2025年2回京都11日目

開催一覧
2025/07/20 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/19 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/13 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/12 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/06 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/05 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/29 (日)
福島 小倉 函館
2025/06/28 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/22 (日)
東京 阪神 函館
2025/06/21 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/15 (日)
東京 阪神 函館
2025/06/14 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/08 (日)
東京 阪神
2025/06/07 (土)
東京 阪神
2025/06/01 (日)
東京 京都
2025/05/31 (土)
東京 京都
2025/05/25 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/24 (土)
東京 京都 新潟
2025/05/18 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/17 (土)
東京 京都 新潟
2025/05/11 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/10 (土)
東京 京都 新潟
2025/05/04 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/03 (土)
東京 京都 新潟
2025/04/27 (日)
東京 京都 福島
2025/04/26 (土)
東京 京都 福島
2025/04/20 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/19 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/13 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/12 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/06 (日)
中山 阪神
2025/04/05 (土)
中山 阪神
2025/03/30 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/29 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/23 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/22 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/16 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/15 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/09 (日)
中山 阪神
2025/03/08 (土)
中山 阪神
2025/03/02 (日)
中山 阪神 小倉
2025/03/01 (土)
中山 阪神 小倉
2025/02/23 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/22 (土)
東京 京都 小倉
2025/02/16 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/15 (土)
東京 京都 小倉
2025/02/10 (月)
京都
2025/02/09 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/08 (土)
東京 小倉
2025/02/02 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/01 (土)
東京 京都 小倉
2025/01/26 (日)
中山 中京 小倉
2025/01/25 (土)
中山 中京 小倉
2025/01/19 (日)
中山 中京
2025/01/18 (土)
中山 中京
2025/01/13 (月)
中山 中京
2025/01/12 (日)
中山 中京
2025/01/11 (土)
中山 中京
2025/01/06 (月)
中山 中京
2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 2回京都も先週で開催を終えました。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒5、日曜がマイナス1秒3でした。遡って8日間の馬場差を確認しますと、雨の影響で時計の出方が安定せず、変動となる開催日が続いていましたが、最終週の先週は土日ともに一定でマイナス1秒台でした。
 京都についてはね、雨の影響はなくて乾いたコンディションでした。このような馬場なら、6週開催の最終週とは言え、マイナス1秒台の数値になるという事です。時計の掛かる馬場ではありませんでした。土曜は6鞍中5鞍で逃げ馬が連対。しかも、その内3鞍は前へ行った2頭で決着しています。直線で先行馬が外へ出されるケースもありましたが、内で粘っていたケースもあって、内が伸びないという事はありませんでしたね。ただ、日曜はいかにも最終日らしいと言うか、直線は全体に外へ出され、特に中団からの差し馬の上位進出が目に付きましたね。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス0秒5でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響で先々週までは変動になる開催が続き、基本的に速い時計の出るコンディションでしたが、先週は雨の影響もなく、数値は大きく水準方向に動きました。
 ダートも土日ともに良馬場でした。これは開幕週以来で、先週の馬場差は安定していましたね。乾いたコンディションでも馬場差がプラスにならなかった辺り、改修後の時計を要するコンディションとは違って来たのかもしれませんね。


  タイム分析
 2025/05/31 (土)  芝=-1.5  Dコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T1400 ダンツアトム 牡3 未勝利 1:21.3 -1.0 --- +0.1 -1.1 C D 7.71
5R T1800 オリバナム 牝3 未勝利 1:46.7 -1.4 -0.5 -0.5 -1.4 B D 5.56
7R T2000 ハニーコム 牝4 2勝クラス・牝 1:59.5 -0.3 -0.3 +0.9 -1.5 E C 5.00
8R T1600 クスクス 牝4 1勝クラス 1:33.6 -0.9 --- +0.3 -1.2 C C 6.71
11R T1200 アブキールベイ 牝3 葵S(G3) 1:08.3 -0.2 --- +0.7 -0.9 D C 5.38
12R T1400 キタサンダムール 牝5 2勝クラス 1:20.6 -0.7 --- +0.4 -1.1 D D 8.00
 2025/05/31 (土)  ダ=-0.6
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 スルーザナイト 牝3 未勝利・牝 1:53.6 -0.1 --- +0.5 -0.6 D C 8.69
2R D1400 モレポブラーノ 牡3 未勝利 1:25.0 -0.3 --- +0.2 -0.5 C C 5.00
3R D1800 カンピドリオ 牡3 未勝利 1:53.5 -0.2 --- +0.4 -0.6 D D 5.86
6R D1400 ウィップスティッチ 牝4 1勝クラス 1:23.6 -0.9 --- -0.4 -0.5 B C 7.33
9R D1800 ハグ 牡3 鳳雛S(L) 1:53.8 +2.1 -0.6 +2.1 -0.6 SL C 6.50
10R D1900 ソーニーイシュー 牡4 桃山SH(3勝) 1:57.7 -0.1 -0.6 -0.1 -0.6 C D 2.00

