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=馬券Summary=
* アイビスサマーダッシュはリピーターが少ない
前回は中京芝1600m唯一の重賞中京記念ではリピーターが多いという話をした。今年は昨年の好走馬は全て着外だったが、他のコース、特に東京の重賞とは結果がリンクしないというのは例年通りだった。<br /> 今週行われるアイビスSDは新潟芝直線1000mで行われる唯一の重賞でなので大量にリピーターが発生してもいいはずだが、2回以上出走した馬が43頭いながら2回以上2着以内に入った馬は2頭しかいない。理由は負担重量が重くなってしまうからだと思われる。<br /> 2回以上2着になったのはカルストンライトオとカノヤザクラだが、この2頭にしても負担重量が一気に重くなった時は人気を裏切って3勝目を上げることはできなかった。
{| class="wikitable" style="text-align:center"
! 馬名 !! 年度 !! 斤量 !! 着順
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| カルストンライトオ || 2001 || 53 || 3着
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| カルストンライトオ || 2002 || 56 || 1着
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| カルストンライトオ || 2004 || 56 || 1着
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| カルストンライトオ || 2005 || 59 || 4着
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| カヤノザクラ || 2008 || 54 || 1着
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| カヤノザクラ || 2009 || 55 || 1着
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| カヤノザクラ || 2010 || 57 || 10着
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|}
2002年に56kgで勝って、2004年にも56kgで勝ったカルストンライトオは59kgを背負った2005年は1番人気で4着だった。2008年は54kgで、2009年は55kgでも勝ったカノヤザクラは57kgを背負った2010年は2番人気で10着だった。<br /> そもそも58kg以上の牡馬と、56kg以上の牝馬は9頭全てが4着以下というレースなので、負担重量が重いと不利であることははっきりしているレースだが、この2頭の成績を見てみると負担重量が重いとかなり不利であることがよく分かる。中京記念やかつてリピーターレースだった中山記念でも前年の勝ち馬は前年より負担重量は重くなるのだが1600mや1800mではそれほど極端には堪えないが、ただし1000mではものすごく堪えるということ。これがアイビスSDのリピーターの少なさを示していると思う。<br /> つまり短距離の方が重い負担重量が堪えるということで、従って夏の短距離では無条件に3kg軽い3歳馬が有利。その代表例がアイビスSDだということ。