2017年11月27日放送

2017/11/25(土)・11/26(日)開催

目次

5回東京7日目・8日目

東京芝 土:-0.9 日:-0.9 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒9だった。まずはさかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの馬場差でマイナス1秒前後で推移していた。雨の影響を強く受けた前の開催後半とは対照的だった。
 Cコースに変わっての2週目で、週半ばに雨が降った事も影響して、開催3週目と比べると時計が掛かっていたが、それでもマイナス0秒9ですから、速い時計の出るコンディションだった。傾向についてだが、先々週はインコースを避ける進路取りが目立って、馬場の中から外が伸びて外差しの傾向が強まったが、先週はそのイメージとは全く違って、むしろインコース有利のレースも多かった。外からの追い込みは決まりにくく、前めで流れに乗れる馬が有利だった。日曜1Rはハイペースがもたらした例外的なケースと見るべきだろう。


東京ダ 土:-0.9 日:-0.8

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒8だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値だがマイナス1秒台になる事はなかった。良馬場の6日目までは水準に近いレベルの開催日が多く、稍重だった先週はマイナス1秒に近い数値となった。
 週中の雨の影響を受けて先々週よりも馬場差はマイナス方向に動いた。ですけれども、高速馬場という程ではなかった。脚質については、この開催の特徴でもあるが逃げ・先行・差し・追い込みと多彩で、偏りが少なかった。つまり、脚質に関係のない力勝負が多くて、タイムランクでレースレベルと各馬の実力を査定しやすい、実にシンプルな馬場状態だったと言える。

番組注目馬

  • 日曜東京01R 6着 セイウンアカマイ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜東京06R 1着 プロスパラスデイズ
  • 日曜東京02R 1着 バトルマイスター

吉岡哲哉 次走推奨馬

  • 土曜東京10R 2着 プリサイスエース

※今回は5番人気で2着だった。この馬の場合は出遅れはいつものことで、これは気にしなくても良い。問題は6歳になっても以前よりも掛かる面が出てきたという事で、東京ダート1400mがベストのイメージはもう捨てた方が良いように思う。今回はレッドゲルニカが楽勝する展開がハマった。ハイペースで急坂のある中山ダート1200mの方がレースはしやすくて、これは折り合い面だが、ハマりやすいと思う。有馬記念当日にフェアウェルSというレースがあるが、是非このレースを使ってきて欲しい。

吉岡哲哉 次走危険馬

  • 日曜東京03R 5着 サトノオンリーワン

※1番人気で5着だった。直線インで進路がなくて、ちょっともったいないレースになってしまった。という事で、次走も1番人気になると思われるが、全兄のソールインパクト的なイメージを持っている。そのソールインパクトという馬は条件馬の時に重賞でも相手なりに走っていた。ただ、そういうタイプは弱い相手の時でも取りこぼす事があって、つまり人気薄の時こそが狙い目。この馬は未勝利レベルではフィジカル面では抜けている。ですから、あっさり勝たれてもしょうがないが、怪しい気性を内包しているという風に推測していますから、人気で買うメリットはないという事で、あえて危険馬とした。


5回京都7日目・8日目

京都芝 土:+0.4 日:+0.4 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにプラス0秒4だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、前半2週はマイナスゾーンだったが高速馬場と言う訳ではなく、後半2週はプラスの数値だった。
 前の開催後半雨の影響を強く受けて連続開催の最終週だったが、しかも良馬場発表とは言え、週半ばに雨が降っていた事もあってやや時計の掛かるコンディションになった。上位馬の脚質を見ると、土日の連対馬26頭中、逃げ・先行馬は3頭だけだった。

京都ダ 土:-0.1 日:±0

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒1、日曜がプラスマイナスゼロだった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、基本的に水準レベルで推移していたが、重馬場の3週目だけは脚抜きが良く高速馬場だった。
 先週にしても土曜と日曜の1Rは稍重だったが速い時計の出るコンディションではなかった。連対馬の脚質には偏りはなかったが、言い換えれば前に位置した馬が優勢という事もなかった。

番組注目馬

  • 土曜京都01R 4着 グランデミノル

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜京都05R 1着 トライン
  • 日曜京都09R 1着 リリーノーブル


馬券Summary

  • どこへ消えた4歳馬?