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2012年2回東京10日目

馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒6だった。まずはここまで10日間の馬場差を振り返っておくと、6日目を除くとマイナスゾーンだが先々週・先週と開催が進むにつれ、速い時計が出やすくなっている。なお2回東京は6週の開催で、今週が最終週となる。今週からCコースに替わり、続いて2週間の開催の3回東京もそのままCコースが使用される。
好天にも恵まれた事もあって、時計の出方は先々週よりも速くなった。馬場差は土日ともマイナス1秒6。これは今開催の中で最も時計の出やすいコンディションだった。脚質的には内から真ん中辺りを通る差しタイプの馬が活躍した。逃げ馬が連絡みしたのは、超スローの土曜11Rと日曜の12Rのみだった。ただ、今週はCコースが使用されるので、先週の脚質傾向がそのまま当てはまるとは考えにくい。
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒1、日曜がプラスマイナスゼロだった。まずはここまで10日間の馬場差を振り返っておくと、1週目は時計が掛かったが、3日目は雨の影響で時計が出やすくなった。4週目はプラスゾーン。先週は水準レベルと、週によって時計の出方は異なっている。
同じく良馬場で行われた先々週よりも時計の出方は速くなった。それでも馬場差は水準レベル。土曜がマイナス0秒1で、日曜がプラスマイナスゼロ。ただ、脚質傾向は微妙に変化した。差し馬がそこそこ活躍していた先々週と比べると、前残りの競馬が多かった印象だが、緩急の効いた流れになりやすい2100mだけは差し馬が台頭していた。
馬場差・基準タイム一覧

芝・ダート別表示

タイム分析 2012/05/20 (日)  芝=-1.6 2012/05/20 (日)  ダ=±0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 補正 WL TL ML KT
1R D1400 ムジャウハラート    牝3 未勝利・牝 1:26.7 +0.5 --- +0.5 ±0 95 D D 1:26.2
2R D1600 ブライテストソード    牡3 未勝利 1:39.8 +0.3 --- +0.3 ±0 97 D D 1:39.5
3R D1400 サウンドレーサー    牡3 未勝利 1:27.2 +1.0 --- +0.8 +0.2 92 SL D 1:26.2
4R T1600 アールデュラン    牡3 未勝利 1:35.0 -0.8 --- +0.5 -1.3 95 D D 1:35.8
5R T2400 セイクリッドロード    牡3 未勝利 2:27.8 -0.8 --- +0.3 -1.1 97 C D 2:28.6
6R D1600 アンアヴェンジド    牝3 500万下 1:37.3 -1.3 --- -1.3 ±0 113 A B 1:38.6
7R D1400 ウインジュビリー    牝4 500万下・牝 1:25.9 +1.0 --- +1.0 ±0 90 E D 1:24.9
8R T1400 アミカブルナンバー    牝3 ガーベラ500 1:20.9 -1.5 --- -0.5 -1.0 105 B D 1:22.4
9R D1600 ティアモブリーオ    牡5 テレ玉杯1000 1:36.3 -0.9 --- -0.9 ±0 109 A D 1:37.2
10R T1400 ミトラ    セ4 フリーH1600 1:19.6 -1.6 --- -0.7 -0.9 107 B D 1:21.2
11R T2400 ジェンティルドンナ    牝3 優駿牝馬(G1) 2:23.6 -2.8 --- -0.9 -1.9 109 A C 2:26.4
12R T1800 クラシックセンス    牡5 八ヶ岳特1000 1:46.3 -0.7 --- +0.3 -1.0 97 C C 1:47.0


         

3R3歳未勝利 タイムランクSのレース
前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
1着 サウンドレーサー 持ったまま先頭に立ってとりあえず完勝だったが、人気を分けた3着オメガスパーキングがもう少しスムーズに捌けていたら、ちょっとどうなっていたかわからなかったかもしれない。まだスピードに乗りすぎると言うか、駆けっこに夢中になりすぎるイメージがあるが、上でも十分に通用する馬。
 
