2016年1月12日放送

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2016/1/5(火)・1/9(土)・1/10(日)・1/11(月)開催

1回中山1日目・2日目・3日目・4日目

中山芝 火:-0.9 土:-0.9 日:-0.9 月:-0.8 Cコース

 2000m対象の馬場差は今年の初日開催となった先週火曜、2日目の土曜、3日目の日曜までがマイナス0秒9。そして4日目の月曜がマイナス0秒8だった。中山は昨年暮の開催から実質的には連続開催ですので、さかのぼって昨年5回開催5日目から8日間の馬場差を振り返っておく。暮れの5日目がマイナス0秒7、Cコースに替わった今開催はマイナス0秒9でスタートして4日目がマイナス0秒8で、大きな動きはなく速めの時計が出るコンディション。なお、今週は4日間を振り返る訳だが、1/5の開催初日から9日土曜の2日目まで3日間の間隔があったので、初日の分析を終えた後、土曜以降の3日間開催を振り返っていく。
 Aコース使用だった昨年12月の時点で内が傷んでいた訳ではないが、Cコースに移ってコーナーが緩くなった影響もあって、馬場差はマイナス方向に動いた。4コーナーで前につけていないと上位に来ることができないレースというのが多かったが、スローペースばかりだった事が大きく影響していて、特に先行有利な馬場だったという事ではない。なお。1回中山の芝は全てCコースが使用される。
 (土日月開催について)改めて馬場差を確認しておく。芝2000m対象の数値馬場差は2日目土曜・3日目日曜はマイナス0秒9。4日目月曜がマイナス0秒8だった。
 時計の出方は初日とあまり変わらなかった。初日と比べると差し馬の好走が多かったが、スローペースのレースが初日ほど多くなかったため。馬場の傾向が変わった訳ではない。


中山ダ 火:+0.1 土:+1.0 日:+1.1 月:+1.2  1200 火:-0.1 土:+0.2 日:+0.3 月:+0.4

 1800m対象の数値は初日の火曜がプラス0秒1、2日目土曜がプラス1秒0、3日目日曜がプラス1秒1、4日目月曜がプラス1秒2。1200m対象の数値は初日がマイナス0秒1、土曜がプラス0秒2、日曜がプラス0秒3、月曜がプラス0秒4だった。ダートもさかのぼって8日間の馬場差を振り返っておく。1800mは5回開催後半、そして年明け初日は水準かそれに近いレベルだったが、2日目以降はプラス1秒台になった。1200mは1800mほどの変化はないものの、今年に入ってジワジワプラス方向に数値が大きくなっている。
 表面はパサパサに見えても中の方には水分があって、時計の掛かるコンディションではなかった。時計の出方は昨年12月の開催と同じぐらい。で、中山のダートにしては、上がりの速いレースが多くて先行馬の好走が目立った。
 (土日月開催について)改めて1800m対象の馬場差は2日目土曜がプラス1秒0、3日目日曜がプラス1秒1、4日目月曜がプラス1秒2。1200m対象の馬場差は土曜がプラス0秒2、日曜がプラス0秒3、月曜がプラス0秒4だった。週末は気温が下がるという事で木曜に凍結防止剤を散布して凍結しないように含水率を下げた。そのために時計が掛かる力のいる馬場となり、特に1800m以上は初日とは全くの別ものだった。特に上がりが掛かって1800m以上では差し・追い込みが決まるレースも多かった。

番組注目馬

  • 火曜中山07R 2着 キョウエイギア

勝ち馬の内次走上位候補

  • 火曜中山07R 1着 マイネルバサラ

大川浩史 次走推奨馬

  • 月曜中山11R 7着 リセエンヌ

※中山1600mのスローで後ろからになって、直線で外へ行っていたらもう届く道理はないが、こうなるんじゃないかなという事はレース前から何となく読めていた。それぐらい中山は合っていないと思う。デビュー戦の小倉1200mという全く合わない条件で12着だったが、東京1600mのサウジアラビアロイヤルカップでは0秒1差だった。という事で次走東京のクイーンカップだと思うが、あるいは京都のエルフィンSに出てきても巻き返せると思う。


