2016年8月22日放送

提供: 先週の結果分析
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2016/8/20(土)・8/21(日)開催

2回新潟7日目・8日目

新潟芝 土:-1.0 日:-1.0 Aコース  直線 土:-0.3 日:-0.3

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒0。直線1000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒3だった。まずさかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、4日目まではマイナス1秒1。5日目以降はマイナス1秒0でほとんど変わらず速い時計の出るコンディション。そして、直線1000mの馬場差は全てマイナス0秒3。
 先週は水曜日に約40ミリの雨が降っているが、水はけの良いコースなので水曜日の雨だったら週末には影響していない。馬場差は先々週と同じ。なおかつ開幕週からずっと安定しているが、これは近年の夏の新潟の特徴。残り2週もAコース使用だが、レース当日に雨の影響がなければ最終日まで馬場差は大きくは変わらないだろうと推測できる。

新潟ダ 土:+0.5 日:+0.6  1200 土:-0.4 日:-0.3

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒5、日曜がプラス0秒6。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒4、日曜がマイナス0秒3だった。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておく。1800mは全てプラスの数値で、3週目を除けばプラス0秒5かプラス0秒6でほとんど変わらず、やや時計の掛かるコンディション。一方1200mについては、マイナス0秒4かマイナス0秒3。
 水曜日に降った雨の影響が少し残っていて、日曜より土曜の方が含水率は高かった。そのため、1800mも1200mも土曜の方が少し速い時計が出るコンディションだった。こんなに差しが決まる新潟ダートは珍しいというぐらいだったが、原因はハイペースのレースが多かった事。

番組注目馬

  • 日曜新潟02R 1着 ゴールドフォレスト

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし


2回小倉7日目・8日目

小倉芝 土:+0.4 日:+0.7 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒4、日曜がプラス0秒7だった。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、開幕週はマイナス0秒9だったが、その後開催が進むにつれ時計が掛かって来ている。
 先週の中間の降雨量は火曜日の0.5ミリだけで乾いた馬場だったが、Aコース4週目だった。特に日曜は3コーナーから4コーナーにかけての内側がかなり傷んでいて、時計の掛かる馬場になった。1200mでは外枠有利というのが顕著で、先週の芝1200mで内枠から内を通らざるを得なかった馬はチェックしておく必要がある。今週からの2週はBコース使用となる。時計の出方もトラックバイアスもリセットされる可能性がある。

小倉ダ 土:+0.8 日:+0.8

 先週の馬場差1700m対象の数値は土日ともにプラス0秒8だった。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、ダートは全てプラスの数値で開催初日を除くとプラス1秒0かそれに近いレベルで時計の掛かるコンディション。
 2週目や3週目より少し水準方向に動いたが、それでも乾いて時計の掛かる状態が続いている。ハイペースになって上がり時計が掛かっていても、後続も脚が残っておらず結果的に前残りというレースもあった。

番組注目馬

  • 土曜小倉02R 2着 ウイナーズロード

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜小倉01R 1着 ダノンチャンス
  • 日曜小倉04R 1着 タイキラメール

大川浩史 次走推奨馬

  • 日曜小倉07R 4着 マイネルレオーネ

※既にタイム分析の中で述べているが、一言で表すと、小倉2000mというこの部隊は忙しかった。3コーナーから4コーナーにかけて追い通しになりながら、追い上げられずそれでいて直線でジワジワ伸びているというのは、小回りコースのコーナリングがあまり得意ではないという事と、スタミナは豊富であるという事を示していると思う。この馬に合う条件だと思われる阪神2400m、それの500万条件というのは次の阪神開催の4週目にある。次走がそこだとすると中5週となるので、ちょうど良いと思う。