6R3歳500万下 タイムランクAのレース
基準より1秒3速い勝ちタイムだった。
1着 アンアヴェンジド ダート替わりで詰めの甘さが解消した。原級ダートの実力馬アメリカンダイナーに競り勝った。実はこの馬行きっぷりが良かった2000mの新馬戦の内容から、距離は短い方が良いんじゃないかなと思って、1600mに使われた前回は出負けがあったとは言え、伸びずバテずで4着。1600m前後のダート戦なら昇級古馬相手でも通用する馬である事は確か。
2着 アメリカンダイナー 番組注目馬
2戦連続の2着。しかも前走は前が詰まって、今回も一旦抜け出してのものですから、中身は濃い。結局最後は勝ち馬と5キロ差の斤量が堪えた。古馬相手でも勝ち負けになる。ちなみに、勝ち馬は526キロの牝馬で、こちら470キロの牡馬。それで減量騎手起用して斤量差5キロ。やはり5キロ差が最後影響したのかなと思う。注目馬。
 
7R4歳上500万下・牝 タイムランクEのレース
基準より1秒0遅い勝ちタイムだった。
 
8Rガーベラ賞 タイムランクBのレース
基準より0秒5速い勝ちタイムだった。
1着 アミカブルナンバー 道中も絶好の手応えで進んで、直線も2着馬が来るまで追い出しを我慢する余裕があった。この馬前走もタイムランクがBのレースで1着で、2戦連続高速決着での勝利は評価できる。1400mから1600mなら昇級・古馬相手でも通用する。
2着 ブリスアウト 前回の番組注目馬だった。これは前走はスタートの不利に加えて、その後も外を回るロスがあったが、その点今回は内で我慢を効かせて、直線もよく伸びた。デビュー戦逃げて勝った馬だが、控える競馬を覚えて来た点は評価できる。
5着 ダイワミストレス ちょっと力みながら走っていたのが、影響した様ですし、現状は1200m方が良さそうな雰囲気。
 
9Rテレ玉杯 タイムランクAのレース
基準より0秒9速い勝ちタイムだった。
1着 ティアモブリーオ 先行馬が少ないメンバー構成もあって、ティアモブリーオは2番人気に支持された。実際レースでも積極的な競馬が功を奏して、後続を寄せ付けなかった。この馬逃げるか、揉まれない2・3番手なら強い競馬をするタイプで、逆に前走の様にスタートで躓いたり、後方からの競馬になってしまうと力を発揮できない。今回の勝ち時計を信用しすぎるのは危険かなという気がする。さらには、2着は原級で頭打ちだったエステーラブですから、他の人気馬の凡走に助けられた感もある。
 
10RフリーウェイS タイムランクBのレース
基準より0秒7速い勝ちタイムだった。
ちなみに2着以下のタイムランクはCレベル。
1着 ミトラ 500万下・1000万下・そして1600万下と3連勝。しかもダートで連勝してきたミトラが久しぶりの芝でも対応しての勝ちっぷり。レコードタイムで勝利した。しかも3番手から正攻法の競馬ですから、芝での初勝利を挙げた点は評価できる。ちなみにダート連勝時のタイムランクはBとCで、共に不良馬場だった。ですから、軽い馬場向きなのは確かだが、それで芝のスピード決着にも対応できたと言えるが、戦前の段階でなかなかその事に気がつくのは流石に難しかった。このレース結果はレコードだが、タイムランクはAではなくB。その点は強調しておきたいと思う。次走レコードという言葉に踊らされて、過剰に人気になる様なら、ちょっと疑ってかかった方が良いかなと。
 
