2025年3回中山5日目

開催一覧
2025/07/20 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/19 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/13 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/12 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/06 (日)
福島 小倉 函館
2025/07/05 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/29 (日)
福島 小倉 函館
2025/06/28 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/22 (日)
東京 阪神 函館
2025/06/21 (土)
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2025/06/15 (日)
東京 阪神 函館
2025/06/14 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/08 (日)
東京 阪神
2025/06/07 (土)
東京 阪神
2025/06/01 (日)
東京 京都
2025/05/31 (土)
東京 京都
2025/05/25 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/24 (土)
東京 京都 新潟
2025/05/18 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/17 (土)
東京 京都 新潟
2025/05/11 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/10 (土)
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2025/05/04 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/03 (土)
東京 京都 新潟
2025/04/27 (日)
東京 京都 福島
2025/04/26 (土)
東京 京都 福島
2025/04/20 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/19 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/13 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/12 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/06 (日)
中山 阪神
2025/04/05 (土)
中山 阪神
2025/03/30 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/29 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/23 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/22 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/16 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/15 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/09 (日)
中山 阪神
2025/03/08 (土)
中山 阪神
2025/03/02 (日)
中山 阪神 小倉
2025/03/01 (土)
中山 阪神 小倉
2025/02/23 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/22 (土)
東京 京都 小倉
2025/02/16 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/15 (土)
東京 京都 小倉
2025/02/10 (月)
京都
2025/02/09 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/08 (土)
東京 小倉
2025/02/02 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/01 (土)
東京 京都 小倉
2025/01/26 (日)
中山 中京 小倉
2025/01/25 (土)
中山 中京 小倉
2025/01/19 (日)
中山 中京
2025/01/18 (土)
中山 中京
2025/01/13 (月)
中山 中京
2025/01/12 (日)
中山 中京
2025/01/11 (土)
中山 中京
2025/01/06 (月)
中山 中京
2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 3回中山は3週目まで終了しました。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒2、日曜がマイナス1秒6からマイナス0秒9への変動でした。連続開催ですので、遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響度によって時計の出方が異なり、数値は安定していませんが、終日良馬場の日は全てマイナス1秒を超えています。
 木曜日に8.5ミリの雨が降りましたが、金曜夕方には東京で雷鳴が轟き、激しい雨が降った地域があったのに対して、中山は雨が降りませんでした。土曜も快晴で、風が強いものの基本は穏やか。少量の水分もどんどん乾いて行きました。馬場差は前の開催を通して一番の超高速です。それでも脚質的な偏りはありません。問題は雨予報の日曜です。曇天の中、朝の段階では傘を差すファンもいましたが、午前中は降ってもパラつく程度。それが午後になって本格的に降り始め、悪化して行きました。馬場差は、芝で最初の5R時は前日ほどではないんですが、高速馬場からスタートして、後半の2鞍はマイナス1秒前後となる変動です。最終段階でも時計の出方としては速いんですが、日曜の芝での4鞍は道悪実績のある馬、あるいは道場をこなせる血統の馬が勝っています。皐月賞の行われる最終週はCコースに移ります。傷んだ内の部分がカバーされるので、良馬場なら超高速化すると思います。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒7からマイナス0秒4への変動、日曜がマイナス0秒5からマイナス0秒7への変動。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒9からマイナス0秒6への変動、日曜がマイナス0秒7からマイナス1秒0への変動でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響で馬場差が変動となっている開催日が多く、数値は安定しません。
 芝が乾いてもダートは木曜の雨が下に残っていて、土曜朝の馬場発表は「良」に近い「稍重」でした。これが乾いて行く変動で、中長距離がマイナス0秒7から水準方向に。1200mがマイナス0秒9から水準方向に向かって行ったんですが、最終的な馬場差でもマイナスの範疇です。1200mの馬場差が中長距離より速いのは、風の影響もありました。日曜は乾いた状態から始まって、雨の影響により土曜とは逆に速くなって行く経緯です。中長距離・1200mともに変動幅が大きくないのは、土曜と変わりありません。全般に前の組が強いのは、中山の基本的な傾向です。


