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馬場コメント |
芝 |
1週目・2週目・3週目と同じ良馬場発表でもそれぞれ時計のかかり方が違う。もちろん先週は良馬場発表だが、パンパンの良馬場ではありませんでしたし、開催が進んで使い込まれた事により、時計が掛かるのは自然な事だが、それにしても前の週から比べると大きく時計が掛かった。こうして振り返ると3日目・4日目は何らかの馬場整備が行われたのだと考えられる。 週半ばに雨が降ったが、土曜朝の時点で既に良馬場だった。しかし同じ良馬場の2週目とは一変して時計の掛かる馬場。内・外の芝の状態、荒れ方が近付いてきた様で、特に中距離戦では内を通った馬も粘っていた。ただし1200m戦では外差しがよく決まっていた。程度の差はあるが、開催を通じて外差し傾向が続いている事に変わりはない。 |
ダ |
4日目まで全てプラス0秒3と安定していたが、先週は雨の影響で脚抜きが良くなった。つまり2週目までの時計は馬場差を考慮せずに(見かけの時計を)比較できるが、3週目については1週目・2週目より速いからと言って評価できるものではない。 雨の影響で高速化し、重馬場の土曜日は2週目までより1700mで1秒以上速くなった。稍重の日曜は土曜日より掛かったが、それでも2週目までと比べると1秒速い馬場。 |
⇒馬場差一覧 |
タイム分析
2009/01/25 (日) 芝=+1.8
2009/01/25 (日) ダ=-0.7
R |
距離 |
状 |
勝ち馬 |
2着 |
性齢 |
条件 |
走破T |
T差 |
P補正 |
完T差 |
馬場差 |
補正 |
WL |
TL |
ML |
TG |
KT |
1R |
D1000 |
稍 |
エアラスティング |
|
牡3 |
未勝利 |
0:59.9 |
-0.4 |
--- |
±0 |
-0.4 |
100 |
|
C |
D |
0.59.9 |
1:00.3 |
2R |
D1700 |
稍 |
クオリティタイム |
|
牡3 |
未勝利 |
1:46.2 |
-1.4 |
--- |
-0.7 |
-0.7 |
107 |
|
B |
C |
1.46.9 |
1:47.6 |
3R |
D1000 |
稍 |
サンマルハッピー |
|
牝4 |
500万下・牝 |
0:59.1 |
-0.2 |
--- |
+0.2 |
-0.4 |
98 |
|
C |
D |
0.58.9 |
0:59.3 |
4R |
T2000 |
良 |
ナリタプラチナ |
|
牡3 |
未勝利 |
2:04.2 |
+2.0 |
--- |
+0.2 |
+1.8 |
98 |
|
C |
C |
2.04.0 |
2:02.2 |
5R |
T1800 |
良 |
テツキセキ |
|
牡3 |
新馬 |
1:53.5 |
+3.9 |
--- |
+1.5 |
+2.4 |
85 |
|
S |
D |
1.52.0 |
1:49.6 |
6R |
D1700 |
稍 |
タンゴノセック |
|
牡5 |
500万下 |
1:46.8 |
+0.9 |
--- |
+1.6 |
-0.7 |
84 |
|
E |
D |
1.45.2 |
1:45.9 |
7R |
D2300 |
稍 |
オッティマルーチェ |
|
牝5 |
500万下 |
2:27.2 |
-0.4 |
--- |
+0.5 |
-0.9 |
95 |
|
D |
D |
2.26.7 |
2:27.6 |
8R |
D1700 |
稍 |
マイディアサン |
|
牡5 |
500万下 |
1:46.5 |
+0.6 |
--- |
+1.3 |
-0.7 |
87 |
○ |
S |
D |
1.45.2 |
1:45.9 |
9R |
T1200 |
良 |
ヒシフラッシー |
|
牡4 |
500万下 |
1:10.0 |
+0.9 |
--- |
-0.2 |
+1.1 |
102 |
|
C |
D |
1.10.2 |
1:09.1 |
10R |
T1800 |
良 |
フラワータキシード |
|
牡5 |
安城特別500 |
1:49.7 |
+1.8 |
--- |
-0.1 |
+1.9 |
101 |
|
C |
C |
1.49.8 |
1:47.9 |
11R |
T1800 |
良 |
マストビートゥルー |
|
牡6 |
長篠SH1600 |
1:48.5 |
+2.0 |
--- |
+0.4 |
+1.6 |
96 |
|
D |
D |
1.48.1 |
1:46.5 |
12R |
D1700 |
稍 |
アクセルファイヤー |
|
牝5 |
濃尾特別1000 |
1:45.0 |
-0.1 |
--- |
+0.6 |
-0.7 |
94 |
|
D |
D |
