中山01R |
未勝利・牝 12.ゲンパチルーナ |
前走 |
| 7馬身差の2着ゲンパチルーナでもまだBランクに相当するタイムです。初めてのダートで適性の高さを示しました。次走も上位候補です。
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中山02R |
未勝利 5.キタノライブリー |
前走 |
| キタノライブリーは前走に続いて2着。前走は相手関係に恵まれた面もあったんですが、今回は勝ち馬には0秒6差でもよく踏ん張っており、安定感が出てきました。メンバー次第ですが、ローカル戦を含めて勝機もあります。
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中山02R |
未勝利 7.アサクサグレース |
前走 |
| 2着のアサクサグレースは4番手でスムーズだったんですが、あまりにも前が有利な流れ。2番手追走の3着馬に6馬身差をつけた事は評価したいと思います。
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中山06R |
1勝クラス 7.ロッシニアーナ 勝ち馬注目 |
前走 |
| 番組注目馬ロッシニアーナが4馬身差で勝ち上がりました。ロッシニアーナは外枠だったんですけども、内枠のブルータスが出遅れた事もあって、特に仕掛ける事もなく楽に先手を取り、マイペースの逃げに持ち込みました。直線入口では2頭に並ばれていましたけども、追い出すと突き放して快勝。この開催の3歳1勝クラスの勝ち馬ルクソールカフェとか、クレーキングのような馬が相手だとすぐに勝てるとは言えませんけども、普通の組み合わせの1勝クラスならすぐに通用すると思います。
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中山06R |
1勝クラス 9.サムシャイン |
前走 |
| 2着のサムシャインは6・7番手を進み、向正面で上がって行って3コーナーでは先頭に並びかけたんですが、直線入口で少し外に膨れ、アメージングに競り負けてからは内にもたれるような走りで急激に失速していました。単にスタミナが切れたという風には見えず、何かあったのかもしれませんね。無事なら次走も上位候補ですけどもね。
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中山06R |
1勝クラス 11.ナルカミ 番組注目馬 |
前走 |
| 前半に競られた事もあってですね、ハイペースの逃げになったとは言え、直線に入る時の手応えが良く、そのまま圧勝かなと思って見ていたんですけども、直線で右手前になった時に頭が高くなって、なんかバランスがおかしくなりましてですね、すぐに左手前に戻っると内にもたれながら失速してしまいました。で、前走は京都の新馬戦だったんですけども、その時は直線に入るとすぐに左手前に変わって、そこからどんどん差を広げて行ったので、左回りが苦手というか、右手前でまっすぐ走るのが苦手としかちょっと思えないですね。右回りでの巻き返しを期待したいです。
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中山08R |
利根川特(2勝) 3.ドバイブルース 通信簿 |
前走 |
| 1番人気3着でした。慎重に外を回して2着には上がりそうだったんですが、内から差されました。ただ、2頭が離して先行して今回はちょっと乗り方が難しくなった、そんな気もします。
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中山08R |
利根川特(2勝) 12.ソレルビュレット |
前走 |
| 2着のソレルビュレットは中山のようなコーナーが小さいコースでも以前ほどはコーナーで置かれなくなったんですけども、それでも4コーナーを回る時の手応えは良くなかったですね。そして直線でも右手前のまま。中山が合わないレースをしているのに、2着ですから能力上位ですけどもね。ベストは東京1600mだろうと思います。
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中山09R |
野島崎特(2勝) 1.テリオスサラ |
前走 |
| 1番人気で8着の前走、房総特別は重馬場で進んで行かないうちに手応えをなくしました。今回も同じです。この段階で、馬場は発表の「稍重」以上に悪化していて、4番手の内を進んでいたんですが、かなりノメっていました。それでも直線は伸びかけたんですけどもね、それが長続きしませんでした。2戦連続で道悪に泣いたと見て間違いないと思います。2走前の1勝クラス勝ちがタイムランクCで、0秒4差の楽勝。フェアリーステークス・クイーンカップ・フラワーカップ・紫苑ステークスなどの重賞でオール7着ながらも差がなかったり、見せ場があった実績があります。良馬場なら巻き返せます。
