2014年12月22日放送

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2014/12/20(土)・12/21(日)開催

4回中山5日目・6日目

  • 中山芝 土:-0.4→+0.2 日:+0.5 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒4からプラス0秒2へと変動、日曜がプラス0秒5だった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、前半2週はマイナスゾーンだったが、開幕週と比べると2週目は時計が掛かっていた。そして先週は雨の影響を受け、土曜は変動、日曜は終日プラスの数値となった。
 中山は雨の影響が残っていたが、土曜前半はそれほど影響受けずに10R時点まではマイナス0秒4の馬場差だった。終盤雨が強く降って12Rだけがプラス0秒2の馬場差になった。あと土曜夜も雨が降り続いたので、日曜は晴れたが土曜よりも時計の掛かるコンディションになった。馬場が荒れてきたせいか、外を回る差し馬の上位進出が目につくようになっている。最終週の今週もコース設定は変わらずにAコースが使用されるので、馬場が乾いたとしても恐らく先週同様ぐらいのレベルになるんじゃないかなと思う。

  • 中山ダ 土:-0.1 日:-1.7
  • 1200 土:-0.6 日:-1.0

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒1、日曜がマイナス1秒7。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス1秒0だった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、週によってあるいは開催日によって時計の出方は異なる。まず1800mは開幕週は少し時計が掛かり、それに比べれば2週目は時計が出やすくなった。そして先週土曜は水準レベルだったが、日曜は一気に高速化した。一方1200mについては2週目は水準の馬場差で、1週目・3週目と比べれば時計が掛かっている。
 先週言った事の繰り返しになるが、ここまで6日間週によって、また開催日によって馬場差が大きく変わっているので、数値をきちんと整理しておく必要がある。そうしておけば、後のタイム比較の時に苦労しなくて済むと思う。
 まず注意したいのが、土曜・日曜ともに変化しやすい馬場コンディションだったものの、距離に関係なく馬場差が変動ではなかった事。1800mは土曜は水準レベルだったが、日曜は一気に高速化した。1200mは土日ともに速い時計が出やすかったが、やはり日曜の方が速かった。前半2週とコンディションは変わっても、連対馬の脚質傾向はそれほど変わっていない。高速化した日曜は若干中団に居た馬の占有率が高くなったが、いつも言っているように脚抜きが良いからと言って、前有利ではないという事を物語っている。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし


4回阪神5日目・6日目

  • 阪神芝 土:-0.1→±0→設定不能 日:+1.4 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒1でスタートしてプラスマイナスゼロ、そして設定不能へと変動。日曜はプラス1秒4だった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、前半2週は雨の影響を受けながらも水準かあるいは少し速めの時計が出るレベルで推移していたが、先週は土曜後半から時計が掛かった。
 土曜が雨が降り続いて時計の掛かるコンディションになって行った。とは言え、4R・5Rはギリギリ持ちこたえている感じで、水準レベルだったがその後雨が強くなって一気に時計が掛かっていった。という訳で8R以降の3鞍は設定不能とする。例えば秋の京都開幕週のように高速馬場なら同程度の雨量でも設定不能になる程ではないが、そもそも高速馬場ではない上に、雨が降り続いて時計でレベルを判断する事に意味はないというレベルにまで達した。そういう訳で設定不能にした。日曜は土曜終盤と比べれば、馬場は乾いたがそれでもプラス1秒台で時計の掛かるコンディションだった。馬場発表は重馬場から稍重に変更されたが、馬場差は1日を通した数値。脚質的には前に行った馬が残るケースが目についた。特に雨が降り続く中で行われた土曜は、先行馬が失速したとしても、差し馬も伸びを欠くケースが目立った。そして馬場が少し乾いた日曜は先行・差し馬とも連絡みしていた。なお、阪神芝については、最終週の今週のみBコースが使用される。

  • 阪神ダ 土:-0.9→-2.6→-2.1 日:-2.5→-2.0

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒9からマイナス2秒6、そしてマイナス2秒1へと変動。日曜はマイナス2秒5からマイナス2秒0へと変動した。前半2週は水準から大きく動くことはないレベルで推移していたが、先週は雨の影響で脚抜きが良くなり、高速化した。なお、2週目は1800mについては開幕週より時計が掛かっていたが、短距離はマイナスの数値で時計の出方が比例しなかった。
 土曜はそもそも速い時計の出るコンディションだった上に、これでもかと言うぐらい雨が降り続いて一層高速化した。ただ、高速馬場のピークである6R・7R時と比較すれば終盤は水が浮いて、水準方向に戻って行った。日曜は終日マイナス2秒台の馬場差で、依然としてかなり脚抜きの良いコンディションだったが、後半は前半と比較すれば水準に近づいた。先週が道悪だった事もあって、3週目を終えた時点で脚質傾向はまだ読み切れないが、少なくとも先行・差しどちらかに偏った傾向でないのは確か。

