2014年7月28日放送

提供: 先週の結果分析
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2014/7/26(土)・7/27(日)開催

2回福島7日目・8日目

  • 福島芝 土:-0.2 日:+0.1 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒2、日曜がプラス0秒1だった。まずは2回開催の馬場差を振り返っておく。3日目までは終日速い時計の出るコンディションだったが、4日目は雨の影響で水準に近づいて行き、その後は水準に近いレベルか、やや時計の掛かるコンディションで行われた。
 東北地方の梅雨明けが本日7/28の月曜日だった。なので、ずっと雨の影響を受けて、先週は土日とも良馬場発表ではあったが、速い時計の出るコンディションではなかった。連対馬を見ると外を回った差し馬の上位進出が本当に目立った。特に日曜後半はほとんど外を回った差し馬。内の先行馬はちょっと苦しい競馬が続いた。

  • 福島ダ 土:+0.3 日:+0.4

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラス0秒3、日曜がプラス0秒4だった。まずはここまでの馬場差を振り返っておくと、6日目までは開催日によって時計の出方は異なったが、初日・2日目・5日目は終日速い時計の出るコンディションだった。また、1日の中でも時計の出方が異なる日が3日あった。一方最終週の先週は土日ともにやや時計の掛かるレベルで、ほとんど同じ馬場差だった。
 週半ばも雨が降っていなかった事もあって、見た目にはパサパサの状態で、前3週よりも時計が掛かってこの開催で初めて土日ともにプラスの馬場差となった。日曜は中団・後方にいた馬の連対が目立ったが、展開や能力的なものが大きくて、特に今までと傾向が変わったとは思えない。2回福島は週によって、また変動の日を含めて開催日によって馬場差に大きなばらつきがあったので、後のタイム比較の際は十分に注意する事が必要だと思う。

番組注目馬

  • 日曜福島10R 2着 シュガーヒル

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜福島10R 1着 キープインタッチ

市丸博司 次走推奨馬

  • 日曜福島10R 3着 ビッグリバティ

※先行して強い2頭に差されるという展開になったが、この馬自身はかなり頑張っている。もう少し展開利があれば、次は面白いんじゃないだろうか。


3回中京7日目・8日目

  • 中京芝 土:+1.2 日:1R+1.4 3R以降は設定不能 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス1秒2、日曜は1Rのみプラス1秒4、3R以降は設定不能だった。まずは3回開催の馬場差を振り返っておくと、3日目まではマイナス0秒8で全く変わらず安定していたが、4日目以降は雨の影響で1日の中で時計の出方が変わったり、かなり時計が掛かったり、あるいは設定不能となったりで安定しなかった。
 土曜日だが、雨の影響はなかったが、最終週で荒れたコンディションになっていて、時計の掛かるレベルだった。日曜1Rは良馬場で行われたが、その後短時間でまとまった雨が降って、3R以降は稍重。その後昼過ぎにも雨が降って、稍重という事は馬場発表としては1段階悪化しただけだが、時計面では一気にここで掛かった。3R以降からどんどんと時計が掛かって行くような感じで、設定不能とした。連対馬を見ると土日ともに脚質面では大きな偏りはない。ただ、土曜日に目立ったのはスローペースだと差し・追い込みが決まって、平均的な流れが多かった1600m以下では逃げ・先行好位勢が上位を占めた。平均ペースのマイル以下だと後方の馬も脚を使わされて届かない。スローだと馬群が固まって、瞬発力のある馬が差しやすい馬場になっていたのではないかという風に考えられる。

