2017年6月26日放送

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2017/6/24(土)・6/25(日)開催

3回東京7日目・8日目

東京芝 土:-1.3 日:-0.8 Dコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒3、日曜はマイナス1秒8だった。まずはさかのぼって8日間の馬場差を確認しておく。連続開催の後半に入ってもマイナス1秒台の馬場差が続いていたが、先週日曜だけはマイナス0秒8となった。
 最終週の上、週半ばに雨が降ったが、先週は芝の背丈が短くなったせいか、土曜日は速い時計の出る馬場が維持されていた。内・外に広がった攻防が多くて、内がダメという訳ではないが、馬場の中から外によく伸びていたように思う。日曜は未明からの雨の影響で、土曜より時計が掛かる馬場だったが、それでも速めの時計が出るレベル。また、レースの時間帯は雨が止んでいたため、馬場の回復期はインが有利になるという東京の特徴通り、先行馬とイン有利のレースが多くなって、その典型は4Rの3歳未勝利戦、前へ行った2頭が4コーナー最内と内を回って1・2着だった。

東京ダ 土:-0.9→-0.7 日:-1.0→-0.7

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒9からマイナス0秒7への変動、日曜はマイナス1秒0からマイナス0秒7への変動だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、6日目までは水準かそれに近いレベルで推移していたが、先週は速めの時計が出るコンディションになった。
 ダートについては、土曜は良馬場発表とは言え、水曜の雨の影響で3週目までと比べて速い時計の出るコンディションだった。ただ、終盤はいくらか乾いて、馬場差は水準方向に戻した。しかし、日曜は未明からの雨の影響で再び時計が出やすくなった。そして終盤は乾いて行き、馬場差は水準方向へ変動。つまり、土日ともに同じような動きをした事になる。ただ、脚質面から見ると、土日では傾向の変化があったので、その点は注意してほしい。それは、土曜日は逃げ・先行馬が圧倒的に有利だった事。逆に日曜日はそうした傾向が、ジョッキーの心理にも影響を及ぼして、ペースが速くなったせいか、差し・追い込み馬の台頭も目立った事。土曜日は逃げ馬が4連対。日曜日は皆無だった。

番組注目馬

  • 土曜東京09R 6着 タイセイスペリオル

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜東京10R 1着 リカビトス
  • 日曜東京12R 1着 サンチェサピーク

吉岡哲哉 次走推奨馬

  • 日曜東京07R 4着 ベストティアーズ

※9番人気で4着だった。馬っぷりが良くてパドックの雰囲気が非常に良かったので、密かに新聞にチェックを入れた程だが、この馬は手頃な位置で、普通にレースをするともう一伸びに欠けるという馬で、これはもうわかっていたので、それが改めて再確認できたという感じ。やっぱりちょっと最後に伸びは止まっている。で、この馬は平坦コースで末脚勝負に賭ければ、かなり弾ける馬と推測しているので、次走新潟を使って欲しい。新潟ならもっと弾けると思う。

吉岡哲哉 次走危険馬

  • 土曜東京10R 3着 アーバンキッド

※2着とハナ差。勝ち馬は51キロ。2着馬は52キロ。こちらはハンデ57キロを背負っていた。従って、大方の人はこれを勝ちに均しい3着と評価すると思うが、私には歯がゆい3着で、この馬折り合いが難しくて、非常に乗りづらい馬で距離適性もよくわからないタイプというイメージが強い。どんな距離でもどんな相手でも相手なりに走るが、逆に言えば常に取りこぼしがあるタイプという事で、しかもいつも人気で妙味がない。危険馬とする価値は、ちょっと怖さはあるが、その価値はあると思った。


3回阪神7日目・8日目

阪神芝 土:-1.9 日:-1.0 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒9、日曜がマイナス1秒0だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナス1秒台かマイナス2秒台だが、先週日曜は他の開催日と比べると時計が掛かっていた。
 阪神地域は水曜にまとまった雨が降って、土曜の馬場差はマイナス1秒9なので、高速馬場ではあるが、開催3週目と比べれば掛かっていた。さらに土曜深夜から雨が降り出して、日曜未明に強く降った。馬場発表も稍重に変わって、この開催の中での比較では最も時計が掛かっていた。日曜は前半は雨が降っていたが、芝については終日同じ馬場差。言い換えれば、後半になっても乾いては行かなかったという事。連対馬の脚質については、土曜は極端な偏りはないが、日曜は差し馬の上位進出が目に付いた。

阪神ダ 土:-0.8 日:-1.7→-1.9

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜はマイナス1秒7からマイナス1秒9へと変動した。この開催の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値。ただ、開催日によって時計の出方が異なり、2週目・3週目と比較すると先週は時計が出やすくなった。
 水曜の雨の影響が残って土曜時点で稍重で、速めの時計が出るコンディションだった。そして、土曜深夜からの雨で日曜は重となって、一層速い時計の出る脚抜きの良い馬場になった。そして日曜の中では終盤の方が、時計が出やすくなった。次に連対馬の脚質を見ると、土曜は偏りはなかったが、日曜は差し馬有利にシフトした。これは東京ダートにおける土日の変化と同様で、日曜の方が脚抜きが良くなって、ペースが速くなって差し馬が浮上してきたと考えられる。

番組注目馬

  • 土曜阪神06R 3着 コペルニクス

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜阪神11R 1着 シルバーステート
  • 日曜阪神05R 1着 ダノンプレミアム


1回函館3日目・4日目

函館芝 土:-1.9 日:-1.9 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒9だった。ここまで4日間の芝の馬場差を確認しておくと、1週目はマイナス2秒台半ば、2週目がマイナス1秒9でかなり速い時計の出るコンディション。
 確かに速い時計のレベルではあるが、開幕週の初日と比べれば、先週は0秒7分水準方向に動いた。水曜の前の影響が残っていたためだと思う。次に連対馬の脚質については、差し馬が全くダメという訳ではなかったが、後方からの連対は1頭だけで、前めにつけて内を立ち回った馬が優勢だった。

函館ダ 土:-1.2 日:-0.8

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜はマイナス1秒2、日曜がマイナス0秒8だった。ここまで4日間の馬場差を確認しておくと、開幕週と比較すると先週はマイナス方向に動いた。特に土曜はマイナス1秒を超える数値になった。
 開幕週にしても時計が掛かった訳ではないが、先週は水曜日の雨の影響が残って、特に土曜は時計が出やすくなった。日曜は土曜より乾いたが、それでも速めの時計が出るレベルだった。連対馬に極端な偏りはないが、前めにつけた馬が優勢だった。

番組注目馬

  • 土曜函館12R 4着 フレンチイデアル

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜函館08R 1着 ヨンカー


馬券Summary

  • ベテラン騎手の連続騎乗の妙