| 京都03R |
未勝利 6.カトマンズゴールド |
前走 |
| 1000m通過1分6秒2というのはともかくですね。その後もなかなかペースが上がらず、ラスト600mのラップは11秒9-11秒4-11秒0でした。とても後ろから届く展開ではなかったんですが、7頭立てとは言え最後方から差して来て2着。カトマンズゴールドの父はゴールドシップで、ゴールドシップ産駒というのはですね、中京芝2000mの新馬戦を勝った事はないんですが、理由その1というのは坂が苦手な産駒が多いからですね。実際カトマンズゴールドも上り坂の区間では伸びがイマイチで、坂を登り切ってからの200mで一気に伸びて来ました。レースラップがラスト200m11秒0なので、自身は10秒台なんですけども、それでも2着でした。ゴールドシップ産駒が中京芝2000mの新馬戦を勝てない理由その2というのは、超スローペースが多いからなんですけども、それも克服しての2着。恐らく現状では坂は苦手ですけども、下り坂で勢いをつけてから上り坂にかかる阪神外回りは合うはずです。もちろん直線平坦の京都は合うはずで、秋のうちに勝ち上がれるとみます。
ゴールドシップ産駒は中京芝2000mの新馬戦を勝った事がなく、2着も過去には1頭だけです。その1頭もですね、勝ち馬から0秒6差の2着で、3着だった3頭も0秒5・0秒7・0秒3差でした。勝ち馬と同タイムというのは、カトマンズゴールドが初めてでありまして、これは注目に値すると思います。ゴールドシップ産駒でも代表産駒のメイショウタバルなんかは中京で重賞勝ってますしね。全ての産駒が坂を苦手としている訳ではないんですが、今回のカトマンズゴールドは坂の部分ではモタモタしていて、坂を登りきってから200m10秒台で伸びていて、いかにもゴールドシップ産駒というレース内容でした。次走が京都ならかなり自信持てますけども、阪神でも外回りだならですね、直線の序盤の下り坂で勢いつけられるので、その後の坂を勢いで駆け上がれる確率は高いと思います。
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| 京都06R |
1勝クラス 2.サンマルノヴェル |
前走 |
| 2着のサンマルノヴェルは前走同様に、今回も正攻法に近い中身の濃いレースをしています。この馬デビュー戦からずっとダート1400mを使っているんですが、使うたびに持ちタイムを短縮しているから凄いですよね。
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| 京都06R |
1勝クラス 9.セナマリン |
前走 |
| このレースね、意識的に抑える競馬をして4着に追い込んだセナマリンというのも、ちょっと次走の狙い馬になるんですけれども、この馬今回1番人気でしたから、これは次走も人気を集めそうなのでね、もう1頭の狙いということで5着に敗れたジェニファーを推奨します。
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| 京都06R |
1勝クラス 10.サンライズシア 番組注目馬 |
前走 |
| 1番人気サンライズシアが6馬身差で逃げ切りました。近走3走続けて2着と、惜しい競馬が続いていたサンライズシアが積極的な逃げの手で後続を完封した一戦。前走からね3キロ負担重量が軽くなって、序盤のスピードの乗りも良かったですし、鞍上の高杉騎手もね、変に逆らうことなく気分良く飛ばして行きました。残り800mからのラップが12秒9-12秒7-12秒5-12秒3と、ゴールに向けて加速してのフィニッシュ。素晴らしい走りでしたね。2着続きだった近走は番手に控えて、他馬に合わせるような形で負けてきたんですが、こうして逃げることで、ポテンシャルをね余さず出し切った結果と言えると思います。基準よりも1秒5速いAランクという事から、優秀である事は言うまでもないんですが、同日9R3歳以上1勝クラスの湯浜特別を1秒2も上回っている勝ち時計。今回の圧勝でね、自身の持ち味を発揮できる形というのは定まったでしょうし、他馬に依存しない強気の運航で望みさえすれば、1勝クラスは通過点にできる馬だと思います。
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| 京都08R |
壬生特別(2勝) 14.コウセキ 解説危険 |
前走 |