京都2R 3歳未勝利 
6着:モズケイスター 通信簿
 1番人気6着でした。位置取りが後ろ過ぎたとは言っても、全く伸びませんでしたね。ちょっと状態が落ちていた可能性が高いかなと、そんな感じでしょう。
京都5R 3歳未勝利 タイムB
 このレースの勝ちタイムは当開催3歳未勝利クラスの基準タイムより1秒4速く、1800m対象の馬場差がマイナス1秒4だった事を踏まえますと、 -1.4-(-1.4)=±0 となりますが、ペース補正が0秒5入っていて、 ±0-0.5=-0.5 で基準より0秒5速い勝ちタイムでした。
1着:オリバナム 
 オリバナムがデビュー2走目で芝に変わって一変です。オリバナムはですね、デビュー戦の前走経験馬相手にダート1400mで10着だったんですが、2戦目の今回は距離を延ばして芝を使ってきました。確かに母系はね、ダート色が濃いんですが、父が6年前のダービー馬ロジャーバローズですから、芝で断然良さが出たと言えるでしょう。
2着:アルディスティーノ 
 2着のアルディスティーノは芝1600mの前走は中団から差す形で7着でしたけれども、再び芝1800mへ距離を延ばして、単騎逃げのマイペースに持ち込めました。ペース補正が0秒5入った緩やかな流れで好走しましたけれども、ちょっとややワンペースのきらいはありますかね。
4着:テーオーシュタイン 解説危険
 1番人気でした。これね、レース後の感想を言いますとね、この競馬で負けてしまうのか、いや3着にも残らないのかっていうようなね、ちょっとそんな歯痒いような内容で、ちょっとワンペースで、緩やかな流れは合わないような気がしましたね。とは言ってもね、芝1600mに限れば3戦中2戦で、上がり600m最速タイを記録しているので、一概にワンペースとも言えないんですけれども、そう考えると1800mの距離が長かったという見方もできるんです。ただ、シュタルケ騎手はね、「芝よりはダートの方が合っていると思う」とコメントしているので、あるいは今度ダートを使って来るかもしれないんですよ。ただ、過去のダート2戦は1秒8・1秒3で、特筆すべきモノがなかったんですね。いずれにしても勝ち味に遅いタイプですからね、単勝は嫌いたいと思います。
5着:ドゥラエテルノ 
 そして5着のドゥラエテルノ、1・2着馬には離されましたけれども、前へ行った2頭で決着した先行有利の流れで、大外18番枠のロスは大きかったと思います。加速に時間が掛かりましたが、上り600mは最速で3着とは同タイムです。次走がね、坂のある阪神なら相手と展開次第で面白いんじゃないでしょうか。
京都6R 4歳以上1勝クラス タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムでした。
1着:ウィップスティッチ 
 ウィップスティッチがJRAでの初勝利を挙げました。ウィップスティッチは脚部不安でおよそ6ヶ月半ぶりでしたが、クラス再編成前の4歳以上1勝クラスでは能力が上でした。とにかくね、レースが上手いです。ただ、集中力の持続という点ではねまだ課題を残していまして、昇級して相手が強くなるという点でね、これがプラスに働けば良いんですけれどもね。
2着:ニホンピロカラット 
 1番人気のニホンピロカラットは2着でした。ニホンピロカラットは今季好調というかね、これでこの春3戦連続で2着です。あと一歩で勝てるレベルなんですが、今週から3歳基準の1勝クラスになりますからね、負担重量の差とか相手関係っていうのが勝利の行方を左右しそうです。
3着:ランスオブセヘル 
 そしてランスオブセヘルは2番手から3着。逃げ馬は大差のシンガリ負けで、レースのラスト200mが12秒9と減速したハイペースでしたから、2番手から一旦先頭に立って最後までしぶとく踏ん張った、これはねなかなか中身が濃いです。勝ち味に遅いきらいはありますけれどもね、今回のレースは評価できます。
9着:シュニー 解説推奨
 5歳牝馬でこれで14戦1勝と、非常に地味な成績ですからね。次走以降も人気にならないと思いますけれども、今回のレースはちょっと食指が動くと言いますかね、非常に良い内容でした。4コーナーの手応えは十分でしたし、内めに進路を探しつつ、ゴール過ぎはよく伸びていました。これまではね、ソエそれから再三の筋肉痛でね、コンスタントに使えたためしかなかったんですが、ようやく体質が強化されて来たようですね。それとダート1400mの起用が良いタイミングでマッチして来たとも言えます。次の阪神開催に牝馬限定のダート1400mはないんですけれども、函館ならダート1700mでも良いと思いますので、函館にはね牝馬限定のダート1700mがあるんで、こちらを選択するという手もあると思います。どこを使ってきても、もう馬券的な妙味は十分です。
京都7R 4歳以上2勝クラス・牝 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。
京都9R 鳳雛S タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。2頭を取り上げます。
