2016年10月17日放送

2016/10/15(土)・10/16(日)開催

目次

4回東京4日目・5日目

東京芝 土:-0.5 日:-0.5 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒5だった。開幕週が3日間開催だったので、ここまで5日間の馬場差を振り返っておくと、開幕週は雨の影響によって時計の出方が安定せず、2日目はプラスの馬場差になった。一方先週は土日ともに同じ数値だった。
 先週は雨の影響もなくて完全な良馬場だったが、1週目に雨の中でレースが行われたダメージが残っているようで、高速馬場ではなかった。今週までAコース使用なので、傾向が激変する事はないはずだが、先週土曜の前半は内が有利で日曜の後半は外も伸びていたので、今週は外の馬が伸びる傾向が強まるかもしれない。そして4週目にBコースへ移ってどのように変化するかも注目ポイントとなる。

東京ダ 土:-0.5 日:-0.3

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒5、日曜がマイナス0秒3だった。ここまで5日間の馬場差を振り返っておくと、開幕週は雨の影響で全てマイナス1秒台の数値だったが、先週はマイナスゾーンとは言え、水準に近づいた。
 雨が降った1週目とは違い、乾いた馬場だった。そのため1週目より時計は掛かり、日曜は乾燥が進んで土曜より時計がさらに掛かるようになった。そうは言っても土日ともマイナスの馬場差ではあったが、この後気温が下がるにつれて乾燥し、水準あるいはプラスの馬場差になっていく可能性はある。昨年の秋はそうだった。

番組注目馬

  • 日曜東京04R 6着 ストロボスコープ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜東京08R 1着 レッドライジェル

大川浩史 次走危険馬

  • 土曜東京07R 6着 ウェルブレッド

※5月に東京で500万下を勝った時に珍しくスローにならず勝てたが、次走降級してまた500万に出走できてもスローが当たり前の東京芝中距離では切れ負けするという根拠で危険馬に指名して、やはり東京芝中距離のスローでは切れ負けする。今回もそういう事だと思うが、恐らく今回敗因は休み明けだった事とされて、次走も人気になると思う。東京では切れ負けが多いとは言っても2勝、どちらも東京なので、次走も東京に出るはず。ならば、また危険な人気馬になると思う。


4回京都4日目・5日目

京都芝 土:-1.7 日:-1.7 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒7だった。開幕週は雨の影響で時計の出方が安定せず、2日目はプラスの数値となった。しかし先週は土日ともにマイナス1秒7で開催初日ほどではないものの、速い時計の出るコンディションだった。雨の影響があった2日目・3日目よりは高速化したが、初日の馬場差までは戻らなかった。とは言ってもかなりの高速馬場で、外を回っていると間に合わないケースが目立った。この開催は全てAコース使用。徐々に外も伸びるようになるという可能性はあるが、今週はまだ内有利だと思う。

京都ダ 土:-1.0 日:-0.9

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒9だった。ここまで5日間の馬場差を振り返っておくと、雨の影響を強く受けた2日目はマイナス2秒台の数値だった。他の開催日もマイナス1秒台かそれに近いレベルになっている。
 先週は雨の影響もなく、乾いていたはずだが、まだマイナス1秒ぐらいの馬場差だった。これから気温は下がって水準方向に動く可能性はあるが、今週はまだ良馬場でも速めの馬場と思っていた方が良さそう。土曜は差し馬の好走が多くて、日曜は6鞍中4鞍が逃げ切りだが、土曜は1200mが組まれていなかった。そして土曜の1800mはハイペースが多かったのに対し、日曜日は1200mが3鞍組まれていて、1800mは2つとも中盤でペースが緩んでいた。日曜の方が土曜より乾いて少しだけ時計が掛かるようになっていたが、土曜は差しやすい馬場で、日曜は前残りの馬場だったという事ではない。

番組注目馬

  • 土曜京都08R 2着 タガノヴィアーレ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜京都07R 1着 ナリタスターワン
  • 土曜京都08R 1着 キセキノツヅキ
  • 日曜京都01R 1着 マルカソレイユ
  • 日曜京都05R 1着 コロナシオン

