2025年4回中山9日目

開催一覧
2025/11/16 (日)
東京 京都 福島
2025/11/15 (土)
東京 京都 福島
2025/11/09 (日)
東京 京都 福島
2025/11/08 (土)
東京 京都 福島
2025/11/02 (日)
東京 京都
2025/11/01 (土)
東京 京都
2025/10/26 (日)
東京 京都 新潟
2025/10/25 (土)
東京 京都 新潟
2025/10/19 (日)
東京 京都 新潟
2025/10/18 (土)
東京 京都 新潟
2025/10/13 (月)
東京 京都
2025/10/12 (日)
東京 京都
2025/10/11 (土)
東京 京都
2025/10/05 (日)
東京 京都
2025/10/04 (土)
東京 京都
2025/09/28 (日)
中山 阪神
2025/09/27 (土)
中山 阪神
2025/09/21 (日)
中山 阪神
2025/09/20 (土)
中山 阪神
2025/09/15 (月)
中山 阪神
2025/09/14 (日)
中山 阪神
2025/09/13 (土)
中山 阪神
2025/09/07 (日)
中山 阪神 札幌
2025/09/06 (土)
中山 阪神 札幌
2025/08/31 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/30 (土)
新潟 中京 札幌
2025/08/24 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/23 (土)
新潟 中京 札幌
2025/08/17 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/16 (土)
新潟 中京 札幌
2025/08/10 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/09 (土)
新潟 中京 札幌
2025/08/03 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/02 (土)
新潟 中京 札幌
2025/07/27 (日)
新潟 中京 札幌
2025/07/26 (土)
新潟 中京 札幌
2025/07/20 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/19 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/13 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/12 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/06 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/05 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/29 (日)
福島 小倉 函館
2025/06/28 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/22 (日)
東京 阪神 函館
2025/06/21 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/15 (日)
東京 阪神 函館
2025/06/14 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/08 (日)
東京 阪神
2025/06/07 (土)
東京 阪神
2025/06/01 (日)
東京 京都
2025/05/31 (土)
東京 京都
2025/05/25 (日)
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2025/05/24 (土)
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2025/05/18 (日)
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2025/05/17 (土)
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2025/05/11 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/10 (土)
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2025/05/04 (日)
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2025/05/03 (土)
東京 京都 新潟
2025/04/27 (日)
東京 京都 福島
2025/04/26 (土)
東京 京都 福島
