2014年10月6日放送

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2014/10/4(土)・10/5(日)開催

3回新潟1日目・2日目

  • 新潟芝 土:+0.5→+1.0 日:+0.7→+0.9 Aコース
  • 直 土:---- 日:+0.3

 芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒5からプラス1秒0へ変動、日曜がプラス0秒7からプラス0秒9へと変動。直線1000mは土曜はレースがなく、日曜はプラス0秒3だった。まずはここまで12日間の馬場差を振り返っておく。前開催の終盤2週はマイナスの数値でやや速めの時計が出るレベルだった。ただ、3回開催に入って1週目と先週は雨の影響でほとんどがプラスゾーンだった。
 2回開催終盤で落ち着いたかなと思ったが、この開催に入って1週目それから先週の土日は変動だった。前回の放送で良馬場発表ならほとんどはマイナスの馬場差だったと言ったが、先週日曜については、終日良馬場発表だった。ただ、それでも時計が掛かっていた点は覚えておきたい。それから、直線1000mはこの開催、偶数の開催日でしか行われなかった。雨の影響を受けた2日目と8日目はプラス0秒3とやや時計が掛かっていた。
 木曜からの雨で土曜は終日稍重。芝で最初のレースだった2Rは2000m換算の数値がプラス0秒5でスタートした。その後昼に雨が降って5Rがプラス0秒8、7R以降はプラス1秒0で前半より後半の方が時計の掛かるコンディションだった。日曜朝は土曜後半よりも乾いてプラス0秒7、ただ、昼から小雨が降って終盤は少し時計が掛かって、11RのスプリンターズSは2000m換算の数値ではプラス0秒9になっている。10Rは直線1000mなので、別に数値を出しているが、直線競馬以外であったならば、変動の対象になってプラス0秒8くらいではなかったのかなと見ている。
まず、土曜の連対馬は内回りで行われた3鞍の連対馬6頭の内5頭は前めにつけて内を立ち回った馬だった。例外は5R2着のカカドゥだけ。外回りの3鞍は全て中団から差して来た馬が絡んでいた。前へ行った馬も直線では外に進路を取っている。前回のワンポイントアドバイスで触れたが、先々週の傾向と似ていた。ただし、日曜は土曜と異なった。インコースがダメという訳ではなかったが、内回りでも外からの進出が目についた。典型例は11RスプリンターズSを制したスノードラゴン。大外から差してきた。流石に10週連続開催の最終日ですから、しかも雨の影響を受けたという事がこの要因になったんじゃないだろうか。

  • 新潟ダ 土:-1.5 日:-0.6
  • 1200 土:-0.9→-0.5 日:-0.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒5、日曜がマイナス0秒6。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒9からマイナス0秒5へと変動、日曜がマイナス0秒5だった。まずここまで12日間の馬場差を振り返っておく。1800mは前開催9日目以降この開催初日を除けば、水準かそれに近いレベルで推移していたが、3週目はやや速めになり、先週は雨の影響で特に7日目は高速化した。1200mはほとんどがマイナスの数値で総じて速い時計の出るコンディションだった。時計の出方が一定ではないものの、マイナス0秒5辺りがここ6週の標準値と言えそう。
 土曜は不良で始まったが、水が浮いた状態ではなく、かなり時計が出やすいコンディションだったと考えられる。そのため1800mの馬場差は連続開催を通じて最も速い馬場差となった。1200mも6R時点ではマイナス1秒に近い高速馬場だったが、重馬場に変更になった12R時点ではこの開催の1200mの標準値と同じくらいの馬場差になった。日曜は終日稍重で行われたが、1800mは土曜より1秒近く遅い馬場となった。1200mは土曜12Rと同じ数値になっている。馬場が影響しているかは何とも言えないが、先週は今まで以上に逃げ・先行特に逃げ馬の活躍が目立った。どちらにしても今週からいよいよ東京開催となる。前の組が圧倒的に有利な新潟で苦しんだ差し馬の巻き返しには十分注意したいところ。

番組注目馬

  • 日曜新潟06R 2着 ハーストイーグル

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜新潟03R 1着 エルズミーア

市丸博司 次走推奨馬

  • 土曜新潟02R 4着 シルヴァーコード

※もう一度。これは今回も一番強い競馬をしたのはこの馬だったと思う。出遅れなければとか、外枠だったらとか、ともかく次は勝てると思う。

4回阪神7日目・8日目

  • 阪神芝 土:-1.4 日:-1.4 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒4だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナス1秒台で速い時計の出るコンディションだった。さらにマイナス1秒6からマイナス1秒3の間での推移で、時計の出方も安定していた。
 速い時計の出るコンディションだった。阪神では日曜に一時的に雨が降ってはいたが、時計の出方に影響を及ぼすほどではなく、土日とも同じ数値。また、台風の影響か強風ではあったが、風のために時計が掛かるというようにはなっていなかった。ただ、連対馬の脚質を見ると土曜12R、そしてトピックスで挙がっていたスローペースの日曜10Rの1・2着馬以外は全て、好位か中団に位置していた馬。つまり、外回りの連対は全て好位・中団の馬だったという、前へ行っても後方に控えてもダメだったという事になる。これだけ偏るのは珍しいので、この脚質分布には風が影響していたのかもしれない。

  • 阪神ダ 土:-0.8 日:-0.8

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス0秒8だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、マイナス1秒2だった5日目を除けば、全てマイナス0秒8かマイナス0秒7でほとんど動きが無く安定していた。
 5日目以外は全く安定していた。それも水準よりかなり速い馬場差となっていた。連対馬の脚質は週によって若干差はあったものの、全体を通して考えると阪神らしく差しも十分に効く馬場だったと言えるだろう。とにかく4回阪神は時計比較がしやすい開催だったと覚えておいてください。

番組注目馬

  • 日曜阪神06R 3着 ヒルノケアンズ

※牝馬限定戦ならという条件付き。

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜阪神05R 1着 スティーグリッツ
  • 日曜阪神02R 1着 クラージュシチー

市丸博司 次走危険馬

  • 日曜阪神01R 3着 メイショウゲントク

※タイムランクEの2歳未勝利戦で3番人気3着。先行力がなくて少し強いメンバーだと、凄い脚で追い込んでは来るが、やはり前がそんなに強い馬ではないので、これで人気になるようだと次走は強いメンバーだと厳しいかなと思う。

ワンポイントアドバイス

  • ヌーヴォレコルト&ワンアンドオンリー