差分

2016年9月5日放送

3,285 バイト追加, 2016年9月8日 (木) 13:18
編集の要約なし
=馬券Summary=
* 新潟と中山の違い
 今週の京成杯AHはサマーマイルシリーズの最終戦となる。サマーマイルシリーズは2012年から行われているが、2012年は3頭が10ポイント、チャンピオンは12ポイント以上が条件なのでこの年は該当馬無しとなった。その後も2013年と2015年はチャンピオンが12ポイントギリギリだった。この12ポイントは1着1回プラス2回出走で12ポイントになるので、3つのレース全てで好走した馬がほとんどいないと言うこと。唯一の例外は2014年に関屋記念と京成杯AHを勝ったクラレントで、この年は関屋記念と京成杯AHがどちらも新潟で行われていた。つまり、サマーマイルシリーズが中京/新潟/中山で行われる通常のパターンでは2つ以上の重賞を勝った馬がいない。<br /> 今年は中京記念の2/3/4着馬が関屋記念で11/9/4着だった。中京記念の好走馬が関屋記念で好走しないのは毎年のことで、関屋記念の好走馬が中山の京成杯AHで不振であることもサマーマイルシリーズが始まる前から恒例になっている。<br /> 新潟が現在のコースになった2001年以降、関屋記念1/2着馬の京成杯AHでの成績は以下の通り。
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
! 条件 !! 1着 !! 2着 !! 3着 !! 4着以下
|-
| 関屋記念1/2着馬→京成杯AH(全場) || 1 || 3 || 2 || 6
|-
| 関屋記念1/2着馬→京成杯AH(中山) || 0 || 2 || 2 || 6
|-
| 関屋記念1/2着馬→京成杯AH(新潟) || 1 || 1 || 0 || 0
|-
|}
 
 京成杯AHが新潟なら関屋記念で信頼できるが、中山では信頼できないことが分かる。つまり通常の開催で関屋記念好走馬が京成杯で勝てないのはレース間隔やハンデが問題なのではなく、新潟1600mの好走馬は中山1600mでは危ないということ。<br /> 次に2012年以降で秋の中山芝1600mの前走が新潟で、同クラス5着以内であった馬の成績は以下の通り。
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
! 条件 !! 1着 !! 2着 !! 3着 !! 4着以下
|-
| 新潟芝1600m→秋の中山芝1600m(未勝利含む) || 11 || 2 || 5 || 29
|-
| 新潟芝1600m→秋の中山芝1600m(未勝利除く) || 3 || 1 || 5 || 15
|-
| 新潟芝1400m→秋の中山芝1600m(未勝利除く) || 3 || 2 || 2 || 2
|-
|}
 
 未勝利戦を含む成績は連対率3割以上あって特に不振ではないが、未勝利戦を除くと一気に成績が落ちる。未勝利戦のレベルでは細かいコース適性はそれほど重要ではなくなるし、特にこの時期は2歳も3歳も未勝利戦の出走馬のレベル差が大きい。しかしクラスが上がって同じような能力の馬同士で争うようになると新潟外回りの好走馬は中山では好走しにくくなる。一方前走新潟1400mだと好走率が高くなる。つまり新潟の外回り1600mよりは内回り1400mのほうがレースの流れなどが中山芝1600mに近いということ。<br /> 以上をまとめると、秋の中山芝1600mでは新潟1600mの好走馬よりも新潟1400mの好走馬を重視する作戦が成立する。
51
回編集