  • 中京ダ 土:-1.5 日:-1.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス1秒5だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値で、最も掛かっていた日でも3日目のマイナス0秒7だったので、開催を通じて速い時計の出るコンディションだったと言える。
 良馬場でも馬場差マイナス1秒5はかなり時計の出やすいコンディションだったが、同じ良発表でも日曜は2R前後にまとまった雨が降って、芝が良から稍重に変更され、馬場差が設定不能となったぐらいなので、ダートもかなり水を含んでいたはずだが、土曜日と時計の出方に変化はなかった。逃げ・先行馬が土日で9頭も連対していたように、今まで以上に前の組有利な週だった。また、土日が同じ馬場差だったのは、開催を通じて初めての事。3回中京はバラつきこそあれ、開催を通してかなりの高速ダートだった。そんな中3日目だけは他の日と比べると時計が掛かったので、これは注意したい。

番組注目馬

  • 土曜中京08R 5着 キタサンウンゲツ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中京06R 1着 アンナミルト

市丸博司 次走危険馬

  • 土曜中京11R 2着 ミッキーヘネシー

※今回大きなロスはなかったが、スタートが基本的には上手くない。どうしても後方からになりやすく、安定性がない。ここ2年ほど2回続けて好走していないというのが、象徴的じゃないだろうか。今回はタイムランクDでレベルがちょっと低かったので、2着できたような気がする。次走ハンデ戦でも負担重量増が予想されますし、別定の57キロで1600万下では難しいんじゃないだろうか。


1回札幌1日目・2日目

  • 札幌芝 土:-1.5→+0.3 日:-1.1→+1.1 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒5からプラス0秒3へと変動、日曜がマイナス1秒1からプラス1秒1へと変動した。
 週半ばの雨の影響が全く残っていなかった訳ではないだろうが、土曜朝の1R2000m換算の数値でマイナス1秒5と流石に一昨年9月以来の開催とあって、速い時計の出るコンディションでスタートした。ただ、1R直後に雨が降って、さらに昼からは雨が降り続き、後半は時計が掛かって行った。11R時にはプラス0秒3となっている。明けて日曜は馬場が回復して再びマイナス1秒台の馬場差でスタートした。ただ、7Rまではそのまま高速馬場で行われていたが、中盤に雨が降って特に12R時はかなり時計の掛かる馬場となっている。2000m換算でプラス1秒1となった。ともかく乾いた良馬場なら速い時計の出るレベルと言えるだろう。脚質面では目立った偏りはなくて、開幕週だから前の馬が優勢という事はなかったが、先週については雨の影響もあり、今週も続きかどうかはわからない。ただ、コース取りについては、内を突いた馬が目についた。なお、札幌はスタンドは新しくなったが、コース自体は以前と同じ。なので、基準タイムは基本的には2年前とほぼ同じ。また、この開催は全てAコースが使用される。

  • 札幌ダ 土:+0.2→-1.4 日:-0.9→-0.7→-1.5

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラス0秒2からマイナス1秒4へと変動、日曜がマイナス0秒9でスタートし、マイナス0秒7、そしてマイナス1秒5へと変動した。
 土曜は午前中が断続的に小雨で、そして午後になると雨が降り続き、後半になるにつれて雨脚は強まって行った。その影響でプラスで始まった馬場差は最終レース時にはマイナス1秒台まで速くなった。日曜は乾きかけたところで終盤に再び強い雨が降った事で、特殊な変動となっている。日曜の1700m対象の馬場差は2Rと3Rがマイナス0秒9で、6Rがマイナス0秒7、8Rがマイナス0秒8で、11Rがマイナス1秒5と。一気に高速化した。連対馬の傾向としては、日曜の2Rと3Rは上がりを大きく要した凡戦だったので、後方からの馬が連対したが、その他のほとんどのレースは前の組同士の決着だった。良馬場で行われた土曜午前の馬場差がプラスだった事からも、今週以降良馬場なら水準前後の馬場差になる可能性が高いと考えられると思う。

番組注目馬

  • 日曜札幌08R 2着 セフティーエムアイ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜札幌06R 1着 エイシンノーティス


ワンポイントアドバイス

  • 「中京初日~3日目で先行した馬を狙う」をさらに深く考える