2016年9月12日放送

提供: 先週の結果分析
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2016/9/10(土)・9/11(日)開催

4回中山1日目・2日目

中山芝 土:-1.1 日:-1.0 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒1、日曜がマイナス1秒0だった。
 馬場差としては昨年秋の開幕週と同じく速い時計の出るレベルだった。ただ、エアレーションとかシャタリング作業の影響で、数年前までのような超がつく程の高速馬場ではなかった。なお、日曜の雨については、時計が掛かっていたので、今週乾いた馬場ならマイナス方向に戻すかもしれない。なお、その日曜は稍重でスタートして途中から良馬場に変更されたが、馬場差は1日を通した数値。11鞍中逃げ馬が3連対したが、先行脚質の馬はわずか2連対だった。差し馬の活躍が目立った。開幕週だが、決して前に行った馬が有利ではなくて、差しタイプの活躍が目立った。なお、もう1週Bコースが使用されてその後2週はCコース使用になる。

中山ダ 土:-0.5 日:-0.6  1200 土:-0.6 日:-0.7

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒5、日曜がマイナス0秒6。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス0秒7だった。
 やや速い時計の出るレベルだった。日曜は雨の影響で土曜よりもいくらか時計が出やすくなったが、大きな差はなかった。なお、脚質的には目立った傾向はなくて、まんべんなく連対していた印象。それは1200m・1800m問わず同じ状況だった。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山11R 1着 ビッシュ
  • 日曜中山11R 1着 ロードクエスト

津田照之 次走推奨馬

  • 日曜中山12R 5着 キャプテンシップ

※レースの前半600mが33秒1、後半が37秒8というハイラップだったが、もちろん前半部分が芝で下りになっている中山ダートなら珍しい流れではないが、単にラップが速かっただけではなくて、序盤から数頭が雁行で競り合う形になった。ラップ以上に流れが厳しかった。そんな激流で競り合った馬が失速する中、キャプテンシップは直線で一旦抜け出してゴール寸前まで粘る。ゴール寸前で一気に来られて差されるが、この粘りは評価できると思う。一連の内容から次走は勝ち負けになると思う。


4回阪神1日目・2日目

阪神芝 土:-1.8 日:-1.7 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒8、日曜がマイナス1秒7だった。
 阪神は3回開催の初日と同レベルで速い時計の出るコンディションだった。前に行った馬が有利とは言えないが、かと言って差して来る場合も後方からではなく、中団にはいないと厳しい状況だった。結局後方待機組で連対したのは力上位で、しかも直線で内を突いた土曜12Rのビップライブリー、そして圧倒的に力が上だった10Rのブラックムーンのみだった。なお。今週もう1週Aコースが使用されて、後半2週はBコースが使用される。

阪神ダ 土:-1.5 日:-1.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス1秒5だった。
 乾いた良馬場だった。そして砂埃が舞っていたが、速い時計の出るコンディションではあった。この番組では時折述べるように、必ずしも乾いたダートは時計が掛かる訳ではないという事。脚質的に最も活躍したのは好位差しタイプ。なんと11鞍中9鞍で連絡みを果たした。その他は先行・差しともまんべんなく連対していた。

番組注目馬

  • 土曜阪神02R 1着 リスグラシュー

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜阪神11R 1着 キングズガード
  • 日曜阪神10R 1着 ブラックムーン

※まだ余裕残しの仕上げで、実質直線だけの差し切りでしたから、クラス上がっても好勝負になる。

  • 日曜阪神11R 1着 ビッグアーサー
  • 日曜阪神12R 1着 ミエノサクシード

津田照之 次走推奨馬

  • 日曜阪神12R 3着 フロレットアレー

※この馬前走は早め先頭で2着い粘って、今回は一転内から差して来るような形で3着。レース内容だけを見ていると、非常に優秀だと思うが、2着クリノラホールを捕らえるところまで行かなかった点はやや不満かなという感じがする。加えて近走の戦績見てみると、一度だけ中2週があるだけで、ほぼ中1週でずっと輸送続きの競馬。そろそろ夏使われてきた馬、疲れが気になる頃ではありますし、今回もマイナス6キロで若干体が減っていた点も気がかりなので、今回危険馬に選んだ。


馬券Summary

  • 休み明けの実績馬、強し

 先週は中山/阪神で重賞が3鞍あったが勝ったのはいずれも休み明けの実績馬(紫苑S/ビッシュ、セントウルS/ビッグアーサー、京成杯AH/ロードクエスト)だった。実は重賞だけではなく他の上級条件のレースも休み明けであるとか、夏場に多く走っていない実績馬が好走する傾向が強かった。
 芝では日曜中山9Rが休み明け2戦目のドーヴァー、土曜阪神9Rのノガロが中5週で勝利、日曜阪神10Rのブラックムーンも5ヶ月以上の休み明けだったが圧勝だった。ダートでは土曜阪神11Rのキングズガードが2ヶ月振り、日曜阪神9Rのセンターピースも同じく2ヶ月の休み明けで勝っている。
 次走危険馬とも連動するのだが、夏場のやや薄いメンバー構成の中で堅実に駆けてきた馬よりも、力さえあればフレッシュな状態のよい実績馬の方が強いということ。馬券の軸馬選びに迷った際にはザックリと休み明けの実績馬を選んだ方が勝利への確率は上がると思う。