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2012年3回中山3日目

馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒6からプラス1秒1へと変動、日曜がマイナス0秒8だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、設定不能の日が5日間続いた様に雨の影響を強く受けたが、先週は2・3回中山開催で初めて芝の馬場差にマイナスの数値が表示された。
毎週毎週同じ事を言っている様で恐縮だが、この中山は週末になると決まって雨。先週も土曜日は天気予報に雨マークがついていたので、心配していたが…。朝は良馬場でスタートした。しかし雨は午後1時頃から降り出して11Rから馬場発表が稍重に変わった。さらに厄介なのは、春一番の強風が吹いた事。馬場差は変動扱い。5Rは雨が降る前で、風を考慮に入れても水準よりは速く、雨が降ってからの8Rで水準に近づいて、10Rは雨+風のミニ台風状態。一気にプラスゾーンに突入した。11Rは風はほとんど治まっていたが、雨が逆に激しさを増したために、馬場差はさらに大きくなっている。土曜日の芝の4鞍中逃げ切りが2鞍あるのは、ペースの問題もさる事ながら、Bコース替わりも影響しているんだと思う。雨は土曜日の午後5時過ぎには上がったので、日曜日は芝が乾いて良馬場だった。馬場差は風の影響が無い分、土曜の最初の芝のレースよりは速くなっている。ペース1つで外からの差しも効いていた。残り2週もBコースで行われる。
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒7からマイナス0秒5へと変動、日曜がマイナス0秒8からマイナス0秒5へと変動。1200m対象の数値は土曜がプラス1秒3、日曜がプラス0秒2からプラス0秒6へと変動した。まずここまでの馬場差を振り返っておくと、雨の影響を受けて時計の出やすい日が多かったものの、マイナスの数値にバラつきがあった。そして先週の土曜は2回と3回開催で初めてプラスの数値が表示されている。
土曜の天候については、芝のところで触れたが、風が強くて水準よりかなり時計を要していた。ただ、追い風の直線部分を2度走る1800mと1度しか走らない1200mとでは、時計の出方が異なって、向正面が向かい風のために1200mは特に前半のペースが上がらない。このため1200mはプラスの大きい数値。後は雨で芝同様後半2レースは、それまでと一転し雨の影響を強く受けている。このために12Rはマイナス方向に転じて2400m戦の長距離戦だけに、数値も大きくなって行った。日曜は前日の雨の影響から、1800mは高速に近い数値で始まって、徐々に乾いていくというかなりわかりやすい傾向。ただ、1200mは風の影響を受けた土曜よりは速いが、プラスの範囲で進行した。後半乾いてさらに時計を要して行った感じがする。脚質的にはペースに関わらず、風の影響が強い土曜は逃げ馬には苦しく、逃げ切りは1例もない。一方日曜は、逃げ馬が3勝2着2回。土曜と一転して前残りが多かった。
馬場差・基準タイム一覧

芝・ダート別表示

タイム分析 2012/03/31 (土)  芝=-0.6 → +1.1 2012/03/31 (土)  ダ=+0.7 → -0.5 / 1200m=+1.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 補正 WL TL ML KT
1R D1800 オメガエンブレム    牝3 未勝利・牝 1:57.0 +1.2 --- +0.5 +0.7 95 D E 1:55.8
2R D1200 ヘイハチスカイ    牡3 未勝利 1:14.6 +1.7 --- +0.4 +1.3 96 D D 1:12.9
3R D1800 プレミアムタイム    牡3 未勝利 1:58.1 +2.3 --- +1.6 +0.7 84 E D 1:55.8
5R T1800 エアロッシュ    牡3 未勝利 1:49.9 +0.1 --- -0.6 +0.7 106 B B 1:49.8
6R D1800 イジゲン    牡3 500万下 1:55.6 +0.8 --- -0.9 +1.7 109 A D 1:54.8
7R D1200 テンエイエスプリ    牡5 500万下 1:13.0 +1.1 --- -0.2 +1.3 102 C D 1:11.9
8R T2200 エタンダール    牡3 山吹賞500 2:20.1 +4.7 --- +3.3 +1.4 67 SL C 2:15.4
9R D1800 ユウターウェーヴ    牡5 500万下 1:54.6 +0.6 --- +0.2 +0.4 98 C D 1:54.0
10R T1800 ワールドブルー    牡6 千葉日H1000 1:48.2 +0.3 --- -0.2 +0.5 102 C C 1:47.9
11R T1200 マイネルロガール    牡4 船橋S1600 1:09.4 +1.0 --- +0.3 +0.7 97 D C 1:08.4
12R D2400 クラシカルノヴァ    牡4 1000万下 2:34.4 -0.6 --- +0.1 -0.7 99 C C 2:35.0


         