大川浩史 次走推奨馬

  • 土曜京都07R 11着 ジェントルヴァウ

※既にタイム分析で休み明けで好走して2走目で凡走する傾向のある馬は、休み明けで凡走した場合は2走目で好走しやすいと言ったが、正にそれが根拠。ただし、そんな事言われて何のこっちゃかわからんと言われる方もいらっしゃると思う。2走ボケしやすい馬というのは好走が連続しないという事なので、人気で凡走したら次は狙いやすいという事。ジェントルヴァウ、これまで1番人気か2番人気で4着以下になった事が今回を除いて5回ある。12戦で5回も1番人気・2番人気を裏切っているんですから、ある意味凄いが、その5回の次走は全て1着か2着。なので、今回1番人気で11着ですから、次は好走する順番だと思う。


3回新潟1日目・2日目

新潟芝 土:-0.7 日:-0.7 Aコース  直線 土:-0.3 日:-0.3

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒7、直線1000mは土日ともにマイナス0秒3だった。
 夏に6週連続で使用したAコースでこの秋開催も行われるが、馬場差は夏開催の最終週とほぼ同じだった。ただ、流石に1週目から外は伸びた。とは言っても内回りなら内を通れば距離ロスがないという利点があり、内を通っても止まるという訳ではなかった。外回りなら内で包まれて外に出せないという事があまりないので、余力のある馬はロス無く自然に外へ出せる。つまり周回コースでは外が伸びる馬場の影響があまりないが、直線1000mではモロに影響があった。普段よりより一層外枠有利になっている。土曜の12Rは1・2着が8枠。日曜の3Rは1着と3着が8枠だった。この開催は3週で行われ、繰り返しになるが全てAコースが使用される。

新潟ダ 土:+0.2 日:+0.3  1200 土:-0.4 日:-0.3

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒2、日曜がプラス0秒3。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒4、日曜がマイナス0秒3だった。
 1週前と先週水曜日の雨が下の方に残っていて、土曜は稍重でスタートしたが、その時点で表面は結構乾いていた。11Rは良馬場だが、前半とそれほどコンディションは変化しておらず、馬場差は変動ではない。日曜はさらに乾いて土曜より少しだけ時計が掛かるようになったものの、0秒1差。稍重から良へ変化していても、時計の出方は土日を通じてあまり変わってはいないという事。

番組注目馬

  • 土曜新潟12R 3着 ハルマッタン

※次走も直線1000mなら。外枠に入る事を祈る

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜新潟07R 1着 ディグニファイド
  • 土曜新潟12R 1着 イオラニ

馬券Summary

  • 3歳秋の1000万下

 この開催(先週と先々週)で1000万下は20戦が行われて3歳馬が10勝。半分は3歳馬が勝っているが500万下ほど3歳馬が圧倒的に優勢ではない。なので3歳馬が好走しやすい条件を見極める必要がある。まず3歳馬を買いたいのはダート1600以下。7鞍行われて3歳馬が5勝、2着5回。ダート1600以下は3歳春までオープンのレースが少ないので、2勝した後にオープンを勝てなかった馬が現在多く1000万下に在籍していて通用しやすい。逆に3歳馬を狙いづらいのが芝の1800以上で6鞍あって3歳馬は2勝2着2回。この条件は3歳春までにオープンのレースが多いので、もっと上のクラスに上がっている場合が多く、1000万下に残っている3歳馬は通用しにくい。

条件(1000万下) R数 1着(3歳馬) 2着(3歳馬)
ダート1600以下 7 5 5
芝1800以上 6 2 2

 一方芝1800以上で2着以内に入った4頭の内、2頭は前走で菊花賞か秋華賞のトライアルに出走していた。ということで今年秋にセントライト記念/神戸新聞杯/ローズS/紫苑Sの出走馬が次走1000万下に出走した場合を調べると6頭中4頭が2着で、3着1頭、4着以下は1頭だけ。勝ってはいないが非常に好走確率が高い。これは今年秋の3歳重賞のレベルが高いということではなく、例年秋の3歳重賞の出走馬が10月11月の1000万下に出走した場合は好走することが多い。
 以上をまとめるとダートの短距離は3歳馬が主役、芝1800以上では9月に重賞を走った3歳馬が狙えるということ。