2015年9月22日放送

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2015/9/19(土)・9/20(日)・9/21(月)開催

4回中山3日目・4日目・5日目

中山芝 土:-1.0 日:-1.1 月:-1.1 Bコース

 芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜と月曜はともにマイナス1秒1だった。まずはさかのぼって5日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナス1秒台でマイナス1秒2からマイナス1秒0の間の数値。
 この中間はおよそ68ミリの雨が降った。先々週の350ミリ超と比べると少ないが、金曜夜の9時頃まで断続的に降り続いた。土曜朝は稍重発表。それでも路盤改修工事の影響で、排水性が向上しているので先々週と同様に回復が早く、土曜5Rには良馬場発表になった。馬場差は1週目とほぼ同じで、若干の水分を含んでいる分土曜は少し時計を要していた。また、その土曜も馬場差は1日でくくれる数値。エアレーション効果で超高速でないことは前回も言ったが、その影響から内有利とか、前が止まらないとかなどの現象がなくなって、むしろ差し馬がバンバン届いている。それでもスローになると流石に前有利となるのは、月曜のセントライト記念や月曜最終レースが示している。今週とスプリンターズSが行われる最終週はCコースが使用される。良馬場である限り、傾向に大きな変化はないだろうが、時計の出方は少し速まるかもしれない。

中山ダ 土:-1.7→-1.3 日:-0.8 月:-0.4  1200 土:-1.3→-0.9 日:-0.6 月:-0.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒7からマイナス1秒3へと変動、日曜がマイナス0秒8、月曜がマイナス0秒4。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒3からマイナス0秒9へと変動、日曜がマイナス0秒6、月曜がマイナス0秒5だった。さかのぼって5日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値だが、2週ともに1800m・1200mどちらも土曜の方が時計が出やすくなっていた。そして3日目の先週土曜日が最も時計が出やすくなっていた。
 中間に雨。金曜日にも降った関係から土曜の朝は大量の水分を含んでいて、不良馬場からスタートしている。馬場差は1800m・1200mともに高速化した。しかし気温が上がったのと、ダートも路盤改修工事が行われた事で、土曜は時間とともに時計の出方が鈍って行って、そのために変動とした。日曜は稍重発表からスタートしてメインの11Rラジオ日本賞時に良馬場に回復した。土曜よりさらに水準に近づいた。月曜はさらに乾いて1800mは今開催で最も水準寄り。ただし、日曜・月曜は終日同じ数値。ただ、月曜の1200mは日曜よりコンマ1秒遅いだけに止まっていた。脚質的にはペースにもよるが、1200mは逃げ・先行有利。1800mは中団・後方からの差し・追い込みがよく決まっていた。

番組注目馬

  • 土曜中山08R 2着 エッケザックス

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山03R 1着 ハレルヤボーイ


4回阪神3日目・4日目・5日目

阪神芝 土:-0.9 日:-1.0 月:-1.0 Aコース

 先週の芝の馬場差は2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜・月曜はともにマイナス1秒0だった。阪神も2週目は3日間開催だったので、さかのぼって5日間の馬場差を振り返っておく。ほとんどはマイナス1秒台で、3日目にしてもマイナス0秒9ですから、速い時計の出るコンディションだった。
 水曜から木曜にかけて雨が降った。土曜朝には良馬場発表に回復したが、下に若干の水分は含んだ状態。ただし、開催日は雨の影響を受けずに日曜と月曜はマイナス1秒台の馬場差に戻している。エアレーションを施していても、中山ほど差しが決まりやすい印象はないが、ペースが上がると特に直線の長い外回りは外から追い込みが決まっていた。ローズSがその典型。今週からの後半2週はBコース使用となる。

阪神ダ 土:-0.2 日:-0.1 月:-0.1

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒2、日曜・月曜がともにマイナス0秒1だった。ここまで5日間の馬場差を振り返っておくと、開幕週はマイナス1秒台の馬場差だったが、先週は3日間を通して水準に近い数値だった。
 1週目は雨の影響から速い時計の出やすいコンディションだった。先週は中間の雨が先々週と比べて少なかったとは言え、稍重発表からスタートした土曜日時点でも先々週と一転して、水準にグッと近くなった。日曜は埃止めの散水が行われるぐらい乾燥して、月曜も日曜同様にほぼ水準の馬場差で行われている。基本的には前有利だが、ハイペースになると差し馬も浮上していて、時計の遅いEランクのレースでは、差し・差しの決着やマクリも決まっていた。

番組注目馬

  • 土曜阪神12R 2着 グラッブユアコート

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜阪神05R 1着 スマートオーディン
  • 月曜阪神05R 1着 カイザーバル
  • 月曜阪神10R 1着 モーニン

長谷川仁志 次走推奨馬

  • 日曜阪神12R 4着 ブルミラコロ

※未勝利勝ち以来7ヶ月ぶりの3戦目だった。過去2戦2着・1着のランク自体が低いが、現1600万下のエクストラゴールドの半弟に当たる血統。格上馬をあおる抜群の調教の動き、18キロ増加して厚みを増した馬体から3番人気に支持された。ハナを切ったが、序盤にツーエムマイスターに競られて、これを振り切ると抑えが効かない感じで飛ばしてしまって、前半600mが33秒8の超ハイペース。競ってきたツーエムマイスターが離れたシンガリに沈んだ中、直線も他馬を一端離して先頭に立っていたが、流石にゴール前で失速した。ガンジーに交わされてベックとトーコーグリーンにも差されたが、0秒3差の4着に粘ったのですから、中身は抜群に濃いものがある。スピードは500万で断然。次も人気だろうが、まず押し切れそうだと考えている。1200mでも良いと思う。

長谷川仁志 次走危険馬

  • 日曜阪神12R 2着 ベック

※実はこのレース、ブルミラコロは未勝利勝ちがDランクだったので、お客さんだと思っていた。軸にしたのはベックの方。おかげでガンジーとの馬連本線的中できたが、結果的に強い競馬をしたのはブルミラコロであって、2着のベックはハイペースに乗じて差し込んで来たにすぎない。で、そのベックだが、今回は休み明けで、息づかいが悪いと厩舎の手応えは弱気だった。ところが、転厩初戦を勝った時も同じような感触で、逆に勝った後に状態が良いと言われて昇級戦を4着・8着と着順を落としていた経緯がある。私は今回は逆に狙い目と判断した。自分の評価としては休み明けは走るが、使い減りするタイプ、次回はちょっと危険だと考えている。


ワンポイントアドバイス

  • 2歳戦の地域格差は重要