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馬場差一覧

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マ

東京1R 3歳未勝利・牝

15着：アビッサルスター 通信簿

1番人気15着でした。1番人気で15着ですから言い訳はできません。この馬ね、次走が芝なら危険馬・ダートなら狙い馬というね二面性を持っていたんですけれどもね。ダートを使って来たのはほぼ読み通りだったんですが、全くパフォーマンスが出ませんでした。こんなはずはないんですけれどもね。ごめんなさい。

東京2R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。

東京4R 3歳未勝利 タイムＢ

このレースの勝ちタイムは、当開催3歳未勝利クラスの基準タイムより2秒3速く、1600m対象の馬場差がマイナス1秒7だった事を踏まえても、 -2.3-(-1.7)＝-0.6 で基準より0秒6速い勝ちタイムでした。

1着：ジャサルディア 勝ち馬注目

ジャサルディアが単勝1.9倍の支持に応えて勝ちました。前走は出遅れましてね、さらに引っかかって2着でした。しかもタイムランクBのレースでしたからね、五分のスタートを切って、折り合って走れれば今回のパフォーマンスはむしろ必然。申し分ないレースだったと思いますね。父はキズナです。スタートに関してはね、まだ安心できませんけれども次走が新潟の芝1600mなら昇級即連勝も可能だと思います。

2着：フィーユチャン

そして2着には休み明けのフィーユチャンが入りました。フィーユチャンは骨折明けでおよそ5ヶ月半ぶりの出走でしたけれどもね、体は仕上がっていましたね。今の未勝利クラスでは能力も一枚上でした。おおかたのレースでこの馬、上がり600m最速を記録していて、今回も最速タイでした。ただ2ターンの1800mというのは未経験ですから、今週以降の番組になりますとね、ちょっとレース選択がポイントになりそうです。

3着：エンゲルシュピール

それから3着のエンゲルシュピール、こちらは芝の1200mの2歳新馬戦は差して4着だったんですけれども、2戦目以降はいつも前へ行く策を取っていました。今回はね、1600mで手頃な位置で脚を溜めて上がり最速タイですから、今後に繋がるレースはできたと思います。とは言え、次走が福島の芝ですと1200mか1800mの選択になりますから、その場合の評価というかね、取捨がちょっと難しくなります。

東京5R 2歳新馬 注目

1着：モノポリオ 勝ち馬注目

モノポリオが2馬身半差をつけて勝ちました。リアルスティール産駒で、半姉ミスエルテ・ミアネーロ、それからショウナンザナドゥですね。いずれも重賞を勝っているんですけれども、血統的にはちょっとね早熟型のイメージもなくはないんですけれどもね。パドックでのテンションは若干高かったですけれども、実戦では落ち着いた良い走りができて、これはもうね非の打ち所のないレースでした。完勝ですよね。次走が重賞でも上位候補になります。

2着：ブラックハヤテ

一方、2着ブラックハヤテは単勝オッズが146.1倍の9番人気でした。あの新馬戦の怖さっていうのは、調教は地味でも仕上がりは良くて前向きな馬にですね、減量騎手が乗った場合、逃げ残って穴を出すケースっていうのがあるということなんですね。この馬がその典型なんですけれども、タイムランクはC相当になりますから、これはフロックとも言えません。

3着：シーズザスローン

3着のシーズザスローン、馬体は良かったですけれどもデビュー戦の今回はちょっと動ききれなかったという感じで、加速に時間がかかってしまいました。それでも上がり600mは勝ち馬に次ぐもので、次走は順当に変わってくると思います。

9着：チャリングクロス

あとチャリングクロス、こちら2番人気で9着でした。今年のダービー馬クロワデュノールの全弟で、人気を集めていました。クロワデュノールと同じ青鹿毛ですね。一回り小さくしたようなサイズで、似たイメージだったんですけれども、何にせよ出遅れが痛かったです。それとね、まだ今の時期の馬でもないなという感じがあります。なので、パワーアップすれば走ってきます。

