2015年4月6日放送

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2015/4/4(土)・4/5(日)開催

  • 司会:山本直也、砂岡春奈
  • 解説:市丸博司

3回中山3日目・4日目

  • 中山芝 土:-1.6 日:-1.2→-0.7 Bコース

 先週の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒6、日曜がマイナス1秒2からマイナス0秒7へと変動した。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値。前開催最終日から速めの時計が出るコンディションとなり、この開催に入ってマイナス1秒台の高速馬場となった。
 前回も言ったが、春の中山芝というのはちょっと特殊で、連続開催の前半で雨の影響を受けても後半また高速化するという事は珍しくない。ここ2週もそうで、先週からBコースに替わって一層速い時計が出るコンディションになった。また、日曜は雨が降り続いて土曜よりも時計が掛かって、1日の中では後の方が時計が掛かっていった。とは言え、マイナスゾーンではありましたし、後で解説する阪神芝のような道悪にはならなかった。今週も乾いていれば、高速馬場だろう。連対馬の脚質を見ると土曜は偏りがない。日曜については、逃げ・先行馬の連対がなかった。コース替わりの週だからと言って、前の馬とか内の馬が有利という事はなかった。

  • 中山ダ 土:+0.6 日:+0.2→-0.2
  •  1200 土:-0.4 日:-0.5→-0.7

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒6、日曜がプラス0秒2からマイナス0秒2へと変動。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒4、日曜がマイナス0秒5からマイナス0秒7へと変動した。まずここまで8日間の馬場差を振り返っておく。1800mは同じ週でも土日で同じ数値になった事はなく、安定はしていない。ただ、水準に近いレベルから大きく逸れてもいない。一方1200mは全てマイナスの数値で、速めの時計が出るコンディションだが、この開催1週目については水準に近く、この春の中山では時計が掛かっていた。
 まず1800mは土曜は強風の影響を受けて、やや時計が掛かっていた。日曜は雨が降り続いて後半のレースの方が時計が出やすくなったが、大きく変化したという程ではない。1200mはさらにその幅が小さかった。連対馬の脚質を見ると目立った偏りはない。ただ、好位勢が13鞍中10鞍で絡んでいた。

番組注目馬

  • 土曜中山12R 2着 ノッキングオン

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山05R 1着 ロジダーリング
  • 土曜中山09R 1着 レッドライジェル
  • 日曜中山05R 1着 マローブルー
  • 日曜中山05R 1着 モーリス

市丸博司 次走推奨馬

  • 土曜中山07R 7着 アヴェーヌモン

※7着だがハイペースの2番手から見せ場を作った。次走はちょっと面白いかなと思う。

市丸博司 次走危険馬

  • 日曜中山12R 3着 シュナップス

※前半34秒6とまずまずのペースでいかにも差し馬向きの展開になった。外枠が得意なこの馬だが、絶好の15番枠。なのに後方からジリジリと差を詰めただけで、ちょっと前の2頭からは離された3着。タイムランクEでしたからこれはちょっと厳しいと思う。次走は消しで、内枠を引いたらさらに厳しい。


2回阪神3日目・4日目

  • 阪神芝 土:+0.6→+0.3 日:+2.0→設定不能 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒6からプラス0秒3へと変動、日曜がプラス2秒0でスタートし8R以降設定不能となった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、雨の影響を受けた日が多く、ほとんどはプラスの数値で時計の掛かるコンディション。プラスゾーンではなかったこの開催初日にしても、プラスマイナスゼロですから速い時計の出るコンディションではなかった。
 阪神地域は金曜昼から断続的に雨が降って、土曜は稍重でスタートだった。また、土曜にレースが行われている間は雨が降らずに、後半乾いていくらか時計は出やすくなった。馬場差も水準方向に近づいた。従って土曜の馬場差は変動。その後土曜深夜からまたも雨。日曜日芝で最初のレースだった4R時点では雨は降っていなかったが、重馬場発表で2000m対象の馬場差がプラス2秒0とかなり時計の掛かるレベルだった。さらに昼過ぎから雨足が強くなって、終盤は不良馬場。8R以降の3鞍の馬場差は設定不能とした。連対馬の脚質を見ると、中団・後方からの差し馬が絡まなかったのは、芝の最初のレースだった土曜3Rだけ。特に日曜になると8R2着のエイシンハドソンを除けば、全て中団・後方からの差し馬だった。先週からBコースに替わったが、やはり雨の影響がすごく大きかったと言える。

  • 阪神ダ 土:-1.3 日:-2.2→-2.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒3、日曜はマイナス2秒2からマイナス2秒5へと変動した。ここまで8日かの馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値。この開催に入って、初日は水準に近い数値だったが、開催が進むとともに雨の影響を強く受けて時計が出やすくなっている。
 土曜は金曜昼からの雨の影響を受けて脚抜きが良く、速い時計の出るコンディションだった。日曜については雨が降り続いた割に変動の幅は小さいが、これについてはちょっと補足する必要がある。まず午前中は雨が降っていない時間帯があったり、降っていても強くはなかったりで、マイナス2秒2の馬場差となった。昼過ぎから雨足が強くなったが、既に水が浮いている状態で、もうあまり速くはならなかった。連対馬の脚質を見ると特に日曜は前へ行った馬の粘り込みが目についた。7鞍中逃げ馬が5鞍で連対。先行馬が3鞍で連対した。脚抜きの良い馬場が必ずしも逃げ・先行馬に有利という事ではないが、先週日曜日のように水が浮くような状態になるとかなり特殊なコンディションになっていたという風に考えられると思う。だから逃げ馬を買えばよいという競馬だったとは思うが、ただ、何が逃げるのか見極めが難しいレースが多かった。本当に荒れたが難しい競馬だった。しかも逃げ馬の直後にいた先行馬が直線バテてしまって、差し・追い込み馬が、逃げ馬+差し・追い込み馬という競馬が結構多かった。これを買うのはちょっと至難の技だった。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜阪神11R 1着 コーリンベリー
  • 日曜阪神10R 1着 フミノムーン


ワンポイントアドバイス

  • 桜花賞、皐月賞の展望