ケ浦特1000 1:08.9 +0.1 -0.2 +0.6 -0.7 D D 8.82
9R T2000 ダンサール    牝4 鹿野山H1000 1:59.4 -1.5 -0.5 -0.8 -1.2 B C 6.60
10R D1200 アポロノシンザン    牡7 京葉S(L) 1:11.0 +0.8 --- +1.1 -0.3 E D 9.56
11R T2000 サートゥルナーリア    牡3 皐月賞(G1) 1:58.1 -2.7 -0.4 -1.9 -1.2 A B 8.39
12R T1600 イレイション    牡7 春興SH1600 1:33.7 ±0 -0.4 +0.6 -1.0 D B 6.79

中山4R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒8速い勝ちタイムだった。
1着:ブラッドストーン 
 1番人気に支持されたブラッドストーンが逃げ切っている。その1着ブラッドストーン、武豊騎手が1コーナーでハナを制して、他馬を少し離しての逃げ。勝負所で引きつけておいて、直線で突き放した。好騎乗だったが、馬も強かったと思う。前走の1800m戦でも武豊騎手で2着だったが、距離を延長して、持久力という隠し玉を発揮した形。ローズキングダム産駒の牡馬で、東京の中・長距離の500万下に出走して来ても上位候補だと思う。
2着:レッドクーゲル 
 2着のレッドクーゲル、3コーナー過ぎで仕掛けて、長い脚を使っていた。同条件の前走3着から1秒3時計を短縮して、Bランク相当。3着馬には4馬身差をつけている。内容は注目馬候補に入るが、スローからの瞬発力勝負に課題があるので、次走は上位候補有力程度に止めたいと思う。
中山6R 4歳上500万下 注目
 ダートの1200mは向正面が向かい風、前半のペースが上がりにくくて、特に逃げ・先行馬の活躍が多かった。追い込んで来て届かなかった馬を2つのレースからチェックしておきたい。
3着:ランパク 
 好位のポップシンガーとコウギョウブライトで決着した。そんな中後方から追い込んだのが3着のランパク・5着のデュアルマンデート・6着バットオールソーの3頭。それぞれレースの上がりを0秒9・1秒3・1秒5上回っていた。ランパクは次が東京とすると実績がないが、1400mが長い事も影響している。1300mを使ってくれば狙える範囲内にはいる。
5着:デュアルマンデート 
 好位のポップシンガーとコウギョウブライトで決着した。そんな中後方から追い込んだのが3着のランパク・5着のデュアルマンデート・6着バットオールソーの3頭。それぞれレースの上がりを0秒9・1秒3・1秒5上回っていた。
6着:バットオールソー 
 好位のポップシンガーとコウギョウブライトで決着した。そんな中後方から追い込んだのが3着のランパク・5着のデュアルマンデート・6着バットオールソーの3頭。それぞれレースの上がりを0秒9・1秒3・1秒5上回っていた。
中山9R 鹿野山特別 タイムB
 基準より0秒8速い勝ちタイムだった。
1着:ダンサール 勝ち馬注目
 ダンサールが後続に3馬身半以上の差をつけての勝利だった。1着のダンサール、好位3番手を引っ張りきりで追走。早め先頭から余裕で後続を突き放した。今回が休養明け3戦目。9着・2着・2着と来て本調子を取り戻した様子。昨秋の500万下を圧勝して、秋華賞に挑戦。大外枠で大敗したが、7番人気と印の回るくらいの存在でもあった。牝馬だがスケールの大きな馬。1600万下でも上位候補で、今回同様に牡馬相手でもやれると思う。
2着:モクレレ 
 今伸びて2着に上がったのが、2着のモクレレ。後方のインで脚を温存して、直線は外。狭いところを割って伸びて、大混戦の2着争いで先着した。前走7着は、他馬の斜行のアオりをモロに受けたのが敗因。父ディープインパクト・母アパパネの血統以前に、Aランクで500万下を勝った実績から、現級では上位の存在。
7着:ルヴォワール 
