2025年2回東京10日目

開催一覧
2025/06/01 (日)
東京 京都
2025/05/31 (土)
東京 京都
2025/05/25 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/24 (土)
東京 京都 新潟
2025/05/18 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/17 (土)
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2025/05/11 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/10 (土)
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2025/05/04 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/03 (土)
東京 京都 新潟
2025/04/27 (日)
東京 京都 福島
2025/04/26 (土)
東京 京都 福島
2025/04/20 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/19 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/13 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/12 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/06 (日)
中山 阪神
2025/04/05 (土)
中山 阪神
2025/03/30 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/29 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/23 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/22 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/16 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/15 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/09 (日)
中山 阪神
2025/03/08 (土)
中山 阪神
2025/03/02 (日)
中山 阪神 小倉
2025/03/01 (土)
中山 阪神 小倉
2025/02/23 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/22 (土)
東京 京都 小倉
2025/02/16 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/15 (土)
東京 京都 小倉
2025/02/10 (月)
京都
2025/02/09 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/08 (土)
東京 小倉
2025/02/02 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/01 (土)
東京 京都 小倉
2025/01/26 (日)
中山 中京 小倉
2025/01/25 (土)
中山 中京 小倉
2025/01/19 (日)
中山 中京
2025/01/18 (土)
中山 中京
2025/01/13 (月)
中山 中京
2025/01/12 (日)
中山 中京
2025/01/11 (土)
中山 中京
2025/01/06 (月)
中山 中京
2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 2回東京は5週目まで終了しました。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒5、日曜がマイナス1秒2でした。まずは遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、基本的にはマイナス2秒台で推移していますが、雨の影響を受ければ水準方向に動き、変動の開催日が多くなっています。
 土曜は乾いた良馬場で、この春の傾向通りマイナス2秒台の速い時計が出るコンディションです。ただ、土曜夕方からの雨で、日曜は土曜よりも1秒以上時計が掛かりました。ただ、朝の時点で雨は止んでいまして、土日ともに馬場差は一定です。言い換えますとね、日曜は乾いても後半時計が出やすくなるという事はなかった訳です。逃げ馬が直線で最内を選択しないでですね、馬場の内から5頭目ぐらいに進路を取るケースが増えてきました。この辺りがレースの行方を左右する境界線で、インが全く駄目ということはなかったんですがオークス3着のタガノアビーに見るように、善戦止まりが多かったです。そうかと言って、直線で外が伸びるバイアスもなくて、基本的にはレース巧者つまり流れに乗って行けるタイプに有利でした。東京は2回最終週の今週から3回2週目まではCコース、最終週のみDコースが使用されます。
 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス3秒1からマイナス2秒3への変動でした。遡って8日間の馬場差を確認しますと、雨の影響で速い時計が出やすい傾向にあり、3日目から8日目まではマイナス1秒を超えていました。9日目、つまり先週土曜はこの開催では初めて馬場差が変動ではなく、これまでと比べれば水準方向へ動きましたが、日曜は雨の影響で一気に高速化しました。
 土曜はですね、この開催初めてとなる良馬場です。それでもマイナス0秒8ですからね、時計を要するという程ではありませんでした。そして土曜夕方からの雨で、日曜朝はマイナス3秒台でスタートしたようにですね、かなりの高速馬場でした。後半やや乾いて数値も水準方向に動いたとは言え、終日速い時計の出るコンディションでした。
連対馬の脚質なんですが、こちらは多彩でしたけれども、土曜は先行有利のレースが多くて、日曜は意外とですね、差し・追い込み馬が活躍しました。日曜の後半3レースはいずれも上がり600m最速か最速タイの馬が優勝したんですが、これはね少しずつ馬場が回復に向かう中で微妙なねトラックバイアスが出現していた可能性もありますし、またこれはたまたま偶然そうなったとも言えるんですが、傾向の変化があった事は間違いないと思いますね。


