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2016年12月26日放送

3,102 バイト追加, 2017年1月1日 (日) 05:15
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=馬券Summary=
* 海外GI・馬券発売の考察
 
 今年の競馬で重要な出来事の一つとして、日本馬が出走する海外G1レースの馬券発売が開始されたことがあげられる。10月の凱旋門賞から始まって暮れの香港国際競争まで4カ国7競争の馬券が発売されたわけだが、今回はこれらのレースを簡単に検証してみたい。
 
・凱旋門賞<br /> 凱旋門賞は今年の日本ダービー馬マカヒキが出走。前哨戦のニエル賞を勝って、日本では一番人気に支持されたが結果はいいところがないまま14着に敗走。マカヒキはディープインパクト産駒。2013年には同じディープインパクト産駒で全く同じ過程で挑んだキズナが4着に敗れている。2012年にはディープインパクト産駒のディープブリランテがダービーを勝った後にイギリスのキングジョージに挑戦したが8着だった。そもそもディープインパクト自身も2006年の凱旋門賞に出走して3着入線後に失格。ディープインパクト産駒に欧州の馬場が向いていない可能性は高い。
 
・メルボルンC<br /> メルボルンカップには天皇賞で2着に好走したカレンミロティックが出走して23着と惨敗。このレースは1番人気のハートネルが3着に敗れて、日本のオッズでは8番人気/12番人気の波乱となったが、2着馬は近走で障害競走に出走していた。日本では考えられないこと。3200mの長距離に多頭数がエントリーするハンデ戦。馬券は遊び程度に買うのが賢明だと思う。
 
・ブリーダーズカップ<br /> ブリーダーズカップのフィリー&メアターフにはヌーヴォレコルトが挑戦して11着。勝ったのは欧州から3頭出走した内の1頭、イギリスのクイーンズトラストで5番人気だった。アメリカの芝の競馬はダートよりも格下に扱われていて、芝を走る馬のレベルはさほど高くない。よって欧州の馬が勝つ気で出てくるとまず勝つ可能性は高い。ブリーダーズカップターフも1着と3着が今年の凱旋門賞2着馬と1着馬で、2着もアメリカ所属馬だが欧州出身で凱旋門賞2着2回の実績を持つフリントシャーだった。
 
・香港国際競争<br /> 12月の香港国際競争ではヴァーズでサトノクラウン、カップでモーリスが勝って日本馬のレベルの高さを証明した形だが、その傍らでスプリントとマイルの日本馬は不振だった。スプリントとマイルは元々香港馬のレベルが高くて、2012年から連覇したスプリントのロードカナロア、昨年のマイルのモーリスのような何年かに1頭のレベルでないと歯が立たないことは知っておいて損はない。また、香港国際競争4レースの優勝騎手はパートンが2勝、モレイラ、ムーアが各1勝ずつと世界的な名手だったことも忘れてはならない。
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