2025年3回中山8日目

開催一覧
2025/07/20 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/19 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/13 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/12 (土)
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2025/06/29 (日)
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2025/05/24 (土)
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2025/04/26 (土)
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2025/04/20 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/19 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/13 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/12 (土)
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2025/04/06 (日)
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2025/03/30 (日)
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2025/03/29 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/23 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/22 (土)
中山 阪神 中京
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2025/03/15 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/09 (日)
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2025/03/02 (日)
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2025/03/01 (土)
中山 阪神 小倉
2025/02/23 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/22 (土)
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2025/02/15 (土)
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京都
2025/02/09 (日)
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2025/02/08 (土)
東京 小倉
2025/02/02 (日)
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2025/02/01 (土)
東京 京都 小倉
2025/01/26 (日)
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2025/01/25 (土)
中山 中京 小倉
2025/01/19 (日)
中山 中京
2025/01/18 (土)
中山 中京
2025/01/13 (月)
中山 中京
2025/01/12 (日)
中山 中京
2025/01/11 (土)
中山 中京
2025/01/06 (月)
中山 中京
2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 3回中山は先週で開催を終了しました。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス3秒5、日曜がマイナス3秒2でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、良馬場の開催日はマイナス1秒を超える数値でしたが、最終週の先週は一気に高速化しました。
 先々週の日曜、競馬開催時に7ミリ、月曜に3ミリ、火曜にも0.5ミリの雨が降ったんですが、乾くのに時間がたっぷりありました。気温も上昇したのも乾くのに随分貢献したと思います。加えてCコース替わりが高速化に拍車をかけて、土曜の芝の馬場差はマイナス3秒5。同じく超高速馬場だった昨年4回中山の開幕週、野芝のマイナス3秒4を上回る馬場差になりました。日曜は土曜に使われた分の傷みが出て、少し時計を要したんですが、それでもマイナス3秒2。ただ速いからと言って、内と前オンリーの馬場ではないんですが、2連続開催の最終週でこの馬場差はちょっと異常な感覚も覚えています。
 先週の馬場差1800m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒4。1200m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒5でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響で変動となる開催日が多く、時計の出方は安定しませんでした。
 週初めの雨も完全に乾いて、土日ともに良馬場。全て雨の影響を受けた今開催の前3週よりも時計の出方は遅くなっています。それでも1800m・1200mともにマイナスの範囲内です。時計は出やすかったです。馬場差は土日を通して、同じ数値。向正面が向かい風、直線追い風の南風が土日ともに吹いて、特に日曜は強くなって行ったんですが、時計の出方に大きな影響はないと思います。


  タイム分析
 2025/04/20 (日)  芝=-3.2  Cコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T2000 ルトンワージ 牡3 未勝利 1:59.7 -2.4 -0.5 +0.3 -3.2 C C 6.36
5R T1200 マックアルイーン 牡3 1勝クラス 1:07.4 -1.8 -0.1 ±0 -1.9 C D 6.80
9R T2000 アンゴラブラック 牝4 野島崎特(2勝) 1:58.2 -2.4 -0.7 +0.1 -3.2 C C 5.33
11R T2000 ミュージアムマイル 牡3 皐月賞(G1) 1:57.0 -3.1 -0.1 ±0 -3.2 C B 8.38
12R T2200 コスモフリーゲン 牡5 サンシH(3勝) 2:10.4 -2.6 -0.4 +0.5 -3.5 D D 6.91
 2025/04/20 (日)  ダ=-0.4 / 1200m=-0.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 ゲンパチルーナ 牝3 未勝利・牝 1:55.8 +0.5 --- +0.9 -0.4 E C 6.82
2R D1200 アサクサグレース 牝3 未勝利 1:12.5 -0.1 --- +0.4 -0.5 D C 6.50
3R D1800 スマートカイロス 牡3 未勝利 1:54.6 -0.7 --- -0.3 -0.4 C D 6.80
6R D1800 ナルカミ 牡3 1勝クラス 1:52.9 -1.4 --- -1.0 -0.4 A B 6.90
7R D1200 エコロエイト 牡4 1勝クラス 1:11.7 -0.2 --- +0.3 -0.5 D C 5.77
8R D1800 ソレルビュレット 牡4 利根川特(2勝) 1:53.9 +0.7 --- +1.1 -0.4 E C 6.44
10R D1200 インビンシブルパパ 牡4 京葉S(L) 1:11.1 +0.9 --- +1.4 -0.5 E D 7.25

