2014年7月14日放送

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2014/7/12(土)・7/13(日)開催

2回福島3日目・4日目

  • 福島芝 土:-0.9 日:-1.0→-0.2 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス1秒0からマイナス0秒2へと変動した。まずはここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、先週日曜つまり4日目の午前まではマイナス1秒0前後の速い時計の出るコンディションだったが、日曜の午後は時計が掛かり、水準方向に近づいた。
 芝は土日を通じて良馬場発表だったが、土曜朝にダートが稍重だったように、雨の影響は残っていたはず。ただ、土曜の時計の出方は開幕週と大きくは変わらなかった。日曜朝はより乾いて、マイナス1秒0の馬場差でスタート。しかし、2R以降は途中止んでいた時間もあったものの、午後3時頃までは雨が降ったり止んだりで降った。徐々に時計が掛かって行った。終盤の10R・11Rはマイナス0秒2で水準に近いレベルとなっている。連対馬を見ると、脚質的には差し馬も届いているが、基本的には前へ行った馬が粘っていた。特に日曜は8レース中逃げ切りが4鞍。また、差して来るにしても内を立ち回った馬が目についた。典型例は日曜の重賞七夕賞だが、逃げたメイショウナルトが勝って、内めを突いて伸びできたニューダイナスティが2着だった。また、1200mでは5鞍中土曜6Rと12Rを除く3鞍の勝ち馬が逃げまたは、4コーナー2番手からの抜け出し。開幕週に引き続いて先行力がない馬には厳しい馬場だったと言えるだろう。なお、今週から2週はBコースが使用されるので、それまたちょっと注意が必要だと思う。

  • 福島ダ 土:-0.2 日:-0.1→+0.4

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス0秒2、日曜はマイナス0秒1からプラス0秒4へと変動した。ここまでの馬場差を振り返っておくと、4日間全て時計の出方は異なる。1週目と2週目で比較しても1週目はマイナス1秒台。先週はマイナスゾーンでも水準に近い数値で始まり、日曜はプラスゾーンになった。
 金曜正午の発表で重で、土曜は途中から良になったが、スタートは稍重で湿っていたのは間違いないが、脚抜きが良いとまでは言える状態ではなかった。
 土曜は馬場状態は変更されているば馬場差は一定。繰り返しになるが、同じ稍重でも開幕週のように速い馬場ではなかった。そこは注意したい。日曜、発表は終日良だったが、馬場差は変動とした。日曜のように雨が降ると、芝とは逆の変動をするが普通だが、ごくまれにこのような変動となる事がある。この日はその例外パターンと判断した。1700m対象の馬場差は1Rがマイナス0秒1で、4Rがプラスマイナスゼロ。8Rと12Rがプラス0秒4。馬場コンディションは開幕週と変わったが、連対馬の脚質に変化はなく、先行有利の傾向が続いている。

番組注目馬

  • 日曜福島12R 2着 アナザーバージョン

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜福島06R 1着 ニシノラッシュ


3回中京3日目・4日目

  • 中京芝 土:-0.8 日:-0.7→+1.2 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜はマイナス0秒7からプラス1秒2へと変動した。ここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、3日目までは全てマイナス0秒8の数値で安定していたが、4日目については午後は時計が掛かった。
 土曜は週半ばの雨の影響を感じさせないで、開幕週と同レベルだった。速めの時計が出るコンディションだったと言えると思う。日曜日朝の時点では土曜日とほぼ同レベルだったが、2Rから降った雨の影響で午後は一気に時計が掛かった。ちょっと土砂降りっぽい雨になった。福島と比較すれば、雨の降っていた時間は短いが、変動の幅としては中京の方が大きくなっているので、この点は注意。連対馬を見ると土曜は先々週と同じで、差し馬の活躍が目立った。7鞍中6鞍で中団からの差し馬が連対している。しかし、日曜は6鞍中5鞍で逃げ・先行馬が連対していた。日曜はかなり傾向は変わったという事については、以前2回中京で最終日に雨が降ったとたん(最終日は高松宮記念の日)に、逃げ・先行馬が上位を占めた。それとちょっと似ている。直線に急坂があって前が残りにくい中京芝だが、雨が降ると瞬発力が発揮しにくい馬場になって、末脚勝負の馬有利とは言えないくなると考えて良いんじゃないだろうか。この日、日曜午後のように、前に行った馬でも騎手はみんな内を避けて、ちょっと外めに行ってしまう。直線に入ると後ろの馬、さらに外を回らざるを得なくなるので、コースロスも生じてくる。これも先行馬が有利になる要因になったと思う。なお、今週からの2週はBコースが使用されるので、コース替わりますし、天候によっては先週土曜のような傾向になるか、日曜のようになるか、これはやってみないとわからないところもありますので、注意しておこう。

