2019年2回新潟7日目

開催一覧
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新潟 小倉 札幌
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新潟 小倉 札幌
2019/08/18 (日)
新潟 小倉 札幌
2019/08/17 (土)
新潟 小倉 札幌
2019/08/11 (日)
新潟 小倉 札幌
2019/08/10 (土)
新潟 小倉 札幌
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新潟 小倉 札幌
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新潟 小倉 札幌
2019/07/28 (日)
新潟 小倉 札幌
2019/07/27 (土)
新潟 小倉 札幌
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中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともマイナス1秒2。直線1000mは土曜がマイナス0秒2、日曜がマイナス0秒3だった。まずは遡って8日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナス1秒台だが、徐々に水準方向に近づいている。直線1000mはマイナスゾーンではあるが、週単位では少しずつ水準に近づいている。
 金曜日に台風が近づいたが、雨はそれほど降らず、土曜の1Rの前に降った雨も時計の出方に影響する程ではなかった。1週前より時計が少し掛かったのは、レースで使用したことで芝が傷んできたためで、雨の影響はほとんどなかったと思われる。直線1000mは土曜は向かい風の影響で時計が掛かるようになり、風が弱くなった日曜は、土曜よりは速い時計が出るようになった。この開催の残り2週もAコースが使用されて、芝の傷みは進むはずだが、雨の影響を受けなければ開催終了までマイナス1秒程度の馬場差が維持されると思う。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス0秒1。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒7、日曜がマイナス0秒5だった。遡って8日間の馬場差を確認しておくと、まず1800mは水準に近いレベルで大きな動きはないが、1週目と4週目はマイナスゾーン。2週目・3週目はプラスゾーンの1200mは全てマイナスゾーンだが、1週目と4週目はやや時計の出やすいレベルだった。
 台風による雨の量は多くなかったとは言え、ダートに関しては時計の出方に影響があった。稍重だった土曜の朝の含水率はこの開催で最も高く、2日目と並んで最も速い時計が出る状態。日曜は乾いて良馬場になったが、それでも馬場差はマイナスのままだった。


  タイム分析
 2019/08/17 (土)  芝=-1.2 / 直線=-0.2  Aコース
 2019/08/17 (土)  ダ=-0.3 / 1200m=-0.7
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1600 エンジェルサークル    牝2 未勝利・牝 1:35.9 +0.6 -0.2 +1.4 -1.0 E D 7.11
2R D1200 ニシノレオニダス    牡2 未勝利 1:12.9 -0.3 --- +0.4 -0.7 D D 6.50
3R D1800 アララトテソーロ    牡3 未勝利 1:54.8 +1.0 --- +1.3 -0.3 E D 5.87
4R T2400 マイティウェイ    牡3 未勝利 2:29.4 +1.8 -0.3 +2.9 -1.4 E D 6.19
5R T2000 ショウナンバレリオ    牡2 新馬 2:04.2 +1.5 -0.8 +1.9 -1.2 SL C 8.44
6R T1000 バカラクイーン    牝3 未勝利・牝 0:56.1 +0.3 --- +0.5 -0.2 D D 7.73
7R D1800 サウスブルーグラス    牡3 未勝利 1:55.7 +1.9 --- +2.2 -0.3 E D 6.86
8R T2000 シングフォーユー    牝3 1勝クラス・牝 1:59.4 -0.6 -0.8 -0.2 -1.2 C C 5.58
9R T1400 エスタジ    牝3 新発田城(1勝) 1:20.9 -0.8 --- ±0 -0.8 C C 6.06
10R D1800 レッドフレイ    牡4 麒麟山特(2勝) 1:52.2 +0.2 --- +0.5 -0.3 D C 7.92
11R T2200 ゴージャスランチ    牝4 日本海S(3勝) 2:15.5 +3.5 -1.1 +3.7 -1.3 SL C 8.38
12R D1200 シュピールカルテ    牝5 1勝クラス 1:11.2 -0.7 --- ±0 -0.7 C D 6.53

