2025年4回新潟1日目

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中山 中京
  馬場コメント
 4回新潟は先週が開幕週でした。先週の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒4、日曜がマイナス1秒0からマイナス1秒2への変動。直線1000mは、土日ともにマイナス0秒5でした。
 昨年の開幕週とほぼ同レベルの馬場差でスタートしました。そして今年夏の開催の最終週ともほぼ同レベルでしたね。土曜夕方からの雨の影響で、日曜は「稍重」でスタートしたように、土曜と比較すれば時計が掛かっていました。終盤、良馬場に変更されたように、後半は乾いて馬場差マイナス方向に動いたんですが、土曜のレベルには戻りませんでした。直線1000mについては、土日ともに同じです。連対馬の脚質については大きな偏りはないんですが、差し・追い込みがね、結構届いていました。4回新潟2週だけの開催で、早くも今週が最終週。引き続きAコースが使用されます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がマイナス0秒3。1200mは土曜がマイナス0秒5、日曜がマイナス1秒2からマイナス0秒8への変動でした。
 1800m・1200mともに、開催初日の土曜は夏の開催最終週とほぼ同レベルでした。日曜は雨の影響で、土曜と比較して時計が出やすくなったんですが、後半の方が乾いて初日のレベルに近づきました。日曜に行われた1200mは2R・4R・12Rとレース時刻に開きがあって、馬場差も1日の中で動きました。一方、中・長距離の2鞍は近い時間帯でしたから、馬場差は同じです。なお連対馬の脚質については、勝ち馬はほとんどが前めに位置した馬です。


  タイム分析
 2025/10/18 (土)  芝=-1.4 / 直線=-0.5  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1600 リアライズブラーヴ 牡2 未勝利 1:33.9 -0.8 -0.3 ±0 -1.1 C C 5.67
3R T1200 ガラベイヤ 牝2 未勝利 1:09.5 -0.1 --- +0.7 -0.8 D C 7.71
7R T1800 ソルトブリーズ 牡4 1勝クラス 1:45.6 -0.9 -0.5 -0.1 -1.3 C C 8.20
9R T2200 レーヴドロペラ 牝3 岩船特別(1勝) 2:12.8 -0.6 --- +0.9 -1.5 E C 5.50
11R T1200 フリッカージャブ 牡3 北陸SH(3勝) 1:08.0 -0.2 --- +0.6 -0.8 D C 7.63
12R T1000 シュラフ 牝3 1勝クラス 0:55.3 ±0 --- +0.5 -0.5 D D 9.00
 2025/10/18 (土)  ダ=±0 / 1200m=-0.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1800 ゴールデンブラッド 牡2 未勝利 1:54.7 +0.4 --- +0.4 ±0 D D 6.89
4R D1800 シンボリノエル 牝4 1勝クラス・牝 1:53.6 +0.8 --- +0.8 ±0 D D 6.56
5R D1200 ジェイエルキャリア 牡2 新馬 1:13.1 +0.2 --- +0.7 -0.5 D D 8.36
6R D1800 ゴールデンクラウド 牡3 1勝クラス 1:53.2 +0.4 --- +0.4 ±0 D D 7.27
8R D1200 ミッキーマカパ 牡3 1勝クラス・若 1:11.7 -0.2 --- +0.3 -0.5 D D 9.64
10R D1200 ファムエレガンテ 牝3 妙高特別(2勝) 1:11.2 -0.1 --- +0.4 -0.5 D C 9.44

新潟6R 3歳以上1勝クラス 注目
 勝ったゴールデンクラウドについて。
1着:ゴールデンクラウド 勝ち馬注目
 前走が現オープンのタガノバビロンの3着。3走前の伏竜ステークスでは現3勝クラスの2着メイショウズイウンとクビ差の3着でしたからね、放牧・休養を挟んで、今の1勝クラスであれば楽勝も当然で、ラスト200m地点の手前で抜け出して、5馬身差の圧勝でした。この馬はアメリカ産馬で、父はフォーティナイナー系のCloud Computingです。JRAでね、走った馬っていうのはこの馬しかいないんですね。平坦の新潟とは言っても、レースのラスト400mが12秒7-12秒5の加速ラップは優秀です。昇級しても、いきなり首位候補として狙えますね。
新潟9R 岩船特別 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。
新潟11R 北陸S 注目
 上位2頭を取り上げます。
1着:フリッカージャブ 勝ち馬注目
 まず勝ったフリッカージャブ。こちら前半600m33秒9、後半が34秒1ですから、ほとんど前後半差のない秀逸な平均ペースで逃げ切った訳です。追い出しを待ってから突き放す、文句なしの逃げ切り勝ちで、しかもノーステッキでした。私はね、この日松山騎手がどうして新潟まで乗りに来るのかなと思っていたんですけれども、なるほどね。最大のお目当てはこの馬で、松山騎手が騎乗してからは、これ3戦3勝となりました。父はサートゥルナーリアなんですけれども、その父はロードカナロアですしね。母の父がサクラバクシンオー、そして母も祖母も短距離のスピード馬でしたから、こうした優秀なスプリンターが出てもおかしくありません。
2着:ソルトクィーン 番組注目馬
 そして2着のソルトクィーンは外枠から勝ち馬に真っ向勝負を挑んでですね、2番手から直線で勝ち馬に並びかけたんですが、これはいかにも相手が悪すぎました。しかしね、この馬も相当に強く、潔いレースをしてるんですよね。3着馬には2馬身差ですから、これはもう次走も上位候補にできます。

解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)

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