| 昇級戦の前走、同じ中山芝1200mの汐留特別では逃げてクビ差2着。「稍重」で自身のラップは前後半が35秒1・33秒3の超スローペースでした。今回は良馬場で、前後半がともに33秒8とペースアップして、勝ち時計が速くなった分もあるんですが、2番手追走の勝ち馬には抵抗できず、差した2着馬に捕まって、出遅れて最後方から4着に入ったファビュラススターには肉薄されての3着。メンバーが全体に厚くなった分の違いも大きかったと思います。前走時のようなスローは、短距離戦では稀な例です。特別戦で2着・3着と来ているので、次走も多分人気になると思うんですが、まだそれに見合うだけの中身が伴っていないと思います。
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| 京都09R |
萩S(L) 7.クールデイトナ |
前走 |
| クールデイトナが2戦目で勝ち上がりました。前半が速くなりにくいコース形態の中京芝1600mで、前半が35秒1・46秒8。後半が46秒6・34秒8というのは平均ペースどころか、少し速いぐらいのペースです。Bランクになった要因の1つはペースが速かった事で、阪神1600mの超スローペースで2番手追走から4着だったクールデイトナが綺麗に差し切れた要因も、ペースが遅くならなかった事だと思います。父のですね、フォーウィールドライブの産駒というのは、芝1200m以上はこれでやっと3勝目なんですけどね、以前の2勝は函館と札幌です。1200m以上だと洋芝でしか勝っていませんでした。で、野芝の1200m以上はこれが初勝利という事になるんですが、ペースが速くて上がりがあまり速くなかった事が良かったんだと思います。昇級後もペースと上がりの速さが鍵だと思います。
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| 京都10R |
カノープH 5.ジューンアヲニヨシ |
前走 |
| その後、ジューンアヲニヨシ3着に残しました。ダートを使い出してから勝ち鞍こそないんですが、4回中3回が馬券対象内。この馬もハンデ差をつけるだけの能力がありました。内枠からの積極策も功を奏した形ですが、ブリンカーを着用して行き脚が違いましたし、流れを考えれば、この馬なりに強い内容ではあります。これからも変に抑えないで、正攻法の先行策が正解だと思います。オープン特別やリステッド競走ならいつでもチャンスがあります。
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| 京都11R |
菊花賞(G1) 3.ライトトラック |
前走 |
| そしてもう1頭5着ライトトラック。最後の最後に食い下がるように脚を使っていました。1800m2戦2勝だけに、距離克服が鍵だと思っていましたが、この分なら距離は大丈夫に思えます。さらにここが3戦目のG2。経験しての上積みにも期待できます。賞金的に菊花賞出走は多分OKだと思います。穴としての魅力は秘めています。
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| 京都11R |
菊花賞(G1) 4.ヤマニンブークリエ |
前走 |
| 2着は8番人気のヤマニンブークリエでした。春後半の町田特別が軽いハンデだだったとは言え、強かったです。ここからが横山典弘騎手の騎乗ですよね。2戦とも内にこだわった騎乗をして折り合いを付けて、一瞬の切れ味を生かしきっています。菊花賞でもこのコンビで内枠でも引けば、3着には入れておきたい。そんな馬です。父キタサンブラック・母の父チチカステナンゴ、血統面からスタミナは秘めています。
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| 京都11R |
菊花賞(G1) 5.ジョバンニ |
前走 |
| その後3着がジョバンニでした。今回もちょっとうるさかったんですが、ダービーの時よりはマシに思えました。好位で折り合えていました。ただ結果3着に上がったものの、意外と周囲を交わすのに苦戦してるようにも見えました。2歳時の対戦比較からエリキングには分が悪いんですが、不利の大きかった皐月賞4着とダービー8着との落差からも長距離戦は合うとは思えません。
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| 京都11R |
菊花賞(G1) 7.ショウヘイ |
前走 |