番組注目馬

  • 日曜阪神01R 2着 エイシンカーニバル

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜阪神05R 1着 クローソー
  • 土曜阪神06R 1着 アンクルダイチ

※この馬スピードで圧倒した。着差は1馬身半でまだまだ手応えに余裕があって、時計短縮はまだまだ可能。昇級しても上位争いになる。

  • 土曜阪神09R 1着 クロスクリーガー

※中盤いったんラップが落ちた分もあって、勝ち時計は平凡だが、一気に加速してそのまま押し切った内容は評価できる。オープン昇級でも上位候補だが、ダートのレースがあまりないので、芝出走ならやはり割引。

  • 日曜阪神04R 1着 ミッキークイーン
  • 日曜阪神07R 1着 ミリオンヴォルツ


4回中京5日目・6日目

  • 中京芝 土:0.8→+1.5→設定不能 日:+1.6

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒8でスタートしてプラス1秒5から設定不能へと変動、日曜がプラス1秒6だった。まずはここまで6日間の芝の馬場差を振り返っておくと、4日目まではマイナスゾーンで速い時計の出るコンディションだったが、先週は雨の影 響で一気に時計が掛かった。
 土曜の朝の時点ではまだ雨だった訳ではなかった。週半ばの雪の影響が残って、それでも時計の掛かるレベルでスタートした。さらに土曜後半は雨が降って、終盤はかなり時計が掛かった。終盤の11R・12Rは補正が入っているように、スローペースだった事もあるが、設定不能でタイムランクは出していない。そして日曜は土曜終盤ほどではないものの、時計の掛かるコンディションだった。日曜は見た目にも馬場の悪化が顕著で、3分どころまでは空けて走る馬が多かった。脚質的には圧倒的に差し馬が有利だったが、大外一気と言うよりかはちょうど馬場の真ん中から6分あたりを差してくる馬の活躍が目立った。先週でひとまず中京開催終了したが、年明けは1月17日から早々に2週間の1回開催が始まる。短期間で今回のボコボコになった馬場の内側が、簡単に修復するとは思えないですし、開幕週から差し有利という考え方で良いと思う。

  • 中京ダ 土:+0.1 日:-0.4

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒1、日曜がマイナス0秒4だった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、1週目は水準レベル、2週目はやや時計が掛かって先週土曜は水準レベルに戻った。そして日曜はマイナス0秒4で、この開催では最も時計の出やすいレベルだった。
 まずこの開催の推移について補足しておくと、雨の影響の有無にかかわらず、馬場差が大きく動いていない点は注意。例えば、阪神のダートなら先週は前半2週と比較して一気に高速化したが、中京は雨の影響が残った先週日曜にしても、あくまでこの開催では速かったという程度で、どちらかと言えば水準に近いレベルだった。
 先週の中での動きについて補足しておくと、土曜は終盤雨降ったが、ダートは変動になっていない。と言うのは土曜のダートは9Rが最後で、その後強く雨の影響を受けたため。そして日曜は土曜と比較すれば、いくらか時計が出やすくなった。なお、その日曜は馬場発表は不良から重に変更されたが、馬場差は1日を通した数値。脚質的には2週目と比べると差しがやや決まっていた。ダート戦は土日合わせてどちらの週も12鞍行われたが、その内中団・後方からの連対は2頭増えた。比率としてはさほど大きな変化ではないかもしれないが、馬場が締まって結局各騎手が前が残るという意識が強くなった分、逆にペースが速めになった事が最大の要因だと思われる。実際ダートではそこそこラップが流れるレースが多くて、ペース補正を施したレースが1つもなかった。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中京07R 1着 デオヴォレンテ
  • 日曜中京11R 1着 マテンロウボス

津田照之 次走推奨馬

  • 日曜中京06R 3着 マイティディーバ

※この馬道中後方を追走して、直線に向くと一気に加速がついて前に接近する。勢いがついたが、その場面で他馬に寄られてしまう。それでも諦めることなく3着まで盛り返して点は評価できる。加えて馬場の悪い内側を通って伸びてきている点も見逃せない。今回は18番人気、いわゆる最低人気での3着なので、次走急に人気が跳ね上がるとは考えにくいので、配当的な妙味も考えて注目馬に選んだ。できれば、同じ年明けの中京に出走してきて欲しいなと思う。

津田照之 次走危険馬

  • 日曜中京10R 2着 トウシンムサシ

※日曜後半の中京は外枠が有利だった。この馬外枠に入った差し馬で、舞台設定がピタリとはまった印象が強い。今回の好走で4着・3着・2着と徐々に着順を上げてきて安定感出てきて次走も人気になりそうだが、今回は完璧に運んで馬場も味方しての2着ですから、次も恐らく似たような馬場傾向にはなるとは思うが、そこまで枠順もピタリと外枠にもならないでしょうし、疑ってかかっても良いかなと思い、危険馬に。

ワンポイントアドバイス

  • 朝日杯FSの取り扱い