2025年4回東京6日目

開催一覧
2025/11/30 (日)
東京 京都
2025/11/29 (土)
東京 京都
2025/11/24 (月)
東京 福島
2025/11/23 (日)
東京 京都
2025/11/22 (土)
京都 福島
2025/11/16 (日)
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2025/11/15 (土)
東京 京都 福島
2025/11/09 (日)
東京 京都 福島
2025/11/08 (土)
東京 京都 福島
2025/11/02 (日)
東京 京都
2025/11/01 (土)
東京 京都
2025/10/26 (日)
東京 京都 新潟
2025/10/25 (土)
東京 京都 新潟
2025/10/19 (日)
東京 京都 新潟
2025/10/18 (土)
東京 京都 新潟
2025/10/13 (月)
東京 京都
2025/10/12 (日)
東京 京都
2025/10/11 (土)
東京 京都
2025/10/05 (日)
東京 京都
2025/10/04 (土)
東京 京都
2025/09/28 (日)
中山 阪神
2025/09/27 (土)
中山 阪神
2025/09/21 (日)
中山 阪神
2025/09/20 (土)
中山 阪神
2025/09/15 (月)
中山 阪神
2025/09/14 (日)
中山 阪神
2025/09/13 (土)
中山 阪神
2025/09/07 (日)
中山 阪神 札幌
2025/09/06 (土)
中山 阪神 札幌
2025/08/31 (日)
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2025/08/30 (土)
新潟 中京 札幌
2025/08/24 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/23 (土)
新潟 中京 札幌
2025/08/17 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/16 (土)
新潟 中京 札幌
2025/08/10 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/09 (土)
新潟 中京 札幌
2025/08/03 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/02 (土)
新潟 中京 札幌
2025/07/27 (日)
新潟 中京 札幌
2025/07/26 (土)
新潟 中京 札幌
2025/07/20 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/19 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/13 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/12 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/06 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/05 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/29 (日)
福島 小倉 函館
2025/06/28 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/22 (日)
東京 阪神 函館
2025/06/21 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/15 (日)
東京 阪神 函館
2025/06/14 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/08 (日)
東京 阪神
2025/06/07 (土)
東京 阪神
2025/06/01 (日)
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2025/05/31 (土)
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2025/05/25 (日)
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2025/05/24 (土)
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2025/05/18 (日)
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2025/05/17 (土)
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2025/05/11 (日)
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2025/05/10 (土)