  タイム分析
 2025/05/25 (日)  芝=-1.2  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T1600 バンブルビー 牡3 未勝利 1:33.7 -1.8 --- -0.8 -1.0 B D --
5R T1800 コア 牡3 未勝利 1:48.5 +0.1 -0.6 +0.6 -1.1 D D --
7R T2400 モルトマエストーソ 牡4 1勝クラス 2:29.5 +2.6 -1.2 +2.8 -1.4 SL C --
9R T1800 コルレオニス 牡4 調布特H(2勝) 1:46.2 -0.8 -0.3 ±0 -1.1 C D --
10R T1400 グロリアラウス セ4 フリーウ(3勝) 1:21.4 +0.2 -0.3 +0.7 -0.8 D D --
11R T2400 カムニャック 牝3 優駿牝馬(G1) 2:25.7 +0.2 -0.2 +1.4 -1.4 E B --
 2025/05/25 (日)  ダ=-3.1 → -2.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1400 ホシニネガイヲ 牝3 未勝利・牝 1:24.5 -1.2 --- +1.5 -2.7 E D --
2R D1600 デルマムーン 牡3 未勝利 1:36.3 -2.7 --- +0.3 -3.0 C C --
3R D1300 アメリカンビヨンド 牡3 未勝利 1:16.8 -2.4 --- ±0 -2.4 C D --
6R D1400 シホノペルフェット 牡3 1勝クラス 1:22.7 -2.2 --- +0.1 -2.3 C C --
8R D1600 エンセリオ 牝4 三峰山特(2勝) 1:35.7 -1.5 --- +1.0 -2.5 E D --
12R D2100 カズタンジャー 牡4 丹沢SH(3勝) 2:07.2 -3.2 --- -0.2 -3.0 C D --

