2014年6月9日放送

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2014/6/7(土)・6/8(日)開催

3回東京1日目・2日目

  • 東京芝 土:設定不能 日:設定不能 Cコース

 芝の馬場差は土日ともに設定不能だった。先週からクラス編成が変わったが、関東では東京での連続開催となるので、まずはここまで12日間の馬場差を振り返っておく。2回開催はマイナス1秒前後の速い時計の出るコンディションが続き、最終週はマイナス1秒3と最も速い時計の出るレベルだったが、先週は雨の影響で一転して時計が掛かり、馬場差は設定不能になるほどだった。
 金曜正午の時点では芝は重馬場だった。ところがその後も雨が降り続いて、土日ともに不良馬場になったが、相当に時計の掛かるコンディションで、馬場差は設定不能。コース取りについては、土曜日は道中内を通っても、直線で外へ持ち出すジョッキーは多かったが、日曜日は案外外が伸びないという馬場状態だった。この辺は多少変化があったかもしれない。とにかく特殊な馬場コンディションという事なので、先週のレースで大敗している馬がいても、その馬の着順というのは、あまり気にしない方が良い馬、そういう馬は多いと思う。

  • 東京ダ 土:-1.0→-2.0 日:-2.5

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス1秒0からマイナス2秒0へと変動、日曜がマイナス2秒5だった。まずはここまで12日間の阿波場差を振り返っておくと、2回開催4週目までは水準前後の馬場差となる週が多かったが、5週目からマイナスゾーンに入り、先週は雨の影響で特に土曜後半からはかなり脚抜きの良いコンディションになった。
 土曜日の変動は1Rから3Rまではマイナス1秒0、7R以降はマイナス2秒0。前日から降り続いた雨の影響で、土曜の朝はすでに水が浮いた状態だった。その後も雨は降り続いて、最終レースの頃は正に田んぼ状態。注意したいのは、これだけ雨が降ると普通は脚抜きが良いを通り越して、時計が出にくくなる事が多いが、変動は逆だった。午前よりも午後の方が速い馬場になった。そして日曜日だが、同じ不良馬場でも水が引いて、見た目にも走りやすそうな状態になっていた。極限に近い高速ダートだった。脚質についてだが、先週のようなダートになると二言目には先行しないとダメという事を未だにおっしゃる人がいるが、実はそうではない事を証明した結果になっている。土曜の1Rと3Rで逃げた1番人気馬がともに4着に敗れた。この辺は象徴的なレースだった気がする。

番組注目馬

  • 土曜東京07R 2着 ワールドレーヴ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜東京07R 1着 エルマンボ
  • 土曜東京10R 1着 マンボネフュー

吉岡哲哉 次走推奨馬

  • 日曜東京08R 3着 サルバドールハクイ

※見ての通り、直線は全く進路がなくて絶体絶命の大ピンチ。正味100mだけだろうか、猛然と追い込んだが、ハナ・ハナ届かず3着。得意の東京で次走は確勝級。負けられない一戦になると思う。タイムランクEのレースだが、この競馬を見たら次は…と思う。


3回阪神1日目・2日目

  • 阪神芝 土:-1.3 日:-1.3 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒3だった。
阪神地域でも週半ばには雨が降っていましたし、土曜も雨は降っていたが、それによって時計が掛かるという事はなく、高速馬場のレベルだった。脚質は前めにつけて内を立ち回った馬、その多くが連対していたように思う。雨の影響が大きくない限りは、今週この傾向が一変する事はないだろうと思う。

  • 阪神ダ 土:-0.8 日:-0.8

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス0秒8だった。
 ダートも金曜正午の時点ではすでに良馬場だったように、雨の影響は全くなかった。それどころかレース中はところどころ砂埃舞っていましたから、かなり乾いた状態だったと推測できる。ただし、馬場差はマイナス0秒8。これが示すように時計の出やすい馬場コンディションだった。なお、連対馬の脚質には偏った傾向は見られなかった。

番組注目馬

  • 日曜阪神12R 2着 サトノデプロマット

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜阪神09R 1着 ノーブルコロネット
  • 日曜阪神12R 1着 エイシンライアン

吉岡哲哉 次走危険馬

  • 日曜阪神10R 3着 キングブレイク

※勝ち馬のスピナッチについては、先ほど強調したが、危険馬はこのレース3着のキングブレイク。この馬現級勝ちの実力馬だが、現級を勝った後は10戦連続で連対していない。それなのに常に上位人気に支持されるという事で、期待を裏切る事の方が多い。気持ちの問題というのもあるが、今後は相手強化も予測されるので、人気ほどは走らないと見ている。


ワンポイントアドバイス

  • 今開催の新馬戦に注目!