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中山09R |
野島崎特(2勝) 11.カンティアーモ |
前走 |
| 道中は4・5番手につけて手応えも上々でした。そして最後の直線に向いてスペースができると、スッと反応はしなかったんですが、ジワジワと脚を使って、逃げるニューステソーロを捕らえましたね。ペースが遅くて、逃げ馬が粘る展開を差し切ったんですから、一定の評価はできますね。前走G3のフラワーカップは1番人気に支持されながらも、スムーズに捌けず3着に敗れたんですが、今回で2勝目をマークしました。まだ体がねパンとしてない分、上に浮く感じのね、こういう走りになってるんですが、素質は高いと思いますし、秋には飛躍が見込まれますね。
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中山11R |
皐月賞(G1) 1.ニシノエージェント |
前走 |
| 勝ったのはニシノエージェントでした。前半は後方待機。そして3コーナーから4コーナーにかけて前のドラゴンブーストに着いて行ってスムーズに追い上げる事ができて、さらに直線でしっかり伸びました。超ハイペースを後方待機して、外を回ったり前が詰まったりする事もなく追い上げて差したので、展開が向いて捌きもスムーズだった事が最大の好走要因だと思います。
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中山11R |
皐月賞(G1) 2.エリキング 勝ち馬注目 |
前走 |
| ではまずその勝った1番人気エリキング。まず課題だったスタートを決めて、4・5番手で流れに乗って、最後の直線に向くと力強く抜け出して来ましたね。能力の高さを見せつける勝ちっぷりでした。加速がついてからは長く良い脚を使えるイメージなので、あとは今言ったように勝負所の反応ですよね。そこがもう一つ良くなれば、もう一段上に入るのかなという気がしますし、ただまだ完成途上の段階でこれだけの走りができる訳ですから、能力そのものは相当高いと思いますね。
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中山11R |
皐月賞(G1) 3.キングスコール |
前走 |
| 1番人気キングスコールは3着でした。まず骨折明けでした、しかも出遅れました。向正面で追い上げたんですけども、4コーナーから直線入口にかけての手応えはイマイチ。同じ位置にいたフクノブルーレイクに着いて行けなくなったんですけどもね、最後は差し返すように3着に上がっていました。新馬戦で見せた能力の高さは相当なものなので、使って順当に良化すれば、皐月賞でも侮れないような気がします。
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中山11R |
皐月賞(G1) 4.ジュタ |
前走 |
| ジュタですが10着でした。スタート直後に少し不利はありましたけども、さほど影響はなく、4コーナーではアロヒアリイやミュージアムマイルに合わせて動き出したんですけども、直線で伸びなかったですね。手前がどうこうという話を前回したけど、それは関係ないと思います。G1のホープフルステークスに出走して間隔を空けずに翌年の1月にも出走した馬は、このジュタを含めて25頭いるんですけどね。それらの馬の次走、全て4着以下なんですよね。これ、実は事前に知っていたんですけども、まぁ大丈夫だろうと軽く考えて注目馬としたけどちょっと甘かった、日程がキツかったのかなとちょっと思います。
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中山11R |
皐月賞(G1) 6.マスカレードボール |
前走 |
| 人気に応えてマスカレードボールが制しました。序盤ね、押し出されそうな場面もあったんですが、その辺りの攻防を無難に乗り切れた事でね、しっかり勝ちへの体制というのが作れたと思います。アイビーステークスの当時よりもね、力みが見られませんでしたし、この辺りは馬自身の成長というのを感じた点ですね。終い切れる血統だけに、ヨーイドンの流れというのもねこの馬自身には向いたと思います。戦歴上ね、皐月賞での評価ホープフルステークスは負けてるんでね、その辺りは難しいんですが、そのホープフルステークスは大外の18番枠というのも影響して流れに乗れなかった感も強いですから、枠順なども踏まえた上で皐月賞に関しては再精査したいですね。今回の競馬ができるのであれば、中山ってだけで割り引くのはちょっと早計かなと思います。
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中山11R |
皐月賞(G1) 7.フクノブルーレイク |
前走 |
