2017年6月19日放送

提供: 先週の結果分析
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2017/6/17(土)・6/18(日)開催

3回東京5日目・6日目

東京芝 土:-1.4 日:-1.4→-1.2 Dコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒4、日曜はマイナス1秒4からマイナス1秒2へと変動した。まずはさかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、マイナス1秒4からマイナス1秒2の間で推移しており、大きな動きはない。
 先週は週前半に雨、また金曜夕方にも雨量計では計測されないレベルの雨が降ったが、その影響はなく、速い時計の出るコンディションだった。むしろ先週からDコースに変わった事で、先々週より時計は出やすくなった。ただ、日曜終盤に雨が降って、12Rだけはそれまでより少しだけ時計が掛かったので、2000m換算の馬場差でマイナス1秒2。Dコース使用1週目という事で、流石に4日目のように馬場の悪い内を避けて、馬群が外へ固まる事は無く、直線は横一線の追い比べが多くなった。インがダメという訳ではないが、馬場の中から外が理想的なコース選択だったように思う。外差しが決まったレースもあった。ただ、繰り返すが高速馬場。

東京ダ 土:-0.3 日:-0.2→-0.4

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜はマイナス0秒2からマイナス0秒4へと変動した。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、前の開催最終週は雨の影響で速い時計の出るコンディションだったが、この開催に入って水準かそれに近いレベルで推移している。
 水準に近いレベルの馬場差ではあるが、ダートについては先週土曜は雨の影響が残っていたのか、この開催前半2週よりはいくらか時計が出やすくなって、土曜はマイナス0秒3。日曜は若干乾いて、水準方向に動いたが、終盤に雨が降って11RのユニコーンSだけは、馬場差がマイナス 0秒4になった。この開催の前半2週はダートの24鞍で逃げ馬の連対は1頭だけだったが、先週は12鞍中4頭が連対した。逃げ馬が頑張ったという点は留意すべき点だと思う。

番組注目馬

  • 土曜東京06R 2着 アシュランス

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜東京12R 1着 ソレイユドパリ
  • 土曜東京08R 1着 ブラックプラチナム

吉岡哲哉 次走推奨馬

  • 土曜東京12R 5着 シベリウス

※このレース、降級馬が5頭居て、3歳馬ソレイユドパリがそれらを一蹴した。降級馬の中で最も割を食ったのは、ハイペースを先行してソレイユドパリを追いかけた5着のこの馬と7着のラーリオだろう。次走の人気面を考慮するとシベリウスの方に妙味があると思う。そもそもこの馬1600mは長いので、放牧明けのここを叩いて、次走はこのクラスを勝った中京のダート1400mだと思う。狙い目だろう。


3回阪神5日目・6日目

阪神芝 土:-2.3 日:-2.3 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス2秒3だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナス1秒を超えており、特に先週は土日ともにマイナス2秒3で、かなり速い時計の出るコンディションだった。
 阪神については中間雨が降らなかった事、そしてBコースに替わった事が高速馬場の要因だが、それにしても開催3週目にして、これだけ高速化したのには驚いた。連対馬の脚質に目立った偏りはなく、高速馬場とは言っても差し馬の方が多かった程。土曜は内を立ち回った馬が多かったが、日曜後半になると外からも伸びていた。

阪神ダ 土:-0.5 日:-0.3

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒5、日曜がマイナス0秒3だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値だが、開催日によって時計の出方は異なる。3日目は稍重ながらこの開催で最も時計が掛かっていたのは注意事項。
 確かに開催日によって時計の出方は異なるが、良馬場発表の日は水準より少し速めのレベルで、大きな動きはない。連対馬を見ると、土曜で目に付いたのはコース取り。内を伸びてきた馬が多く、典型例は土曜の4R。内めから抜け出したダンサクドゥーロが勝って、2着スズカフューラー・3着ヴィトンリードも内ラチ沿いから伸びてきた。一方、日曜は差し馬の上位進出が目に付いたが、総じてペースが速かった事も影響したと思う。

番組注目馬

  • 日曜阪神05R 2着 ラテュロス

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし


1回函館1日目・2日目

函館芝 土:-2.6 日:-2.5 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒6、日曜がマイナス2秒5だった。かなりの高速馬場だった。
 まず、函館芝の基準タイムを速めた事をお断りしておく。年明けのタイム分析ガイダンスでも上がっていたように、マイナスゾーンの大きな数値が目立つコースの基準タイムは、速めにすることにしていて、函館については2000mで1秒速めた。しかし、1秒速めても先週の馬場差はマイナス2秒台。つまり、昨年までの基準タイムで馬場差を算出すると、マイナス3秒を超える数値になっていたと思う。近年にも増して、開幕週は高速馬場だったという事になる。上位馬についてだが、開催初日は前めに位置していた馬が目に付いた。差し馬が全くダメという事ではないが、初日は後方から連対した馬はいませんし、好位の馬は含めて前めにつけて、内を立ち回った馬が勝って、外から差して2着というケースが多かった。しかし、日曜は土曜と違って差し馬の上位進出が目に付いた。函館は1回・2回開催ともに3週で行われ、2回開催1週目までこのままAコースが使用される。

函館ダ 土:0.6 日:-0.4  先週の馬場差1700m対象の数値は土曜はマイナス0秒6、日曜がマイナス0秒4だった。
 函館は木曜に雨が降って、金曜正午時点で稍重だった。土曜は良馬場になったが、パサパサに乾いた馬場ではなく、やや速めの時計が出るコンディションだった。日曜は土曜と比べて乾いて、水準方向に動いたが、大きな違いはなかった。次に連対馬についてだが、土曜は前めにつけた馬が多く、序盤は控えていたにしても、速めに上がって4コーナーでは先行馬を射程圏に入れていた馬が目に付いた。ただ、日曜は後方からの追い込みが3頭居て、トータルで偏りはなかった。

番組注目馬

  • 日曜函館07R 2着 メイショウエイコウ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜函館07R 1着 ハヤブサナンデダロ

吉岡哲哉 次走危険馬

  • 日曜函館11R 10着 シュウジ

※前半600m32秒2、確かに失速もやむを得ないペースだったかもしれない。2番手追走のセイウンコウセイが4着に敗退した事からも厳しい展開だったかもしれない。しかし、レコードが1分8秒4だった2008年ゴスホークケンは32秒8で逃げて5着に頑張っている。1分6秒8のレコードが出る馬場で、果たしてここまで失速するペースだったのかどうかという事。いずれにしても、前走と今回の負け方は私にとってはとても嫌な負け方に思う。この馬は一度リセットしないと買えないと。私はそこで見切りをつけた。


馬券Summary

  • 苦戦した逃げ馬