2014年12月29日放送

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2014/12/27(土)・12/28(日)開催

4回中山7日目・8日目

  • 中山芝 土:-0.6 日:-0.6 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒6だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておく。3週目は雨の影響を受け、5日目つまり土曜終盤から日曜にかけ、時計が掛かった。その他の3週はマイナス0秒9からマイナス0秒5の間での推移で、高速馬場と言える程ではないが、速めの時計が出るコンディションだった。
 土日とも良馬場で行われて、時計の出方としては開催2週目とほぼ同じだった。先々週の段階で外差しが結構決まっていたので、最終週となる先週は差しがバンバン決まるかと思われたが、天候に恵まれた事と馬場がさほど荒れなかった事もあって、案外前へ行く馬も粘っていた。関東は例年通り年明けは中山からスタートで、この年末年始は通常より1日間隔が開いているだけで、正に連続開催になる。1回開催は全てCコースが使用される。

  • 中山ダ 土:+0.7 日:+0.7
  • 1200 土:+0.1 日:+0.1

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒7、1200m対象の数値は土日ともにプラス0秒1だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておく。まず1800mは1週目がプラスの数値だったが、2週目・3週目はマイナスゾーンだった。ただ、先週はプラスゾーンに戻り、なおかつこの開催で最も時計の掛かるコンディションになった。1200mは土日ともにプラス0秒1ですから、水準レベルではあるが、この開催で初めてプラスの数値になり、こちらも先週が最も時計が掛かった事になる。
 金曜の正午の時点では稍重発表だったが、その後乾いて土日とも良馬場だった。この開催で土日とも良馬場だったのは先週が初めてですから、この点からも乾いて最も時計が掛かったものと思われる。年明けの開催も乾いていれば、時計の掛かるコンディションと見ておきたい。脚質的には土曜は逃げ馬が結構活躍したが、日曜になると先々週までのパターンと同様差し馬も台頭した。もちろんペース次第の面もあるが、基本的には差しが届く馬場と見て良いと思う。それは脚抜きが良くても悪くても同じ状況。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山06R 1着 マッサビエル
  • 日曜中山03R 1着 ストレンジクォーク
  • 日曜中山09R 1着 シャイニングレイ


4回阪神7日目・8日目

  • 阪神芝 土:±0 日:±0→+1.0 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がプラスマイナスゼロからプラス1秒0へと変動した。まずここまで8日間の馬場差を振り返っておく。前半2週は水準かいくらか速めの時計が出るレベルだったが、後半2週は雨の影響を受け、水準か時計の掛かるコンディションで推移した。
 土曜については終日プラスマイナスゼロと水準レベルのコンディションだった。最終週の先週だけはBコースが使用された上に良馬場だったので、雨の影響で時計が掛かった6日目よりは時計が出やすくなった。日曜も前半は土曜と同じく水準のコンディションだったが、後半は雨の影響を受けて時計が掛かって行った。日曜終盤の3鞍について時計が掛かったのはスローペースだった事も影響しているが、雨の影響を受けたとも言える。なおBコースに替わって最初の開催日だった土曜は、もう少し前残りの競馬が多いかと思われたが、実際はそうではなくて、差しもそこそこ決まっていた。そして日曜もほぼ同様の傾向だった。外差しがめちゃくちゃ決まる馬場ではないが、その反面前が有利な馬場でもなくて、最終週になって脚質傾向はむしろ平均化してきた感じもある。

  • 阪神ダ 土:-0.9 日:-0.7→-1.0

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒7からマイナス1秒0へと変動した。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、2週目の1800m対象の馬場差を除くとマイナスの数値だった。特に開催3週目は雨の影響でかなり脚抜きが良い高速馬場となった。この開催の推移について補足しておくと、やはり2週目が特殊だった。と言うのも時計の出方が比例しなかったからで、この2週目にしても1800mはプラスの馬場差だったが、短距離の馬場差はマイナスだった。
 日曜の変動だが、ダートについては時計の出方が変わったのは12Rだけ。つまり8Rまではマイナス0秒7で、土曜よりもむしろ少しだけ乾いて水準方向に近づいたぐらいだったが、12Rは雨のために時計が出やすくなった。先々週と比べると、早めに前めにつけた馬が活躍していた印象。かと言って差しが届かない訳ではなく、ペースが速くなるときっちりと差しも届いていた。今開催の阪神は週によって傾向にばらつきがあって、最後まで流れがつかめないままだった。ただ1つ言える事は、少なくとも先行・差しどちらかに偏った傾向ではなくて、まんべんなく好走している印象はあった。

番組注目馬

  • 土曜阪神02R 1着 ブルームーン

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜阪神04R 1着 アンドリエッテ
  • 土曜阪神05R 1着 リアルスティール

津田照之 次走推奨馬

  • 土曜阪神04R 5着 パラダイスリッジ

※このレース前走着順の良い馬が多くて、メンバーランクをBとしたレース。そんな強豪揃いの中パラダイスリッジは1番人気に支持されて、他馬の徹底マークに合って、勝負所で外からちょっと閉じこめられるような感じで、なかなか出られなかった。逆にその後ダメかと思ったところからもう一回伸びて来る。結局ここで仕掛けが遅れた分5着になったが、まともなら勝っていたとまでは言わないものの、上位争いには加わっていたはずで、この馬実は新馬戦でも前が開かない競馬で、今回もそうだった。力を出し切りさえすれば、勝ち負けになる。

津田照之 次走危険馬

  • 土曜阪神04R 3着 ブライトボイス

※このレースは中盤のラップが遅くて、ペース補正を加えたレース。前に行った馬に圧倒的に有利な展開で、差して上位に来た馬は評価できるが、逆に先行して上位に粘った馬たちは評価できないと思う。ダートから芝に戻って今回粘りが増したので、次走もそこそこ人気になると思う。今回展開に恵まれた面が強いですし、次走は信頼を置けないと思う。


ワンポイントアドバイス

  • 中山の芝