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=馬券Summary=
* 近年の七夕賞について
今週日曜は福島でG3七夕賞が行われる。過去10年の七夕賞から中山で行われた2011年を除いた9回で4コーナー先頭の馬は(3.1.1)、4コーナー2番手の馬は(2.1.2)。3着以内28頭中10頭が4コーナー2番手以内だった。1/3以上が4コーナー2番手以内なので先行有利の傾向だが、7頭は4コーナー10番手より後ろから追い込んだ馬で、先行馬だけ買っていれば当たるというレベルではなかった。ところが、近3年はまさに先行有利になっている。ここ3年の結果は以下の通り。
{| class="wikitable" style="text-align:center"
! 日付 !! 着順 !! 馬名 !! 斤量 !! 人気 !! 4角
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| 2013.7.7 || 1着 || マイネルラクリマ || 57 || 1 || 1
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| 2013.7.7 || 2着 || トレイルブレイザー || 58 || 7 || 2
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| 2013.7.7 || 3着 || タガノエルシコ || 55 || 14 || 12
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| 2014.7.13 || 1着 || メイショウナルト || 56 || 5 || 1
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| 2014.7.13 || 2着 || ニューダイナスティ || 55 || 10 || 7
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| 2014.7.13 || 3着 || マイネルラクリマ || 58 || 1 || 4
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| 2015.7.12 || 1着 || グランデッツァ || 57 || 2 || 2
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| 2015.7.12 || 2着 || ステラウィンド || 56 || 8 || 9
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| 2015.7.12 || 3着 || マディラ || 52 || 16 || 2
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2013年以降に限ると4コーナー先頭が(2.0.0)、2番手が(1.1.1)。つまり1着は全て4コーナー2番手以内で、3着以内9頭中5頭が4コーナー2番手以内になっている。4コーナー10番手以降は1頭だけでそれも3着だった。2013年以降前にいる馬の好走確率があがっていて、後ろの馬が届かなくなっているということ。<br /> この2013年は七夕賞が開催2週目になった年。それ以前の開催最終日に行われた時と比べて明らかに先行有利になっている。開催後半より前半が先行有利になるのは自然なことで、七夕賞の傾向が以前にまして先行有利になったのは納得できる。5月にも言ったことだが、重賞の傾向は何か続いていることよりも、レースの条件や環境が変わったことで何かが変化したことのほうが因果関係がはっきりしているので重要となる。<br /> 2週目に行われる七夕賞では4コーナーで前にいるであろう馬を探すことが大事。そうは言ってもそのような馬を事前に読みきることは非常に難しいのだが、先行有利になった2013年以降はこのレースは荒れにくくなってきた。以前は勝とうとして早めに動いた馬が直線で止まって、後ろの馬が間に合うという荒れ方をしていたが、2013年以降は正攻法で勝ち出た馬が勝っている。近3年の連対馬6頭中5頭がのハンデが56kg以上だったことも本質的に荒れにくくなっていることを証明してる。