  • 中京ダ 土:-0.7 日:-0.9→-1.6

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒7、日曜はマイナス0秒9からマイナス1秒6へと変動した。まずここまで4日間の馬場差を振り返っておく。全てマイナスの数値だが、マイナス2秒台だった開幕週と比較すると先週土曜は水準に近づいた。ただ、日曜午後は雨の影響でマイナス1秒台になり、開幕週ほどではないにしても、脚抜きの良いコンディションとなった。
 金曜正午の時点では稍重だったが、土曜の朝には回復した。開幕週と比べるとかなり時計が掛かっているように感じるが、良馬場でマイナス0秒7ですから、速い時計の出やすいレベルと言えると思う。そして日曜の変動についてだが、3Rの前後に降った雨は短い時間だったので、馬場差としては3Rと6R以降とこの2つに分けられる。ただ、短い時間とは言え、かなり激しく降ったので3Rとそれ以降のレースでは0秒7の開きがあった。日曜の11Rと12Rは展開とか能力的なものもあって、差し馬同士の決着となったが、それ以外はほどんと前の組の決着で、傾向は先々週とほとんど変わっていない。

番組注目馬

  • 土曜中京12R 1着 フレイムコード

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中京10R 1着 クリノエリザベス

市丸博司 次走推奨馬

  • 土曜中京12R 4着 ヤマニンシェリル

※先行不利な馬場で早めに交わされながらよく頑張った。次走はたぶん中京じゃなくて、たぶん小倉ぐらいじゃないかと思うが、小倉なら非常に強調したい。


2回函館3日目・4日目

  • 函館芝 土:-1.4 日:-1.4 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒4だった。まずはここまで6日間の芝の馬場差を振り返っておくと、マイナス1秒台かそれに近いレベルで速めの時計の出るコンディションが続いている。
 芝では雨の影響は残っていなかった。先週からコース設定がBコースに替わって、今年の函館開催では最も時計が速かった1回函館2週目と同じレベルに戻ったと言える。函館は今週が最終日となるが、雨の影響が無ければ、速めの時計の出るコンディションが続くんじゃないでしょうか。連対馬を見ても、傷んでいない馬場らしい傾向と言うべきだろうか、内を立ち回った馬が優勢で、この点も一転するとは考えにくい。

  • 函館ダ 土:-1.1 日:-0.8

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒1、日曜がマイナス0秒8だった。まずはここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、マイナス1秒1の馬場差だった先週土曜を除けば、マイナス0秒8かマイナス0秒7の馬場差。
 土曜は稍重だったが、前開催から続く良馬場の馬場差よりも若干速いレベルで、1回開催の開幕週みたいな超高速馬場ではなかった。日曜は稍重が残ったが、連続開催の良馬場の水準に戻ったと言えるだろうか。なお、日曜は馬場発表は変更されているが、馬場差は変動ではなく一定とした。土曜は全てのレースで逃げ馬か先行馬が連対しており、引き続き前有利の傾向。また、土日で3勝しているマクリ。この戦法も目立つ週だった。

番組注目馬

  • 日曜函館03R 1着 プラチナブロンド

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜函館05R 1着 アクティブミノル

市丸博司 次走危険馬

  • 日曜函館11R 2着 サクラボールド

※およそ7ヶ月ぶりの実戦だった今回だが、2着に入って次走は人気になりそう。ただ、このレースタイムランクEで恵まれたところもあったんじゃないかと、それを理由にしたい。次走は2走ボケの恐れもちょっとあるかなという気もしますし、得意の洋芝を使うという事で、中1週で札幌競馬場グランドオープン記念というのがあるので、これに出たとしても危険なんじゃないかなと考えた。

ワンポイントアドバイス

  • 1000万下・芝1200mはスロー多し