| クビ差2着フクノブルーレイクでした。手前味噌ではございますが、日刊競馬ではやたら本命がついてましてね、4個なんですけど。ちょっと聞いたんですけどね、概ね根拠は小回り向きのパワータイプで中山1800m、しかも道悪はかなり合うというモノだったみたいです。私は聞いただけですけどね。向正面でも追い上げてはいたんですけども、その後コーナーで上がって行く姿は確かに小回り向き。差しが効かない馬場で伸びて来た姿はパワータイプでしたね。このタイプは良馬場のG1では厳しいと思われます。
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中山11R |
皐月賞(G1) 9.ピコチャンブラック |
前走 |
| 勝ったのはピコチャンブラックでした。惨敗してしまったホープフルステークスの後、様々な工夫をして調整して来た事、そして少頭数の外めの枠で揉まれる危険が小さかった事で、中盤までは3番手の外で何とか折り合って行けました。日曜のですね特に後半、差しが効かなかった事も考慮したのか、早めに先頭に並んで行き、ラスト200mのラップ13秒台に落ち込んでいますけども、差しが効かない馬場も味方につけて押し切れました。フルゲートのG1だとまだ不安の方が大きいような気がしますけれども、皐月賞ではホープフルステークスの時よりはまともなレース内容になって、まともな結果を出せるかもしれません。
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中山11R |
皐月賞(G1) 10.クロワデュノール |
前走 |
| 見事1番人気のクロワデュノールが勝ちました。ちょっとね1コーナーの手前で口を割ったりして危なっかしかったんですけども、上手く治めて折り合い、ペースアップした所から追い上げて行き、自力で前を交わすという、まぁ正攻法での勝利ですよね。もちろん強い勝ち方ですが、新馬戦での圧巻の走りと比べるとこれでも物足りないように感じます。右回りの追い切りでは直線で左手前になると推進力がなくなって、右手前に戻ったりしていましたが、今回レースではそうはなりませんでした。しかしですね、実は直線で結構外へ流れていまして、左手前が得意ではない事は確かだと思います。初の右回りも能力の違いで今回クリアしましたが、ここに出走していない、もっと強い馬が皐月賞に出走してきた場合はまたこういう勝ち方ができるかどうかというのは、現時点ではわからないと思います。
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中山11R |
皐月賞(G1) 11.ミュージアムマイル |
前走 |
| その後が1番人気のミュージアムマイル4着でした。前回ね、重賞展望でこの馬は坂が課題と言ったんですけどね、坂で勢いがなくなりました。その重賞展望ではリオンディーズ産駒には平坦巧者が多いという事を言ったんですが、デビュー戦で派手に出遅れていたり、京都で勝った時も追い出してから反応するまでに時間が掛かったりと、随所にトモの甘さを感じさせるシーンがありました。という事で、次走が皐月賞だとするとまた坂が課題になると思います。
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中山11R |
皐月賞(G1) 12.ドラゴンブースト |
前走 |
| 2着はドラゴンブースト。少し出遅れていましたが、中団の内に収まり3コーナーから4コーナーにかけて外を回らずにスムーズに追い上げ、4コーナーではもう2番手。捌きが上手く行きましたけども、この流れで4コーナーで仕掛けて2番手だとちょっと展開に恵まれたとも言えないですね。1600mより2000mの方が合っていたという結果だと思います。
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中山11R |
皐月賞(G1) 13.アロヒアリイ |
前走 |
| そして3着がアロヒアリイでした。4コーナーで逆手前になって外へ膨らんでいましたけども、直線での伸びは力強かったですね。かなり晩成傾向の母系で、母の父がオルフェーヴルそして父がドゥラメンテ。とても2歳の秋に新馬勝ちできるような血統ではないんですが、そこを勝っただけの事はあって、素質や将来性は抜群に高いと思います。晩成ではあるんですけどもね、3歳春に一気に成長する事もある馬が多い母系なので、ここから皐月賞までにさらにかなり一気に成長する可能性もありますね。皐月賞でも差は小さいと見ます。
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中山11R |
皐月賞(G1) 14.カラマティアノス |
前走 |
| それから2着がカラマティアノスでした。いわゆる裏街道からの参戦で人気はなかったんですが、中団からね最内を突いてセンスの良い走りを見せました。毎回騎手が変わっているんですが、その中でもね3着を外した事がないですし、これもこの馬のセンスの高さを物語る要素かなと思います。血統的なイメージからすると、ある程度距離はこなせそうですが、現状はまだね序盤に力んでいたり直線もちょっと内にもたれていたりとその辺り若さも残る現状なので、陣営のこの後のねレース選択には注目したいですね。