2025/04/20 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/19 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/13 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/12 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/06 (日)
中山 阪神
2025/04/05 (土)
中山 阪神
2025/03/30 (日)
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2025/03/29 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/23 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/22 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/16 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/15 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/09 (日)
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2025/03/08 (土)
中山 阪神
2025/03/02 (日)
中山 阪神 小倉
2025/03/01 (土)
中山 阪神 小倉
2025/02/23 (日)
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2025/02/22 (土)
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2025/02/16 (日)
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2025/02/15 (土)
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2025/02/10 (月)
京都
2025/02/09 (日)
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2025/02/02 (日)
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2025/02/01 (土)
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2025/01/26 (日)
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2025/01/25 (土)
中山 中京 小倉
2025/01/19 (日)
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2025/01/18 (土)
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2025/01/12 (日)
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2025/01/11 (土)
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2025/01/06 (月)
中山 中京
2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 4回中山は先週で開催を終えました。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにマイナス2秒6でした。遡って9日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響を受けた開催日もありますが、ほとんどマイナス2秒を超えて速い時計の出るコンディションでした。
 中間の雨量は0ミリ。今回の中山開催で、週末にかけて雨が降らなかったのは初めてのことです。競馬前日の金曜に33.5ミリの雨が降った先々週でさえ、土曜の朝は良馬場に回復していた事からも、雨の影響を受けなかったことで、高速馬場に拍車がかかる事も想像できました。もちろん、先週も超高速の範囲内ではあるんですが、完全な良馬場に回復した。1週目・3週目の日曜、2週目3日間開催の月曜と比較して若干ではありますが、時計を要して来ています。レースのコース取りには影響しないにしても、見た目・馬場の内側は荒れて見えても来ています。それでも高速なんで、前有利・内有利は変わらない基本線です。脚力の違いがあれば外からの差しも可能なんですが、スプリンターズステークスのようなスローではどうしようもありません。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス0秒7。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス0秒7でした。遡って9日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数値で、良馬場でも時計の出やすいレベルでした。また、雨の影響で変動となった開催日が半数を超え、「重」・「不良」になると高速化しました。
