2025年2回阪神6日目

開催一覧
2025/07/13 (日)
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2025/07/12 (土)
福島 小倉 函館
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2025/04/13 (日)
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中山 阪神 中京
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2025/02/23 (日)
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2025/02/15 (土)
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京都
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2025/02/08 (土)
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2025/01/25 (土)
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2025/01/18 (土)
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2025/01/13 (月)
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2025/01/12 (日)
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2025/01/11 (土)
中山 中京
2025/01/06 (月)
中山 中京
2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 2回阪神も3週目を終えました。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒8、日曜がマイナス1秒1からプラスマイナスゼロへの変動でした。阪神も連続開催ですので、遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、先週土曜まではマイナス1秒を超える数値でしたが、日曜は雨の影響を受けて水準レベルに動いて行きました。
 中間の雨は木曜に4.5ミリ、金曜に1ミリ程度です。土曜には乾いていて、マイナス1秒8の高速馬場でした。その後、土曜深夜から日曜朝にかけて3ミリの雨が降りました。早くから雨予報の日曜は、しばらく降りそうで降らない状態が続いたんですが、4Rぐらいから小雨がパラついて、7R・8R辺りから本格的に降り出しました。馬場差は前夜からの雨で、土曜より時計が掛かるコンディションから始まって、雨の影響によって、さらに掛かって行く変動です。桜花賞の時間帯はプラスマイナスゼロ。水準ではあるんですが、ここ数年でも時計を要す馬場でした。コース取り、脚質に基本的な偏りはないんですが、桜花賞で逃げたエリカエクスプレスが直線では内を避けていたのも、馬場悪化の証明だと思います。最終週の今週もBコースが使用されます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は、土日ともにプラスマイナスゼロでした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、前の開催最終週がプラス0秒4で、開催が進むとともに、水準方向に動き、この開催4日目以降は全てプラスマイナスゼロです。
 前の開催からプラス0秒3前後の馬場差が続いたんですが、先々週は土日ともに良馬場でも水準前後と、時計の出方が早まっていました。先週も同様、乾いた状態の土曜日も、乾いた状態から雨が強くなった日曜日も、終日対象でプラスマイナスゼロ。時計の出方に変化はありません。改修後の京都ダートでも見られた事なんですが、もっと雨量が多く、「重」や「不良」にならないと高速化しないように見受けられます。時計も上がりも適度に掛かるせいか、軽いスピードだけでは厳しく、差しタイプが台頭。日曜は追い込みがよく決まっていました。


  タイム分析
 2025/04/13 (日)  芝=-1.1 → ±0  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T2000 メイショウビストロ 牡3 未勝利 2:01.9 +0.2 -0.5 +0.8 -1.1 D D 8.07
7R T1600 チャンネルトンネル 牡4 2勝クラス 1:34.0 ±0 -0.6 ±0 -0.6 C D 6.00
9R T2000 サヴォンリンナ 牝3 忘れな草(L) 2:03.5 +3.4 -0.5 +3.2 -0.3 E D 10.50
10R T2600 アドマイヤテラ 牡4 大阪―ハH 2:39.8 +2.0 -0.6 +1.5 -0.1 SL D 7.75
11R T1600 エンブロイダリー 牝3 桜花賞(G1) 1:33.1 -0.5 --- -0.5 ±0 B C 7.13
 2025/04/13 (日)  ダ=±0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1400 ミヤジマナ 牝3 未勝利・牝 1:24.8 -1.0 --- -1.0 ±0 A C 7.93
2R D1800 ディニテ 牡3 未勝利 1:54.9 +0.5 --- +0.5 ±0 D D 6.62
3R D1200 スレッドザニードル 牡3 未勝利 1:14.0 +1.0 --- +1.0 ±0 E D 8.38
5R D1400 アローオブライト 牡3 1勝クラス 1:24.7 -0.3 --- -0.3 ±0 B C 4.54
6R D1800 バトンインディ 牡4 1勝クラス 1:53.9 +0.8 -0.1 +0.7 ±0 D D 7.80
8R D1800 ダブルジョーク 牡5 天神橋特(2勝) 1:52.6 +0.3 --- +0.3 ±0 C D 6.78
12R D1800 ネバーモア 牝4 梅田S(3勝) 1:52.8 +1.3 --- +1.3 ±0 E D 7.92