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中山11R |
皐月賞(G1) 15.ヴィンセンシオ |
前走 |
| そして2番人気ヴィンセンシオが2着でした。正直まさかの逃げでしたけどもね、序盤ああいうお見合いのような状態になってしまったら、もう行ってしまうのが正解だったと思います。3コーナー手前では2番手になっても慌てず騒がず。リズム良く回ってきたので、前は交わしたかったですけどもね、相手があまりにもしぶとかったという事でしょう。改めて、位置取りやペースに左右されないというところは示した訳ですから、皐月賞でも上位候補だと思います。
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中山11R |
皐月賞(G1) 16.サトノシャイニング |
前走 |
| 勝ったのは1番人気サトノシャイニング、とにかく強かったです。最序盤にね、落鉄して押し出されてしまった東京スポーツ杯2歳ステークスから一転して、今回は中団待機の競馬をしました。展開も流れていましたし、そういった部分では乗りやすい所はあったと思うんですが、それにしても直線で抜け出す際の脚は素晴らしかったですね。不本意なね、競馬になった東スポ杯でも昨年のJRA賞最優秀2歳牡馬のクロワデュノールに0秒1差とね、走っていた馬なので、リベンジへ向けてまずは好発進という所だったと思いますね。
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中山11R |
皐月賞(G1) 17.ファウストラーゼン |
前走 |
| 勝ったのはファウストラーゼンでした。ホープフルステークスに続いてまたスタートが上手く行かず、2コーナーではかなり後ろにいて3コーナーでは先頭。という事で、ホープフルステークスと全く同じ戦法で見事に決まりましたね。向正面のペースが速くなっているところで一気に先頭まで上がり、直線入口で並びかけられてから一旦は差を広げ、そして残した訳ですからね、スタミナは相当なものですよね。まぁ、皐月賞でこういう極端な向正面一気が3回続けて決まるのかと、甚だ疑問に、本能的に感じるんですけどもね、まぁ軽視はできないと思います。
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中山11R |
皐月賞(G1) 18.マジックサンズ |
前走 |
| そしてもう1頭2番人気で16着マジックサンズについて。2週前にいわゆる勢い切り時計がないという、飛んでいたんですけどもね、それでもプラス10キロでも太くはなかったと思いますけども、何て言うかますますマイラーっぽい体型になっているように映りましたね。超スローペースの2000mでまともに引っかかってしまいました。今後も2000m以上では厳しそうなんですが、マイル路線に転じれば、巻き返しは十分にあると思います。
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中山12R |
サンシH(3勝) 3.シャイニングソード 勝ち馬注目 |
前走 |
| ここまで5戦して3勝・2着2回と、ほぼ完璧な戦歴。正攻法で勝った3戦目の初勝利がタイムランクAで、後方一気に差し切った1勝クラスがタイムランクCと、前からでも後ろからでも好記録で走ってきた馬です。今回は道中で動いた上で、さらに前をねじ伏せてと、前2走とも違うね機動力を見せての快勝でした。Frankel産駒でお母さんがStacelitaなので、2017年のオークスを勝ったソウルスターリングの全弟です。姉に比べるとね、気性が穏やかでコントロールも利く走りをしていますので、まだまだ伸びそうな素材ですね。上に行っても楽しみだと思います。
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中山12R |
サンシH(3勝) 10.サトノクローク |
前走 |
| スタート直後に少しバランスを崩した事もあって前半は後ろにいたんですが、向正面でポジションを上げ、さらに4コーナーで外から前を交わしに行ったんですけども、後ろからマクって来たアスクドゥポルテをやり過ごすために手綱を抑えてしまい、結果的にはここで踏み遅れたという事が響いて間に合わなかったですね。とは言えですね、この馬長いこと2400m以上で先行するというのが主な好走パターンだったんですけども、2000mでスムーズではない競馬になってしまっても4着とは言え、好走できたという事は収穫だと思います。この内容なら次も2000mに使ってきそうですけどもね、2000mで距離不足という事はないので、それで嫌うべきではないと思います。
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