 雨が降らなかったので砂は乾燥しているんですが、火曜から土曜までほぼ毎日散水している関係から、適度な水分は含まれています。1800m・1200mともに馬場差は同じ数値。乾燥が進んだ分、日曜は0秒1時計を要していて、開催を通して見ると「稍重」から「良」に回復した先々週日曜日に近かったです。速い時計の出やすいコンディションの中でも、水準値に近いだけ差しがよく決まっていました。


  タイム分析
 2025/09/28 (日)  芝=-2.6  Cコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1200 トラスコンガーデン 牝2 未勝利 1:08.7 -1.2 --- +0.4 -1.6 D C 6.50
3R T2000 コッツォリーノ 牡2 未勝利 2:00.7 -1.7 -0.9 ±0 -2.6 C C 5.00
5R T2000 エピックフライト 牡2 新馬 2:01.2 -1.5 -0.6 +0.5 -2.6 D C 6.75
7R T1600 リバーバレイト 牡3 1勝クラス 1:32.5 -2.4 --- -0.3 -2.1 C B 8.57
9R T1600 アルバンヌ 牝2 サフラン(1勝) 1:33.8 -1.3 -0.4 +0.4 -2.1 D C 4.67
10R T2000 ショウナンサムデイ 牝3 茨城新聞(2勝) 1:58.8 -1.8 --- +0.8 -2.6 D C 6.00
11R T1200 ウインカーネリアン 牡8 スプリン(G1) 1:06.9 -0.9 -0.3 +0.4 -1.6 D B (2.00)
 2025/09/28 (日)  ダ=-0.7 / 1200m=-0.7
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 ハイライトニング 牡2 未勝利 1:54.6 -1.0 --- -0.3 -0.7 C D 5.25
4R D1200 サノノアルペン 牡2 新馬 1:12.6 -0.4 --- +0.3 -0.7 D C 9.63
6R D1800 フジレイメイ 牡3 1勝クラス 1:54.3 +0.3 -0.1 +0.9 -0.7 E D 9.29
8R D1800 チュウワクリスエス 牡3 2勝クラス 1:52.9 -0.3 --- +0.4 -0.7 D C 5.50
12R D1200 カズゴルティス セ4 外房SH(3勝) 1:10.9 +0.2 --- +0.9 -0.7 E D 5.75

中山1R 2歳未勝利 注目
 2着だったマシンについて。
2着:マシン 
 栗東石坂厩舎所属。新馬戦は4回阪神初日マグナヴィクトルが2着馬を1秒8離してAランクで圧勝した鞍です。今週はこのちぎられた組から好走馬が相次ぎ、2着ブロンテスが、当時のタイムランクはE相当ながら土曜阪神1RをDランクではありますが楽勝しています。同じレース3着のキープシャイニングもマグナヴィクトル組の4着馬、そしてこのマシンはマグナヴィクトル組の7着馬でした。追走一杯の内容ながらも2戦目で一変。締まったペースで逃げるリフレックスを3コーナー過ぎから必要に突くと、これを自身から0秒7差3着に失速させてハイライトニングには交わされたものの、2着に踏ん張っていました。ここに来て産駒成績上昇中の新種牡馬クリソベリルの産駒。母の父クロフネに加え母の全兄プレファシオがダートで5勝と、血統的にも変われるだけの余地がありました。タイムランクはギリギリでもCランク相当。土曜阪神1Rの2着以下と関西圏で対戦しても、向こうの勝ち時計はDランクですから、互角以上に扱えます。
中山3R 2歳未勝利 注目
 勝ったコッツォリーノについて。
1着:コッツォリーノ 勝ち馬注目
 今開催2日目1800mの新馬戦でクビ・クビ差の3着。位置取りの差で届かなかったんですが上がり600m33秒7。目立つ脚で伸びていました。前走に続いて横山典弘騎手が騎乗して、今回は逃げて圧倒。1000m通過1分2秒1の超スローに持ち込んで600m33秒9。ラスト400mは11秒0-11秒1と切れる脚を駆使して、なお余裕がありました。先週2000m2歳戦は3鞍行われたんですが、流れと上がりを比較すると、土曜9Rのオープン芙蓉ステークスよりも勝る価値があり、勝ち時計通り、同じ日の5R良血馬エピックフライトが完勝した新馬戦をも上回ります。シルバーステート産駒の牡馬、祖母がツルマルオトメの牝系は悪くないんですが、直近に重賞勝ち馬は出ていません。血統的には相対的に地味なんですが、馬体に無駄がなく、走りが軽いです。2戦を経て差しても逃げても結果を残してきました。自己条件なら上位、メンバー小粒のオープン戦なら勝ち負けが可能だと思います。
