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馬場差一覧

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逃

先

好

中

追

マ

中山6R 3歳1勝クラス タイムＢ

基準より0秒6速い勝ちタイムでした。

1着：アメージング

アメージングがサムシャインを抑えて逃げ切りました。アメージングは軽く仕掛けてハナを切り、3コーナーでサムシャインが並んで来るとペースアップ。2頭で後ろを離して行くと、直線でサムシャインに競り勝ち、さらに差を広げました。単なる逃げ切りではなく、強い内容ですね。強力メンバーだった黒竹賞では1秒5差だったけに、そういう馬たちとの対戦になるオープンですぐに通用するとはちょっと言いにくいですけどもね。徹底先行という形ができていますから、組み合わせ次第ではオープンでも上位可能としておきます。

2着：サムシャイン

2着のサムシャインは6・7番手を進み、向正面で上がって行って3コーナーでは先頭に並びかけたんですが、直線入口で少し外に膨れ、アメージングに競り負けてからは内にもたれるような走りで急激に失速していました。単にスタミナが切れたという風には見えず、何かあったのかもしれませんね。無事なら次走も上位候補ですけどもね。

3着：メリークリスマス

3着のメリークリスマスは3コーナーから4コーナーにかけて前の2頭に離されたんですけども、直線でしぶとく盛り返しました。タイム面でも新馬戦からかなり前進していて、成長していると思います。

6着：トルショー

2番人気で6着のトルショーなんですが、すぐ外の枠のですねアメージングがハナを主張した事で、1コーナーで狭くなり、その後力んだ走りになっていましたね。揉まれ弱さがあるようです。

中山9R 富里特別 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。5着だったシンハナーダについて。

5着：シンハナーダ

内枠からズーッと内を通り、直線では前にスペースがないので外へ出そうとしたんですけども、外のレッセパッセが譲ってはくれず、やむを得ず内に切り替えてしばらくは追えたんですが、すぐに前が詰まって手綱を引いたままゴールとなりました。内が有利の馬場の超スローペースで内にスペースがある事は、まぁまずないですし、馬群が固まっている上に多くの馬が余力のある状態で直線に入っているので、外の馬を押し出そうとしても難しいですね。有利なはずの内枠があだになった、あるいは内のあの位置にいて直線で抜けて来ようというのは、もう虫が良すぎた。あるいは単に運がなかった。どれが正解なのかわかりませんけどもまるで力を出せていないのは確実で、この着順は参考外だと思います。

中山11R 中山記念 重賞

タイムランク・メンバーランクともにCでした。まずスタート直後にエコロヴァルツがスッと前に出てましたけどもね、メイショウチタンが押して出て行き1コーナーでは先頭。ここは予想通りですけどね、その直後にグラティアス・ボッケリーニという並びはちょっと意外でしたね。並びが決まってしまうと、もうその後は淡々としたペースで進み、スローペースという程ではないけども、遅めの平均ペース。なおかつ、ラップの起伏が小さいままだったんですが、向正面では結構縦長になってましたね。3コーナーから4コーナーにかけてね、一気にポジションを上げるような馬はいなかったんですけども、全体的に押し上げて来て前との差は詰まっていました。直線、2番手・3番手が早めに下がった事で先頭のメイショウチタンは直線に入ると差を広げましたが、内から上がって来ていたエコロヴァルツが差を詰めてきて、残り200mを切ると先頭。しかしエコロヴァルツが通った所を追いかけてきたシックスペンスが伸びて来て、ゴール前で差し切り1着。さらにシックスペンスを追ってソウルラッシュも伸びて来ましたが、3着まででしたね。

1着：シックスペンス 勝ち馬注目

見事勝ったのは2番人気シックスペンスでした。超高速馬場で遅めの流れ。前に行くか内を回るかしないと厳しい状況だったんですが、内枠から内を通って上手く捌けましたね。これまではスローペースで前につけた時にしか勝っていなかっただけに、遅めとは言え平均ペースを差して来た事は収穫だと思います。まぁまた昨年秋に爪の不安でマイルチャンピオンシップを回避しまして、今回は1週前までは坂路とプールのみ。直前はウッドチップコースで追えましたが、少し太めだったように見えました。使っての上積みも見込めるはずで、大阪杯でも上位候補だと思います。

2着：エコロヴァルツ

2着はエコロヴァルツです。先行有利の流れに乗り、4コーナーでの捌きもスムーズ。完璧なレース運びかと思いましたが、ギリギリで差されてしまいましたね。着差は小さくても勝ち馬とは大分能力差があるように見える内容ですけども、今後もG2以下なら上位候補だと思います。

3着：ソウルラッシュ

その後1番人気ソウルラッシュが3着でした。7歳にして初めての芝1800mでした。この後1800mのドバイターフに出走予定なので、このレースを選んだという事なんですけども、1頭だけ59キロを背負っていた事を含め、遠征前のレースとしては好内容だと思います。

4着：タイムトゥヘヴン

その後4着タイムトゥヘヴンが追い込んで来ました。スタートが遅くて後方になったんですけども、直線では外から目立つ伸びでしたね。前に行くか内を回るかしないと厳しい馬場状態と展開で、これだと注目したくなるんですけども、もうとりあえず何て言うか、いつどこでハマるかはちょっと読みにくい馬ですね。中山はなんか走る印象があるんですけど、実は直線短い方が脚は使いやすいと思います。

5着：クルゼイロドスル

その後5着はクルゼイロドスルでした。中団から外を回り、最後までジリジリと伸びていましたね。現時点で重賞級かどうかというのはともかく、オープン特別なら上位の力がある馬ですね。

8着：ボーンディスウェイ

そしてボーンディスウェイは8着でした。これね、私も本命ではなくも馬券買ってたんですけどね、スムーズに運べて直線に入る時は良い手応えで、来たなと思いましてねこれね。ただ、そこから伸びを欠きましたね。元々、脚を溜めて鋭く伸びるというタイプではないので、重賞で好走するとしたら中山金杯のように少々ハイペースでも前につけるのが最善なのかなと思います。

解説者：大川浩史(日刊競馬)