 1番人気のルヴォワールは7着だった。中山芝コースでの2勝は遅いと駅の新馬戦と、少頭数のミモザ賞。牡馬相手の16頭立てで、スローペースを外枠から外外を回らされては厳しかったと思う。フィエールマンの半姉にあたるが、父がハーツクライの分、スパッとは切れない。直線の長いコースか、洋芝が理想になる。
中山10R 京葉S タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムだった。アポロノシンザンが逃げ切って、2着から5着までを4コーナー5番手以内の馬が占めた。
3着:シュウジ 
 このレースはEランクになるが、勝ち馬から0秒1差3着のシュウジは59キロと重い負担重量だっただけに見直しが必要だと思う。
6着:ハットラブ 
 そして4コーナー13番手併走から6着と7着に追い込んで来たのがハットラブとバイラ。この2頭は記憶しておきたいと思う。
7着:バイラ 
 そして4コーナー13番手併走から6着と7着に追い込んで来たのがハットラブとバイラ。この2頭は記憶しておきたいと思う。
中山11R 皐月賞 タイムA
 レースはランスオブプラーナが先手を取ったが、4コーナー手前で外から後続が並んで来る。ランスオブプラーナが逃げて、前半1000m通過が59秒1。後半が59秒0ですから、2つに割れば平均ペース。ただ、中盤でペースは落ちて、後半ペースアップしているので補正は入った。サートゥルナーリアは外め、1列前のヴェロックスをマークして進んで、先に先頭に立ったヴェロックスとの競り合いを制した。内の好位から伸びたダノンキングリーが3着。
 上位3頭のハイレベルな争い、素晴らしい皐月賞を見せてもらった。そんな気持ち。上位3頭と4着以下は能力の開きが大きいと思う。ダービーは青葉賞など、別路線からの組も注目されるだろうが、相当優秀な内容で勝って来ても、皐月賞のレベルを超えるのは難しいと思う。
1着:サートゥルナーリア 勝ち馬注目
 サートゥルナーリアが勝って4戦4勝。前走から中106日での勝利という事で、年明け初戦の皐月賞を制したのは史上初。ホープフルS以来中106日。この臨戦関係も関係なく、皐月賞としては、これまで最長間隔での勝利となったが、パドックでは適度な気合いと落ち着きがあって、仕上がりは完璧に映った。競馬もこの馬としては後ろのポジションとなったが、2着のヴェロックスを目標に隙が無かった。今までと次元の違う時計勝負にも対応できていた。相手も強いので、接戦にはなったが、競馬の形態としては横綱の取り口。ダービーも2着馬・3着馬との再戦になるだろうが、一歩リードは変わりないと思う。
騎乗したC.ルメール騎手は先々週の桜花賞に続いてG1制覇となった。そして史上9人目のクラシック完全制覇を達成。
C.ルメール騎手最後よく動いていました。はい、最後は熱い戦いだった。彼にとって初めてだった。そんな戦いで、スタンドの前はちょっと物見した。でもゴールまで頑張ってくれました。すごく良い馬。とても乗りやすかった。調教でも良い感じだった。今日も問題なかった。とても良かった。今日は休み明けでしたので、多分彼のコンディションはまだ100%じゃなかったですけど、まぁダービーでトップコンディションになるかもしれないと、能力が沢山ありますので、ダービーで絶対チャンスあります。はい、もうちょっと良くなると思う。クラシックをコンプリートすることができました。とても嬉しいです。日本に来てからすごく良い人生するだからとてもとても嬉しいです。みんなのおかげでたくさん勝つことができます。みんなに感謝したいです。ありがとうございます。

 このレースの勝ちタイムは当開催3歳G1の基準タイムより2秒7も速く、2000m対象の馬場差がマイナス1秒2だった事を踏まえても -2.7-(-1.2)=-1.5 さらにペース補正が0秒4入っており、 -1.5-0.4=-1.9 で基準より1秒9速い勝ちタイムとなる。そしてメンバーランクはBだった。