| その後、クビ差2着がショウヘイでした。きさらぎ賞4着が1800mの速い流れ、京都新聞杯1着とダービー3着はスローの中長距離。サートゥルナーリア産駒のイメージとはちょっと違うんですが、やっぱりその産駒らしい速い脚があります。しかも、母の父オルフェーヴルが、持久力を高めてもいいます。3000mも問題ないと思っています。レースの上手さと絶対能力の高さ、菊花賞も上位争い必至と思っています。
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| 京都11R |
菊花賞(G1) 9.エネルジコ |
前走 |
| そして2着がエネルジコでした。届きそうもない位置から差し切った青葉賞とは違い、好位からの抜け出しを図る正攻法でした。牡馬とは言え3歳馬なので、シランケドより1キロ重くて半馬身差なら立派な内容と結果。秋の目標、菊花賞なのか天皇賞なのかちょっとわかりませんけどね、まだまだ成長しそうでもあるので、秋もそして来年も楽しみな馬です。
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| 京都11R |
菊花賞(G1) 14.エキサイトバイオ |
前走 |
| 勝ったのはエキサイトバイオでした。最内枠から最短距離をロスなく回って、道中すぐ目の前にね、目標にできるセンツブラッドがいる。隊列としては、本当理想的な隊列でした。直線でセンツブラッドが内めの進路を選択したことで、外の進路が多少生まれて、そのスペースを見逃さなかった鞍上のエスコートというのも見事でしたね。今回は53キロのハンデも噛み合ってと、そう言った部分もあるんですが、前走のね、あずさ賞で小差の勝ち馬マイユニバース、この馬が青葉賞3着のゲルチュタール辺りと差のない競馬をしていたり、牝馬クラシック戦線で活躍したお母さんのアニメイトバイオ、この辺りの成長力なども考えると、これからさらに良くなる余地というのは十分にあると思います。秋を楽しみにしたいですね。
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| 京都11R |
菊花賞(G1) 15.エリキング 勝ち馬注目 |
前走 |
| 勝ったのはエリキング。9節の骨折が軽度と聞いて皐月賞で本命を打ちました。不利もあったのですが、速い競馬の経験値の差が出たと思えました。ダービーもすぐには変わらないと、三角に止めたんですが、出遅れて上がり最速の5着に菊花賞が見えました。今回は乗り込んでいましたが、良い所8部から9部、それでこの強さですから、最後の一冠が勝中に入ったとみて良いと思ってます。キズナ産駒の中でも母型の重厚さは特筆でき、元より馬体が素晴らしいです。ダービーの上位2頭がいるとかいないとか、そういった相手関係のレベルではなくて、個体として抜け出てきたと思います。来年は凱旋門賞に行って欲しいです。今年の日本馬が勝っても勝たなくても、欧州向きの舞台・応手向きの強烈なポテンシャルを感じます。
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| 京都11R |
菊花賞(G1) 18.レッドバンデ |
前走 |
| 3着はレッドバンデでした。2走前が青葉賞で4着、前走6月の1勝クラスでの勝利が、昨年のダービー、ダノンデサイルの勝ちタイムと同じです。ラップの推移も似ていて、本命を打ちました。勝ちを意識して、佐々木騎手は内に入れて上手に乗ってるんですが、もう1列か2列後ろの方が切れた気もします。本番でも期待できると思うんですが、3000mを勝ち切るにはちょっとスケールが劣ると、そんな気もしてきました。
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| 京都12R |
嵯峨野H(2勝) 4.アメリカンポリス 通信簿 |
前走 |
| 1番人気1着でした。もう無理することなくハナを切って、そのまま逃げ切りでしたね。期待通りの走りだったと思います。
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| 京都12R |
嵯峨野H(2勝) 15.ウルスクローム |
前走 |
| 3着のウルスクロームは中団からしっかりと伸びて、上り600mは最速でした。これで3戦連続で上がり最速を記録しています。上位2頭のレベルから見ても、昇級戦でこの内容は高く評価して良いでしょう。
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