2着:シャルクハフト 番組注目馬
 まず2着のシャルクハフト。芝では6戦して7・2・4・6・8・5着と未勝利なんですけれども、ダートではこれで1勝・2着4回。まだ底を見せていません。全兄のリアレストはですね、芝2勝のあと、ダートで2勝クラスと3勝クラスを連勝していて、やはりダート適性は高いですね。次走3歳以上1勝クラスに出走すれば、順当に勝ち上がれると見ています。
6着:エコロスパーダ 
 そしてエコロスパーダは1番人気で6着でした。レース後にね、大久保調教師から「DDSP」、つまりですねこれ軟口蓋背方変位(なんこうがいはいほうへんい)って言うんですけれども、このDDSPっていうのは、あの喉のね疾患の1つで、要するに呼吸系の疾患で、ちょっとやっぱり喉鳴りとは違うんですね。止め際にちょっとゴロゴロっと音がしたりして、馬のパフォーマンスが低下しちゃうんです。そういう事のコメントが発信されたという事でね、一応今回の敗因は明白です。一昨年のダービー馬のタスティエーラもね、デビュー当初はこの症状が出かかっていたんですけれども、成長によって改善する事がありますから、今後の成長を待ちたいと思います。
京都10R 桃山S 注目
 勝ったソーニーイシューについて。
1着:ソーニーイシュー 勝ち馬注目
 前走はね、1番人気で10着でしたけれども、昇級戦で洗礼を浴びたという訳ではなくてですね、単に中2週での中山競馬への遠征で、ちょっとパフォーマンスが出せなかっただけだと思います。言わばね、2走ボケのような負け方だったと言っても良いでしょう。放牧でリフレッシュした今回は話が別です。これが本来の姿で、3馬身差の楽勝でした。前走10着を除けば、これで4勝・2着2回の戦績ですからオープン特別なら昇級しても即通用するでしょう。
京都11R 葵S 重賞
 タイムランクがD・メンバーランクはCでした。何とも筆舌に尽くしがたいレースでしたね。まぁね、2着から11着までのね、10頭がアタマ・ハナ・クビの大接戦でしょう。ですから、瞬時に理解できませんでした。前半200mから10秒台のラップが3回続いたハイペースで、上位3頭は奇しくもですね小倉2歳ステークスに出走していまして、アブキールベイは5着、クラスペディアは2着、レイピアは4着だったんですね。京都の芝1200mというのは、スプリント戦としては比較的緩やかなペースになりやすいんですけれども、今年はそうはならず、要求されるスキルが違ったという事ですかね。小倉の芝1200mで上位争いをできるようなタイプ。つまりね、ハイペースに強いタイプが上位を独占しました。
1着:アブキールベイ 
 勝ったのはアブキールベイでした。父はファインニードルで、産駒3頭目のJRA重賞勝ち馬になったんですが、3頭とも京都の芝でね、カルチャーデイがファンタジーステークスを、エイシンフェンサーがシルクロードステークスを勝ってます。超ハイペースでも追い込み決着にはならず、中団の6番手前後、そこがウイニングポジションになりました。そこで折り合ってしっかり脚が溜まったという事ですね。先々週のオークスもそうでしたけれどもね、やっぱり岩田望来騎手は良い仕事してますね。
2着:クラスペディア 
 2着はクラスペディアでした。逃げて2着ですね。4コーナーで後続を離した前2頭で、そのまま決着するかと思われた矢先ですね。中団待機の2頭が、先行馬の2頭の間に割って入って来たんですけれども、いっぱいいっぱいにインで粘り込みました。逃げてスピードを生かすレースをした事、あと直線のコース取りがねこれ意外と良かったんじゃないでしょうかね。
3着:レイピア 
 差がなく3着レイピア。いつもの先行策は取れなかったんですが、勝ち馬と同様最も理想的な位置取りに収まった事になります。1200mなら差しに回っても脚を使いますしね、常に相手なりに走れるのがこの馬の強みです。
4着:サウスバンク 
 その後4着がサウスバンクでした。これね、着差が着差ですから直線で外へ外へと行ってしまったのが勿体なかったですね。前走の橘ステークスはペースが遅くて、ワンピースの弱点が出たんですけれども、ハイペースの今回はですねこの馬の持ち味が最大限に生きたと思います。
13着:ウイントワイライト 
 あと1頭1番人気ウイントワイライト13着でした。単勝オッズが5.6倍ですから、押し出された1番人気だったんですけれども、意外とこの人気の評価っていうのは正しかったような気がしますね。出遅れましたしね、行きっぷりも良くなかったですし、直線も前が詰まりましてね、能力を出し切れた訳じゃないんです。一言で片付けてしまえば、これキャリアの浅さが出たという訳なんですけれども、こちらはいかにも次走の狙い馬というような負け方でした。

解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)

No tweets found for the hashtag #Victory_Road.


当サイトに掲載されている情報はその正確性を保証するものではありません。情報の修正依頼・ご要望等はこちらへ by ittai
since 2001.06.26 -