1.44.4 |
1:45.1 |
2R3歳未勝利 |
タイムランクBのレース |
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基準より0秒7速い勝ちタイムだった。4コーナー、前にフレッドバローズ・マッキーガリウムがいて、その直後に1枠ローレルセラヴィ。直線でローレルセラヴィが前の2頭の間を割ろうとするが、結局外に出される。ゴールが近づき、一端は抜け出したものの外を追い込んできたクオリティタイムがハナ差で1着となった。 |
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1着 |
クオリティタイム |
前回もローレルセラヴィと対戦していて、その時は2着ローレルセラヴィから0秒3遅れての4着だった。当時と同じ後方待機策だったが、ペースが上がっての差し切り。ハマった感が強く、昇級して同じ競馬をしている様だと疑問。 |
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2着 |
ローレルセラヴィ |
強い相手とずっと対戦してきたローレルセラヴィ。前走を見て番組注目馬としたが、マッキーガリウムに競り勝った瞬間に外からクオリティタイムに差されてしまった。残った様にも見えるぐらいの惜敗。次走も堅い軸。注目馬。 |
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3着 |
マッキーガリウム |
ダートで先行する様になって2着・3着。今回の3着は先着馬が強く、時計も速かったので特に評価できる。 |
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5R3歳新馬 |
タイムランクSのレース |
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中盤でペースが大きく落ち、ラストに来てようやくペースアップ。これでは補正しきれない流れで、スロー扱いとなった。 |
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8R4歳上500万下 |
注目レース・馬 |
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1着 |
マイディアサン |
中京ダート1700mでは珍しいラップだった。4コーナー、内から3頭目がマイディアサン。早々と先頭に立ち、エーシンエヴァン・ブチカマシ、さらにはチュウワキングなどが迫って来るが、さらに突き放した。ラスト200mだけで3馬身以上差をつけてしまった素晴らしい伸び。 時計自体は遅いが、ラスト12秒9-12秒8-12秒0-11秒9。12秒8の後に12秒0と一気に速くなっているのは直線に入ってから。つまりカーブより速く走れるという事なんだが、その後ゴールに向かってさらに速くなるのは珍しい。この部分を評価してEではなくSとした。普通上がりが速い競馬というのは接戦になるが、マイディアサンは3馬身以上も突き放した。残り200mの地点で既に先頭に立っていましたから、そこから11秒9を記録する事によって突き放したという事。こういう競馬ができるという事は、恐らく芝も走れる。実際芝の新馬戦を勝っている馬。休養が3回あってまだキャリアが8戦だが、昇級して芝に出てきても注目したい。注目馬。 |
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ポイント |
中央競馬のクラス分けは大雑把 |
土曜2Rと日曜2Rは同じ3歳未勝利ダート1700mだったが、何故か日曜日の方に有力馬が固まった。片方が牝馬限定戦という様な事情があるならわかるが、何故ここまで固まったのか分からない。日曜の方は○混(混合)だったのだが、外国産馬はフレットバローズ1頭だけだった。何故偏ったのかはわからないが、明らかにレベル差があったのは事実なので注意したい。今回の例はそれが時計にも表れているのでわかりやすいが、タイムに表れなくとも大きなレベル差がある事は頻繁にある。中央競馬のクラス分けというのは非常に大雑把で、同じクラスでもレベル差が大きくなりやすいものになっている。何が大雑把かと言うと、まずクラスの数が多くない。さらに、2年前から勝つとどんどん昇級するシステムになっていますから、以前にも増して各クラスのレベルは不安定になっている。個人的には勝っても昇級しない場合が多くあるというシステムが良かったが、今回の趣旨はそういう事ではない。タイムランクだけではなく、メンバーランクも入っているこの番組は役に立つ(という番組の宣伝)。 |
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