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2025/05/04 (日)
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2025/05/03 (土)
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2025/04/27 (日)
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2025/04/26 (土)
東京 京都 福島
2025/04/20 (日)
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2025/04/19 (土)
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2025/04/13 (日)
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2025/04/12 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/06 (日)
中山 阪神
2025/04/05 (土)
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2025/03/30 (日)
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2025/03/29 (土)
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2025/03/23 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/22 (土)
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2025/03/02 (日)
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2025/03/01 (土)
中山 阪神 小倉
2025/02/23 (日)
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2025/02/22 (土)
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2025/02/16 (日)
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2025/02/15 (土)
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2025/02/10 (月)
京都
2025/02/09 (日)
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2025/02/08 (土)
東京 小倉
2025/02/02 (日)
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2025/02/01 (土)
東京 京都 小倉
2025/01/26 (日)
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2025/01/25 (土)
中山 中京 小倉
2025/01/19 (日)
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2025/01/18 (土)
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2025/01/13 (月)
中山 中京
2025/01/12 (日)
中山 中京
2025/01/11 (土)
中山 中京
2025/01/06 (月)
中山 中京
2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 4回東京は3週目まで終了しました。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒6、日曜がマイナス2秒5でした。遡って7日間の馬場差を確認しておきますと、いずれもマイナス2秒台でほとんど動きはなく、安定しています。
 土曜は前2週とほとんど変わらない馬場差です。日曜は0秒1だけ水準方向に動いたんですが、高速馬場のレベルで、雨の降る時間帯があったんですけれども、時計の出方に影響を及ぼすほどではありませんでした。見た目にはね、若干インコースが荒れて来たようにも映ったんですけれども、前めで立ち回った馬が有利で、特に土曜は逃げ馬が活躍しました。ただ1400mに限れば、先々週同様、差し・追い込み馬も健闘していましたね。Aコース最終週の今週なんですが、少しずつ外の差し馬が優勢になりそうな気がします。