3R3歳未勝利 タイムランクEのレース
基準より1秒6遅い勝ちタイムだった。
 
5R3歳未勝利 タイムランクBのレース
基準より0秒6速い勝ちタイムだった。
鞍数の関係もあって、芝の未勝利戦は好メンバーが揃いやすいが、そうは言ってもこの時期になると徐々にメンバーは薄くなって来ている。ただ、このレースは全体に粒が揃っていて、加えて初出走組にも素質馬が居る。メンバーランクはBと高かった。
1着 エアロッシュ 前回の番組注目馬だった。前走阪神の未勝利戦もタイムランク・メンバーランク共にBの一戦で、出遅れて0秒1だけ届かなかったものの2着。自身の完全タイム差はマイナス0秒6だった。今回も完全タイム差はマイナス0秒6。ほぼ同じパフォーマンスだが、今回は出遅れなかった変わりにスローペースで行きたがっていた。それでいて完勝ですから、能力は数値以上に高いと思う。今後も折り合いが鍵だが、上でも通用する。番組注目馬に挙げた際、津田さんが言っていた様に、マイル戦の方が良いと思う。
2着 ダノンジェラート 番組注目馬
これが初出走組だった。父がディープインパクト、母はアイルランド1000ギニーの2着馬。良血の牡馬で、美浦のウッドチップコースの調教ではミッキーナチュラルとかクラウドチェンバーなど勝ち上がっている馬と互角以上の動きを見せていた。スローペースの中、4コーナー7番手から上がり600m推定33秒3をマーク。最速の脚で追い込んだのですから、立派なもの。馬体もまだ絞れる余地を残しており、次走はまず勝てるのではないだろうか。注目馬。
3着 マイネヒメル 3着マイネヒメルまでがタイムランクBに相当する。コース替わりのインをスローで逃げたもので、価値自体は薄いがメンバーランクBの牡馬相手だけに、牝馬限定戦になれば上位候補。
9着 ダンシングハバナ 2番人気で9着だった。経験馬相手に初戦2着で見せた末脚が不発に終わったのは、展開とかメンバーレベルもあるが、8月15日誕生の遅生まれ。体質的に成長途上の面があり、中1週で反動が出たとも推測できる。間隔を開けて、東京戦辺りに出走してくれば見直せ存在だと考えている。
 
6R3歳500万下 タイムランクAのレース
基準より0秒9速い勝ちタイムだった。
Aランクの対象は2着馬に3馬身半差をつけて楽勝したイジゲンのみ。
1着 イジゲン 初ダートの前走がタイムランクAだったイジゲンが500万下もタイムランクAで楽勝した。前走の勝ちタイムが、既に同じ日の3歳500万下を上回っていた程ですから、当然と言えば当然だが、今回はスタートも普通には出ましたし、直線で手前を変えたら加速した様に内容的にも進境が伺えた。馬場の状態が違うので一概には言えないが、登録のあった日曜日のオープンの伏竜Sに出走していても上位争いはしていたんじゃないだろうか。
2着 ローレルクラウド イジゲンには完敗だったが、キャリア2戦目だった。初戦のタイムランクを大きく更新しての健闘だった。500万下はすぐに勝てそう。
3着 ハッピーマリーン イジゲンには完敗だったが、キャリア2戦目だった。初戦のタイムランクを大きく更新しての健闘だった。500万下はすぐに勝てそう。
 
7R4歳上500万下
6着 ブロックコード 前回の番組注目馬。これで次は人気が下がるだろう。福島の1150mはちょっとどうかなと思うが、東京の1300m辺りを使ってくれば面白いかもという感じ。
 
8R山吹賞 注目レース・馬
特にこの馬という強調ではない。1頭競走除外で6頭立ての2200m戦、1000m通過が1分7秒5の超スローペース。実施質上がり3ハロンの競馬になった。レース全体の上がりは33秒3。終い400mは10秒8-10秒5を記録している。急坂の中山でこの数値はまず目にしないと思う。逃げ切った1着のエタンダールの上がり推定はもちろん33秒3。2番手を進んだ2着ブラインドサイドが33秒2。差した形の3着サカジロオーは33秒を切ってなんと32秒9で上がって来ている。一見極限の瞬発力勝負の様に見えるが、この時間帯は風の影響が強くて超スローペースに直線フォローの風が相まって、加速度的に上がりが速くなった印象がある。この上がりの数字だけを鵜呑みにしない方が良いと思う。
前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
 
11R船橋S 注目レース・馬
雨の影響が最も強い時間帯。結果も道悪の巧拙が明暗を分けた。
1着 マイネルロガール 初勝利が福島最終週の重馬場でのものだった。前走1000万勝ちも稍重発表だったが、それ以上に悪化した馬場だった。今回の勝ち時計は1分9秒4だったが、その前走と0秒1しか変わらない。道悪で勝ち時計が落ち込んだのが勝因だと思う。
2着 ロードバロック こちらも福島の重馬場で1000万勝ちがある。道悪巧者。調子が良かったにせよ、道悪に乗じて差し込んできた感が強い。
3着 キングレオポルド 1番人気。前走不良馬場のアクアマリンSで3着に来ているが、道悪はこなす程度で、4走前と2走前は稍重発表で共に8着に崩れている。2着ロードバロックとの差は道悪の巧拙の差と考える。
16着 ツルマルジュピター なんと16着。2番人気も逃げてシンガリに失速してしまった。これは道悪がから下手。良馬場なら見直しが必要だと思っている。
 
馬券Summary
土曜の中山は風の影響大
後ほど


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