中山1R 3歳未勝利・牝 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。
中山3R 3歳未勝利 注目
 2着だったライフゲートについて。
2着:ライフゲート 
 積極策からローカルを中心に活躍が目覚ましい丹内騎手なんですが、このレースの逃げはちょっと飛ばしすぎた印象があります。1000m通過1分1秒4というのは、先に取り上げたナルカミの3歳1勝クラスが1分2秒3ですから、いかに速かったかがわかります。結果矢作厩舎の初出走馬スマートカイロスに差し切られたんですが、2着に残って完全タイム差はマイナスの範疇。強い競馬をしています。反動がないように調整されれば、次はどこに出てきても押し切れそうな感じがあります。
中山6R 3歳1勝クラス タイムA
 基準より1秒0速い勝ちタイムでした。
1着:ナルカミ 勝ち馬注目
 番組注目馬となっていたナルカミが勝ちました。ナルカミは京都1800mの新馬戦で大差勝ち。中京の前走も楽勝かと思わせたんですが、唸って逃げてハイペース。7着に失速していました。返し馬からテンションが高かったですね、この時は今回は美浦の田中博康厩舎への転厩初戦です。メンバーランクもBと相手も強力だったんですが、パドック・返し馬ともに前走よりは落ち着きがあって、2番手に控えても折り合いがつきました。まだ手前変換など完璧ではないんですが、それでいて再度のAランク勝ちが傑出した能力の証だと思います。気性他粗削りな面が解消されていけば、重賞は勝てる馬ではないでしょうか。もう一度左回りの走りを見てみたい気持ちもしますが、普通のオープンなら突破してしまえそうです。
2着:サムシャイン 番組注目馬
 2着サムシャインは前走、昇級戦2着時に歩様を乱して再仕上げになります。仕上がり自体は良くて、返し馬も悪くありませんでした。その結果がナルカミを一瞬交わす脚で伸びて0秒1差。こちらもAランク相当です。以前、東京で1番人気を裏切っての4着があるんですが、これは力をつける前。今なら大丈夫だと思います。
3着:アールプロスト 
 3着アールプロストは前走の未勝利勝ちがEランク。ただし、3コーナーへ行って一気に動いた勝ち方が強かったです。相手が上がってパフォーマンスが上がる、そういったタイプのようで前が崩れる展開にも乗じて3着に上がりました。前の2頭から離されてCランク相当。相手関係一つというところなんですが、直線の長い東京は悪くないと思います。
4着:ロッシニアーナ 
 4着ロッシニアーナは前走の未勝利勝ちが同じ条件でAランクの楽勝でした。ナルカミがちょっと気性的に危ない面があって、こちら上とする向きも多かったです。結果は4コーナーで手が動いてしまいました。これは昇級戦の高レベル決着が厳しかったようです。ただ、この経験が生きるはずで、2勝目も時間は掛からないと思います。
中山8R 利根川特別 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
中山10R 京葉S タイムE
 基準より1秒4遅い勝ちタイムでした。
中山11R 皐月賞 重賞
 タイムランクはC・メンバーランクはBでした。まずスタートです。目に付く出遅れは内のキングスコールですね。あと外のファウストラーゼンもちょっと遅かったです。ジュタを制してねピコチャンブラックがハナを切ります。ジーティーアダマンは逃げていたのが今回控えて3番手。4番手に単勝断然人気クロワデュノールという展開ですね。ペースは前半1000mは59秒3、後半が57秒7ですから流れ自体は遅いんですが、1000m通過前からファウストラーゼンが例によってマクり。連れたアロヒアリイも順位を上げて来ました。中団はごちゃついてもいて、少しサバイバル戦の様相も呈していました。不利を受けた馬も多かったようですけどね。クロワデュノールは4コーナーの手前から仕掛けて直線で先頭に立ちます。手応えも良く見えたんですが、中団内めから直線で外に出したミュージアムマイルが一完歩ごとに差を詰めて、直線でクロワデュノールを差し切りました。そして突き放しました。後方から馬群を割ったマスカレードボールが3着に上がり、以下ジョバンニ・サトノシャイニングと入線しています。