新潟1R 2歳未勝利・牝 タイムE
 基準より1秒4遅い勝ちタイムだった。勝ったエンジェルサークルについて。
1着:エンジェルサークル 
 5着だったデビュー戦は、内で前が壁になってそこから外に出したら今度は物見してしまったということで、早めに抜け出してしまわないように慎重に乗っていたが、本格的にゴーサインを出す前に、馬が勝手に伸びていて、Goサインを出すとあっという間に抜け出した。ここでのスピードはかなりのモノだったが、抜け出すとふらつき始めていて、やはりまだ気性は幼いが、能力は高い。タイムランクEだが、能力を全く出し切ってはいないので、勝ったこの馬に関しては気にする必要はないと思う。精神面で成長すれば、上のクラスでも通用するはず。
新潟3R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒3遅い勝ちタイムだった。5着だったサクラザチェンジについて。
5着:サクラザチェンジ 
 このレースは800m通過50秒8の後、12秒3-12秒0と速くなって、後半の600mが39秒7というラップだった。その12秒3と速くなったところで追い上げて行ったのがサクラザチェンジ。ここで前に追いついたのは良いが、ペースが速くなっているところで脚を使ってしまった上に、3コーナーから4コーナーにかけてずっと外を回り、直線では脚が残っていなかった。過去の2回の2着も勝ち馬から離されたもので、スムーズなら勝てるという程でもないが、1秒以上負けた原因は道中で無駄な脚を使った事。この先、新潟ダート1800mの3歳未勝利戦があと2週しかないが、それがハイレベルになるとはちょっと考えにくいので、普通に乗ればもう少し上位に来れると思う。
新潟4R 3歳未勝利 タイムE
 基準より2秒9遅い勝ちタイムだった。
新潟5R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。内回り2000mの2歳新馬戦は、1000m通過が1分4秒7だった。もう挽回不能という超スローペースだが、このレースの後半600mは35秒6。最も上がりが速かった4着のラヴィンフォールでも35秒1で、新潟の超スローペースなのに上がり35秒を切れてないとか言われそうだが、新潟の内回りはカーブがきつい上に直線が短いので、速い上がりは1400mでも出にくい。レベルの高いレースではなかったが、上がり最速が35秒台だからという理由で低評価すべきではないと思う。
新潟7R 3歳未勝利 タイムE
 基準より2秒2遅い勝ちタイムだった。
新潟11R 日本海S タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。

  馬券Summary
2勝クラスは昇級戦の3歳馬
 今年から降級制度がなくなって3歳馬が有利になる事が予想されたが、実際にどうなっているのか、そして具体的にどういう3歳馬を狙えば良いのかというのが、今回のテーマ。で、順序をどうするか少し考えたが、話の進め方として2勝クラスを先にやった方が良さそうなので、今回は2勝クラス。次回は1勝クラスをやる。なお、今回も次回も集計期間は夏競馬がスタートした6/1から8/11の1回札幌終了時までとする。
2勝クラスは昇級戦の3歳馬
 さて2勝クラスにおける3歳馬の成績、これはもう昨年の同時期と比べて飛躍的に良くなっていて、勝率がほぼ2倍になっている。2勝クラスはとりあえず3歳馬を本命にしておけば、大体合っているが、では、どのような3歳馬が好走しているのか、具体的に言うと、結論から言うと、前走で500万、そして1勝クラスを勝った昇級初戦の3歳。これ全体のトータルの連対率が4割を超えていて、表はないが、前走でオープンクラスを走っていた3歳馬よりも良い。で、どのような昇級初戦の3歳馬が特に狙えるのかを、自分のところの新聞とか、他のところでは勝った前走の着差を基準にしたデータを書いたりしているが、もちろんこの番組ですから、タイムランクを使う。
2勝クラスは昇級戦の3歳馬
 まず、タイムランクAで1勝クラスを勝った馬、3頭全てが昇級初戦の2勝クラスを勝っている。タイムランクBで勝った馬はイマイチに見えるが、実は4着以下の5頭中4頭は前走が1200m。以前タイムランクAやBの上位馬について、次走の信頼度が低いのは1200mだという事を紹介したが、その通りになってしまった。しかし、1400mならタイムランクBで1勝クラスを勝った7頭中6頭が昇級初戦で3着以内に入ったということ。そして注目はタイムランクCで勝った馬。全体で言うと、普通に買える成績になっている。という事で、1勝クラスを好タイムで勝った3歳馬はもちろん、水準のタイムで勝った3歳馬でも2勝クラスですぐに狙えるという傾向になっている。
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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