11R優駿牝馬 タイムランクAのレース
基準より0秒9速い勝ちタイムでメンバーランクはCだった。
マイネエポナが先手を取って直線。ペース的には割と戦前の予想よりかは速かった。もっと超スローの上がり勝負になるかなと思ったが、意外と平均ペース程度で流れて、最後は比較的スタミナも要求される様な展開にはなったが、ジェンティルドンナ1頭だけ凄い脚で伸びて、後の馬の伸び方はだいたいほぼ一緒。ですから、オークスの中では比較的持久力勝負になったオークスなのかなという感じがする。
ちなみにタイムランクAという条件を満たすのは、勝ったジェンティルドンナのみ。
1着 ジェンティルドンナ 改めてレースを振り返ると、タイムランクがCだった桜花賞から一転してオークスは高速の決着になった。その要因の1つがラップ。スタートしてから200mから400mが10秒9で、400mから600mが11秒6。戦前の予想に反して速くなった。ちなみに前半の600mは35秒1で、これはここ10年の中では2番目に速い通過ラップだった。そしてラスト600mの上がりだが、2番目に速い上がりを使ったハナズゴールが35秒2で、その次に速かったのが、ヴィルシーナで35秒3。ジェンティルドンナは34秒2。ですから、1頭だけ次元の違う脚を駆使している。パトロールフィルムを見てもわかる通り、ちょっと外に外に行っているが、手前を替えてからの伸びはすばらしかった。戦前は距離不安もささやかれていたが、速いラップだった事も手伝ってピタリと折り合って、直線の坂で豪快に抜け出した。今回の走りで底力・成長力とも他馬を大きく凌いだなという事を強く印象づけた。無事に夏さえ乗り切れば、牝馬三冠も見えてくるなという走りだった。
==川田将雅騎手==
1番最初に話を聞いたときは、嘘かなと思うぐらいの事だったので、それからは岩田さんにいろんな事を教えていただきながら、追い切り乗せていただいたりして、本当に桜花賞馬でオークスに臨むという事にあたって、すごい責任感も感じましたし、ホント今週末は自分がどういう気分で迎えるのかなと、そういうのも楽しみではあった。凄く手応えも良かったですし、凄く伸びてくれて、ただもう少し我慢すれば良かったかなぁとは思うが、ちょっと早く追い出してしまったかなという印象。今日に関しては凄く強い内容で勝ってくれましたし、2400mもこなしてくれたという事でもっと大きな、短いところだけじゃなくこういう舞台でもやれるという事がわかったんじゃないかなと思う。この子は秋には牝馬三冠に向けて頑張って行くんだと思いますし、また一生懸命その時もこの子は走ってくれると思うので、ますますの応援をしてもらえれば名と思います。
2着 ヴィルシーナ 馬込みでの競馬だったせいか、道中の反応は鈍かったが、しぶとく脚を使って2着に入った。中距離に対する適性の高さを示したが、勝ち馬とは5馬身差ですから、よほどの成長がないと秋の逆転も難しいのかなという感じがする。
3着 アイスフォーリス 前々で上手く流れに乗って、直線も最内に上手くここしかコース取りないなというところに潜り込んだ。力は出し切っての3着。
4着 アイムユアーズ 距離を不安視する向きもあったが、レースでは先行して最後までしぶとく脚を使った。こちらも現状の能力は出し切った印象。
7着 ハナズゴール ジェンティルドンナの直後につけていたが、完全に伸び負けた。NHKマイルCからオークスというローテーションも厳しかったが、期待してた私としてはかなりがっかりさせられる結果でしたし、一言で言えば成長力という点で勝ち馬に完全に見劣った印象。
13着 ミッドサマーフェア これはよもやの13着。道中多少力んでいたとは言え、それにしても伸びなさすぎだった。追い切りがかなりハードだったので、その段階でひょっとしたらピークに仕上がっちゃったのかなという感じもある。
==蛯名正義騎手==
競馬は完璧だったと思う。前は交わせると思ったし、後ろからの馬を警戒していたくらい。ところが追い出したらさっぱりで…。この馬本来の走りではなかったですね。何の不利も無かったし、スムーズな競馬はできていましたから。強いて敗因を探すとしたら、少し力が入っていたのと、リズムが少し悪かったくらいです。よくわかりません。
 
馬券Summary
中井裕二騎手
後ほど


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