阪神1R 3歳未勝利・牝 タイムA
 基準より1秒0速い勝ちタイムでした。
1着:ミヤジマナ 勝ち馬注目
 デビュー2戦目のミヤジマナが6馬身差をつけて圧勝です。ミヤジマナは初出走の前走、出遅れを挽回。上がり最速タイの5着でした。今回は発馬を決めてダートに入ってからのスピードの乗りが違いました。逃げ馬に並びかけて行って直線、特に手前が変わってからの伸びが強烈、圧勝でした。コパノリッキー産駒、母がダート3勝馬で母系をたどるとダート重賞6勝のスターリングローズがいます(4代前ゴールデンコマーズがスターリングローズの半妹)。牝馬にしては立派な馬格。まだまだ奥がありそうで、上に行っても首位候補なのは間違いありません。
2着:ステアハート 
 2着のステアハートは勝ち馬から1秒差ですから、完全タイム差はプラスマイナスゼロ。3番手を進んで勝ち馬に離されたんですが、バテた逃げ馬を交わして2着に上がりました。展開に乗じて追い込んだ3着馬には4馬身差をつけています。芝の1600mを2戦して5着・10着だったんですが、Gun Runner産駒とあって、ダートの短距離で変わりました。メンバー次第ですが、普通の牝馬限定戦なら上位に扱えます。
5着:ルクスデイジー 
 そしてルクスデイジーは5着。1番枠から出遅れました。中団待機から伸びては来たんですが、前走タイムランクC相当の2着からE相当の5着とランクを下げ、1番人気を裏切りました。体質に弱さがあるようなんで、巻き返すには間隔を空けた方が良いと思います。
阪神3R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。
阪神5R 3歳1勝クラス タイムB
 基準より0秒3速い勝ちタイムでした。
このレースも激しい先行争いからレーティッシュが逃げて、前半600m34秒0のハイペースです。逃げ馬が14着。好位を進んだ1番人気のラフォンがシンガリに失速する中、追い込み馬同士のワンツー決着でした。今回のBランクは、展開の産物が大きいです。
1着:アローオブライト 
 距離短縮のアローオブライトが鮮やかな追い込みを決めました。とは言っても勝ったアローオブライトは札幌の未勝利戦で今をときめくルクソールカフェを負かして初勝利。相手が成長途上だったとは言っても、この実績は光ります。前走1800mで逃げて5着のスピードを距離短縮で決め手に転化した形です。出遅れたからの奇襲でもあるんですが、発馬さえ良くなればオープンでもやれる力はあると思います。
2着:メイショウハチロー 
 2着も今回が初めての1400mだったメイショウハチローでした。そのメイショウハチローは勝ち馬から1馬身差でCランク相当です。この馬もハイペースに乗じて追い込んだ口です。未勝利戦を勝ってから3戦連続の5着。距離短縮もプラスに出たんですが、まだアテにはならないと思います。
3着:ゴールデンカイト 番組注目馬
 そして1番強い競馬をしたのが3着のゴールデンカイトです。逃げ馬を交わして一旦先頭。セーフティーリードに見えたんですが、それでも早い流れに最後で甘くなりました。中京1800mの新馬戦で1番人気で3着。皐月賞に登録のあるローランドバローズの0秒4差。それ以来ダートではまだ底が割れておらず、1400mでは特に安定しています。次走は高いレベルで勝てると、そんな感じがします。
阪神9R 忘れな草賞 タイムE
 基準より3秒2遅い勝ちタイムでした。
阪神10R 大阪―ハンブルクC タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。勝ったアドマイヤテラについて。
1着:アドマイヤテラ 
 菊花賞3着以来の放牧明け。大阪杯3着のヨーホーレイクとの併せ馬で仕上げられて、体重12キロ増は成長分。これでも脾腹のラインは細いくらいに見えるんですが、この体形がステイヤーの証明だと思います。超スローペースの3番手を持ったまま。4コーナーまで武豊騎手は無駄に動かないで、直線も追い出して2着馬が来るとステッキを数発入れました。これは物見をしてた分もあるでしょうし、雨で滑らないように注意しているようにも見えました。内容は明らかに着差以上です。菊花賞は3000mの高レベル決着を、後方から一気に動いて4コーナー先頭。勝ったアーバンシックもこの馬を目標に仕掛けられてのモノです。また最後に届いた2着ヘデントールと互角以上の内容だっただけに、この辺りでは負けられない所です。賞金加算に成功と言っても、それまでが条件馬の身です。天皇賞・春に出走できるかどうか、あるいは中2週だけに大事を取るかどうかは不明なんですが、前哨戦としては疲労感のない競馬だったのが救いです。アーバンシック、天皇賞回避だという事ですし、好勝負可能なポテンシャルは感じます。
阪神11R 桜花賞 タイムB
