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馬場差一覧

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逃

先

好

中

追

マ

阪神4R 3歳未勝利 タイムＡ

基準より1秒0速い勝ちタイムでした。

1着：ボンドロア

ボンドロアが逃げ切りました。逃げたボンドロアが上がり600m最速ですから、これは文句なしの内容です。ペース補正は入っていますが、平均に速い流れを刻んで優れたラップ構成で押し切った点でも評価ができます。父はサートゥルナーリアです。4勝を挙げたお母さんのブリッジクライムは、今回の鞍上横山典弘騎手が乗って、特別を3勝して縁があった訳なんですけれども、この馬ボンドロアも3月・2月デビューで、お母さん同様ですね奥手のタイプだと思います。

2着：ホウオウレイヴン

それから2着は1番人気のホウオウレイヴン。先々週は逃げて2着だったんですが、連闘の今回は勝ち馬が逃げたので2番手から。完敗とは言えですね、3着には7馬身差。これは決定的ですから、相手次第で勝てるレベルです。ただ、ワンペースの感じがしますから、できれば自らレースを作った方が良いでしょう。

3着：プレデスティナーレ

それからプレデスティナーレ。こちらは離された3着ですが、ギリギリCランク相当です。今回が11戦目になりますが、芝の長丁場を使い出して確実にレースの形が良くなってきています。連戦続きですから、次走は少しレース間隔を空けた方が良いのではないでしょうか。

阪神5R 2歳新馬 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

阪神7R 3歳以上1勝クラス・牝 タイムＥ

基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。

阪神8R 3歳以上1勝クラス タイムＡ

基準より0秒8速い勝ちタイムでした。

1着：ホウショウマリス 勝ち馬注目

ホウショウマリスが昇級2戦目で勝ち上がりました。休み明け2戦目、クラス2戦目で大幅にパフォーマンスを上げてきました。上位3頭は3歳馬で、3歳牝馬の負担重量53キロにアドバンテージがあった訳ではありません。4コーナー5番手から上がり600m最速は極めて優秀で、昇級しても通用するタイムと勝ち方でした。

2着：ゴールデンカイト

2着のゴールデンカイトは1番人気で番組注目馬でした。そつのないレース運びで、このタイムで走破して負けたのではこれはもう相手が強かったと言う他ありません。3着馬には3馬身差ですから、当然次走も上位候補です。

3着：ハクサンアイリス

3着のハクサンアイリスはスタートが悪かったので、ちょっとイメージと違うレースになりましたけれども、リカバリーはスムーズで、4コーナーの手応えも十分にありました。勝ち馬には突き放されましたけれども、次走に繋がる内容で、休み明け2戦目の次走は勝ち負けになっても良いと思います。

8着：シュニー

そして8着のシュニーは私の次走狙い馬でした。このレースはね、メンバーランクBですから10番人気の低評価だったは適正だったとは思います。相手と展開次第ではチャンスがないとは言えないんですけれども、この時期はねまだ3歳が強いんでね、敵わないかもしれませんね。

阪神9R 高砂特別 タイムＥ

基準より1秒6遅い勝ちタイムでした。

阪神10R 姫路S タイムＥ

基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。

阪神11R しらさぎ賞 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。タイムランクがSL・メンバーランクはDでした。昨年までの3歳以上オープン、別定戦リステッド競走の米子ステークスが重賞に昇格して、昨年同様サマーマイルシリーズ第1戦として行われました。チェルヴィニア・レーベンスティールらが出走して来た事で、若干ねメンバーランクは上がった感もあったんですけれども、出走馬全体をならして見ますと、メンバーランクはDランクに落ち着いたという所でしょうね。レースは前半800mが47秒2・後半800mが45秒8ですから、これはもうタイムランクはSLです。単純にね、瞬発力勝負になったと見て良いんですけれども、残念ながらね勝ち馬以外に評価できる脚を繰り出したという馬はいなかったように思います。

1着：キープカルム

勝ったのはキープカルム。これはレースの上がり600mを0秒5上回りました。ですから、この馬だけが抜群に切れたって言うのがね、レースを見た後の第1印象でした。内枠でコース取りも上手く行きましたけれども、このペースで1馬身差ですから、こちらはもう完勝です。父はロードカナロアで、血統構成は違うんですけれども今年のオークス馬カムニャックの半兄ですからね。一流マイラーに上り詰めて行くっていうね、そういう血統的な下地はあります。

2着：チェルヴィニア

2着は1番人気チェルヴィニアでした。牝馬で57キロで、この馬自身初めて背負う負担重要だった訳ですけれどもね。難なく2着は確保しました。ただ、上がり600m33秒9というのはレースの上がりと同じなんですね。ですから、この記録から言える事はスローの1600m向きではないという事。やはり、平均に速い流れの地力勝負というところでこそね、この馬の強さが発揮されると思います。

3着：コレペティトール

その後の3着は全く人気がありませんでしたコレペティトール。この馬ね、何と言ったら良いか…ですが、6/6に障害試験でね実は好時計をマークしていたんですよ。古くからね、障害帰りの馬が穴を出すことは枚挙にいとまがないんですけれども、かなり古い話になりますけれどもね1998年に単勝355.7倍でね、日経賞を勝ったテンジンショウグンもそうでした。この馬は障害帰りではないんですけれども、障害練習の効果があったとしなければね、やはり14番人気、単勝オッズ263.7倍、その好走の要因というのはちょっと説明しづらいですよね。障害練習の効果としては、フィジカル面ではトモに力がつくとよく言われるんですけれども、メンタル面ではね意外と従順になるっていう事が挙げられます。

4着：ダイシンヤマト

その後4着がダイシンヤマトでした。内枠とペースを見越して、先行策を取って勝ちに行くレースをしましたね。ただね、この馬は本来じっくりと脚を溜めた方が良いタイプだと思っています。次走が関屋記念なら、新潟の外回りで瞬発力を最大限に活かせるのではないでしょうか。

7着：レーベンスティール

2番人気で7着のレーベンスティール。59キロでしたけれども、昨年のエプソムカップでは59キロを背負って勝っています。初めての1600mに対応できたのは、スローペースだったという事もあったかもしれませんけれども、その割には弾けなかったですよね。まだ体調が整っていなかったのか、こんなにパフォーマンスが出せないはずはないと思いますんで、残念ですけど次回に期待したいと思います。

解説者：吉岡哲哉(競馬ブック)