2015年10月5日放送

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2015/10/3(土)・10/4(日)開催

4回中山8日目・9日目

中山芝 土:-1.0 日:-1.0 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒0だった。まずはさかのぼって9日間の馬場差を見ておくと、全てマイナスゾーンで3週目を除くとマイナス1秒台の数値だった。
 木曜日に5ミリ、金曜日に22.5ミリの雨が降ったが、金曜の雨は未明から朝方にかけてのもの。気温の上昇とともに乾きが進んで、土曜朝には良馬場発表まで回復した。馬場差は土日を通して同じ数値で終日対象。一部で開催が進行するにつれて時計の出方が速まって、前残りが多くなったとの意見が聞こえてきたが、雨の影響が最も強かった3週目以外の馬場差はマイナス1秒台で大きな変化はない。また、連対馬の脚質についても、ペースや枠順の違いによって前に残るレースが開幕週辺りよりは増加しただけで、基本的には差し有利の状況で開催が終了したと見ている。

中山ダ 土:-0.8 日:-1.0  1200 土:-0.6 日:-0.9

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス0秒6。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒9だった。さかのぼって9日間の馬場差を見ておくと、全てマイナスの数値だが、週によって時計の出方は異なる。3週目特に6日目は雨の影響で1800m・1200mともにかなり速い時計の出るコンディションだった。また、同じ週では土曜の方が時計が出やすい点では4週ともに共通していた。
 雨の影響から土曜は重発表でスタートして、12Rだけは稍重。乾きが進んだ日曜は稍重から6Rに良馬場となっている。馬場の乾きに準じて、土曜よりも日曜の方が時計を要していた。なお、1日の中で馬場発表は変更されたが、馬場差は土日ともに1日を通しての数字。距離別で見ると、1800mは雨の影響が残っていたとは言っても高速馬場というレベルではなかった。それに対して1200mは3週目ほどではないにしても、速い時計の出るコンディションだった。脚質は逃げ・先行・好位だけでなくて、差し・追い込みも決まっていた。

番組注目馬

  • 日曜中山01R 2着 タイセイラルーナ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山10R 1着 ダイワレジェンド

長谷川仁志 次走危険馬

  • 土曜中山08R 4着 リンガスヴィグラス

※今回も2番人気でしたし、4走前から2走前まで3戦連続して1番人気を集めた存在。次も人気になるとは思う。今回内に入れたのが直接的な敗因だが、左回りが良くないので、東京・新潟に出走と見て取り上げる。もし福島まで待たれたら、そして来られたらごめんなさい。


4回阪神8日目・9日目

阪神芝 土:-0.6 日:-0.5 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス0秒5だった。さかのぼって9日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値だが、後半2週は雨の影響を受けた事もあって、前半2週よりも時計が掛かった。
 木曜に7.5ミリ、金曜に16.5ミリの雨が降った。土曜は稍重発表でスタートして10Rから良。日曜は乾いて終日良馬場というのは、先々週の3週目とほぼ同じ。馬場差も3週目と極めて近くて、土日とも1日でくくれる数値。上位馬の脚質はバラエティに富んでいるが、馬場差にしてコンマ1秒掛かった程度ではあるものの、日曜の方が差し・追い込みが決まりやすくなっていた印象はある。

阪神ダ 土:±0 日:+0.2

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がプラス0秒2だった。さかのぼって9日間の馬場差を見ておくと、開幕週を除けば水準か水準に近いレベルで推移し、最終日だけはプラスの数値だった。
 今開催は開幕週だけが高速に近かったが、2週目以降雨の影響はあっても、水準寄りで推移していた。先週も週末は雨が降って、土曜日は重発表からスタートして、6Rから稍重。乾いた日曜は朝から良馬場発表だったが、土曜がほぼ水準で日曜は開催で初めてプラスの馬場差となっていた。なお、馬場発表が途中で変更された土曜にしても、1日を通した馬場差。水準寄りには違いないが、開催の中では速い時計の出にくい週だったとは言える。ただ、今開催の中では時計が掛かるレベルだったからと言っても、差し・追い込みが決まりやすいという事はなくて、むしろ逃げ・先行馬の活躍が多かった。

番組注目馬

  • 日曜阪神07R 2着 ナリタゴールド

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜阪神05R 1着 アドマイヤビスタ

長谷川仁志 次走推奨馬

  • 土曜阪神12R 3着 アルパーシャン

※元々スタートが速い方ではないが、今回も出遅れて3コーナーではフルゲートの最後方。4コーナーで内に進路を取ると、前がつかえて立ち上がりかけた。それからも狭いところへ入って待たされたり、直線半ばではダイシンカレラに寄られる不利があった。しかしそこからが切れて、先に抜けた上位2頭に半馬身とクビ差まで迫っていた。自身の上がり600m推定タイムは唯一の34秒台。休養前東京の500万下で出遅れて、キングカラカウアのBランクに0秒3差の3着。さらには阪神の番組注目馬としたナリタゴールドのBランク勝ちの未勝利でも、0秒2差2着がある。出遅れ癖が急に解消するとは限らないが、今回は出遅れてもその後の不利がなければ、届いていたと思う。京都でも東京でも新潟でも馬券は買いたいと思う。


ワンポイントアドバイス

  • 見ていて熱くなった騎乗