東京6R 2歳新馬 注目

完全タイム差があと0秒1速ければBランクでした。

1着：ペルセア 勝ち馬注目

ペルセアの逃げ切り勝ちでした。クビ差の接戦での勝利でしたけれども、ゴール前はむしろ2着馬を突き放していました。着差以上に余裕があったという事です。実際、ルメール騎手は道中は「物見をしていた」とコメントしています。父はドレフォンで、血統通りダートでの活躍が期待できそうです。

2着：アルカディアカフェ 番組注目馬

2着は1番人気のアルカディアカフェです。カフェファラオ・ルクソールカフェの半弟で、父はInto Mischiefです。ただまだ幼くてね、テンションは高めと聞いていたんですけども、パドックでは2人引きで結構我慢はできていましたね。勝ちパターンのレースでしたけれども、逃げ馬を交わせそうで交わせず。この点についてレーン騎手はですね、「内の馬を気にして怖がっていた」とコメントしています。幼さを残すんですけれども、次走は普通に勝てると思います。

東京8R 3歳以上1勝クラス

4着：コスモイシュタル 解説推奨

パドックでね見た印象では、一度使って良くなっているなと感じました。ちょっと上手く表現できないんですけど、何ていうのかな、ネジが閉まったというような感じですかね。このレース、ペース補正が0秒3入った緩やかな流れなんですが、ほぼ正攻法に近いレースでね、楽に抜け出した勝ち馬に抵抗していました。現状はねちょっと東京の坂が堪えている様子で、この後は平坦に近い福島か平坦の新潟あるいはね北海道シリーズになると思いますから、ローカル開催なら3歳牝馬の負担重量53キロが生きてくるはずですね。

東京9R 町田特別 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。勝ったヤマニンブークリエについて。

1着：ヤマニンブークリエ

格上挑戦でハンデは52キロでしたけれども、横山典弘騎手が52キロの馬に乗ったのは2022/10/1中京6Rの3歳以上1勝クラス以来、およそ2年9ヶ月ぶりです。そして52キロで勝ったのは、およそ4年9ヶ月ぶりです。57歳の超ベテラン騎手がね、52キロに乗ること自体、容易ではないと思いますしね、それこそ、このプロ意識には頭が下がる思いですけれども、それなりにやはりね、このレースにかける高いモチベーションがあったということも想像できますよね。ちなみにこのヤマニンブークリエはですね、青葉賞8着馬で、3着ゲルチュタールが次走で2勝クラスを、4着レッドバンデと6着ホウオウアートマンが、次走で1勝クラスを勝ったように今年の青葉賞というのは、かなりのハイレベルだったとも言えます。

東京10R 相模湖特別 タイムＥ

基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。

東京12R 3歳以上1勝クラス 注目

1着：チザルピーノ

勝ったチザルピーノ、この馬は1勝クラスでですね2着が5回続いていたんですけれども、まぁねこれまでが何だったのかなと思うぐらいの、これは溜飲の下がる勝利になりました。前走2着にしても勝ち馬と同タイムで、完全タイム差はマイナスでしたし、体調の良さと集中力がかみ合えば、この程度の記録は出せる馬だという事ですね。相手なりに走れますからね、、この馬は昇級しても通用するんですけれども、勝ちあぐねたこれまでの戦績を振り返ってみますとね、あの2ターンの1800mよりは断然ワンターンの1600mの方が合いそうです。という事で、秋の東京戦までお休みかなとは思います。

4着：ショウナンヤッホー

2着以下では次走福島ダート1700mで狙えそうな馬を抜擢してみました。4着のショウナンヤッホーですね。東京ダート1400mを続戦してきましたけれども、伸びかかって止まった今回のレース内容から1600mは少し長いという印象を受けました。次走が1700mだと距離延長になるんですけれども、直線の短い小回りコースの方が一瞬の脚を生かしやすいという事。いつも言うことなんですけれどもね、1400mと小回りの1700mっていうのはリンクする馬が結構多いという事から、十分に狙いは成り立つと思っています。

解説者：吉岡哲哉(競馬ブック)