「2016年5月2日放送」の版間の差分
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+ | 先週の東京の3歳未勝利戦では3頭の関西馬が勝ちあがった(土曜1Rブルージャーニー/土曜2Rトウケイダンディ/日曜5Rウィンクルスーパー)。3頭に共通しているのは関西圏ではあと一歩力不足だった点と、この3頭が勝ったレースはすべてタイムランクがEだった点。<br /> 3歳未勝利/古馬500万下の関西馬を東京で使うためには、関東馬だけでフルゲートに満たないレースで無ければ出走できないルールがある。そのために遠征したくても出来ない関西馬は多い。しかし、先月から福島、今週から新潟開催が行われるようになったため、東京の出走頭数が落ち着き、関西馬で出走する枠ができるようになっている。しかも、有力馬が東京/新潟に分散し1レース単位でのメンバー構成も弱くなりがちで、実際先週も東京にしてはメンバーランクEのレースが多くなっている。そこを突いて関西馬3頭が先週東京で勝利している。<br /> あと3週新潟開催が続くことを考えれば、東京における関西馬の出走が増えることが想定される。となると関西馬が大挙遠征しメンバーランクが低いレースで勝つシーンが引き続き考えられる。今週以降も3歳未勝利/古馬500万下の関西馬の東京遠征には注意が必要。 |
2016年5月6日 (金) 20:40時点における最新版
2016/4/30(土)・5/1(日)開催
目次
2回東京3日目・4日目
東京芝 土:-1.3 日:-1.4 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒3、日曜がマイナス1秒4だった。まずはここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナス1秒台となっている。
開幕週も先週も週半ばに雨が降ったが、芝については影響はほとんど残っていなくて、速い時計の出るコンディションだった。さらに先週は開幕週よりもいくらか時計が出やすかった程だった。また、土日の比較で言えば日曜の方が乾いて、ここまで4日間では最も時計が出やすかった。あと、連対馬の脚質だが開幕週と同様目立った傾向はなかった。ただ、開幕週は1鞍だった逃げ馬の連対が、先週は3鞍あった。いろんな脚質の馬がまんべんなく好走している印象があった。
東京ダ 土:-0.7 日:-0.5
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒7、日曜がマイナス0秒5だった。ここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、マイナス0秒7からマイナス0秒5の間で推移しており、大きな動きはない。
土曜は稍重でスタートしたように雨の影響が残って開幕週よりもいくらか時計が出やすくなっていた。なお、その土曜は途中で良馬場に変更されたが、馬場差は1日を通した数値。そして日曜は、土曜と比べれば馬場が乾いて、水準方向にどんどん近づいて行った。ダートも芝と同様脚質に目立った傾向はなかった。ペースが遅いと前が残るし、速いと差しが届いていた。脚質による有利不利は小さい馬場傾向だった。
番組注目馬
- 日曜東京04R 2着 ミネット
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜東京09R 1着 ミッキージョイ
3回京都3日目・4日目
京都芝 土:-1.3 日:-1.4 Cコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒3、日曜がマイナス1秒4だった。ここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナス1秒台で速い時計の出るコンディション。
実はここまで2週芝の馬場差は東京と京都で全く同じ。ですから、当然補足しておきたい事も似ていて、週半ばに雨が降ったが芝は時計が出やすくて、開幕週よりも2週目の方が時計が出やすくなっていった。脚質的には前めにつけた馬が有利だった開幕週と比べると、差しが届くようになって来ていた。少なくとも前に行った馬が有利と言える馬場ではなかった。かと言って、差し有利とも言えない感じだった。逃げ切りだった天皇賞の印象を強く持たない方が良いと思いますし、割と差し馬も届いている。
京都ダ 土:-0.3 日:±0
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がプラスマイナスゼロだった。ここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、開幕週はマイナス1秒台だったが、先週は水準レベルへと動いた。
