2013年12月16日放送

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2013/12/14(土)・12/15(日)開催

5回中山5日目・6日目

  • 中山芝 土:+0.1 日:+0.1 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにプラス0秒1だった。まず、ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、開幕週の2日間はマイナス0秒4、3日目はマイナス0秒1と水準に近づき、4日目以降は全てプラス0秒1の馬場差が続いている。
 安定していると言えば、安定している。そもそも開幕週にしてもマイナスゾーンとは言え、高速馬場ではなかった。この推移を見ていると、今週急に高速化するとは考えにくい。
 先週については、日曜の方が差し馬の上位進出が目についた。これはシンプルに馬場を使ってきた影響と見る。コース取りは内を突いて伸びてくる馬が居る一方で、大外を回っても届いていた。典型例は日曜12R、内から伸びたサンライズメジャーが勝って、頭差2着のフラアンジェリコは大外回って追い込んで来た。ただ、トータルで見ると外差しが目立って来た印象。同じAコース使用の今週はこの傾向が強くなる可能性もある。もちろん有馬記念でコース取りの有利・不利があるのか、気にすべきだが3日間開催なので、最終日月曜、これはより一層注意しておいきたい。

  • 中山ダ 土:+0.4 日:+0.4
  • 1200・土:±0 1200・日:±0

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒4、1200m対象の数値は土日ともにプラスマイナスゼロだった。まずはここまで6日間の馬場差を振り返っておく。1800mは全てプラスゾーンで、2週目は1週目・3週目と比べ時計が掛かっていた。なお、3週目の先週は1週目と同じ馬場差だった。1200mは1週目がマイナス0秒2、2週目は時計が掛かってプラス0秒2、3週目の先週は水準の数値となった。
 中山は1800mと1200mで時計の出方が比例しないが、ここまでの推移には共通点があって、2週目が最も時計が掛かっていた。それに比べると先週はやや時計が出やすくなっている。あと1200mについては週ごとに時計の出方が異なるが、大まかに水準レベルの推移だと見て良いと思う。
 連対馬の脚質については、先々週とほとんど同じで、勝つためには好位以内に位置していないと厳しい状況だった。後方からの連対は土曜8Rの2着馬のみだった。今週も良馬場なら同様の傾向と考えた方が良い。

注目馬

  • 土曜中山03R 2着 ドラゴンキングダム
  • 土曜中山06R 2着 アルディバイン

勝ち馬

  • 土曜中山03R 1着 ストロングサウザー
  • 土曜中山09R 1着 ミッキーアイル
  • 日曜中山11R 1着 アジアエクスプレス


5回阪神5日目・6日目

  • 阪神芝 土:+0.3 日:+0.2 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒3、日曜がプラス0秒2だった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、前半2週はマイナス1秒台の速い時計の出るコンディションだったが、先週は一転してプラスの数値になった。
 プラスゾーンとは言え、水準に近いレベルではあるが、前半2週と比較すればかなり時計は掛かっていた。と言うのも、良馬場発表も週半ばの雨の影響が残って、気温も下がってなかなか乾かなかったためだと思う。実際、馬場の内側は悪くて、馬によっては脚を取られるとコメントするジョッキーもちらほら見られた。なお、最終週の今週はBコースが使用される。
 土日で比較すると日曜の方が若干ではあるが、時計が出やすくなったのは、馬場が乾いたためだろう。脚質的には差しが届くレースがある一方で、前めの馬同士の決着になるレースもあった。ただ、先行決着のレースは道中のペースが遅いレースが多かった。適度に流れる競馬なら差し馬も届いていた。ただし、時計が掛かるレースが増えたからと言って、馬場そのものが差し有利になって来ているとは言い難い。

  • 阪神ダ 土:+0.1 日:+0.1

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒1だった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておく。先週は雨の影響が残っていた はずだが、大きな動きはなかった。6日間全て良馬場発表の芝よりも、3週目の先週は日曜の後半までが稍重発表だったダートの方が安定しているという点は注意が必要。
 脚質的には先々週よりも、前めの馬が粘る競馬が多かった。要因としては、時計の出方が少し速くなった事と芝同様、比較的ペースの遅いレースが多かった事が挙げられる。

注目馬

  • なし

勝ち馬

  • 土曜阪神09R 1着 アドマイヤディープ
  • 日曜阪神11R 1着 ナムラビクター


4回中京5日目・6日目

  • 中京芝 土:-0.9 日:-0.9 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒9だった。まずはここまで6日間の芝の馬場差を振り返っておくと、開幕週はマイナス1秒3でスタートし、その後少しずつ水準に近づいては行ったが、開催を通じて速い時計の出るコンディションだった。
 脚質的には土曜は何が何でも、外差しという程ではないが、馬場の真ん中とかその外を通った馬の活躍が目立った。逆に日曜は馬場全体が荒れてきたせいか、外差しが決まるレースがある一方で、馬場の内ラチ沿い一頭分を通った馬もゴール寸前まで踏ん張るケースもあった。

  • 中京ダ 土:-0.3 日:±0

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がプラスマイナスゼロだった。まずはここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、3日目まではマイナス0秒5の馬場差が続いたが、その後水準寄りになり、最終日の日曜日は水準の数値となった。
 雨の影響が残っていたであろう土曜日はマイナス0秒3。馬場が乾いて行った日曜はプラスマイナスゼロ。今開催は水準より少し速いか水準レベルで推移した。いずれにしろ、開催を通して馬場差に大きな変化は見られなかった。脚質的には先々週よりも、先行・好位組の活躍が目立った。

注目馬

  • なし

勝ち馬

  • 土曜中京04R 1着 ハギノハイブリッド
  • 土曜中京12R 1着 フィエロ


ワンポイントアドバイス

  • ライアン・ムーア