 先週の馬場差1600m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒5でした。遡って7日間の馬場差を確認しておきますと、いずれもマイナスの数値ですが、マイナス1秒台になったのは3日目終盤だけで、高速馬場のレベルではありません。
 先週は開幕週とほぼ同レベルで、土日で動きはありませんでした。日曜の雨はダートでも時計の出方に影響を及ぼすほどではありませんでした。先週も先々週と同様にですね、タイムランクの優秀なレースはほとんどなくて、単調な先行決着が多かったです。差し馬同士の決着になったのは、日曜11Rのブラジルカップぐらいで、上り600m最速で追い込んだ馬は2着・3着までにとどまるレースが多かったですね。


  タイム分析
 2025/10/18 (土)  芝=-2.6  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R T1800 ダノンセフィーロ 牡2 未勝利 1:47.5 -1.2 -0.4 +0.7 -2.3 D C 12.75
4R T1400 エピッククイーン 牝2 新馬・牝 1:23.3 +0.2 -0.8 +1.2 -1.8 SL C 6.38
5R T1600 アドマイヤクワッズ 牡2 新馬 1:34.1 -1.8 -0.3 ±0 -2.1 C B 7.43
7R T1400 ミクストベリーズ 牡3 1勝クラス 1:20.1 -2.1 -0.2 -0.5 -1.8 B B 6.14
8R T2000 エラン 牡4 2勝クラス 1:59.8 -0.3 -0.8 +1.5 -2.6 SL C 6.20
9R T1800 アンドゥーリル 牡2 アイビー(L) 1:46.8 -0.5 -0.4 +1.4 -2.3 SL C (1.00)
11R T1600 ガイアフォース 牡6 富士S(G2) 1:31.7 -1.3 -0.3 +0.5 -2.1 D B 5.33
 2025/10/18 (土)  ダ=-0.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1600 サンデーパーティー 牡2 未勝利 1:38.5 -0.8 --- -0.3 -0.5 C C 7.29
2R D1400 イヌボウノアサヒ 牝2 未勝利・牝 1:25.5 -0.4 -0.1 -0.1 -0.4 C C 6.17
6R D1600 ヘリオトロープ 牡3 1勝クラス 1:37.2 -0.8 --- -0.3 -0.5 C D 7.44
10R D2100 ピカピカサンダー 牡3 伊勢佐木(3勝) 2:12.0 +1.6 -0.4 +1.9 -0.7 SL C 5.83
12R D1400 コシュデリ 牡3 2勝クラス 1:24.7 +0.5 --- +0.9 -0.4 E C 8.86

東京1R 2歳未勝利 注目
 勝ったサンデーパーティーについて。
1着:サンデーパーティー 
 先々週に疝痛で出走取り消しまして、1週スライドする形になりましたがね、良い状態で出走する事ができました。デビュー戦とはね、別馬かと思うぐらい行きっぷりが良くなっていて、直線は追い出しを待ってラスト400m過ぎで、これほぼ勝負を決めました。6馬身差の楽勝で上がり600mは最速でした。あと0秒1速ければBランクでした。父はホッコータルマエです。サンデーサイレンスの近親交配というのは、もう今は枚挙にいとまがないんですが、こちらはKingmamboの3×4です。この配合パターンはね、今後も増加すると思われ、その内大物も出てきそうな気がします。
東京4R 2歳新馬・牝 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
東京5R 2歳新馬 注目
 このレースはメンバーランクがBで、お宝レース的にですね、今後勝ち上がる馬が続出すると推測しましたので、上位5頭そっくり取り上げます。
1着:アドマイヤクワッズ 勝ち馬注目
 まずアドマイヤクワッズは1番人気に応える勝利でした。パドックではね、ひときわ垢抜けた馬体が目を引きました。道中の進みが悪かったのは、良い意味で遊びがあるという事でしょう。ペース補正が0秒3入った緩やかな流れを、上り600m最速の33秒3で差し切った瞬発力、これはインパクトが強かったです。父はリアルスティールです。なお、友道厩舎はですね、今週エムズビギン・ブラックオリンピアの2頭をデビューさせる予定で、いずれもこの勝ったアドマイヤクワッズに劣らぬ素質馬という事でね、是非注目してほしいと思います。
2着:スペルーチェ 
 それから2着のスペルーチェは4番人気。さっと2番手につけて、追い出しを待つ余裕がありました。レース運びとすればね、ほぼパーフェクトに近かったです。3着に2馬身差をつけましたから相手が悪かったです。こちらの父はレイデオロですね。
3着:ハニージョー 
 それから3着のハニージョーはルメール騎手が乗って7番人気だった事は、裏を返せばね評判馬揃いの一戦だったという証左にもなります。逃げて3着に粘れるかなり緩やかなペースでしたが、調教よりも実戦の芝で良さが出ましたし、体重508キロのね大型馬ですから、叩いた上積みは大きいはずです。こちらの父はコントレイルです。
4着:ジュナベーラ 