 勝ちタイムの1分58秒1は一昨年の皐月賞でアルアインが記録したレースレコードに0秒3劣るが、この時は馬場差がマイナス1秒9。超高速だった。今年も高速だが、そこまでは速くは無い。中盤の600mが遅くて、補正入りではあるが、完全タイム差のマイナス1秒9は極めて優秀。11着のブレイキングドーンまでがBランクに相当する。
2着:ヴェロックス 
 そして2着がヴェロックス、3着がダノンキングリーだった。2着のヴェロックス、外の好位から先に仕掛けて勝ちに行く正攻法だった。サートゥルナーリアに並ばれて激しく競り合って、最後は一旦劣勢となった2着争いを、根性でもぎ取ったと、そんな感じ。川田騎手のプレーも潔かったが、馬もキャリアが多い分、競馬を知っている。ジャスタウェイ産駒でも、母の父がスタミナ型のMonsun。ダービーの2400mも距離自体は心配ない。
3着:ダノンキングリー 
 そして2着がヴェロックス、3着がダノンキングリーだった。3着ダノンキングリー、4キロ絞れてデビュー戦・2戦目と同じ450キロだった。個人的な意見だが、ディープインパクトの牡馬としては理想的。大きくならないのが良いと思う。好発から内の4番手、4コーナーでは一瞬溜めて、最内を突いた。戸崎騎手も枠なりに最高の競馬だった。サートゥルナーリアが負けていないだけ上位ではあっても、能力ベースはほとんど互角に近いと言って差し支えないと思う。1つ注文をつけるなら、ダービーを勝つためには少し遅めの流れからの、瞬発力勝負がベターになると思う。
4着:アドマイヤマーズ 
 4着のアドマイヤマーズ、内を立ち回って直線は前を追ったが、離された。3着ダノンキングリーとの差も、共同通信杯の0秒2が0秒4へと広がった。このレベルの2000mが長いのは確かなんじゃないだろうか。NHKマイルカップという選択肢も悪くはないと考える。
5着:クラージュゲリエ 
 5着がクラージュゲリエ。4着からさらに0秒2差。ただ、こちらはアドマイヤマーズとの差を共同通信杯から詰めてはいる。ダービーを考えると距離延長はプラス。あとはひと雨欲しいところ。
8着:アドマイヤジャスタ 通信簿
 11番人気8着だった。唯一の誤算は11番人気まで評価が急落した事。結果は予想通り。

  馬券Summary
海外遠征馬の帰国初戦成績
 日本馬が出走する海外競馬の馬券が購入できるようになり、海外への遠征馬も増えている。今回は海外競馬に出走した、日本馬の帰国初戦の成績を簡単に調べてみた。一般に、海外遠征帰りは割引が必要と言われているが、果たしてどうなのか?という事。2010/4/1から2019/3/31までの10年間を対象として、帰国初戦で重賞レースに出走した馬は延べ139頭いた。これらの総合成績は次の通り。
海外遠征馬の帰国初戦成績
勝率は1割強。連に絡むのは4頭に1頭という感じ。全体的に見れば、やっぱり少し割り引いて考えるべきなのかもしれない。そして、遠征馬の多いドバイと香港に絞って見ると、ともに帰国初戦の成績は全体の率は上回っている。さらに輸送時間の短い香港の方が、輸送時間の長いドバイよりも、帰国初戦の成績が下回っているのは、これは面白い現象と言えるのではないだろうか。
 出走レース別ではドバイシーマクラシックを使った馬が3勝でトップ。以下凱旋門賞・香港ヴァーズ・ドバイターフ・香港マイル・香港スプリントを使った馬が2勝ずつで並んでいる。ちなみに、凱旋門賞を使った馬は帰国初戦の対象となったのべ13頭中、9頭が馬券の対象となっている。悪くない成績と言える。2013年に2着に入ったオルフェーヴルが、有馬記念を圧勝した。また、4着だったキズナもG2時代の大阪杯を勝っている。オルフェーヴルは前年の凱旋門賞2着後も、ジャパンカップで2着している。また、2014年凱旋門賞8着だったジャスタウェイが、ジャパンカップで2着と巻き返してもいた。
解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)
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