中山6R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。
中山7R 3歳以上1勝クラス 注目
 メンバーランクはBで出走馬の質は高く、4着まで人気通りで決着しました。
1着:リバーバレイト 勝ち馬注目
 1着リバーバレイトは春の中山1600mで1分32秒0という未勝利戦では出色の時計で楽勝。当時のタイムランクはBだったんですが、今回はそれ以来、5ヶ月半ぶりの実戦で、今回も好時計の完勝でした。あと0秒1速ければ高レベル対象だったんですが、余力十分な勝ち方は今回も高レベルの感触がありました。好感が持てたのは、体重の増加でどっしりした感じはないんですが、もっと増えても良いほどに感じました。さらに落ち着きもありました。平均ペースの3番手、2番手から先頭に立ったインパクトシーを目標に仕掛けると、あっさりと捕らえて0秒1差。キタサンブラック産駒の牡馬で、母系はナミュールやマルシュロレーヌなど、勢いのあるキョウエイマーチの系統です。トントン拍子に出世して、やがて重賞にも手が届く存在になっていそうです。距離は実際に新馬戦2着のある2000mでも大丈夫だと思うんですが、上の条件に行くほど1600mから1800mの範囲に収まると感じています。
2着:インパクトシー 番組注目馬
 2着のインパクトシーは、これまで大敗したのは空馬の不利を受けて内にもたれたプリンシパルステークスだけです。ラジオNIKKEI賞3着の実績もあります。今回は初めての1600m。前走の函館戦でサクラファレルに完敗の2着が、相手が強いだけではなくて、テンションが上がったという事で200m距離を短縮してきました。パドックでも最低限の落ち着きがあって、好気配でした。自ら動いて勝ちに行き、機動力ある運びができたのは収穫。フィエールマン産駒ですが、気性と距離適性はNHKマイルカップを制した母の父のダノンシャンティ、京都金杯・エプソムカップ勝ちの近親馬ザダルに近く、この馬も1600mから1800mが向いています。この条件は確勝級の存在です。
3着:ベラジオワールド 
 3着のベラジオワールドは今回が6戦目で、全て馬券対象内です。勝ち味に遅い反面、今回のように骨っぽいメンバーでも上位に食い込んで来ます。自在性があって競馬が上手いです。ただ、父のExceedanceというのは、オーストラリアで活躍したスプリンターで、1600mは本質的に距離が長く、現状は1400mがベスト。次走が東京の1400mなら首位候補です。いずれは1200mも視野に入ってきそうな馬です。
4着:プリムツァール 
 あと4着のプリムツァール、アネモネステークスでスローを後方一気の2着。ハイレベルの桜花賞でも7着に善戦しています。今回はスタートが遅く、大外枠という事で外外を回らされました。ラストの伸びは上々で、牝馬限定の1勝クラスなら、大威張りできる内容でもあります。この着順と着差で人気が落ちるようなら買い。牡馬相手の方が配当的には妙味があると思います。
7着:キャトルエピス 
 7着キャトルエピスはレースの前後半800mが46秒1の46秒4。逃げて粘れないペースではないんですが、追走した上位2頭が強すぎたのと、久々でパドックが入れ込んでいて、一息で走ってしまったような感じもあります。大幅な体重増は小柄な牝馬だけに好感が持てましたし、使ってガス抜きとなって落ち着きが出てくれば楽しみな存在です。さらに未勝利戦を大差圧勝の道悪にでもなれば、水かきが着いている、そんな感じの印象もあったんでね、道悪の際は頭から狙って行ってください。
中山8R 3歳以上2勝クラス 注目
 3着だったアールプロストについて。
3着:アールプロスト 
 その後に勝ち上がり馬が続出した3回中山ナルカミの勝った3歳1勝クラスの3着馬です。当時の内容だけで、前走の新潟戦は勝って当然なんですが、1000m通過1分3秒5のスローに、インの後方で包まれる苦しい展開でした。最内を突いたとは言え、この逆転劇に強いと思いました。これなら昇級しても大丈夫と、今回期待したんですが、今回も後方インで同様に包まれ気味。前走との違いは1000m通過が1分1秒4とペースが速かった事で、逆に勝負所から追っ付け追っ付け。なかなか前との差が縮まりませんでした。しかし、直線一気の末脚でクビ・アタマ差の3着まで肉薄。上位2頭は失速気味だったんで、あと数メートルあれば差し切っていたところです。厳しい流れを経験したのが、いい勉強になったはずです。脚は元気で抜けていて、次走は勝負なんですが、東京なら2100mの方が安心して見ていられそうな気もします。
中山11R スプリンターズS 重賞
 タイムランクはD・メンバーランクはBでした。まずはスタート、ヤマニンアルリフラが大きく出遅れています。外枠勢、ジューンブレアがハナを切り、ウインカーネリアンが2番手。昨年32秒1の超ハイペースで逃げたピューロマジック、今回は内の3番手で前半を抑えるのに必死の様子です。出して行ったトウシンマカオも同じく好位につけました。今年のペースは、600m通過33秒7。危惧していたスローになってしまいました。過去10年で前半が後半より遅い年は2回あるんですが。勝ち時計は1分8秒1と1分7秒6。今年は1分6秒9の決着で、ここまで遅いと、上がりが加速度的に速くなります。これはもう数字的にミクロの世界となって、決め手の差だけでは詰め切れない、そんな競馬になってしまいました。そして直線です。快調に、そして楽に先行した2頭が後続を突き放して2頭の競り合いが続きます。最後、外のウインカーネリアン、内のジューンブレアを競り落としてG1初制覇ということですね。中団待機のサトノレーヴ、後方寄りのナムラクレアが併せ馬の形で最後差して来たんですが、1着・2着馬とは0秒3差がありました。以下は内枠の馬が流れ込んだ形です。