  タイム分析
 2025/04/12 (土)  芝=-2.2  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T2200 プルミエソルティ 牡3 未勝利 2:13.5 -1.8 -0.3 +0.3 -2.4 C C 9.00
7R T1600 ガルサブランカ 牝4 1勝クラス 1:32.6 -2.3 -0.2 -0.7 -1.8 B C 6.08
9R T2000 ビーオンザカバー 牡3 山藤賞(1勝) 1:59.0 -2.3 --- -0.1 -2.2 C C 4.25
10R T1600 ダイシンヤマト 牡5 あけぼの(3勝) 1:32.6 -1.1 --- +0.7 -1.8 D C 8.40
11R T1600 イミグラントソング 牡3 ニュージ(G2) 1:32.4 -1.8 --- ±0 -1.8 C C 6.54
 2025/04/12 (土)  ダ=-0.7 → -0.4 / 1200m=-0.9 → -0.6
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 レディーフランシス 牝3 未勝利・牝 1:55.1 -0.2 --- +0.5 -0.7 D C 6.73
2R D1200 ビーアイフォルテ 牝3 未勝利 1:11.9 -0.7 --- +0.2 -0.9 C D 7.36
3R D1800 ヴィーデ 牡3 未勝利 1:54.9 -0.4 --- +0.2 -0.6 C D 7.25
6R D1800 ピコシー 牡3 未勝利 1:55.6 +0.3 --- +0.8 -0.5 D C 5.75
8R D2400 ラファールドール セ4 1勝クラス 2:37.7 +1.8 --- +2.3 -0.5 E D 7.25
12R D1200 オーブルクール 牝4 2勝クラス・牝 1:10.9 -0.4 --- +0.2 -0.6 C D 7.00

