マジックサンズ (Magic Sands)

牡2 (2022/03/25生) 黒鹿

父:キズナ (Halo系)
母:コナブリュワーズ
母父:キングカメハメハ
戦績:2戦2勝
馬主:サンデーレーシング
調教師:栗東 須貝尚介
生産:ノーザンファーム
賞金:3864.1万円

日付 レース名 コメント
2024/08/31札幌2歳(G3)1着2頭の接戦を制したのは3番人気、マジックサンズでした。楽な手応えで外を追い上げて来ましたけどもね、直線で先頭に立つと、気を抜いたのか外へ流れてしまって、内から出し抜けを食らいそうになりましたけども、何とか差し返しましたね。この気を抜く若さというのは残るんですけども、ハナ差勝ちとは言え全力を出したという内容ではなく、能力はかなり高いと思います。母がコナブリュワーズなんですが、そのコナブリュワーズの仔は折り合いが難しい馬が多くて、デビュー当初は1800mあたりで好走していても徐々に短距離にシフトする馬が多いんですけども、マジックサンズは良い意味でとぼけた所があるので、もうこの先も1800m以上の路線で活躍できそうです。
2024/07/07新馬1着発馬は早くなくて、序盤は馬込みに突っ込みそうな勢いで力んでもいたんですが、向正面ではなだめて、中団の外で我慢。3・4コーナーで軽く促すと、一気に前に取りついて直線に向く頃には各馬が落ち着ける中、1頭だけ馬なりの手応え。大外ね、回す形だったんですけどもラスト400mを11秒8-11秒6の加速ラップを踏んで、後続を子供扱いにしました。半姉が昨年の桜花賞で2着したコナコーストという良血。馬格があって、お父さんがキズナということもあって今回ね、重たい馬場というのも苦にしないパワフルな走りでしたね。全体的に見ると荒削りな内容での楽勝でしたし、スケールというのは相当に感じさせる馬だと思います。結構ね、血筋としては気性が難しいところがあると思いますんで、今後の成長には目を光らせたいんですけども、順調に育ってくれれば、クラシックも意識できるだけの素材だと思います。ちなみに、昨年ね七夕賞当日にもね函館で芝1800mの新馬戦があったんですが、当時の勝ち馬というのが昨年のホープフルステークスを勝ったレガレイラ。2着がその後に札幌2歳ステークスを制するセットアップというところで、今回のマジックサンズのね、今後の活躍によっては意外な出世レースと位置づけられる番組になるかもしれません。

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