1着:ウインカーネリアン 
 1着はウインカーネリアンでした。ドバイのG1アルクオーツスプリントが0秒1差2着。サトノレーヴの香港・英国遠征の結果を重視すると同時に、この結果ももっと評価されるべきだったと思います。ただ、この馬が残るには前半33秒台が条件になります。やっぱり厳しいと見てしまうんですよね。さらに大外枠では印が回らなくても仕方がなかったと、これは敗者の弁ですけどもね。状態的には休業明けのキーンランドカップ5着時より一段上がっていたようで、この辺りは厩舎と三浦皇成騎手の努力だと思います。稀な展開になったのがもたらした勝利ではあるんですが、8歳になっても頑張ってきた馬だけに、予想の結果とは別に嬉しい面もあります。
2着:ジューンブレア 
 惜しかったのが2着ジューンブレアです。中山で3勝クラスを逃げ切った際は、前半600m32秒7。函館スプリントステークス2着時も自身32秒9で好位を追走しています。ピューロマジックが逃げなければ、スピード的に逃げると思いました。高速馬場にしてはペースを落としすぎた気もするんですが、速く流れれば、それだけ人気馬も差して来る事ができます。武豊騎手らしい頭脳プレーと読むと、結果だけが惜しいです。鼻出血を発症した3回も結果は勝っていて、一流スプリンターとしてすっかり安定性を増してきました。
3着:ナムラクレア 
 そして今年も3着ナムラクレアでした。前走時から間隔を空けて調教の迫力が凄かったです。活力があり余っていると本命を打ったんですが、展開に泣いたにしても最後サトノレーヴを差したのには、内心ホッとしています。マークしながらも、内に入れて運んだだけに、サトノレーヴの後ろで待たされるようなロスもありました。年齢的というか牝馬の6歳ですからね、今後が微妙なんですが、初めての香港にしても、来春の高松宮記念にしても、あと1回ぐらいはG1挑戦を見てみたい、本命を打ってみて見てみたいと、そんな気がします。
4着:サトノレーヴ 
 その後1番人気のサトノレーヴが4着でした。気配はいつも通りに見えました。高松宮記念制覇の前後に、海外3回の目に見えない疲れを心配したんですが、それも予想上の個人的に対抗に落とす口実です。実際、順調には来ていました。ただ上がりの差が出にくい流れでね、ナムラクレアには上がり600mのタイムが0秒3劣ったのは少し気になります。前回の重賞展望でも触れたんですが、香港の走破時計とか力のいるイギリスの内容から、高速決着は不向きなのかもしれません。
5着:ヨシノイースター 
 そして5着がヨシノイースター、最後追い込んで来ました。内枠を引いて無理をしないで位置を取れる流れです。最高のシチュエーション、掲示板確保なんですが、これは素直に健闘を称えたいと思います。
6着:ママコチャ 
 その後、同着6着の1頭が3番人気ママコチャでした。切れる脚がないだけに、ある意味、流れが遅すぎたと思います。この馬なりに一生懸命、精一杯伸びています。同じ内枠のセントウルステークス2着からすると、今回ちょっと同じ内枠で人気になりすぎた、そんな面もあります。
8着:ピューロマジック 
 それから8着はピューロマジックでした。1番枠を引いた段階で競馬が難しくなっていました。折り合い重視にこだわりすぎた結果、中途半端になってしまった、そんな感じです。昨年と同じ着順でも今年は消化不良の一戦です。
10着:トウシンマカオ 
 10着がトウシンマカオ。私の危険馬としていました。大幅な体重減の前走から8キロ戻ったんですが、中間調教を特に加減した訳でもなくて、調整の難しさはあったと思います。当日、パドックでも気合いがなかったですし、このペースで失速する馬ではありません。
10着:トウシンマカオ 通信簿
 6番人気10着でした。重賞回顧で取り上げたので、コメントは割愛。
12着:ルガル 
 それから12着に昨年の覇者ルガルでした。外枠でスタートが遅くて、自分の形が取れなかったんですよね。昨年と真逆の流れではあるんですが、見せ場らしい見せ場もなく、この馬としては負けすぎの印象です。
14着:ドロップオブライト 
 そしてドロップオブライトは14着でした。この流れに後方では仕方なしということですね。ただ、パドックを見て、ここでは馬体のスケールもちょっと劣って見えました。
中山12R 外房S タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。

解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)

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