中山7R 4歳以上1勝クラス タイムB
 このレースの勝ちタイムは古馬1勝クラスの基準タイムより2秒3速く、1600m対象の馬場差がマイナス1秒8だった事を踏まえても、 -2.3-(-1.8)=-0.5 さらにペース補正が0秒2入っており、 -0.5-0.2=-0.7 で、基準より0秒7速い勝ちタイムとなります。
 ガルサブランカの勝ちタイムは、同じ土曜の11R3歳G2ニュージーランドトロフィーに0秒2差、2クラス上の10Rあけぼのステークスと同タイムです。しかも前半のペースは最も遅かったです。時計的価値は高いです。
1着:ガルサブランカ 勝ち馬注目
 デビュー以来全て芝1600mに出走しているガルサブランカが新馬戦以来の勝利を挙げました。ガルサブランカはイクイノックスの半妹にあたるキズナ産駒です。堅実ですが、ワンパンチ足りない印象があったんですが、今回は馬群の中で折り合って進んで、直線も今までより切れました。少し遅めの流れが味方した面はあるんですが、厩舎は調教時計以上に積極的に乗り込んだとコメントしています。良血のお嬢さんが一皮むけたとすれば、この辺りにも要因がありそうです。上のクラスでも通用、東京の1800mを試しても能力落ちはないと思います。
2着:レッドロスタム 
 2着のレッドロスタムは大外枠からハクサンイーグルイーグルの2番手につけて粘り込みを図ったんですが、最後に捕まりました。前走の中京戦は1400m出遅れて追い込んで3着していますが、勝つには先行策が一番。舟山騎手で3キロ減の今回は勝っておきたかった、そんな感じです。次走も有力なんですが、東京は4着が3回あるように切れ負けしやすい。そういう点が気にかかります。
3着:ドリーミングアップ 番組注目馬
 3着ドリーミングアップは唯一後方から追い込んで、勝ち馬からクビ+半馬身差。上がり600m33秒4も光りました。これまでも上がり最速の常連だったんですが、このレベルで脚を使えたのは立派です。前走の中京戦2着に続いての馬券圏内。毛づやが良くなって、状態が上がっています。今だったら競馬場も問わず、首位候補として扱えます。
 2着馬より強い競馬をしていて、馬券的な妙味もあると読みました。
中山8R 4歳以上1勝クラス タイムE
 基準より2秒3遅い勝ちタイムでした。
中山9R 山藤賞 注目
 勝ったビーオンザカバーについて。
1着:ビーオンザカバー 
 前半1000m59秒4、後半59秒6の平均ペース。と言うよりも、メンバー構成を考えれば消耗戦に近いラップです。川田騎手は折り合いに専念して残り600mを過ぎてから早めにスパート。後続を0秒4差に完封しました。ハービンジャー産駒は、こうしたロングスパートに真骨頂があって、控えて前が詰まった水仙賞9着から一変。マンハッタンカフェのいる母系でスタミナが豊富です。今回のような積極的な競馬ができれば、2000mはもとより、長距離戦でも出番があります。
中山11R ニュージーランドT 重賞
 NHKマイルカップトライアルのニュージーランドトロフィー、タイムランク・メンバーランクともにCでした。スタートですね、短距離戦を使われて来たベイビーキッスの逃げ。ルージュラナキラ2番手、ストレイトトーカーが3番手、前半800mが後半より1秒速い流れです。アドマイヤズームは前と少し離れた5番手を引っ張りきりで追走。4コーナー手前から外をマクって仕掛けて出る王道の競馬。全てを振り切ったかに見えたんですが、後方5番手で脚を温存していたイミグラントソングが外を追い込んで、差を詰めて来てゴール寸前でアドマイヤズームを捕らえます。クビ差ですね。内の好位直後で折り合って進んでいたコートアリシアンが外を差して来たプリティディーヴァとの3着争い、競りを制してコートアリシアンが3着です。
1着:イミグラントソング 
 ゴール前、鮮やかに差し切った2番人気イミグラントソング。この馬はひいらぎ賞2着の1分32秒5というのが、Aランクの勝ち馬に半馬身差のBランク相当でした。この時計で走れる裏付けを2歳暮れに示していたという事です。反面、東京のスローでは遅い時計の決着でも届かない3着。石川騎手のコメントにあるように、中山1600mに特化したタイプという可能性はあります。2歳チャンピオンを差し切ったんですから、当然NHKマイルカップでも上位候補に入っては来ますが、 同じ辻厩舎所属でも毎日杯を制したファンダムの方を上としたい、そういう気持ちはあります。
2着:アドマイヤズーム 
 そしてこのレースが復帰戦でしたアドマイヤズームは2着。スローの朝日杯フューチュリティステークスは強かったんですが、同じ京都1600mでも未勝利戦は内回りの速い流れを楽勝しています。今回の流れにも戸惑いはなく、少し速く感じる仕掛けも手応えの良さからだと思います。惜敗で強い競馬はしています。また、体重が8キロ増とギリギリの作りではなかった事で上積みも見込めます。東京の長い直線も対応できると思います。あとは相手関係ですね。朝日杯や今回のレベル以上の馬、桜花賞とか皐月賞組が加わったりすると、楽観視できない、その可能性もあります。
3着:コートアリシアン 
 その後3着はコートアリシアンでした。クイーンカップ4着に続いて五分のスタートが切れて、普通の競馬ができるようになって来ました。速い脚が長続きしない特性からも、中山は合っていると思います。裏を返せば、東京は直線が長すぎます。権利は取る事ができましたが、メンバー強化もあり本番は厳しい競馬にはなってきそうです。
4着:プリティディーヴァ 
 そして3番人気で4着プリティディーヴァ。アドマイヤズームの動きを目標に仕掛けて離されたんですが、しぶとい脚は使えていました。初めての1600mが200m長い印象はありましたし、それを考えれば上々。芝1400mで、負担重量が軽ければオープンの古馬相手でも引けは取りません。

解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)

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