1回京都1日目・2日目・3日目・4日目

京都芝 火:-1.0 土:-1.0 日:-0.9 月:-0.8 Aコース

 2000m対象の馬場差は開催初日の先週火曜と2日目土曜がマイナス1秒0、3日目日曜がマイナス0秒9、4日目月曜がマイナス0秒8だった。ここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、2日目までのマイナス1秒0から3日目・4日目は少し水準方向に動いているものの、速めの時計が出るコンディション。
 京都もまず初日のレースを振り返る。昨年11月の5回京都でBコースとCコースを使用して、1ヶ月開いただけで今開催はAコースとなった。毎年恒例だが、圧倒的に仮柵後のインコースが有利。前へ行くか内から差すしかないと、どうしようもなかった。なお、1回京都の芝は全てAコースが使用される。
 (土日月開催について)改めて芝2000mの対象の馬場差は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒9、月曜がマイナス0秒8だった。時計の出方は初日とあまり変わらなかった。開催が進むにつれて、徐々に極端に内有利という感じではなくなって行ったが、それでも直線で外へ行くと苦しい事に変わりなかった。今週もまだ内有利だと思う。


京都ダート 火:-0.4 土:+0.4 日:+0.5 月:+0.6

 1800m対象の数値は初日の先週火曜がマイナス0秒4、2日目土曜がプラス0秒4、3日目日曜がプラス0秒5、4日目月曜がプラス0秒6だった。ここまで4日間の馬場差を振り返ると、初日はマイナスだったが、2日目以降はプラスに転じた。
 表面はパサパサに乾いているように見えても中には水分があって、時計の掛かるコンディションではなかった。京都のダートらしく先行馬の好走が多かった。
 (土日月開催について)改めて1800m対象の数値は土曜がプラス0秒4、日曜がプラス0秒5、月曜がプラス0秒6だった。中山と違って、凍結防止剤は散布されていないが、同じく週末は気温が下がるという事で、凍結しないように含水率を下げていった模様。そのため初日と比べると、時計の掛かる馬場になった。そうは言っても、中山のような上がり40秒以上というレースは流石に出現しなかったが、力のいる馬場でスピード型の先行馬が失速するシーンもよく見られた。そのため初日と比べると差し切り勝ちの比率が高くなっている。

番組注目馬

  • 火曜中山03R 2着 スーパーライナー

勝ち馬の内次走上位候補

  • 火曜京都03R 1着 ゴールドドリーム
  • 火曜京都08R 1着 ブチコ
  • 土曜京都05R 1着 レッドアヴァンセ
  • 日曜京都02R 1着 メイショウマスラオ
  • 月曜京都09R 1着 ロイカバード

大川浩史 次走危険馬

  • 日曜京都10R 2着 ラテンロック

※前半が遅くて前に行った馬には有利な流れになったにも関わらず、上がりも速くなくてレベルは高くないというのは先ほど話した通り。つまりEランクの1000万を勝ったばかりのこの馬が、いきなり頭差の2着と昇級戦で好走できたのは、レースレベルが低かったためで、普通のレベルの1600万なら危険と見る。

馬券Summary

  • 芝1600mの特殊性


 京都金杯が1600mになってから京都金杯と東京新聞杯を連勝した馬はハットトリック1頭だけ。京都金杯と東京新聞杯だけに限らず芝1600mの重賞を連勝するのは難しい。3歳以上、4歳以上の芝1600mの重賞を勝って、中4週以内で次走も芝1600mの重賞を勝った馬は過去30年で7頭だけ。3歳戦でもチューリップ賞と桜花賞を連勝した馬はテイエムオーシャン、ブエナビスタ、ハープスターだけ。
 このような危険なパターンを覆した馬は名馬であることが多い。ヴィクトリアマイルと安田記念を中2週で連勝したウオッカも好例。このような危険なパターンを知っておくと、それを覆された場合早めにその馬がその後、チャンピオン級になることに気づける利点がある。

 重賞だけなく、芝1600mのタイムランクAで2着や3着だった馬は次走危ない。新馬戦、未勝利戦では大丈夫な場合が多いが、500万より上のクラスでは危ない。
 芝1600mのAランクは少ないが、2015/10/17の東京8R、2着馬は次走12着で3着馬は次走10着。2014/11/30の東京7R、2着馬は次走14着で3着馬は次走8着。しかし次走で惨敗した2,3着馬4頭のその次は全て3着以内だった。
 つまり芝1600mのAランクで好走すると次走反動が出て危ないが、その次は巻き返してくるということ。ただし、勝ち馬に関しては必ずしも全力を出していない場合もあり次走危険ということではない。