大川浩史 次走危険馬

  • 土曜小倉11R 2着 タガノヴェリテ

※夏に降級してから3着・4着・2着と安定しているが、勝ち馬とのタイム差は全て0秒6。つまり、着順は良いが常に安定して勝ち馬には突き放されている。そもそも3月に1000万を勝った時のレースというのはEランクで、1000万なら断然上位という存在ではないと思う。また、Eランクとは言え1000万を勝ったのは小倉1700m、そして0秒6差とは言え、2着の今回も小倉1700m。小回り1700mがベストなので、次の阪神開催では危険な人気馬になると思う。

2回札幌1日目・2日目

札幌芝 土:-1.1→設定不能 日:+0.5→+1.5 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒1でスタートして設定不能へ、日曜はプラス0秒5からプラス1秒5へと変動した。連続開催ですので、さかのぼって6日間の芝の馬場差を振り返っておくと、前の開催はマイナス1秒台の馬場差で速い時計の出るコンディションだった。先週も土曜序盤はマイナス1秒台だったが、昼前からの雨で一気に時計が掛かった。
 先週からCコース使用となって、理屈で言うと1週前より少し高速化するはずだが、先週水曜にまとまった雨が降った影響が残っていたようで、土曜日のスタート時点(雨が降る前)、その時点で馬場差マイナス1秒1と1週前より掛かっていた。さらに土曜はレース中に大雨が降って5R以降の馬場差は設定不能。かなり時計が掛かっていた。洋芝のコースというのは、雨が降ると一気に時計が掛かるようになる。日曜は8Rまではプラス0秒5、雨が降り出した9R以降は変動で、2000mに換算した馬場差で9Rはプラス0秒7、11Rはプラス1秒2、12Rはプラス1秒5だった。

札幌ダ 土:-0.6→-1.6 日:-1.4→-1.6

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス0秒6からマイナス1秒6、日曜はマイナス1秒4からマイナス1秒6へと変動した。さかのぼって6日間の馬場差を振り返っておく。全てマイナスの数値だが、マイナス1秒台になったのは先週土曜午後と日曜だけ。
 水曜日にまとまった雨が降った影響で土曜は雨が降り出す前でも稍重だった。そしてその土曜日は大雨が降って、まず稍重から重になった。重でレースをする間もなく、不良まで行ってしまって、本当に一気に馬場状態が変化した。馬場差はもちろん変動で、3Rはマイナス0秒6、4Rはマイナス0秒7、そして6Rマイナス1秒0、8Rはマイナス1秒4、9Rでマイナス1秒6となった。日曜の前半も乾ききらず重馬場のままで7Rまでの馬場差はマイナス1秒4、その後に雨が降って10Rはマイナス1秒6だった。土曜の勝ち馬は5頭中4頭が4コーナー先頭で、もう1頭も4コーナー2番手だった。日曜の勝ち馬も5頭全てが4コーナーでは3番手以内につけていて、札幌のダートはよほどのハイペースにならなければ、先行有利。

番組注目馬

  • なし

※芝もダートも馬場状態が特殊だったので、次走も同じだけ走れるかちょっとわからない

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜札幌08R 1着 ベーリングメファ


馬券Summary

  • 土曜1Rにみる ハーツクライ産駒の特徴

 先週土曜1Rでは3場全ての2歳未勝利戦でハーツクライ産駒が出走していた。結果は以下の通り。

条件 馬名 結果
札幌芝1200 サトノホルス 1番人気(1.5倍) 3着
小倉芝1800 ビートフォーセール 3番人気(5.9倍) 2着
新潟芝1600 ハートオブフワロー 11番人気(41.4倍) 1着

 短距離では人気を裏切り、長めの距離では人気以上に好走していたのだが、この3頭の前走距離は全て1400mだった。つまり距離短縮で臨んだサトノホルスは断然人気を裏切って、距離延長で臨んだ2頭は人気以上に好走したと言うこと。
 ハーツクライ産駒は長距離重賞の好走馬が多く基本長距離向き。特に2歳時や3歳の初期では200mや400mでも距離延長で出走するレースで好走しやすい。また、小倉では3番人気2着、新潟外回りでは11番人気1着だったように、直線の長いコースが得意。これはハーツクライの母父トニービンの産駒に見られた特徴でもある。