1着:ミュージアムマイル 
 勝ったのは3番人気ミュージアムマイルでした。1番人気の前走、弥生賞ディープインパクト記念が4着。朝日杯フューチュリティステークス2着以来で、1本追い足りないような状態でした。その後、放牧に出して激変したとは高柳調教師のコメントです。パドックではスカッと見せて、気配の良さが際立っていました。18頭中1番の早生まれなんですよね。1/10生まれという事です。完成度の早さと高さから、クラシック1冠目を勝つにはふさわしい背景がありました。個人的には朝日杯の結果にお母さんミュージアムヒルの競走成績がダブっていて、真の距離適性というモノがわからなかったんですが、遅めの流れとは言ってもメンバーランクBの皐月賞を0秒3差で制した事実は重く受け止めなければいけないと思います。2冠も視野に入りますね。誰が乗るかでしょう。そういうのありますね。
2着:クロワデュノール 
 そしてその後2着が1番人気クロワデュノールでした。東京スポーツ杯2歳ステークスを重め残りで勝って、絞れたホープフルステークスを完勝。ここでほぼ100%の状態だったと思うんでね、今回は維持が精いっぱいだったような気がするんですよね。上積みというのは、それほどなかったと思います。だから負けたとは言わないんですが、私ちょっとこの馬にちょっと辛口なんですけどもね、人気ほど、また巷の評価ほどオーラを感じなかったのも確かです。目標にされた分の2着。弱い2着ではないんですが、それでも0秒3という着差を考えるとダービーも安閑としてはいられないと思います。距離は大丈夫、もうワンランク状態が上がってくるかどうかが本命馬への課題だと思います。
3着:マスカレードボール 
 その後、クビ差まで2着馬に迫ったのがマスカレードボール3着でした。ホープフルステークスを惨敗、その前後の東京は完勝ですから中山は鬼門のはずです。それを工夫を凝らしてチャレンジして来たのは立派だと思います。序盤に玉突き状態になったような不利もあってね、後方からの追走になったんですが、直線は歯を食いしばって伸びて来ており、やっぱり能力あります。次は東京、俄然色気も出るんですが、マスクトディーヴァの半弟でビハインドザマスクの牝系から言うと2400mが若干長くも感じます。
4着:ジョバンニ 
 それから4着はジョバンニでした。勝ち馬とほぼ同位置にいたんですが、内のニシノエージェントが外に張って来て、ミュージアムマイルとの間で絞り出されるようなロスがありました。それまでが好位の内、理想的な位置取りだっただけに勿体ない競馬です。4着は能力の高さの証明で、勝ちに行くと遊ぶ面はあっても脚を溜めると確実に伸びて来ます。ベストではないと思うんですよね、2400mは。それでも守備範囲とは言えるんで、崩れない魅力があると思います。
5着:サトノシャイニング 
 2番人気サトノシャイニングが5着でした。外枠から外外を回らされて、向正面では微妙な不利もありました。この5着も能力上位を示しています。あとはキズナ産駒でも牝系から、あまり長距離向きではないと私は思うんですよね。その点をどう補えるかどうかだと思います。
6着:マジックサンズ 
 それから6着はマジックサンズ。大外枠から4コーナー一番の大外を回って、上がり600m推定は最速の33秒8。ダービーに繋がるレースをしていると思います。賞金的に直行できれば穴候補になってきます。
11着:エリキング 
 そしてエリキングは11着でした。内枠を引いた段階で嫌な予感があったんですが、スタンド前では首を振っていて、戸惑っていました。初の多頭数に加えてタフな競馬の経験も浅すぎたと。期待してしまった事を反省しています。これを糧に巻き返してもらいたいんですが、重厚な血統と馬体の印象からは秋の菊花賞向きとの印象も持ちました。
17着:ドラゴンブースト 
 ドラゴンブーストは17着でした。外から2頭がマクった際に動きかけたんですが、これの馬も多少の不利を受けています。結果としてここまででした。相手が強かったと思います。

解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)

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