 それから4着のジュナベーラですね。体重426キロの小柄な牝馬ですが、力強くバネがあって走る、その素材の良さというのは一目瞭然でした。道中で周囲に気を使った分ですね。追い出しが遅れて脚を余した形ですが、勝ち馬に次ぐ上がり600m33秒9を記録しました。次走も上位候補になります。父はスワーヴリチャードです。
5着:ショウナンサイオウ 
 それから5着のショウナンサイオウ、母は秋華賞とジャパンカップを勝ったショウナンパンドラで、母もこの兄弟も晩成型ですね。好位から伸びを欠きましたけれども、レースセンスはあります。ただ、父がドレフォンですからね、将来的にはダートか、短距離向きに育つという可能性はあるでしょう。
6着:ダンデノン 解説推奨
 6番人気で6着。人気通りの着順に収まった訳ですが、このレースタイム分析で触れましたようにね、この2歳新馬戦はメンバーランクBで評判馬が揃っていまして、ごく普通のね新馬戦であれば、上位人気に支持されていたと思います。実際、調教では水準以上の動きを見せていましたし、均整の取れた480キロの馬体もよく見せていましたよ。レースでは好位の内に収まって、非常にセンスの良い走りができましたが、直線で少し内へもたれていましてね、ちょっと走りのバランスは一息でしたか。ですから、この部分の改善と上昇の余地は十分にある訳です。父は先々週のアイルランドトロフィーを勝ったラヴァンダと同じシルバーステートで、半姉はですね昨年の桜花賞とオークスでともに3着だったライトバックです。先着された2着から5着馬はですね、関東馬ですからこの馬、次走がね、関西圏のレースであれば先着馬と対戦することは恐らくないでしょうから、十分狙いは立つと思います。
東京7R 3歳以上1勝クラス タイムB
 このレースの勝ちタイムは古馬1勝クラスの基準タイムより2秒1速く、1400m対象の馬場差がマイナス1秒8だった事を踏まえても、 -2.1-(-1.8)=-0.3 さらにペース補正が0秒2入っており、 -0.3-0.2=-0.5 で、基準より0秒5速い勝ちタイムでした。
1着:ミクストベリーズ 
 ミクストベリーズが距離延長、久々の1400mで勝ち上がりました。ミクストベリーズはですね、この夏の北海道シリーズで芝1200mを4戦したんですけれどいも勝ち上がれずに、久しぶりに芝1400mを使ってきました。これが良いタイミングでマッチしました。出遅れを挽回して、好位差しで抜け出す強い内容です。ただ、この馬の場合テンションやゲートなどタイムを鵜呑みにできない、そういう弱点もあります。
2着:アルレッキーノ 番組注目馬
 2着のアルレッキーノは去勢明けの前走は大幅に体が減って細かったですけれどもね、今回はプラス体重に転じて馬体が良くなっていました。落ち着きもありましたね。このレースもペース補正0秒2入っているように、東京の芝1400mというのは、ペースが落ち着く事が多くて、通常ならラスト600mは真ん中の区間が一番速くなるんですね。ところがこのレースというのは、600mから400mの間が一番速く11秒1でした。こうしたケースではですね、実は逃げ馬っていうのは結構厳しくなるんですけれども、3着馬に2馬身半差をつけたですね、2着を確保したこのアルレッキーノというのは、やはりポテンシャルが高く、次走も芝1400mなら押し切れるんじゃないかと思います。
6着:ベラジオワールド 
 そしてベラジオワールドは1番人気で6着でした。出遅れましたけどリカバリーはスムーズで、追走の形も悪くなかったんですが、直線は意外なほど伸びず、南半球産の遅生まれでね、まだ成長途上とは言っても、今回初めて4着以下に敗退した訳です。あまり良い負け方に映りませんでしたしね、これが8月・9月・10月と連戦の疲れが敗因ですということでね、考えてみたんですけど、ちょっとわからないですね。
東京8R 3歳以上2勝クラス タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
3着:ヴァリディシームス 解説危険
 この馬単勝1.5倍の圧倒的な1番人気でした。そしてこのレース、ペース補正が0秒8入る緩やかな流れで、前にいた2頭で決着したんですがね、直線半ばでは何か突き抜けそうな感じで来ていてね、結局届かなかったんですね。自身の上がり600mは最速なんですけれども、このレース自体の上がりというのはさほど速くなかった訳です。川田騎手の継続騎乗で、昇級して2着・3着・3着と勝ち切れないんですからね、やはり現時点では何かが足りないと見るべきではないかと思う訳です。もちろん、現級脱出っていうのは時間の問題なんですけれども、次走は人気確実ですしね、馬券的な妙味は全くないので、そうであれば、思い切って危険馬とする手はあると思います。
東京9R アイビーS タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。このレース2016年はソウルスターリング、18年はクロノジェネシス、21年はドウデュースが勝った出世レースで、この開催で行われるG3のサウジアラビアロイヤルカップよりもですね、レベルが高い年が多いんですね。今年はタイムランクSLになりますけれども、上位4頭に触れておきます。
1着:アンドゥーリル 