東京1R 3歳未勝利・牝 タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。
東京4R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒8速い勝ちタイムでした。
1着:バンブルビー 
 バンブルビーが鮮やかに逃げ切りました。バンブルビーは前半800mが46秒5、後半800m47秒2の平均ペースで、序盤からラストまで平均に速いラップを刻んでいて、これは文句なしの逃げ切り勝ちです。この馬、2歳新馬戦で3着、続く2歳未勝利戦でも3着していながら今回10番人気まで評価を下げたのは、前走15着の大敗からですね。その敗因はゲートでの中立が悪くてですね、アオった事なんですが、今回はそこが修正されていた事が大きかったと思います。勝因のもう1つはね、今回初めて芝の1600mに出走した事なんですが、ウインブライト産駒なんですけれども、結局はですね、本質はスピードタイプのマイラーだったという事だと思います。
2着:ジャサルディア 
 2着のジャサルディアは上がり600m最速で3着には2馬身半差。決定的な差をつけたんですが、出遅れて引っかかっていた点で、今後の課題が見つかりましたね。そうは言いましても5分に出てね、落ち着いて走れれば次走も勝ち負けになると思います。
4着:ララバニュルス 
 それからララバニュルスは1番人気で4着でした。こちらはデビュー戦の前走がですね、経験馬相手に追い込んで2着でしたが、2戦目で気持ちが入ったのか、今回一転した先行策になりました。馬場も敗因の1つとして考えられるんですけれども、もう少し脚を溜めた方が良いタイプなのかもしれませんね。
東京5R 3歳未勝利 
2着:オルグジェシダ 通信簿
 1番人気2着でした。他馬にマークされる形をしのいでですね、長く良い脚を使ったんですけれどもね。わずかに及ばなかったんですが、力は発揮していますよね。
東京7R 4歳以上1勝クラス タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
東京8R 三峰山特別 タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。
東京11R オークス タイムE
 基準より1秒4遅い勝ちタイムでした。タイムランクがE・メンバーランクはBでした。まずスタートですね、大方の予想通りですねエリカエクスプレスがハナに行きまして、過去3年の平均ラップからすると序盤の入りはちょっと速めなんですけれども、800mぐらいで落ち着いて前半の1000m通過が1分ちょうどという事で、これは前後半のバランスから平均ペースに分類できます。ただ、ちょっと中だるみがあるんで、最終的にはですね、瞬発力勝負になったような気がします。基本的には馬場の真ん中ぐらいが一番伸びる感じはあって、内もあんまり良くないですし、外が絶対良いとも言えなかったんですけれども、勝ったカムニャックが4コーナー大外で、やっぱりちょっと1頭だけ抜けた強さを発揮したかなという感じがするんですね。基本的には大方の馬が自分の能力は出し切ったというレースだったようには思いますね。
 接戦を制したのはカムニャックでした。勝ち時計が2分25秒7、タイムランクはEという事になりました。平均ペースに分類できるんですけれども、1000m通過後が極端にペースが遅くなりまして、特に12秒9のラップが2回出現してるんですね。前半のペースで言うと、ユーバーレーベンが勝った時が59秒9だったんですが、その後そんなにやっぱペースが落ちないんですね。過去3年の平均ラップで見ると、この1000m以降のラップの、これだけ落ち込んだというか遅くなったのはちょっと無いんですね。ですから、その分がやっぱり勝ちタイムを遅くしてしまったという事に繋がってると思いますね。
1着:カムニャック 
 勝ったのはカムニャック。基本的には瞬発力勝負になった訳ですけれども、とにかく前に取り付く脚の速さと抜け出してからもうひと伸びしたというね、この勝ち方は着差とすればアタマ差でしたけれども、私はもうちょっと桁違いに強いなという勝ち方だったと思います。血統的というかね配合的な最大の特徴は、サンデーサイレンス2×4というですね、ちょっと強烈な近親交配なんですね。これだけ血が濃いと言うか、近親交配が強いと爆発的な瞬発力を出すか、ちょっと気性的にちょっと難しいところがある馬って結構多いんですけども、この馬の場合はやっぱフローラステークスがちょっとかなり引っかかり気味で勝ったぐらいで、オークスもやっぱりちょっと行きたかってんじゃないかなと思うぐらいに見えるんですけど、今回の方が全然落ち着いて走れてますし、何て言うのかなちょっとこの爆発的瞬発力はちょっとお化けじみてるかなっていう風に思うんです。凱旋門賞連覇したねエネイブル(Enable)って、これ確か19戦15勝だったと思いますが、この馬が確かSadler's Wellsの3×2というね、強烈な近親交配で、ちょっと日本競馬史上こうした配合の馬が大きいレースを勝ったというのは、ちょっと非常に稀有なケースだと思いますね。
2着:アルマヴェローチェ 
 そしてその後2着が2番人気アルマヴェローチェでした。これはもうね、減点ゼロですよね。もうこれで負けちゃうんだって言うような競馬をしてます。もう相手が悪かったとしか言いようがなくて、何にも非の打ち所がないレース。ちょっと1枠で、内に行きづらいバイアスがありましたから、1番枠ってちょっとね、競馬のプラン難しかったと思いますけれども、オークスの定石というかね、そういう乗り方でしっかり2着を確保。これはもう勝ちに等しいですよね。
3着:タガノアビー 
 その後3着はタガノアビー、内ラチ沿いロスなく回って3着確保しました。そういう事なんですね。レースの上がりがこの馬が最速の600m33秒5ですから、この馬の通ったコース取りと、勝った馬のコース取りの差を考えますと逆にこの馬が上がり最速だった事が、勝ち馬の強さをより記録的に引き立ててしまったという事になります。しかし最善の手は打ちましたね。そういった意味では大健闘だったと思います。
4着:パラディレーヌ 
 その後4着がパラディレーヌでした。こちらもね、2着のアルマヴェローチェ同様、内めから最高の立ち回りができたと思います。一瞬伸びかかりましたしね、私は現時点でのこの馬の持ってる力はしっかり発揮できたと思いますから、先着3頭を褒めるべきと、そういうレースだったと思います。
5着:リンクスティップ 
 その後ですね、3番人気リンクスティップは5着でした。途中からちょっとポジションを上げて行きましたけれども、ラップ構成からすると適正な位置でポジションを上げています。ただ、最後の追い比べで劣ったように基本的にはやっぱこういう瞬発力比べというのは、あんまり適さないタイプかなと。桜花賞はね平均ペースに流れてますけど、オークスはやっぱりある程度の瞬発力が要求されて、何かちょっとワンペースの印象を受けました。
5着:リンクスティップ 通信簿
 3番人気5着でした。折角スタートを決めたのに、下げすぎだと思っていたが、勝ち馬との長い脚の差。より後方の3着馬に交わされたのを考えると、思ったよりステイヤーの資質がなかったのかもしれない。見込み違いに反省です。
9着:エンブロイダリー 
 それからね桜花賞馬1番人気に支持されたエンブロイダリーは9着でした。1コーナーで今日は駄目だなという走りでした。と言いますのは、もう1コーナーからかなり馬が力んでしまって、ほとんどひと回り治まるところが無かったという感じで、まさかここまで折り合いを欠いてしまうとは思いませんでした。折り合っていれば、距離適性はともかく3歳牝馬同士でこのペースであれば、十分に勝ち負けできたはずですが、どうした理由からか、今回はしっかり落ち着いた走りができなかったという事で、参考外という風に思います。
16着:レーゼドラマ 
 そしてレーゼドラマは16着でした。ちょっとワンペースで切れ味に欠ける所はあります。最後ちょっとね、ゴール前で挟まれる不利はありましたけれども、この不利が致命的だったとは思いません。まぁちょっとそう言った部分では、現状2ターンの小回り向きという印象はありますよね。

解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)

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