先週は土曜の朝重馬場でスタートしたので、開幕週同様脚抜きの良いコンディションかと予想していたが、時計は遅くなっていた。この点は注意事項。日曜は乾いてちょうど水準の数値となって行った。なお、土日とも馬場発表は途中で変更されたが、馬場差は1日を通した数値。脚質を問わずまんべんなく連対しているが、開幕週と土曜今までの京都と比べると差しが届いている。これは何でなのか、ちょっとなかなかわかりにくい。
番組注目馬
- なし
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜京都06R 1着 レッドウィズダム
- 日曜京都04R 1着 アドマイヤキズナ
- 日曜京都05R 1着 ダイアナヘイロー
津田照之 次走推奨馬
- 土曜京都05R 4着 シゲルクルマダイ
※この馬京都のタイム分析でも少し取り上げたが、他の上位人気の馬が早めに進出する中、この馬じっと我慢していた。その間に抜け出されて、結局この後ラスト差を詰めて来るが、前には届かなかったという競馬になった。この馬2走前は2着で、前走も上がっていく脚に見所あった馬。ですから、脚の使いどころ次第では勝負になりますし、たぶん、たぶん次走も人気はほどほどだと思うので、妙味ありと判断して狙い馬に選んだ。
1回新潟1日目・2日目
新潟芝 土:-0.2 日:±0 Bコース 直線 土:+0.3 日:+0.4
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒2、日曜がプラスマイナスゼロ。直線1000mは土曜はプラス0秒3、日曜がプラス0秒4だった。
JRAのHPで「この時期は生育途上であり、部分的に不揃いな箇所が見られます」とあるように、1回新潟についてはこんなものだと思う。実際昨年の開幕週にしてもプラス0秒2でしたから、むしろそれよりはいくらか速いレベル。土日の比較では土曜午後と日曜午前に雨が降ったため、日曜の方が少し時計が掛かった。ただ、1日の中では1つの数値にくくることができる。なお、直線1000mはスタートからゴールまで向かい風となっていましたから、土日ともプラスの馬場差。開幕週らしく前に行った馬が有利だった。差して来るにしても中団ぐらいにはいないと厳しい状況で、後方からの差し馬の連対はゼロだった。なお、この開催は全てBコースが使用される。
新潟ダ 土:+0.5 日:+0.5 1200 土:-0.1 日:-0.1
先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒5。1200m対象の数値は土日ともにマイナス0秒1だった。
ダートは土日を通じて馬場発表は稍重だった。木曜・金曜の雨の影響は残っていたが、脚抜きが良いという訳ではなくて、特に1800mはやや時計が掛かっていた。なお、土曜の雨については、ダートのレースは全て終わっていましたし、日曜日の雨は馬場差を変動にする程ではなかった。という事で、土日を通して1800m・1200mとも同じ数値になった。脚質的には好位くらいから差して来る馬の活躍が目立った。だからと言って前残りかと言えば、一概にそうとは言えずに逃げ馬の連対はゼロだった。ペースによっては中団・後方からの差しも届いていた。
番組注目馬
- なし
勝ち馬の内次走上位候補
- 日曜新潟12R 1着 ライトフェアリー
津田照之 次走推奨馬
- 土曜新潟02R 3着 トウシンタイガー
※前走は休み明けの1戦で、しかも大外を回る展開で2着だった。ですから、今回その点を評価されて1番人気に支持された。ただ、レースに行くと勝負所で動くに動けない場面はあったとは言え、直線に向いてからの伸びは結構ジワジワジワジワ。ラスト差を詰めてくる事は詰めてくるが、恐らくこの内容だと次走も堅実に駆けるのはほぼ間違えないと思うが、一方でもう人気になるのも確実ですから、こういうジリっぽさのある馬なのでそこまで堅くないという意味で、危険馬に選んだ。4着とかなら許して欲しい。
馬券Summary
- 東京遠征でチャンスをモノに
先週の東京の3歳未勝利戦では3頭の関西馬が勝ちあがった(土曜1Rブルージャーニー/土曜2Rトウケイダンディ/日曜5Rウィンクルスーパー)。3頭に共通しているのは関西圏ではあと一歩力不足だった点と、この3頭が勝ったレースはすべてタイムランクがEだった点。
3歳未勝利/古馬500万下の関西馬を東京で使うためには、関東馬だけでフルゲートに満たないレースで無ければ出走できないルールがある。そのために遠征したくても出来ない関西馬は多い。しかし、先月から福島、今週から新潟開催が行われるようになったため、東京の出走頭数が落ち着き、関西馬で出走する枠ができるようになっている。しかも、有力馬が東京/新潟に分散し1レース単位でのメンバー構成も弱くなりがちで、実際先週も東京にしてはメンバーランクEのレースが多くなっている。そこを突いて関西馬3頭が先週東京で勝利している。
あと3週新潟開催が続くことを考えれば、東京における関西馬の出走が増えることが想定される。となると関西馬が大挙遠征しメンバーランクが低いレースで勝つシーンが引き続き考えられる。今週以降も3歳未勝利/古馬500万下の関西馬の東京遠征には注意が必要。