 まず勝ったアンドゥーリルですけれども、8月の前走中京の2歳未勝利戦をタイムランクAで勝ち上がって、その前走に続いて1番人気に支持されました。序盤から力みが目立って、5着マイネルシンベリンにですねハナを叩かれた後も、ちょっとしばらく収まりがつかなかったんですが、持ったまま抜け出してノーステッキで快勝です。課題も見えたんですが、ポテンシャルの高さは示しました。父はサートゥルナーリアです。
2着:アートバーゼル 
 2着のアートバーゼルは今週の菊花賞に出走予定の ゲルチュタールの半妹で、2番人気に支持されました。レース運びはソツがなくて、上り600m最速タイの脚を駆使しましたけれども、この一戦に限れば完敗でした。とは言え1勝クラスなら当確級で、重賞でも通用しますね。
3着:モノポリオ 
 そして3着のモノポリオ、こちらは6月の東京の新馬戦で大物感あふれる勝ち方をした後、今回がおよそ4ヶ月ぶりでした。体重がね20キロ増えていたように、今回は少し太め残りでした。その分、本来のパフォーマンスが出せませんでした。こちらも1勝クラスなら普通に勝てるでしょうし、重賞でも通用します。
4着:スマートプリエール 
 4着のスマートプリエールは札幌2歳ステークスの3着馬で、ワンターンの高速馬場は初めてでした。折り合い重視のレースになりましたが、2着アートバーゼルと並ぶ上がり600m最速タイで伸びて、今後に繋げましたね。母は重賞4勝を含め9勝を挙げました。スマートレイアーです。
東京10R 伊勢佐木S タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
東京11R 富士S 重賞
 タイムランクがD・メンバーランクはBでした。前半の600mの35秒1は近年では遅い方で、上がり600m33秒4は過去10年で最も速いんですね。ペース補正が0秒3入っているように、緩やかな流れで基本的には先行有利で説明できます。好位に位置した今年の安田記念の上位3頭の争いになった訳ですが、実質的にはガイアフォースとジャンタルマンタルのマッチレース。ラスト400mから200mの区間の11秒0の攻防に全てが集約されていました。流石にこのペースでは、中団・後方待機組にとっては32秒台前半の脚を使えなければ勝負にならず、それは到底無理な話でした。
1着:ガイアフォース 
 久々の勝利、ガイアフォースが勝ちました。勝負のわかれ目っていうのは、3コーナーでジャンタルマンタルを追い抜いて、2番手に上がった所だと思うんです。この並びになったからこそね、ラスト400mから後半で最も速いラップの区間で追っつけて、早めにスパートできた訳で、この馬は2200mのセントライト記念を勝てるスタミナがありますから、そして長く良い脚を使えますからね。その長所を負担重量2キロ差の中で生かし切ったという事です。つまり、瞬発力勝負というモノを回避した、鞍上の好騎乗でもあった訳です。
2着:ジャンタルマンタル 
 1番人気のジャンタルマンタルは2着でした。ガイアフォースが追っつけている時にですね、こちらはまだ持ったままでしたけれども、追ってから突き放されてしまった訳です。使った上がり600mは同じですからね、そういう事を考えますと、59キロを背負っていたとは言っても、これ本来のパフォーマンスを出せた訳ではないなと思います。ただ、川田騎手もねコメントしている通り、休み明けで前哨戦という位置づけをすればね、これ以上望めないレースができたとも言えます。
3着:ソウルラッシュ 
 3着はソウルラッシュでした。このペースで2着から1馬身3/4差というのは、この馬の地力を考えれば物足りないんですが、敗因の1つはこうした緩やかな流れは合わない事。そしてもう1つはね、同じ休み明けでも今回は骨折明けだった事。そんな中でもやはり力は示したんじゃないかと思います。
4着:ジュンブロッサム 
 その後4着はジュンブロッサムでした。ジュンブロッサムは昨年の優勝馬で、その昨年はね平均ペースで上がり600m33秒1で差し切れたんですが、今年は最速の32秒8を繰り出して、直線でコースロスがないように捌いて来たんですけれども、ここまでが精一杯でした。ペースを考えますと、当然こうなりますね。
5着:ウンブライル 
 そこからそれほど離れていません5着がウンブライルでした。一瞬伸びがかってね、見せ場は作ったんですけれども、今は以前の気の悪さがね、影を潜めて最後まで集中して走れていますが、このね一瞬の脚っていうものを生かすためには、そうね、思い切って2戦2勝のね、芝1400mっていうのをまた使ってみる手もあるんじゃないかなと思います。
10着:マジックサンズ 
 2番人気で10着マジックサンズ。中団の前のね、内側に収まって良い形になったなと思っていたんですけれども、ちょっと力んでしまって、脚が溜まらなかったですね。結局、この馬ペースが落ち着くと、乗り難しいところがあって、結局現状は後方で折り合いに専念するしかないのかもしれませんね。としますと、やはりペース的には平均からハイペースの方がレースがしやすいということになります。
東京12R 3歳以上2勝クラス タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。

解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)

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