 基準より0秒5速い勝ちタイムでした。タイムランクはB・メンバーランクはCでした。さぁまずはスタート、内枠エリカエクスプレスがロケットスタートを決めました。ミストレスが逃げて2番手からという展開予想もあったんですが、自分はこの形と思っていました。初速が違いますよね。前後半の800mは46秒6の46秒5。平均ペースで、戸崎騎手も語っているように折り合いがついていたと思います。エンブロイダリーもアルマヴェローチェも好発という訳ではないんですが、それぞれ中団。思い思いの位置は確保できていました。最悪だったのはゲートを失敗して最後方に取り残されたリンクスティップですね。そして直線、阪神ジュベナイルフィリーズ同様、アルマヴェローチェは正攻法の外から。勢い良く伸びて来たんですが、内めを追い上げて失速しかけたエリカエクスプレスの外に出した、エンブロイダリーがアルマヴェローチェの内をすくうように伸びて快勝という事ですね。大外、リンクスティップ3着までという事です。
1着:エンブロイダリー 
 見事、クラシック第1弾桜花賞を勝ったのはエンブロイダリーでした。新馬2着時と直前の追い切りに騎乗はしているんですが、改めて感心したのが鞍上モレイラ騎手ですね。控えたのはスタートの微妙なタイミングからだと思うんですが、インで脚を溜めて直線も内から中、極力コースロスを避けたのが素晴らしいと思います。馬もレースを使うごとに操縦性を増しており、基盤にはAランク一歩手前で勝ったクイーンカップがあります。右回りも雨も不問でした。オークスはマイラーのアドマイヤマーズ産駒なのが気になるんですが、今回も道悪の中タイムランクはBです。能力の高さで何とかなる範疇だと思います。
2着:アルマヴェローチェ 
 そしてその後2着が2番人気アルマヴェローチェでした。体重増はほとんどが成長分だと思います。追い切り開始当初からベラジオオペラと併せ馬をして、中身の詰まった仕上げはできていました。道悪については、重馬場の札幌2歳ステークス2着の実績があります。鞍上も勝ったと思ったんでしょうが、2歳女王でも今年はその後の前哨戦で高いレベルの馬がいたという事だと思います。ハービンジャー産駒、いかにもオークスの距離延長はプラスに思えるんですが、母の父ダイワメジャーに加えて、母系自体は短距離志向の面があります。個人的には適正ズバリとは言えません。
3着:リンクスティップ 
 その後3着がリンクスティップでした。こちらを本命にして結果は失敗なんですが、新馬時の出遅れがここで出るとは痛恨でした。スタートで左に切れて、隣のチェルビアットと接触。最後方の位置は、前が平均ペースなので、普通なら絶望的です。4コーナー手前から大外を追い上げて、アルマヴェローチェの外まで来られたと思います。ラストで脚が上がったのも当たり前という事ですね。改めて能力の高さを認識しました。オークスはスタンド前の発走。ゲートを練習しての雪辱に期待したいと思います。
3着:リンクスティップ 解説推奨
 一部でオークス向きとの声もある中で、きさらぎ賞の前半ラップの速さと血統などから大丈夫と判断しましたが、半兄に昨年の青葉賞3着のデュアルウィルダーがいる事実は、牝系全体はスピードタイプにしても気になる材料でした。前回の重賞展望通り、エンブロイダリー本命が筋だったと反省しているんですが、それを踏まえてもスタートの不利は悔しくてたまりません。あの位置から追い上げたのですから、上位2頭には脚力は劣らないと思います。距離2400mとこれも守備範囲だと思います。オークスで今一度狙ってみたいですね。スタートを決める事、M.デムーロ騎手にはユーバーレーベンの再現を期待したいと思います。
4着:マピュース 
 その後マピュース4着でした。マインドユアビスケッツ産駒、ねちっこい走りをするので雨が降るのはプラスだと思っていました。枠なりに内を選んで、スルスルと伸びています。エンブロイダリーとの差がクイーンカップの0秒4から0秒9に広がったんですが、これも一生懸命走っての結果。底力の差でもあると思います。競馬の上手さと勝負根性があって、追い続けては損はない馬だと思います。
5着:エリカエクスプレス 
 そして1番人気、逃げたエリカエクスプレスが5着でした。ペース的には逃げ切っておかしくないと思います。折り合いを欠いてもいません。敗因を挙げるのが難しいんですが、まずこの馬場での逃げが目に見えない負担になったこと。1週前追い切りが強すぎたとの意見もあり、私も一理あると思います。あと、エピファネイア産駒で重厚な母系にしては速すぎるというのも、最後までわからない面でした。マイルではなくてね、オークスで逃げて欲しいと考えています。
6着:チェルビアット 
 着外組で取り上げる馬は少ないんですが、6着のチェルビアットはスタートで接触して追い上げにかかる勝負所では再び挟まるロスがありました。終始、リンクスティップと絡んでいました。離されたとは言っても6着は立派です。地味なタイプでも、ショウナンパンドラの半妹。アッと言わせてもおかしくないだけの血統的な魅力はあります。
10着:ショウナンザナドゥ 通信簿
 6番人気10着でした。6番人気では危険馬の意味はなかったが、順当な負けだと思います。
阪神12R 梅田S タイムE
 基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。

解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)

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