2014年2月11日放送
2014/2/10(月)開催
目次
1回東京3日目
- 東京芝 月:±0 Dコース
先週末の東京は雪のために土日の開催は中止となり、月曜日に開催3日目の代替競馬が行われた。芝の馬場差2000m対象の数値はプラスマイナスゼロだった。まずはここまで3日間の馬場差を振り返っておくと、開幕週は速めの時計が出るコンディションだったが、3日目は1週目よりも時計が掛かった。
もちろん雪の影響は残ったが、プラスゾーンには入っていない。つまり大きく時計を要した訳ではない。むしろ芝の6鞍の内5鞍でペース補正が入っているが、馬場を気にしたせいなのか、緩やかな流れのレースが多かった。位置取り・コース取りはやはりスローが多いと、どうしてもインコースが有利になるそういう傾向はあったと思う。
- 東京ダ 月:-0.2→-1.0
3日目の馬場差1600m対象の数値はマイナス0秒2からマイナス1秒0へと変動した。まずはここまで3日間の馬場差を振り返っておくと、1週目は土日ともにプラス0秒6とやや時計の掛かるコンディションだったが、3日目はマイナスゾーンだった。
終日馬場発表は不良だったが、朝の段階ではまだ水が浮いていて、脚抜きの良いレベルを通り越していた。時間の経過とともに時計の出やすいコンディションになて行った訳で、11Rはマイナス1秒0。つまり、後になる程乾いて行って時計が掛かったわけではない。この点には注意が必要。
番組注目馬
- 月曜東京07R 2着 レッドエンブレム
勝ち馬の内次走上位候補
- なし
吉岡哲哉 次走推奨馬
- 月曜東京10R 4着 ラハイナルナ
※まだ体が緩くて完成途上だが、持っているポテンシャルの高さというのは相当なものがあると思う。こういう馬は使いながら強くなって行きますし、素質だけである程度のところまで行ける。
吉岡哲哉 危険推奨馬
- 月曜東京08R 4着 マルマロス
※やはり今回の負け方は位置取りという事はあったと思うが、昨年秋からずっと使い通しで来ていますから、やはり上がり目という点でもう一つですし、2着続きで1回着順を下げた馬というのは案外そこでなかなか盛り返すことができないというケースがありますから、危険な人気馬とする。
2回京都3日目・4日目
- 京都芝 土:+1.0→+1.5 日:+1.0→+0.6 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス1秒0からプラス1秒5へと変動、日曜がプラス1秒0からプラス0秒6へと変動した。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、1回開催後半は水準レベル。この開催に入って1週目はBコースに替わり、やや時計が出やすくなったが、先週は雨の影響で時計が掛かった。
土曜日はそもそも前夜からの雪や雨の影響を受けていた上、9R時まで雨が降り続いた。ですから、さらに時計が掛かって行った。一方日曜日はプラスゾーンとは言え、馬場が乾いて後半になるほど水準の方向に近づいて行った。脚質面だが、中団からの差しが目についた。今週は乾いた馬場コンディションなら、先週より速い時計が出やすくなると思うが、連続開催の終盤に入りますから、脚質やコース取りの傾向というのはやはり注意が必要。
- 京都ダ 土:-2.1 日:-1.2→-0.3
先週の馬場差1800m対象の数値は、土曜がマイナス2秒1、日曜がマイナス1秒2からマイナス0秒3へと変動した。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、1回開催後半は全て異なる馬場差。この開催1週目はやや時計の出やすいレベルだったが、先週は雨の影響で特に土曜は時計の出方が一変した。
土曜日は脚抜きが良くなってかなり速い時計の出るコンディションだった。ただ、雨が降り続いた時間帯を含めて、馬場差は変動ではなく1日を通した数値になっている。一方日曜だが、これは馬場が乾いて行って、馬場差も水準レベルに近づいて行った。脚質面で触れておきたいのは、連対した逃げ馬5頭の内4頭は1800m戦だった事。言い換えると、短距離で逃げて連対した馬は日曜3R1400mで逃げ切ったメイショウゼロセンだけで、土曜日はゼロだった。脚抜きの良いダートでの短距離戦というのは、とかくスピードのある馬が有利と言われるが、むしろペースがきつくなってゴールまで踏ん張りきれないというケースもある。
番組注目馬
- 土曜京都06R 2着 メドウラーク
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜京都01R 1着 デモニオ
- 土曜京都11R 1着 ベストウォーリア
吉岡哲哉 次走推奨馬
- 土曜京都11R 1着 ベストウォーリア
※かなり活躍できると言ったが、フェブラリーSに登録してきたので、かなり相手強化。しかしでも、ここでどれだけやれるのかというのは結構楽しみもあるし、それほど人気もついて来ないので狙い目もあると思う。
吉岡哲哉 次走危険馬
- 土曜京都11R 10着 ガンジス
※やはり最後まで集中してしっかりと走りきれないというのは、ちょっと問題。
1回小倉1日目・2日目
- 小倉芝 土:+0.7→+0.2 日:±0 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒7からプラス0秒2へと変動、日曜がプラスマイナスゼロだった。
小倉は昨年9月1日以来の開催で、芝が生えそろっていたが、あいにく先週は雨の影響が残って、時計の掛かるコンディションでスタートした。ただ、この小倉については土曜朝の時点では天候は回復に転じていて、馬場も乾いて数値も水準の方向に近づいて行った。そして日曜日は、朝に雨が降ったが、大きく影響を及ぼす程ではなく、良馬場で水準の馬場差。同じ良馬場でも雨の影響がなければ、今週以降もっと速い時計が出ると思う。脚質面は中団・後方からの差しが目についた。日曜の前半は逃げ切りが3レース続いたが、11Rと12Rはスローペースであっても差し馬同士の決着が続いた。しかもどちらのレースでも上位馬は外を回って伸びている。なお、今週ももう1週Aコースが使用され、後半2週はBコースが使用される事になる。
- 小倉ダ 土:-1.8 日:-1.6
先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒8、日曜がマイナス1秒6だった。
雨の影響で脚抜きが良かったですから、ほんとに速い時計が出るレベルだった。ダートについては土日ともに1日を通した数値になっている。差し馬同士の決着は土曜の1Rのみで、全体的に好位組の占有率が高かった。高速ダートではあったが、良馬場の小倉ダートの連対馬の脚質とほとんど変わりはなかったと思う。
番組注目馬
- 土曜小倉11R 2着 ポイントブランク
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜小倉11R 1着 グランプリブラッド
吉岡哲哉 次走推奨馬
- 日曜小倉12R 3着 ヴィルジニア
※この馬は3歳春に桜花賞戦線に乗りそうになって、チューリップ使ってその後忘れな草賞で1番人気で4着になった馬。明らかに500万では能力そのものが違うはずだが、今回はちょっとスムーズなレースができなかった。次走は確勝級だと思う。
吉岡哲哉 次走危険馬
- 土曜小倉09R 3着 ヴァンヘルシング
※オーソドックスにタイムランクEの上位馬から挙げた。このレースの完全タイム差はプラス1秒5になる。ヴァンヘルシングは単勝1番人気でハナ・クビ差の3着。この馬現級勝ちのある実績馬で、1000万からの降級後2回1番人気で4着以下に敗れている。ですから、人気ほどの信頼はおけない。戦績・血統・厩舎で常に人気になるが、ちょっと500万のぬるま湯に慣れてしまったようで、過信は禁物。
ワンポイントアドバイス
- 攻勢に転じた関東馬に注目!?